【ストーリーズ】「もう一度、お前とリングへ」[字]…の番組内容解析まとめ
出典:EPGの番組情報
【ストーリーズ】「もう一度、お前とリングへ」[字]
闘志を失った元世界王者は復活できるのか。ボクサー比嘉大吾(25)の密着ドキュメント。計量失敗でリングを追われた比嘉と再起を支えるトレーナーの苦悩の2年。
番組内容
ボクシング元世界王者の比嘉大吾(25)。2年前、計量失敗という前代未聞の不祥事でリングを追われた。トレーナーの野木丈司と共に復帰戦を目指すが、比嘉の闘志は戻らない。計量失敗に責任を感じ、再起を支えようとする野木の気持ちは届くのか。そして、復帰戦のリングで比嘉は…。師弟の葛藤の日々に密着した。
出演者
【語り】千原ジュニアジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
スポーツ – 相撲・格闘技
テキストマイニング結果
ワードクラウド

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♬~
その男は 生きる意味を見失っていた。
これに懸けてます! っていう。
ボクシングの元世界チャンピオン
比嘉大吾。
2年前 タイトルを剥奪された。
(取材者)え 何ですか?
犯したのは
世界タイトルマッチでの計量失敗。
日本ボクシング史上 初めての失態。
出場停止処分を受けた。
比嘉を指導してきた トレーナーの野木。
♬~
自らを責め続けてきた。
あいつの可能性を潰したのは 俺だ。
ああ! あ!
ほれ! ほれ!
あ! あ…!
ほれ! ほれ 思いっ切り!
もう一度 リングで やり直そう。
♬~
しかし その思いは 比嘉に届かない。
壊れてしまった絆は
戻るのか。
♬~
≪早く来ないと終わっちゃうよ!
(女の子)すご~い! やば~い!
(女の子)ママにも見せたかったなあ。
あっ… ケツ 痛い…。
元世界チャンピオンの比嘉と
名トレーナーといわれた野木。
所属ジムを離れた2人は
公園を転々としながら 練習していた。
(女の子)頑張れ~ 頑張れ~!
(硫斗)頑張れ 頑張れ~。
ハハッ! 硫斗の声 キモい。
(女の子 大湾)頑張れ 頑張れ 頑張れ~!
(野木)絶対 頑張れって思ってない。
野木が神社に向かう。
急階段でのトレーニング。
心肺機能を鍛える この練習で
野木は 数多くのチャンピオンを
育ててきた。
こうやって 強さを培ってきた。
あの 転落の日までも。
(リングアナウンサー)大吾~!
(歓声と拍手)
比嘉の闘争本能とパンチ力は
野木が出会ったボクサーの中でも
群を抜いていた。
デビューから 全試合ノックアウトで
世界チャンピオンに。
日本初の快挙だった。
♬~
その一方で 比嘉が苦しんだのは
厳しい減量だった。
フライ級のリミットは 50.8キロ。
体の成長が止まっていない
比嘉にとって
厳しさは 試合ごとに増した。
…という比嘉の思いをよそに
試合は 次々に組まれていった。
世界戦での 体重オーバー。
定められた体重で戦うことが
競技の前提であるボクシングでは
許されない不祥事。
興行としての価値も ゼロになる。
無期限の出場停止処分が下された。
(取材者)記憶なくすとかっていうことも
あるんですか?
いや 何回かある。
比嘉は ボクシングへの情熱を失っていた。
それまでのファイトマネーで
飲み歩く日々。
めっちゃ やばくないすか?
深いんすよ 痛いんすよ 超。
居酒屋で泥酔し
大切な拳を傷つけたという。
今 マジで。
どっちかというと。
練習に来ない比嘉に
野木は 繰り返し連絡を取った。
「待っているから」と声をかけた。
計量失敗の責任を取って
野木は ジムを辞めた。
ずっと 自らを責め続けてきた。
悔いていたのは
計量失敗という結果だけではなかった。
あの時 比嘉の肉体が
限界を超えていることを知りながら
野木は 更に追い詰めた。
比嘉の心に傷を負わせ 未来を奪った。
それでも ボクシングを
やめないでほしいと 野木は願ってきた。
去年9月 出場停止処分が解けた。
フリーのトレーナーとなった野木は
自宅がある横浜に 比嘉を呼び寄せた。
野木が待ち望んできた
再出発に向けた練習。
しかし…。
わっ!
お~りゃ!
トレーニングの回数を 比嘉はごまかす。
比嘉に聞いた。
野木の思いに 応える気はあるのか。
だから ボクシングできる間は…
比嘉は 空っぽだった。
ボクサーとしても 一人の人間としても。
多分。
違います?
(セミの鳴き声)
再出発の試合が決まった。
(セミの鳴き声)
(2人)ありがとうございます!
比嘉が苦しまないよう
階級は これまでより2つ上の
バンタム級に上げた。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10!
≪1 2 3 4 5 6 7 8 9 10!
はい~。
ああ~!
やばい 助けて…。 ああ~。
相変わらず 身が入らない。
(野木)はい ツイスト。
やばい…。
それでも 野木は とがめなかった。
比嘉の姿を見つめ続ける。
アッハッハッ!
野木さん! ハハッ!
あ~ ああ 気持ちいい!
あ~!
調整は 大詰めを迎えていた。
(打ち合う音)
(ゴング)
(野木)はい OK。
きつい!
暑い。
(取材者)練習終わったら…。
帰り道。
車が 長いトンネルに入った。
うわっ。
閉ざされた空間に入ると
かつての減量の記憶が
よみがえるのだという。
「ボクシングをやめない限りは」。
比嘉は そう口にした。
あの 階段でのトレーニングが続く。
(野木)そうそう そうそう。 す~っと…
(野木)よっしゃ。 はい。
力尽きたように 立ち止まる比嘉。
(たたく音)
演技ではなかった。
(たたく音)
≪吐きそう?
(たたく音)
練習後。
あっ 硫斗が持ってます。
あっ じゃ 俺が引き取る。
ああ はい。
(野木)あと 玄米…
素手とか 全然 つかんでないから。
自ら カロリーを計算して用意した
手作りの弁当。
はい。
じゃ すいません。 よろしくお願いします。
(一同)ありがとうございました。
(取材者)お疲れさまです。
部屋に帰ると すぐに弁当を広げた。
あの日から2年。
再び 計量のはかりに乗る。
53.4ですね。
一発でクリアした。
(拍手)
♬~
2人で リングに戻ってきた。
(リングアナウンサー)
元WBC世界フライ級チャンピオン
比嘉~!
(拍手)
大吾~!
(拍手)
野木は 「倒してこい」と送り出した。
これまでと同じように。
(ゴング)
(拍手)
≪はい~!
(拍手)
≪OK!
(拍手)
比嘉の強烈なパンチが決まる。
しかし 続くパンチが出ない。
第8ラウンドでも…。
(歓声と拍手)
(拍手)
≪打て打て!
≪下 下 下!
攻めない 比嘉。
ポイントでは 上回っているはずと
最後まで 倒しにいかなかった。
(声援と拍手)
≪大吾 頑張れ!
(ゴング)
(歓声と拍手)
比嘉のもくろみは外れた。
(拍手)
その時 後悔が襲った。
(記者)お疲れさまです。
(記者)お疲れさまでした。
まず この結果は
どのように受け止めていますか?
そうですね あの…
野木の厳しい言葉に…。
聞きたかった言葉だった。
ありがとうございました!
(記者)ありがとうございました。
♬~
あぁっ! きつい!
1週間後 野木と比嘉は 練習を再開した。
走ってやがる。
戦いは これからだ。
(野木)大吾 はい もう一本。