プロフェッショナル「心をこめる、人形を生きる~人形操演・山田はるか~」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

プロフェッショナル「心をこめる、人形を生きる~人形操演・山田はるか~」[解][字]

誰もが一度は目にしたことがある人形に、「命」を吹き込む女性操演者がいる。業界最年少ながら操演数は最多。舞台の下、決して表に出ることのなかったもう一つのドラマ。

番組内容
人形の手足を動かし、まるで生きているかのように操る「操演」。業界最年少ながら、TV番組、CM、ミュージックビデオなど年間300本以上の収録を抱える女性がいる。指や腕のわずかな傾きや動きで幾通りもの感情を表現する技と、「人形がなかったら廃人」と語るほどの情熱。共演者の多くが、その操演に一目を置く。「時に人形のほうが伝えられることがある」。舞台の下で人知れず汗をかく人形操演者の思いとは。
出演者
【出演】人形操演…山田はるか,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

テキストマイニング結果

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  1. 山田
  2. 人形
  3. ウインディ
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  8. 操演
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  10. 番組
  11. スタッフ
  12. 吉澤
  13. 山里
  14. 今日
  15. お願い
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  18. 現場
  19. 時間
  20. 収録

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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その先にあるものを
見続けていた方だと思います。

♬~

「こうだ!」。

誰もが一度は
目にしたことがある人形たち。

「だぁ~!」。

生み出す笑顔の陰に 汗をかく人がいる。

その女性は 極度の人見知り。

操り演じる人形の数は 業界一。

ぬっしー!

それは魔法。

物言わぬ人形が語りだし 感情を宿す。

舞台の下
決して明かされることのなかった

もう一つのドラマ。

♬~

都内のスタジオに
山田はるかの姿があった。

この日の仕事は
幼児向け雑誌に掲載される

キャラクターのスチール撮影。

せ~の はい。

(カメラマン)いいですよ せ~の はい。

いいですね~。

カメラマンの求めに応じ

幾とおりもの表情や動きを
瞬時に作っていく。

ところが 自分の撮影を求められると…。

操演をしていない ふだんの山田は
極度のあがり症。

人づきあいも苦手だという。

(笑い声)

いきますよ。
≪あっ ちょうどいい それでいい。

(カメラマン)どんどん出てきましたよ。
そのまま!

ピカチュウ お顔の横に せ~の ニコ!

(笑い声)

今回の取材も
当初 断るつもりだったという山田。

気持ちを変えたのは
この業界が抱える ある事情からだった。

やばい
あっ ちょっと…。

なんか 今日は
離してくれない。
(笑い声)

山田は 特定の団体に所属せず

オファーに応じ
さまざまな現場を渡り歩く

フリーの人形操演者。

甘がみなんですよ。
(笑い声)

子ども向け番組や バラエティー番組
コマーシャル。

年間300本以上の仕事を抱え

その数は 業界一と言われる。

この日 山田は
初めて手がける番組の収録現場にいた。

バーテンダーに扮する羊が
ゲストと掛け合いながら

新商品を紹介する番組。

(スタッフ)あとでクラさんの
何かしら お皿いじってるとか

それは ちょっと抜きで別立てで
撮らせてもらおうかと思ってます。

(笑い声)
めっちゃかわいい。

オーダーメードの人形は
山田もアイデアを出しながら

半月ほどかけて制作してきた。

山田は 指と手首を駆使し

幾とおりものセリフや感情を表現する。

「いいね いいね」。

羊の声は 芸人が担当し

ゲストとの会話に合わせ
山田が その場で動きをつけていく。

(スタッフ)5秒前です。 4 3 2…。

ク~ラさん! 来たよ。
「いらっしゃい」。

いや 今日も店ガラガラだね。
「シュウゴ!

ガラガラとか言うんじゃないよ」。
誰もいないんだよね。

台本はあるものの
掛け合いは ほぼアドリブ。

なんか商品出してよ!

「相変わらず
シュウゴは新しいものに目がねえな」。

にもかかわらず 即座に合わせていく。

ありがとう。
「いくよ。 あぁ~…

ああ~!」。

(笑い声)

こわ! こわ!

「自分で稼いだお金をさ…」。
うん。

さらに 細かなしぐさや表情の傾きで

羊の とぼけた性格までをも
立ち上がらせる。

あ クラさんって 奥さんいたんだ。

「まあ いるよね~」。
へえ~。

クラさんの奥さんも羊?
「そうだよ 羊だよ」。

どうやって出会ったの?

「牧場だね」。
あ 牧場か。

クラさんって牧場出身なんだ。
「牧場出身だよ」。

収録の合間も
人形を置くことはない。

参考になる映像を見ながら

ギリギリまで精度を上げる。

僅か3秒ほどの
遠目では分からないような

つなぎのカット。

そこに 思いをこめる。

♬~

(スタッフ)4 3 2 1。

ていうかさ クラさん

さっきから シャカシャカ シャカシャカ
何やってんの?

「フンフン フンフン」。
カクテル?

6時間の撮影。

「さようなら~!」。
バイバ~イ!

人形は 生き生きと語り続けた。

「それ! くっつき くっつき
ぎゅっ ぎゅっ ぎゅ!」。

生き生きと動く人形たち。

その下に テレビには映らない
操演者たちの世界がある。

「だぁ~!」。

まさに 縁の下の力持ち。

時に 数キロある人形を
何時間にもわたって持ち上げながら

体を折り曲げ 膝をすり 芝居に臨む。

足元にモニターがあるものの

大勢の人形たちが共演する場面では
動きを想像し

あうんの呼吸で
芝居を合わせなければならない。

そんな制約だらけの現場でも
山田さんは いつも前のめり。

ヒレの可動域を広げ
サメに楽器を弾かせることはできないか。

はがきに鉄線をつけることで
男の子に読ませることはできないか。

≪よろしく!
「は~い!

三重県の あんりちゃん 12歳からの
お便りです」。

さらに バスケットボールを
特集した番組では

人形にシュートを決めさせようとする。

あっ。
おお~。 (拍手)

制約があるから 新たな表現が生まれる。

他の人は やってたか
分かんないですけど…

♬「ぼくが いくまで
まっててね」

その小さな一歩が
人形たちに「命」を吹き込んできた。

♬「たからの木」

山田の真骨頂に触れた現場があった。

顔を出すことのできないゲストを
ブタの人形に置き換え

赤裸々なトークを引き出す番組。

今回のゲストは
交通事故で記憶を失った男性と その妻。

山田は 男性の役を演じるという。

まず この日は
夫婦のトークを収録する。

その現場に 山田の姿があった。

(山里)記憶をなくした人。

爽やかなご夫婦って感じ。
(YOU)え!

(山里)記憶をなくされてるっていうのは
どちらなんです?

本来であれば 来る必要のない収録日。

片ときも離れず
ゲストの様子に目を凝らす。

(男性)一命は取り留めたんですけど

過去の記憶をほとんど
思い出せなくなってしまいました。

(山里)え~。

本番の日。

収録した声に合わせ
人形の操演が始まった。

(山里)「記憶をなくしたのは
どうしてなんですか?」。

(男性)「えっとですね 私が27歳の時に

交通事故で 病院に救急搬送されました。

一命は取り留めたんですけど

過去の記憶をほとんど
思い出せなくなってしまいました」。

(山里)「え~」。

(男性)「事故の直後は
両親とか きょうだいの名前すら

覚えてなかったみたいです」。
(YOU)「ああ そう」。

山田の足元には 一枚のメモ。

穏やかな男性の人柄が
記されていた。

(妻)「記憶の中の思い出は なくなって
しまったかもしれないですけど

だからといって 私と過ごした時間が
なくなったわけじゃないですし」。

(YOU)「そうだよね」。

男性を支えてきた妻の心情が
吐露されていく場面。

(妻)「これまでどおり
一緒にいたいと思ったし…」。

近しい人にしか分からないような
男性の何気ないしぐさ。

♬~

(山里)
「いや ほんと ありがとうございます」。
(YOU)「ありがとうございます」。

「は~い ありがとうございま~す」。
「ありがとうございます」。

(山里)「これね なんか
モニターを挟んで 一枚撮っといて

今日のことを記憶に」。
(男性)「はい」。

「とびきりの笑顔でお願いします。
は~い」。

(カメラのシャッター音)

7時間の操演が 終わった。

山田さんは 月に4回
体のメンテナンスに通っている。

自宅に帰ったあとは

自分が操演した番組を
繰り返し見ては

アイデアを練る。

なぜ そこまで この仕事にかけるのか。

そのルーツを
山田さん自身による人形操演でたどる。

(スタッフ)よろしくお願いしま~す。
お願いします。

(スタッフ)5秒前 4 3 2…。

パジャマのまま
テレビにかじりつく。

山田さんは
そんな子ども時代を過ごした。

同級生たちが子ども番組を
卒業していく中でも

山田さんは見続けた。

いつか自分も
子ども番組の作り手になりたい。

専門学校を卒業すると
番組制作会社に入社し

アシスタントディレクターとして
歩み始めた。

入社して1年後のことだった。

テレビ局のスタジオで
小道具を片づけている時のこと。

感極まってしまって。

で われに返った時…。

すみません…。

すみません。

で われに返った時
私が本当にやりたかったのは これだ…。

…って思って。

山田さんは 家族の反対を押し切り
仕事を辞めた。

そして 操演を学ぶため
人形劇団の門をたたき

人形を動かし表現するための
技術を学んだ。

8年間の修業を経て
山田さんは 30歳で劇団を退団

フリーの操演者として歩みだした。

でも 思うように
結果を出すことができなかった。

家に人形を持ち帰っては
練習を繰り返し

台本が真っ黒になるまで
メモを書き込んだ。

でも…。

(山田)このセリフでは こう動かす
このセリフでは こう… って

全部 動きを決めて
収録に臨んでたんですけど

いざ現場でやってみると
演出家とか人形指導の方に

「ちょっと ここ違うよね」って
言われると

決めつけて行っちゃってたので
なかなか修正ができなくて。

仕事は 週に1~2本。

ドーナツ屋や切手整理のアルバイトを
掛け持ちしながら食いつないだ。

フリーになって5年目の時だった。

収録現場で
共演する先輩の台本に目が留まった。

(山田)一方 私の台本は もう真っ黒に
振り付けが書かれてたんです。

「あっ この差なんだな」と思って。
決めつけちゃいけないんだって。

自分は人形を
人形としてしか見ていなかった。

そこから 仕事との向き合い方が変わった。

(山田)動き優先じゃなくて
気持ち優先というか

自分の台本は
真っ黒だったんですけど

真っ白になって。

思い描く操演に近づき始めた山田さんに
一つの仕事が舞い込んだ。

顔を出せない出演者たちのトークを

人形で表現したいという。

架空のキャラクターではなく
生身の人の人生を表現するという

初めての操演。

山田さんは無理を言って
トークの収録に立ち会わせてもらった。

操演本番
思いがけない感情が込み上げてきた。

子どもの時に見た 自由な人形劇。

なぜ それが自分を救ってくれたのか
分かった気がした。

♬~

そうなっているうちに どんどん
人が好きになってったというか。

相手を理解しようっていう気持ちとかも
すごい生まれました。

迷いの中で
テレビにかじりついていた女の子は

もういない。

今日も 決して表に出ることのない
舞台の下で

山田さんは 汗をかく。

6月。 山田にとって大きな挑戦が
始まろうとしていた。

3週間後に開催される
音楽ライブへの出演。

ライブの2時間 ステージ上で
犬の人形を操演してほしいという。

え~!?

あ じゃあ それで…。
(笑い声)

あ そうなんですか。
はい。

新曲といえど。
へえ~。

山田に依頼したのは
シンガーソングライターの…

♬「まだ あなたが残ってる
からだの奥に残ってる」

8年前にデビューし 叙情的な歌詞と
高い歌唱力で支持を集めてきた。

♬「忙しい朝が 連れて行っちゃうの」

今回のライブは 吉澤が音楽を始める
きっかけとなった会場が舞台。

原点を見つめ直したいと考えていた。

2週間後。

リハーサルの日を迎えた。

(スタッフ)すごい!

山田が託された人形は 犬のウインディ。

吉澤は 小学5年生の時に不登校になり

その後5年間
学校に通うことができなかった。

当時の吉澤の心を支えてくれたのが
ウインディだった。

「嘉代子ちゃん?」。
(吉澤)ウインディ やっと起きたね。

リハーサルが始まった。

「夢の中で 嘉代子ちゃんの歌が
聞こえてきたよ。

いよいよ夢がかなうね」。

今回 山田は 人形の動きだけでなく

声も担当する。

「皆さん 今日は来てくれてありがとう!

『吉澤嘉代子の日比谷野外音楽堂』
始まります!」。

♬~

山田は ライブで演奏される曲の
それぞれに合わせ

異なる振り付けや演出を用意していた。

♬「地獄タクシー タクシー
地獄のすがたは」

小道具も自分で準備し
振り付けも一から考える。

♬「だれが気づくというのだろう」

♬「地獄タクシー タクシー」

♬「地獄行きのタクシー」

だが 吉澤の思いに
応えたいと思うほど

次々と課題が増えていく。

本番当日。

会場に着くと すぐにステージを確認する。

狭い箱の中は 既に かなりの蒸し暑さ。

突然 鏡を外に持ち出した。

人目につかない場所で 練習を繰り返す。

自分も かつて不登校を経験し

この仕事に向き合うことで
歩みだすことができた。

今の吉澤に ウインディは
どう寄り添うだろうか。

♬~

あっ あ…。

山田が 誰もいないステージに向かった。

開演まで まだ45分。

客席もまばらな中
ウインディが顔を出した。

ひとときも休むことなく
体を揺らし 尻尾を振る。

(拍手)

ライブが始まった。

「ふぁ~あ」。

「あれ? 嘉代子ちゃん?」。

ウインディ やっと夢から覚めたね。

「え? あれ…
僕 いつの間にか寝ちゃってたみたい」。

ご挨拶したら?
「あっ うん!

皆さ~ん こんにちは!
僕…」。

(拍手)
「あっ ありがと。 フフッ」。

目を覚ました ウインディ。

「僕 嘉代子ちゃんの愛犬 ウインディです。
よろしくお願いします」。

よろしくお願いします。
(拍手)

♬「うー麻婆!」

♬「辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い」

曲に合わせ 鍋を振るう。

♬「いつにでもどこにでも
お迎えしましょう」

ハンドルを回す。

♬「いつまでもどこまでも
お迎えしましょう」

♬~

吉澤の声に合わせ 歌う。

♬「涙がぽろり出てきちゃう」

♬「愛する貴方は私のものなのに」

♬「あーんもう!!!」

♬「鬼鬼鬼が出てきちゃう」

背中を押すように 動きを重ねていく。

♬「鬼鬼鬼が」

♬~

(拍手)

「じゃあ 帰ろう」。
うん。

あぁ 頑張ったね 今日ね。

2時間の舞台が 幕を閉じた。

バイバイ おやすみなさい。
(拍手)

(拍手)

だが 山田は出てこない。

全ての客が去るまでの間 狭い箱の中で

身をかがめていた。

♬~(主題歌)

(スタッフ)はるかさん
本当にありがとうございました 長丁場で。

(拍手)

ウインディを全うした 3時間半。

その顔は 晴れやかに見えた。

♬~

本番を楽しめる人です。

日頃から 人の動きや表情をよく見たり

動物の動きを細かい部分まで観察して
徹底した準備をする。

それを自信にして本番を楽しめる人が
プロフェッショナルだと思います。

♬~