NNNドキュメント「私の夫は無精子症Ⅱ―男性不妊、治療と法制度のはざまで―」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

NNNドキュメント「私の夫は無精子症Ⅱ―男性不妊、治療と法制度のはざまで―」[解][字]

男性不妊に悩む夫婦の“最後の選択肢”、「精子提供」が継続の危機に…背景にあるのは、生まれた子どもの権利をめぐる法整備の遅れだ。日本の生殖医療の現状と課題を探る。

出演者
【ナレーター】三浦隆志(読売テレビアナウンサー)
番組内容
男性不妊に悩む夫婦の“最後の選択肢”、第三者による「精子提供」。ところが近年、提供者不足により、治療の継続が危ぶまれている。背景にあるのは、生まれた子どもの権利をめぐる法整備の遅れだ。精子提供で生まれた男性は、「遺伝上の父親を知りたい」と訴える。国内の生殖医療が行き詰る中、治療の場を海外に移す夫婦。さらに、ネット上には、精子提供サイトも。生まれてくる子どもたちのために―精子提供の現状と課題を探る。
制作
読売テレビ

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

(男性) 失礼します。
(石川医師) はい どうぞ。

<男性の精子に
異変が起きています>

(石川医師) はい お預かりします。

今 遠心分離してるもの
なんですけども

本来だったら たくさん
出て来るはずなんだけど

そういうとこを探してても

ちょっと全然
全く 一個も認められないと。

<精子が全くいない…>

<…が直面しています>

<数が少なく
動きの悪いケースも含めれば

日本では 今…>

<…を抱えています>

(石川医師) まだね
ちょっと 切るとこあります。

ちょっとだけ チクっとします
ちょっと痛い…。

<「わが子に会いたい」>

<望みを託したのは
精子を採り出す手術でした>

(石川医師) ちょっと
管 自体は残ってはいます。

残ってはいるんだけど

ほとんど ヒモみたいに
なっちゃってるんだけどね。

もうちょっと いいとこあったらな
行けるんやろな。

(石川医師) あっ スパムや
います 精子います。

(男性) あっ ホンマに?

(石川医師) はい いますね。

見えますか?
(男性) はい はい はい。

(石川医師) ちょっと 尻尾が
ビュって上に向いてるようなね。

精子いますね。

<わずかに見つかった精子を
妻の卵子へ>

<ミクロの世界で行われる医療>

(女性) いない いない ばぁ!
いない いない ばぁ!

フフフ…。

いない いな~い ばぁ!

(男性) …って
思えるようになって来て。

<国内での治療が
叶わなかった夫婦は

海を渡る決断をしました>

<夫以外の第三者による…>

(加藤さん)
AIDで生まれたことさえ
知らされてない。

やはり これは
ゆがんでると思うんですね。

(加藤さんの声)
…かって言われたら そりゃ
会いたいもんだと思います。

<遺伝上の父親を
捜し続ける男性>

<生殖医療を巡る法律がない中
インターネット上には

個人による精子提供の情報が
散乱しています>

(石川医師) 私のとこだけでも
年間75人の方が

AIDにすがるような思いで
行ってたわけですね。

<国は ようやく動き始めました>

(野田衆院議員)
さまざまな やはり…。

<急速に進む不妊治療>

<生まれた子どもを取り巻く

法制度の在り方を考えます>

(石川医師)
痛み 大丈夫ですか? 今。

(男性) 今のところ大丈夫です。

<無精子症だと告げられた
30代の男性>

ちょっと 十分な太さがないね
太さのものが。

<2時間に及んだ手術>

<精子は
一つも見つかりませんでした>

(石川医師)
僕らとしても 全力で 何とか

精子 回収できないかという形で
やらしてもらったんだけど

ちょっと現実的には
やっぱ 厳しい。

(男性) もう でも
これが最終の最終で…。

そうですか。
(男性) はい。

やらせてもらったので

正直 踏ん切りはついたかなと。

ダメやったら…。

<わが子に
会えない夫婦もいれば

諦めることが
できない人もいます>

<東京都内に住む田中さん>

<結婚して3年がたった時

無精子症と診断され 医師から

「子どもを授かるのは難しい」
と言われました>

(夫) 男として…。

(夫) 元々…。

(夫)
…だっていうことは聞いていて。

<子どもを授かる方法は
ないのか?>

<夫婦で話し合った末に
出した答え>

(妻) 調べてるうちに…。

(妻) …っていうところを
見つけて。

<匿名の第三者が

医療機関に提供した精子を
用いて行われる

人工授精です>

<ドナーに関する情報が

夫婦に伝えられることは
ありません>

<ピーク時には
年間 およそ2000件の

AIDを実施して来た
慶応大学病院>

<2年前 ドナー不足を理由に

新規の患者の受け入れを停止>

<背景には生まれて来る
子どもの権利を巡る

法制度の遅れがありました>

<横浜市に住む 医師の…>

<28歳の時 自分が

精子提供で生まれたことが
分かりました>

<医学部の実習で
父親の血液を調べた際

思いがけず 血のつながりが
ないことを知ったのです>

(加藤さん) 基本的には両親から
半分は遺伝子を受け取るので

必ず半分は
一致するはずなのですが

父親とは一致してなかった。

…という疑念が出て来て

最終的に…。

ところ 初めて…。

(加藤さん) …話が出て来て

「何だ それは」
っていう感じですね。

(加藤さん) そうも言ってました。

もっと早く
そんな大切な事実を

話してくれれば
よかったのになと。

ホントに 僕は そう思ってます。

自分の…。

欲求は すごくありました。

<日本のAIDは
ドナーを匿名とするのが原則>

<生まれた子は遺伝上の親を
知ることはできません>

<ところが 世界的に

「出自を知る権利」を認める国が
増えたことで

慶応大学病院も方針を
転換せざるを得ませんでした>

誰が…。

<ドナー不足の背景にあるのは

AIDで生まれた子どもが
遺伝上の親を知ったことによる

トラブルへの懸念>

<吉村医師は 出自を巡る

法整備を急ぐべきだと
指摘します>

要するに…。

それから もう一つは…。

こういった…。

…条件ですね。

<法整備の
遅れによって行き詰まる

日本の生殖医療>

あなたの幸せな人生のために

お手伝いをさせてください。

<台湾のクリニックが
定期的に開く説明会>

<ドナー不足により
国内での治療が叶わない夫婦が

毎回 大勢 参加します>

<東海地方に住む小林さん>

<台湾での治療に
踏み切ることにしました>

(妻) 養子縁組っていうのも
あるので…。

(妻) それでも やっぱり…。

(妻) まず。

(夫) そうですね。

(夫) 明るくなったよね。
(妻) うん うん…。

<台湾は2007年

生殖医療に関する
法律を作りました>

<ドナーを匿名と定めた上で
精子提供を実施しています>

(妻) こんにちは お願いします。

(夫) よろしくお願いします。
(張院長) ようこそ ようこそ。

台湾は初めてですか?
(夫) 初めてです。

(張院長) 初めてです?
(妻) はい。

よろしくお願いします。

(外国語)

<このクリニックでは
100人以上のドナーの精子が

凍結保存されていて

情報は
政府が厳重に管理しています>

(張院長:外国語)

(張院長:外国語)

ご主人様の
身長がすごい高いので

身長が高い方がいいですね。
(夫) そうですね。

(妻) やはり
主人に似てるほうがいいので

そういう方を
見つけていただきたいなと…。

(女性) はい 承知しました。

<治療にかかる費用は
最低でも150万円>

<生活を切り詰め
ためた お金です>

<小林さんに
提供されることが決まったのは

20代の台湾人の精子>

<妊娠の確率を高めるため

台湾では
母体から卵子を採り出し

第三者の精子と受精させます>

♪~

♪~

<法律で
子どもの「出自を知る権利」を

認めていない台湾>

<生まれた子が望んでも

遺伝上の父親を
知ることはできません>

<小林さんは子どもに将来

精子提供を受けた事実を
伝えるべきか決めていません>

(夫) …っていう そこが
今の段階では強かったんで。

あとは もう
子どもができた時に…。

<事実を知って18年>

<遺伝上の
父親を知りたいという思いは

今も変わりません>

今 検索すれば

いくらでもインターネットに
情報 出て来ますし。

大学の卒業生名簿とか
そういうところから

顔写真を集めて来たりして
こう 見比べて

で その中から
父親が どの人なのかみたいな

そういう
捜し方をしてたんですよね。

顔が似てるかどうかとか
そういうの全部メモにして

持ち歩いてました。

(加藤さんの声) ここに…。

(加藤さんの声)
何で 会いたいかとか

血のつながった親に
会いたいかって言われたら

そりゃ 会いたいもんだと思います
これは説明のしようがないですね。

だから それを

非配偶者間の不妊治療って
奪ってしまってるんです。

だから 人工的に親の分からない
子どもをつくってるんだという

そこは もう一度

見つめ直すべきだと僕は思います。

<インターネット上に
数多く存在する

個人の精子提供サイト>

<法整備の遅れによる
ドナー不足は

こうしたサイトの
増加につながっています>

<東京都内に住む
30代後半の男性>

<10年前に
サイトを立ち上げました>

(記者) 累計でいうと 提供の人数
っていうのは何人に…?

(男性) 提供の人数自体は…。

(男性)
いったんやめますっていう方も
いらっしゃるので…。

(男性) そこから注射器を使って
こう…。

(男性) …っていう形ですね。

(男性) どちらを選ぶかは

お相手様に選んでいただいてます。

<医療機関を介さずに行われる
精子提供>

(野田衆院議員)
さまざまな やはり…。

ぜひ 皆さんと
前に進めて行ければと思います。

≪では 石川先生 何とぞ
よろしくお願いいたします≫

<自民党が開いた
男性不妊に関する勉強会>

<治療を続ける医師は

国による
法整備が急務だと訴えました>

採って来てもらいました
って言って 持って来るんですね。

それは どんな精子かというと
インターネットとかで

売買した精子を持って来ると。

少なくとも 私の所でも…。

います 150例
精子 回収できなかった方の…。

…というふうに
紹介状を希望されます。

すなわち…。

(石川医師) ところが…。

…っていう国は
日本だけなんですね。

<…とするなど

親子関係を
明確に定義するのが目的>

<今国会での成立を
目指しています>

<しかし 子どもの
「出自を知る権利」についての

議論は先送りされ

2年をめどに検討する
との記載に とどまりました>

現状では
日本では ほとんどの…

精子提供で生まれた子どもの
ほとんどが

自分がAIDで生まれたことさえ
知らされてない。

やはり これは
ゆがんでると思うんですね。

だから 日本では
まず 親子間で秘密を作らない。

ちゃんと子どもに
事実を伝えるというところ。

そして 提供者の情報を
ちゃんと管理する。

第三者が見ても
ちゃんとした医療だなって

分かる仕組みを作る。

もしかすると
日本は そこから始めないと

ダメなのかもしれません。

♪~

(夫) お鼻 お鼻。

お口。

ほっぺ。

<東京の田中さん>

<国内での治療が叶わず

台湾で精子提供を受けて1年半>

<女の子を授かりました>

<娘には
全てを伝えるつもりです>

(妻) それであれば…。

(妻) こういう人は
いっぱい いるんだよ

…っていうことと一緒に
伝えて行けたらなとは思ってます。

(夫) やっぱり でも…。

(夫) …ですから

僕は今 そういう考え方は
180度 変わりましたね。

<男性の4人に1人が
不妊のリスクを抱える現代>

<日本の生殖医療は
大きな岐路に立たされています>

<わが子を望む親だけでなく

生まれて来る子どもにとっても

大切な課題は
積み残されたままです>

(記者) もし この先
遺伝上の父親に会えたら

何がしたいですか?

まぁ まず 飲みに行きたいですね。

どんな人生を歩んで来たか
知りたいっていうのが

一番 大きなところです。

やっぱり 実際 会って
話してみたいなっていうのが

僕の最大の思いですね。

だから

もし テレビを見ていたら

「もしかして
俺の息子かもしれない」

そう思ったら
会いに来ていただければ

僕は喜んで どこでも行きます。

<ベニヤ板で作られた
小さな舟で

敵艦に突進する>

<過酷な極秘任務の特攻隊>

<その名は「マルレ」>

<若者たちが
背負わされた運命とは>