SWITCHインタビュー 達人達「みうらじゅん×樋口真嗣」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

SWITCHインタビュー 達人達「みうらじゅん×樋口真嗣」[字]

怪獣映画や特撮で活躍の監督・樋口真嗣と「マイブーム」「ゆるキャラ」などの言葉の生みの親・みうらじゅん。怪獣好きな二人、会うなりウルトラマンにゴジラにトークさく裂

番組内容
前半の舞台は怪獣のお宝グッズがひしめく都内のバーで。いち見学者だった樋口が監督になるまでの道のりや、創作に欠かせない絵コンテについて語る。公開日調整中の「シン・ウルトラマン」の絵コンテもネタバレすれすれでみうらに…!興奮冷めやらぬみうらが後半、樋口を案内したのは目黒の寺。弥勒菩薩とウルトラマンが重なるという。スキマをみつけ、世界を紡ぎ、それをいかに面白く見せるかにこだわってきたみうらの素顔とは。
出演者
【出演】イラストレーター…みうらじゅん,映画監督…樋口真嗣,【語り】六角精児,平岩紙

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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住宅街に巨大な怪獣?

用意… はい!

そのメガホンを取る…

日本の怪獣映画の第一人者だ。

≪撃った!

着ぐるみやミニチュアによる
伝統的な特撮技術に

独自の技を組み合わせて
新しい世界を生むのが

樋口流だ。

(破裂音)

6年前 公開され 話題になった
映画「進撃の巨人」。

樋口が取った手法は…。

一体の人形を 何人ものスタッフで
同時に操るというもの。

参考にしたのは なんと 文楽。

一つの人形を
3人が息を合わせて操作する。

こうしたリアルな動きを混ぜることで

CGだけでは表せない
巨人の迫力を作り出した。

怪獣 ゴジラに

狂言師 野村萬斎の動きを反映させた
「シン・ゴジラ」は

2017年の日本アカデミー賞を総なめにし

樋口は 監督賞を受賞した。

♬~

用意… はい!

そんな樋口に
熱いラブコールを送ったのは…

「マイブーム」という言葉の生みの親だ。

ほかにも多くの造語を
世に送り出し

定着させてきた。

≪ひこにゃ~ん!

「ゆるキャラ」という呼び名も その一つだ。

裏には 独特の視点が…。

地方に全部 神様がいて

合体してるセンスなんですよね。

あと100年したら 柳田國男が調べる。

民俗学 これはね
民俗学として?
民俗学なんですよ。

みうらは 自身の肩書に

「イラストレーターなど」と

あえて 「など」を付けている。

実際は 漫画家 小説家

ミュージシャン ラジオDJ

イベントプロデューサーなどなど

挙げたら切りがないほどの顔を持つ

超マルチ人間だ。

そんな みうらの創作の原点は
そう 「怪獣」。

これは
みうらが小学1年生のときに作った

スクラップブック。

少年雑誌や新聞などから切り抜いた
怪獣の情報が

びっしりと まとめられている。

今回 怪獣映画の第一人者
樋口との対談を望んだのにも

ある訳があった。

「シン・ゴジラ」で…
5年ぐらいになりますかね あれね。

その間にね 僕
一度 お会いしたんですけども

どうやら うわさによると…

…っていうのを聞きましたんで

これは やっぱり 皆さんが見る前に

僕が聞いときたいっていうのは
ありますよね それは。

ここですかね? 住所的にはね。

みうらが 樋口に招かれたのは…。

分かりました。
ここに間違いないと思います。

(ノック)

≪誰じゃ?

ああ どうも。
ご無沙汰しております。 ようこそ。

家じゃないでしょうね?
…じゃないですね。

おうちじゃないですもんね。
おうちじゃないですよ。

「KAIJU-CLUB」…
バーですもんね ここ。

はい そうです。
あっ よろしくお願いします。

はい どうぞ。
じゃあ 入りますね。

都内にたたずむ 知る人ぞ知るバー。

怪獣映画に関わってきたマスターが
集めたという

撮影で実際に使われた着ぐるみや
非売品のグッズなど

お宝が並ぶ。

落ち着きますわ これ。

もう 安らぎの里というね
我々にとっては。

うちにいる感じですからね。
そうですね。

自分ち…。
樋口さんちも そうでしょう? これ。

うちは やっぱり 家庭というものが…。

まあ… 分かります。
家庭があると

「一個買ったら 一個捨てろ」みたいな
よく分からないルールが…。

条件 出ますよね。
ええ。

だから 仕事場に全部 今 避難させて…。

全く同じですね。

♬~

いや もう 本当ね ここ あれですわ。
夢でしたね そういえば。

…っていうのは
小学校のときの夢だった。

うちとか 本当 何か こう
親が 何か そういう…

こういう方針だ! みたいので

全部 怪獣のおもちゃ
捨てられちゃったんですよね。

小学校 上がるときに。
もう そろそろ卒業でしょ? みたいな。

全部 捨てられちゃって…

でも みうらさん 全部 取っといて…。
僕ね でもね

魔が差してるの
何個かあるんですよ 実は。

円谷英二さんになりたくって 怪獣の…

当然 やりますよね。
一緒に潜りながら…。

海から バ~ン! と出てくるとこを

こっちから 「シャ~」とか
声 出して 言って。

「もう一回 やるの!」とか言って
のぼせるまで やってたんだけど

それを やっぱり
よく拭かなかったんですよね。

段ボールに そのまま入れてたら

あるとき
ものすごい カビが発生してて。

中1ぐらいだったけど
うちの母親か父親が 大みそかの日に

「こんな汚いの もう捨ててええやろ」
って言われたときに

ついね 「いい」って言っちゃったの。
すごい よく覚えてるんですけど。

国民的ヒーロー ウルトラマン。

1966年
日本の特撮の基礎を作った

円谷英二監督が
テレビドラマとして監修。

一大怪獣ブームを巻き起こし

現在に至るまで
さまざまな作品が制作されている。

圧倒的スケールで
命あるものが破壊される光景に

当時 子どもだった
樋口と みうらは

心を わしづかみにされたという。

ウルトラマンも…
「八つ裂き光輪」っていうのが

出たじゃないですか。
ありますね。 もう 名前からして…。

八つ裂き光輪ですから。

あれで バルタン星人とかが
きれいに半分に…。

スパ~ンと…。
ねえ 切られますよね。

俺 あれ見てから
結婚式に呼ばれたとき…

エビが よく出るじゃないですか
きれいに切ったやつ。

きれいに… 八つ裂き光輪。

見事だな! みたいな。
見事に切れて。

僕 やっぱり あそこに惹かれたな 一番。
そうですよね。

あのタブー感あるじゃないですか。
うん…。

いまだに 見てね
結構 うっ…! ってなるのは これです。

アイスラッガーですよ。
なるほど。

怪獣の首が
スパン スパン 切れるんですよ。

ああ そうでしたね。
確かに そうでしたね。

そんなことしていいんだろうか?
みたいなことまで持ってっちゃってるし。

番組当初 ウルトラマンは
宇宙から来た謎の存在だった。

2人は
怪獣の一種として 魅力を感じたという。

しかし シリーズが進むにつれて
ウルトラマンは

「敵の怪獣を倒す 正義のヒーロー」として
定着していった。

僕が好きだった…

初め。
言っちゃえば

気持ち悪いものみたいなところが…。
ですよね。

俺 ウルトラマン 好きだったんだけど
どんどん マスクも変わって。

まあ 洗練されてっちゃう…。
洗練されて 設定も はっきりして。

あっ 地球を助けてくれるんだ
っていうのを はっきりしてから

僕 要らないんじゃないかなと思って。
怪獣が見たいのに…。

それで言うと…

ウルトラマンだったり。

そうなったときに
たぶん 自分の中で 一番 何か…

やっぱり 怪獣になりたいと。

ヒーロー うそくせえみたいな。

むしろ 怪獣の倒される姿とか見て

感動じゃなく 何か 変な…
興奮っていうんですかね。

何か
ドキドキするものがあったんですよ。

本当 でも 首切られて そのまま こう
うつろになって ばたんと倒れる。

そのあと 尻尾が ふ~って上がって
ばたっと こけるとか。

そういうのを見てて
すごいゾクゾクしたんですよね。

1965年生まれの樋口。

高校まで 茨城県で育った。

幼いころから 怪獣が好きだったが

遊びの中では
怪獣役でもヒーロー役でもなく

第三のポジションを狙っていたという。

ごっこ遊びになるじゃないですか。
はいはい…。

ごっこ遊びになると
大体 ヒーローって 何か

クラスにいる スポーツできて
声のでかいやつみたいなのが

「俺 ライダー!」みたいに
なるわけですよ。

腹立つね。
むかつくんですけど。

だから 「俺 怪獣」とか
絶対 言いたくないから

そのときに どこで
自分は保身に走るかっていうと

博士だったんですよ。
ああ~ なるほど。

ライダーとかの場合の博士だと
何か 分かんないけど

「マイクロフィルムの在りかを話せ」
みたいな感じで

勝手に 一人 こう 何か
金網とかに縛りつけられながら

「娘に手を出すな!」みたいな。

「やめろ!」とか言いながら
あと 何もされないじゃないですか。

あとは ひたすら
ライダーと怪人役がボコボコしてて

早く終わんねえかなみたいな…。

その役をとった?
もう とって… 買って出て。

それ やっぱり 今の感じしますね。

それで 小学校
どうにか それでいったんですか?

そのまま 博士で通せました?
博士でいって 通しましたね。

だんだん
みんな やらなくなるじゃないですか。

中高となると やっぱり

怪獣とか そういうことばっかり
言ってても駄目じゃないですか。

駄目なんですけど。 まずは
「スター・ウォーズ」がきたわけです。

「スター・ウォーズ」きて
クラスの声のでかいやつらは みんな

「『スター・ウォーズ』やべえ!」
みたいになるわけですよ。

「POPEYE」とか買って。
そのときに…

もちろんですよ。
ねえ。 そうですよね。

1978年 アメリカの映画
「スター・ウォーズ」が日本に上陸。

空前の宇宙SFブームに沸いた。

そんな中
中学1年生の樋口が はまったのは

同じ時期に公開された
日本版スペースオペラ…

「南総里見八犬伝」をモチーフに

宇宙で暴走族が活躍するという
破天荒な物語だ。

真田広之さんが宇宙暴走族ですからね。

あと 変な外国人も宇宙暴走族。

俺だけ 「『宇宙からの』…
見た? あれ」とか言って誰も見てない…。

でもね やっぱり 樋口さんの歴史は
いいチョイスですよね 映画の。

何か 大作っていわれてるやつ
一個も引っかかってないとこの

人生ですね やっぱり。
そこに ビッと きてるとこが

今なんですよね。
そうなんですよね。

運命… 運命というか
自分で選んでますからね。

これ いいかもみたいな。

それもね 何か わざと
選んでるわけじゃないじゃないですか。

その人生。 本能で選んで
獣道ばっかり行ってる。

それが すごいなと思う。

戦艦が炎上する この写真。

映画「連合艦隊」の爆破シーンの
一コマだ。

たまたま 撮影現場を見学していた樋口が
撮ったもの。

その光景は
後の人生を決定づけるものだった。

それの特撮監督の
中野昭慶さんっていう…。

「日本沈没」とか
円谷さんの助監督をやってた方と

知り合ってっていうか 押しかけて
勝手に知り合いになって

その人と 何か 社交辞令で…

「また来なさい」という社交辞令を
うのみにしてですよ。

若いころは うのみにしたほうが
いいですよね それはね。

で 何か 中野監督と…
「じゃあ どうぞ どうぞ」みたいな。

約束も取りつけてないくせに
「俺 知り合いだから」みたいな感じで。

顔パスみたいな?
ええ。 で 入っていったら

「今日 撮影だから あっちだ」っつって。
そしたら…

有名なね 大プール。

そこに 戦艦「大和」が真ん中で傾いてて
扇風機で ば~っとか やってたら

それが ド~ン! って
大爆発したんですよ。

本物 こうなるんだ! みたいなので。

それで もう これだ! っていう…
何か 分かんないけど

そのときに これだ! って思ったのは…

その気持ちが強くなって

小遣い ためて 東京まで行って

世田谷にある撮影所に潜り込んでは
見に行ってたんですよ。

見学を続けていた樋口のもとに
耳寄り情報が入る。

30年前 円谷監督が手がけた

日本最初の特撮怪獣映画「ゴジラ」の
新作が作られるという。

「高校も卒業し 思う存分 見学できる」。

そう考えたが ピンチが訪れる。

IDカード… 写真入りのIDカードが
ないと入れないの。

「ゴジラ」を守る… 秘密を守るために?
守るために。

へえ~ すごいですね それも。
大ピンチですよ 俺は。

ああ そうだ。
見学者として。
見学者としてはね。

そうなると しょうがないから
そこで初めて

じゃあ バイト先 何かないですか?
って話に。 …になった? ああ~。

そこも でも
たらい回しになるんですよ。

最初 火薬の部署から入って
そのあと 今度は美術。

そこで 今度は そこに
理工学部を出た優秀な学生が…。

そこにもエリートがおられるのね。
エリートがいて エリートの2人組が

今度は… 「お前みたいな高卒じゃなくて
これからは

コンピューターの時代だ」っつって
その2人が来るんで 俺は追い出され

最終的に流れ着いたのが…

逆に言うと 近づいてきましたね。
しかも 何をするかっていうと

ゴジラを脱いだり着せたりする係
だったんですよ。

「現場付き」と呼ばれる…。
なるほど なるほど なるほど。

「お前 このぐらいしかできねえだろう」
みたいな。

物も大して作れないわけですし。

そこに行ったら…

特撮って まず
怪獣が どこからどこまで歩く…。

大体 あれ 歩いて ドッカン ドッカンって
やられるだけなんで

どこからどこまで歩くかっていうので

歩くコースを まず 監督が…
監督とカメラマンとかで決めて。

じゃあ このコースにします。
そうすると 美術が そこを

どんどん飾り始めて
ライティングが行われて

で どれを壊すから
そこに その…

火薬屋さんとか そういう操演の人とかが
仕掛けをしてっていうのを 俺…

真ん中にいて 忙しいふりして。

センターで見回せるっていうか

特技監督じゃないですか それは もう。
そうです。

だから こうやってできるし

こうやって トラブルは起きるし
こうやって トラブルは回避するし

こうやって トラブルは解決するのか
みたいなのが

大体 分かった…。
分かったっていうか 見えたんですよ。

「でも そこで 一番おいしい席に
実は いたんですよ」って…

「樋口さんは」… 言う人と

中には「もう 最悪だったから辞めた」って
言う人もいるわけじゃないですか。

そこの ものの とり方を…

よかったね やっぱり。
それですよ すべては。

本当 そこでやったのが
あとにして思うと 勉強になったし。

映画会社でアルバイトを始めて
半年後のこと。

樋口は 大阪で
ある特撮の作品に関わることになる。

きっかけは その前の年

「ウルトラマン」のパロディー映画を
自主制作していた ある人物との出会い。

大阪の自主映画で すごいのがあると。
で 見に行ったんですよ。

そしたら そこで
その映画を作った連中を紹介…

共通の知り合いで
紹介してもらったんですよ。

その 紹介してもらった相手が
その「ウルトラマン」の監督をして

しかも ウルトラマン役をやってた
大学生だったんですよ。

後に「新世紀エヴァンゲリオン」などの
ヒットを飛ばす

クリエーターの庵野秀明。

以来30年以上の盟友となる庵野の作品に
樋口は参加することとなった。

そのときにいた 調子のいいやつが
「この人は樋口さんっていって

東宝の『ゴジラ』でやってる
プロのスタッフだから」っつって。

言ったんだ…!
俺 バイトだぞと。

俺 バイトなんだけどって…。
言ったんですか? それは。

この辺まで出かかったら
「本当ですか!?」みたいになって。

それで また そこで
社交辞令が出るわけですよ。

「今 大阪で
新しい怪獣映画を作ってるんですけど

今度… ちょっと 今 人も足りなくて
困ってるんで

ちょっと 見に来ませんか?」みたいな。
社交辞令を また 真に受けて

「じゃあ 行きますよ」っつって
行っちゃったわけですよ。

周り全員 年上なんですよ もう。
大学生だから。

なんだけど
「東京からプロが来た!」って…。

「樋口さん! 樋口さん!」とか言って。

絶対… 口が裂けても
俺は年齢のことは言わずに。

だって 東宝のほうでは

「コンピューターとか
この時代になる」とかって

大卒のやつとかに下に見られてたのに

大阪行ったら 一番トップですからね。
そうです もう。

そこで
メッキが剥がれたらいけないから

もう 必死なわけですよ 実は。

すごい余裕こいて 「ここ
こうしたほうがいいんじゃない?」とか。

「これでよかったんだったかな…?」とか
言いながら。

あとで 全部… 「ちょっと 確認するわ」
とかって言って 見て

やっぱ これ 駄目じゃんみたいな。
自分で慌てて直したりとか。

そういうので
1年半ぐらい ずっと 大阪で。

それから およそ10年後。

樋口は 怪獣映画「ガメラ」シリーズで

特殊技術監督としてデビュー。

その技術の高さが評価され

日本アカデミー賞 特殊技術賞を受賞した。

質の高い映像の源となっているのが

本人が描く絵コンテだ。

一体 どのように使うのか
制作現場を訪れた。

みんな とりあえず こちらに。

並べられているのは
樋口が描いた100枚以上の絵コンテ。

用意… はい!

この日 撮影していたのは

歴史シミュレーションゲームに登場する
戦国武将たちの表情。

プロレスラーに
特殊なカメラをつけて演じてもらい

その表情をCGに当てはめていく。

ちょっと だから
こう どちらかというと…

キャラクターの微妙な感情を
表現するためには

絵コンテで伝えるのがベストだという。

こうして 樋口の頭に浮かんだ
イメージどおりの姿が

実際に作品となって現れる。

これは樋口が常に持ち歩いている
絵コンテ帳。

みうらが気になる
「シン・ウルトラマン」についても

描かれている。

どこまで見せていいのか分かんない…。
お恥ずかしくて…。

何をおっしゃいますか。

うわっ! これ どういう場面の
絵コンテなんですか これ。

フフフフ…。
手が バ~ン! と出てて

上に もう一個 手 ありますね。

これじゃあ。
これ 絵コンテなんですか?

そうですね。 それで こう…

連なりになってるっていうか。
ああ~!

これは 話の流れじゃなくて

こういう構図があったら
いいなっていうことを

描くってことですか。 へえ~!

あるいは もう 今 CGの作業なんで

CGやってるときに
そのCGの担当者が

「ここ どうするの?」って言われたら
「こういう感じにしたいな」みたいな。

言葉で説明しても…。
なるほど。

何か 言葉だと
大した説明にならなくて

ああ すごい 今… すごいことを
思いついてんだけど それを…

それは どっちかっつったら
音楽に近いかもしれないですよね。

音楽の人って そう言うじゃないですか
やっぱり。 はい。 ええ。

言語化できないから
もう弾いちゃうのとか。

絵コンテは
単に伝達のためだけに描くわけではない。

自身の記憶をとどめておく
重要なツールでもある。

いいことを思いついたら
その場で… っていうかね

ものすごい揮発しちゃうっていうか

すぐ溶けて なくなっちゃうんです…。
ああ…。

で 大して 本当にいいものかどうかも
そのとき 判断できないから

とりあえず もう アウトプットしといて
吐き出しといて

あとで見て
「あんときの俺 すごい」って思うか

「ばかじゃん こいつ」って思うか
どっちかなんですよね。

ず~っと…
言っちゃえば かすを ず~っと…。

削りかすみたいなんだけど…

芯が入ってたりとか。
おっ やった! ラッキーっていう。

だから なるべく吐き出す。
映画見るときとかでも ずっと もう

暗闇でも描き続けてるっていうか。
ああ ああ…。

そのとき どう思ったかが
重要なんだよね でも 本当はね。

気持ちの 何か 推移っていうか。

…だと思うんですよね。

企画・脚本を庵野秀明

監督を樋口が務める。

50年以上前 円谷が生み出したヒーローを
現代に よみがえらそうとしている。

こちらがシン・ウルトラマンの姿。

従来 胸に付いていた

地球上にいられる3分間を知らせる
「カラータイマー」が付いていない。

今回のウルトラマン これですか。
今回の これです これですから。

ちょっと
もう すぐ気になったんですけど…

ないです。
時間 無制限?

いや というわけではないですけど
カラータイマーなしなんです 今回は。

俺が聞いた話ですけど

やっぱ 特撮って
お金がかかるじゃないですか。

だから そういう 何か

「3分で終わるようなのを作れ」っつって。

そういう条件があったから あのころは。
電球 付けてたんですよ あれ。

ここに。
ええ。 だから

デザインされた成田 亨さんとかは
「あんなもん 付けやがって」って

ずっと もう お亡くなりになるまで
言い続けてたんですよね。

だから 彼が描く
ウルトラマンの絵って

必ず付いてないんですよ。

そうだ。
確かに描いてないですね。

今回の
「シン・ウルトラマン」の制作にあたり

樋口には こだわっていることがある。

初代「ウルトラマン」のストーリーに

差別や迫害などの社会問題を投影した…

子どもから大人まで楽しめる新しい演出を
目指した

監督 円谷 一という尊敬する先達への
思いだ。

ここを こだわったっていうのだけは
ちょっと…。

たぶん あれなんですよ やっぱり。

当時の人たちが 本当
金城さんという脚本家の方だったり

円谷 一さんっていう監督だったり

あの当時 いろんな方々が関わって

誰も見たことないものを作ったと
思うんですよね。

その人たちが
やっぱ テレビだし 予算もあるし

毎週30分 必ず作んなきゃいけない
っていう条件の中で

あれだけのものを… 妥協をしたうえで
あれだけのものを作ってるとしたら

その辺の…

…っていうのを想像しながら…。
ああ それは

すごいことの想像ですね それね。

「自分だったら どうする?」ではなくて
まず…。

金城さん 一さんだったら…。
どうするかなっていうことを 絶えず…。

だから 本当 あれですよ…

乗り移った… 金城さんとかが。
もう本当 降りてきてくださいみたいな。

本当 何か 迷ったら 天を仰いで
「どうしたかったのかな」みたいな。

何 出ます? 新怪獣ですか?
それとも 旧怪獣ですか?

今 だから しゃべっていいのは…

ええ~! いいな いいな。
それは すごい…。

もう それだけ聞いただけで
すごい期待しました。

そこまでしか話せないというね まだ。
なるほど なるほど。

あとは それだけなわけないっていう。

難しいですよね…。
本当 今ね もう…。

後半は 舞台をスイッチ。

みうらが樋口を招いたのは

東京 目黒にある…

ああ ここが…。
いらっしゃいませ。

あっ これは…!
当お寺に…。

いつもね よく利用させていただいてる
お寺でございます。

ちょっと 東京では あまり類ない…

ぜひとも ご案内させていただきます。

「ダイナミズムお堂」って どんな所?

ライブ感がありますんで ちょっと…。
ライブ感。

ライブ感を
ちょっと感じてもらおうかなと思って。

おお~!
ほら!

すごいですね これ。
すごいでしょ。

このつくり すごいですよ これ。
ああ…!

中心で説法をするのは…

その周りを囲むのは

「羅漢」と呼ばれる
お釈迦様の直弟子の聖者たち。

江戸時代に 一人の僧侶が彫り始め

10年以上の歳月をかけ
536体の羅漢を完成させた。

現在は
本堂にある139体を含め

286体が残されている。

目黒に こんな場所があったなんて…。
そうなんですよ。

それが意外だったの。
一番初めに来たとき びっくりした。

ちょっと 一瞬
セットのような気もしますよね。

そうですね。 でも やっぱり
そういうための空間ですよね。

ですよね。

この寺の住職と20年来の交流がある
みうら。

羅漢に囲まれた
お気に入りの本堂を借りて

これまでも
撮影やイベントなどを行ってきた。

みうらの描くイラストには

仏像の姿など
仏教にまつわるモチーフが多い。

こちらの絵には
弥勒菩薩とウルトラマンが

並んで描かれている。

遠い未来 人々を救済する弥勒と
ウルトラマンが

みうらの中では重なり合っている。

いろんな宗派のね 神様っていうか…

そうです もう…。
もう完璧に ウルトラマンの…

…なると思うんですよね。

こんな場所で。
はい。 みんなに聞かれてますからね。

そうですね。 しかも ちょっと
お尻向けてるっていうのが やっぱり…。

そうなんですよ。
だから ちょっと こう

ちょっと斜めったほうがいいと
思いますね。

かつてない状況の中でですね…。
「かつてない状況の中で」。

いや でも 本当に こうやって

こんなに みうらさんと
長く 話をっていうか…。

でも 僕ら本当 最初にお会いしたのは

たぶん
「みうらじゅん賞」というのを頂いて。

無理やり 送りつけたんですよね 俺ね。

本当 めちゃくちゃうれしかったんで。
本当に「ガメラ」が すごすぎて もう…。

ちなみに あのときの
像があった…

トロフィー。
カエルの像。 はい つっこみ像。

そうですね 僕 そんなに…

…と そのとき思ったんですよ。

あげるのは勝手ですから。

めちゃくちゃうれしかったですね。
いやいや…。

もらっていただいて
ありがとうございます。

みうらが公式に名乗っている肩書は…

なぜ 「など」が付いているのか。

みうらさんの職業っていうのは
何に…。

いや 俺 本当にね だから

漫画家って 初め…
僕 漫画家でデビューしてるんですよ。

「漫画家の みうらさんです」って
言われたとき

何か もう 本当
たまらなく つらいんですよ。

そのころ まだ
手塚治虫先生とかおられたんで

そんなものの中にね
自分が入ってるなんて

うそでも まずいなと思ったんで。

「イラストレーター」にしたんですよ。

でも さらに それでも やっぱり
イラストレーターっつったら…

悪いなあと思ったんで 最近では…

みうらの職業は イラストレーター

小説家 ミュージシャン

ラジオDJ イベントプロデューサー
などなど。

超マルチ人間だ。

そんな みうらの軌跡をたどる展覧会が
盛岡市で開かれている。

対談に先立ち どうしても
見せたいものがあると

樋口を招いた。

まず メインの仕事であるイラストから。

端々に 怪獣への愛があふれている。

あのロックミュージシャンを描いても…。

ニール・ヤングの まあ
怪獣ポスターみたいなの

作りたかったんでしょうね。

「ロックは怪獣だ」
っていうとこなんですよね。

樋口さんに 絶対 これ見せたかったんだ。

いいんですか? これ。
ちょっと 見てくださいよ。

これだけでも見ていただきたく
来ていただいたみたいなもんだから。

これが
最も 樋口に見てもらいたかったもの。

みうらが小学生のときに作っていた
怪獣の記事のスクラップ帳だ。

キングコングと浜 美枝の
ツーショットとか

なかなか手に入らないですよ 今。
ひどいな これ。 うわ~!

どっかの まあ イベントで
出たんでしょうね。

しかも これ よく見ると
キングコングのほうは あれですからね

「キングコングの逆襲」の
顔がでかいほうですからね。

「キングコング対ゴジラ」
じゃないんですよ。 そうです そうです。

当時 1冊に1年ほどの時間をかけ
4冊作った。

なぜ 小学生の みうらが
そこまでの労力を注いだのか。

それ きっかけは何だったんですか?

きっかけはね 僕 兄弟いないもんで

友達が遊びに来てほしくて
しょうがなかったんで

やっぱり 遊びに来てもらうためには

何か
誘い水があったほうがいいだろうって

やっぱ ちっちゃいころ 考えて。

接待としてね…

部屋に用意して
友達が いつ来ても読めるようにしてた。

その中に その友達が やっぱり
すぐ 読んで 飽きてしまいますので

まあ コレクターとしては
一番やってはいけない 切って

自分… 怪獣の写真だけ切って

こっちで 新しい 俺の編集長の…。

エディットするみたいな。
編集長のやつを作って

それを友達に もう一度 見せると。

前 見てもらった
漫画雑誌についてた写真とは

また構成も違いますんで

「飽きさせないように出来てますよ」って
言って 見せて。

「帰らないで」みたいな。
そう 「帰らないで」っつって。

特に 土曜日とかは泊まってほしいんで。

泊まってくれたら すごい楽しいんで。

1958年 京都市生まれの みうら。

幼いころ 早くも 自分の作ったものを
誰かに楽しんでもらう喜びを覚えた。

やがて 学級新聞や漫画本も制作。

怪獣をテーマに歌を作り 漫画を描き
ニュースにまで。

友達を喜ばすために
あの手この手を使った。

小学生にして すでに
やり手の編集者としての自覚が芽生えた。

誰かに読んでほしいっていう

全くもって…
誰かがいる 読者がいるという。

何かね 趣味じゃないとこが
ちょっとあって。

趣味って
もっとピュアなものじゃないですか。

やっぱり 見てもらって
完結みたいなとこを

ちっちゃいころから やっぱり

「見せ前」みたいな
見せる前提思想みたいなのがあって。

そこで
その人が 自分の作った漫画本を

こうやって読んでるとこを
こうやって横で見ながら

すぐ飛ばしたページとか気になって

次号は
そこを ちょっと改良したりして

より面白くするっていうのが…。

そういう反応とかも
全部 拾ってるんですね。

見てます。 すごく見てるんで。

怪獣少年だった みうらだが
あるとき突然 心変わりしてしまう。

これは 小学4年生から作り始めた
スクラップ帳。

貼られているのは 仏像。

その数は みうら自身も把握できないほど。

一体 何が起きたの?

怪獣は そのとき
本当に大ブームだったんで

俺以上に やっぱり
詳しいやつもいたんですよ クラスに。

当然 あのときは
自分で働いてないから

家が金持ちのやつが勝つんですよ。
まあ そうですね。

俺が サンダーバード1号の
プラモデル買ってもらったら

そいつは もう ジオラマのやつ
買ってもらってるんですよ。

やっぱり そこは資本力なんですよね。

だから そこに やっぱり
むなしさを感じ…

…っていう編集長の考えが芽生え

怪獣に似てるっていうことで…

それは もう 光 見たんですけど

編集長は 「よし ここ いけ」と。

…と言ったような…。
誰も 手つけてないし。

「小学生は 誰も 手つけてない。
ここ 空いてる」って

言ったような気します。
今から考えたら。

仏像好きが高じて
仏教系の学校に通った みうら。

卒業後は上京し 美大に進学。

そこで漫画家としてデビューする。

こちらが…

人の心を持った牛が人間社会に紛れ込む
ギャグ漫画。

怪獣でも仏像でもなく
なぜか 牛にこだわっていく。

それが みうらの人生の転機となる。

あれ 大学時代になるんでしたっけ?

牛の漫画でデビューされたのは。
そうですね。

僕ね 就職なんて
どこも受からないだろうっていう

予測はあったんで。
だから やっぱり 漫画だなと思って。

漫画 描いたんだけど 何か やっぱり
キャラだなと思ってたときに

たまたま 汚いアパートに住んでて

友達から 「牧場で弁当食わねえか?」
って言われて。

牧場で?
何か ちょっと面白かったから 行って

友達とね 弁当を食べてたら

遠くのほうにね 牛が何匹かいた…。
「あっ 牛いるんじゃん」とか言って。

「へえ~」とか言って ふざけてて
また食ってたら

それがね 10頭ぐらいになってた…。

「10頭… 結構いるね」とか言って
また 友達と食ってたら

それが ものすごい数いるんですよ。

たぶん 山ごと移動してるんでしょうね。

自分のとこの敷地に
変なもんが入ってるっていうことで

俺らを追い出したかったんですよ。

ほんで うわ~って来られて
周り 取り囲まれて…。

あいつら 反すう するじゃないですか。

べたべた べたべたって
弁当の上に落とされて

何だ? こいつって思ったのが…
牛 面白えと思って。

それが出会いなんですか?
そうなんですよ。

何かね 嫌だなと思ったのが出会いで。

だから 今までは

好きなものを好きだって言ってたけど…

…っていうことに 俺 そのとき
気が付いたんだと思ったんですよ。

それで 牛のキャラクターで
「ウシの日」っていう漫画を描いて

それで載ったんです。

それ 「ガロ」に…。
「ガロ」に載りました。

好きでないもの 異物感を抱くものを
あえて突き詰め

世の中に発信していく。

その 一風変わった行動が
みうらの創作の糧となっている。

例えば こんな具合に。

これはね えっと 大量に…

10枚セットか何かで売られてる
絵ハガキの中で

とりわけ カスのもんばっかり…。

「カスハガ」ですね。
「カスハガ」です。

これとか… すごいですよ これ。

もらって どうするんだって…。
ねえ。 これ送られてきたとき

どう思うのだろうっていうやつですよね。

「カスハガ」とは みうらの造語。

「もらっても困る
カスのような絵ハガキ」の略で

みうらが集めたものは
なんと数千枚に上る。

見られてるの気が付いてないよね これ。

これ どこを見てるんだ…。

こんな絵ハガキにされたやつ…。

フォークダンスですよね。
フォークダンス…。

ペアがいなかったってことですかね。
ペアがいなかったんですかね。

罰ゲームなんですかね。

もらっても困る土産物
名付けて「いやげもの」。

自分が違和感を持ったものを大量に集め
その背景を探り

的を射た言葉を与える。

そうして 誰も気付かなかった世界を
紡ぎ出すのが

みうらの真骨頂だ。

ちょっと 何か 自分の中では
マイナスの感情から始まって

それを どんどん
プラスにしていくみたいな。

そうですね。 僕 本当…

「うわ 寒っ! これ」とかいうのは

ものすごい
敏感だからこそなんでしょうね。

その敏感が
いやげものとかになってるんですよ。

…に すごい興味があるんですよね。

喜ばせなきゃいけないのに
嫌がられるっていう。

「何で嫌がられてるんだろう?」…。

「本当の嫌がられてる原因は
何なんだろう?」って

やっぱり 研究したくなるし。

分かった。
並べると分かる。
分かる。

一枚じゃ まだ 「はてな」だけど
何枚か集まると分かってくるんで

その いやげの世界っていうのが。

でも そういう中でも やっぱり
それが外に向かって広がるので

それを何と名付けるかみたいなのが
あるじゃないですか。

ありますよね。
的確な言葉はあると思います。

その的確を狙いますよね。
誰も手をつけていないっていう。

だって すごい人は
ほとんどのことをやってるし…

でも 一個だけ空いてるのは…

スキマを どう探すかとか。
うん。 スキマを どう探して…

…なんじゃないかなと
思ったんですけどね。

12年前 NHKで放送された…

視聴者から寄せられた怪獣のデザインを
実写化した番組だ。

これを企画し 脚本を担当したのは
みうら。

こんにちは。
こんにちは。

そのとき 製作総指揮を執ったのが
樋口だった。

実は 共作の経験があった2人。

忘れられない思い出がある。

≪撃った!

製作中 みうらと若手監督の間で
いさかいが起こったのだ。

問題のシーンが こちら。

巨大扇風機の兵器を使って
ゲハラの弱点 頭のハゲを狙う。

この演出は しかし
みうらの脚本にはなかったという。

監督をやった田口が…。
若い…。

若い。 田口は
長髪大怪獣の弱点は こうだっつって

何か その…
巨大な扇風機を出すんですよ。

うん 出しましたね。
それを みうらさんが

えっ 何で これ出すの? みたいな。

怒ってましたね。 すごく怒ってた。

ゲハラが ここがハゲてるとか
そんなん 僕は嫌なんですよ。

本当は…

やっぱり みうらさんにとっては
怪獣っていうのは

かっこよくないとっていう…。

なりたい?
あっ これになりたいなっていう?

そうですよね。
そうすると

ゲハラは俺だっていうところでいくと
扇風機ごときに負ける俺じゃないと。

そうなんですよね。

特撮って そういうことじゃないって
僕 思ったんですよ。

ですよね あのとき。
ふざけることじゃないって。

すごかったですよ でも あのとき。
それで そのとき 樋口さんが俺を見て…

…って言ったのを よく覚えてる。
「大人げないよ」って言ってた。

でも 怪獣映画も 僕 やっぱり…

まあ
こういう言い方したら あれだけど…

それは やっぱり
ご自身の心の奥に隠してる真面目が

反応するんですね。
あるのかもしれないですよね。

真面目に怪獣を愛し続ける心に共鳴した
2人。

今後は?

5本 書いたんですけど 小説。

樋口さんに
その小説本の装丁をやってほしい。

えっ 本当ですか?

なぜ 樋口さんに
装丁をしていただきたいなと思ったのは

装丁するためには
一応 ぱらぱら読むでしょ。

読んだときに

これ 映画になるんじゃねえかなと
思わないかなと思って。

なるほど。 やりましょうよっていう話…。

本当にやりたいな。

こうやってね 私は… 本当に
社交辞令をうのみにする男というのは

今回ね… 今回3回目ですから
アピールするのは。

社交辞令じゃない。
ぜひとも お願いしたいなと思ってます。