プロフェッショナル「決して、ひとりにはさせないから~保健師・小川理乙子~」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

プロフェッショナル「決して、ひとりにはさせないから~保健師・小川理乙子~」[解][字]

コロナ患者、虐待、自殺未遂など、さまざまな問題を抱えた地域住民の命によりそう保健師。感染拡大を防ぎながら誰ひとり見放さず、孤立させないために。最前線の闘いの記録

詳細情報
番組内容
大阪で最も人口密度が高く、コロナの感染制御が難しい地域を担うベテラン保健師・小川理乙子。コロナ患者が急増する中で、まったなしで濃厚接触者の特定や患者の健康管理を行うエッセンシャルワーカーだ。さらに虐待、精神疾患、自殺未遂、コロナ禍で孤立しがちな母親たち、治療が難しい難病など、さまざまな問題をかかえる地域住民によりそう。地域住民ひとりひとりの命を守るために奔走する保健師の知られざる闘いの日々に密着。
出演者
【出演】保健師…小川理乙子,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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その女性は 電話口で
コロナ患者の切実な声を受け止める。

更に。 DVや虐待。

向き合うのは 問題を抱え
地域で孤立する人たち。

(赤ちゃんの泣き声)
ごめんな。

病や不安を抱える住民がいれば
現場に駆けつける。

地域住民の命を支える
エッセンシャルワーカー。

保健師 小川理乙子 50歳。

看護師の資格を併せ持つ
医療従事者である 保健師。

専門職として
住民のさまざまな健康不安に向き合う。

いや ほんまに あの…

待ったなしの対応を迫られる…

その傍らで
ひとり悩みを深める母親がいた。

どんな命にも寄り添い続ける 最後の砦。

最前線の 記録。

小川が働くのは およそ17万人が暮らす
大阪市 城東区。

コロナによる死者が多い大阪で

一番人口密度が高く
感染制御が難しい地区だ。

朝9時。 小川がやって来た。

(取材者)おはようございます。
聞いてないし。

昔から 目立つのは大の苦手。

撮影が始まって1週間たっても
全く カメラに慣れない。

え~。

区の保健センターに所属するのは
12人の保健師。

小川は係長として
現場のリーダーを務める。

ひとたび コロナ感染者が発生すれば

患者の行動調査や
濃厚接触者の特定

その後の健康観察まで
対応に追われる。

陰性やったんです。

よいしょ。

小川たち保健師の仕事は
コロナ対応だけではない。

地域住民 一人一人の命を
守るための「保健指導」が

本来の役割だ。

心の不安を訴える住民。

治療が難しい 難病。

結核などの感染症や 精神疾患。

深刻なDV被害 ネグレクト。

更に 自殺未遂まで。

警察や病院などからの要請で

小川たちが支援に入る。

この日 電話をしていたのは
DVを受けている女性。

う~ん。 口の中も切れてた?

ああ そう。 え~。 つらかったよね。

深刻なケースは
専門の相談員に支援を依頼する。

小川たち保健師は
住民のさまざまな訴えに耳を傾け

必要に応じて
医師や
虐待相談員

助産師などの
専門機関と
連携しながら

問題解決に向け
サポートしていく。

7月上旬。 緊急事態宣言が明け

小川は コロナ禍で自粛していた
「家庭訪問」を再開した。

緊急性の高い人から順に
急ぎ 地域を回る。

こんにちは。 お邪魔します。

この日 訪ねたのは
病院から要請を受けた家庭。

(小川)すいません。
ほな お邪魔します。

(赤ちゃんの泣き声)

山下知子さん。

産後すぐに赤ちゃんが
心臓に2ミリの
穴が見つかり

2週間
集中治療室に
入院していた。

成育に問題はないか
まず 赤ちゃんの全身状態を確認する。

(小川)あっ ごめん ごめん ごめん。

何が あかん?

(山下)え~! フフフ。

ほら。
えっ 本当や!

更に。

小川が気にかけていたのは 母親だった。

(山下)いや 本当に…

「え?」っていうのと…。

その時は…

突然 分かった赤ちゃんの病気。

どれほど つらかったのか。

精いっぱい 気持ちをくみ取る。

いやいやいやいや…

いやいやいやいや。

そんな頑張ったって。
いや むっちゃ
頑張ってますよ。

住民一人一人と向き合う時
小川が大切にしていることがある。

手を抜いて下さい。
子育て 手を抜いて。

はい 分かりました。

(小川)は~い すいません ほんなら。
一足お先に。 失礼します。

(山下)ありがとうございました。

(女性)38.7です。

(男性)大きい音 反応したりしますかね。

コロナ禍で 外出がしづらくなり
人知れず悩みを抱える母親たち。

健診の日も 何か つらさを抱えていないか
小川は声をかける。

なんか心配ですよ。

女性は 実家に どこまで
子育てを頼っていいか 思い悩んでいた。

十分 頑張っているから大丈夫。

もっと自分に甘くてもいいよと
背中を押した。

7月中旬。
コロナ患者が また増え始めていた。

(一同)え~。

この日 小学校でも陽性者が発生。

(女性)一緒!? 一緒…。

学校での集団感染となれば
調査対象は 100人以上に及ぶこともあり

12人の保健師でも 手が回らなくなる。

2週間後…。

首都・東京で 感染が急拡大。

恐れていた事態が 起こった。

この日 区内の新規感染数は 10件。

1件は 学校の部活内での感染だった。

家庭訪問や面談などの予定を
キャンセルし

12人の保健師 総動員で調査を急ぐ。

濃厚接触の判定を逃れるため

陽性者と食事をしていないと
証言を変える者も出てきた。

(小川)うん そんな感じやな。

更に 自宅療養中の患者で

重症化する人が増え始めた。

(小川)厳しい?

自宅療養をしていた患者。

急に症状が悪化したため

「ホテル療養」を勧めたが
かたくなに拒んだ。

症状が…

(患者)はい。

(小川)まあ とりあえず…

実は 身内にコロナをうつしてしまい
ひとり 家に残していくのを心配していた。

患者の気持ちをくみ取りながら
小川は 話を続ける。

…出方とかが。

残していく身内の病状は
見守り続けるからと 説得した。

患者は ホテル療養を受け入れた。

(小川)一緒に 考えていけたらいいなと
思ってまして。

コロナ対応の間にも 地域住民の相談は
ひっきりなしに やって来る。

体や心の不調から
不安定になっている人も多い。

(男性)暑いもん だって。
あっ 暑いから。 ああ…。

2年間にわたり 闘病を続けている男性。

時に どなられることもある。

(小川)本当に?

(男性)足が悪いから… おかしいやん
そんな。 関係あれへんがな。

だが小川は 誰一人 見放すことはない。

(小川)もう本当に…

人が好きなのかな。

♬~

カメラ回ってるけど 無理しないで。
フフフフ。

このまま上げて このまま下ろす。

もう頑張るわ。 アハハ。

夜7時。

仕事の合間。 小川さんが毎日のように
電話をかける相手がいた。

家で帰りを待つ 子どもたちだ。

ほなな もう…

はい よろしく。

コロナ禍以降
帰宅が夜11時を過ぎる日も多い。

それでも 26年間
保健師として走り続けてきた。

専門学校を卒業後 総合病院で
内科の看護師として働き始めた小川さん。

病の回復を手助けする仕事に
やりがいを感じていたが

気になったのは
完治せずに退院する人の多さだった。

入院は いっときで
そのあとの生活の方が ずっと長い。

そうした暮らしを支えたいと
1年で病院を辞め 大阪で保健師になった。

住民からは
ありとあらゆる相談や質問が寄せられた。

病気の症状から 子育て支援まで

正しい答えを伝えるために
必死で知識をたたき込んだ。

がむしゃらに走り続けていた小川さんに
転機が訪れたのは 33歳の時。

結婚し 子どもを授かった。

生まれたのは…

喜びは2倍だったが

苦労も想像以上だった。

授乳も夜泣きも 交代交代。

毎日 ほとんど眠れない。

それでも 大好きな保健師を続けたいと

子どもが1歳半を過ぎた春
職場に復帰した。

だが 仕事との両立は甘くなかった。

子どもは順番に熱を出し
住民の訪問予定を度々 キャンセル。

急きょ 同僚に
仕事をかわってもらうこともあった。

更に。 復職から半年後。

夫に 転勤の辞令が出た。

ワンオペで双子を見ながら
仕事をしなければならなくなった。

他のお母さんとかに一生懸命
子育てのことを言うけど

私 どこまで できてるんやろうっていう。

大好きだった保健師の仕事を
初めて辞めたいと思った。

悩み続けていた ある朝のことだった。

娘がまた 熱を出した。

休みを取らせてほしいと
職場に謝罪の電話をした時。

上司から こう言われた。

「あなたは大丈夫?」って言われたんです。

私? 「あなたも疲れてるし 大丈夫なん?」
みたいな感じで言われて。

うん。 それ言われて もう電話口で
「うわ~」って泣いてしまって。

上司は ただただ
小川さんの話を聞き続けてくれた。

自分のことは
すごく後回しにしてたから 当時。

だから 全然 自分でも気付いてなかった。
そのしんどさとか うん。

なんか それは…

いつの間にか
ひとりで悩みを抱え込んでいたことに

初めて気が付いた。

職場で育児の悩みを
相談できるようになると

少しずつ 肩の力が抜けていった。

先輩は両立の工夫を教えてくれ
後輩は進んで仕事を肩代わりしてくれた。

次第に 仕事のやり方にも変化が表れた。

悩んでいる人たちに必要なのは 正しい
知識を伝えることだけなのだろうか。

(小川)ちょっと また
一緒に考えていきたいと思いますのでね。

抱えている事情は それぞれ違う。

毎回 簡単には答えなど出ない。

寝れてる?

だからこそ小川さんは

悩みを抱える人たちと ともに考える。

(女性)はい。
(小川)了解 了解。

答えを 探し続ける。

(小川)こたえが早いな。

(笑い声)

コロナ感染者が増え始めた
7月下旬。

小川には 気になっている住民がいた。

あっ もしもし。

ああ そっか そっか。

全身に ひどい湿疹がある
赤ちゃんのことで 悩んでいるという母親。

(母親)はい。 そうです。

変わらない? うんうん。

かゆみで子どもがぐずり
母親も睡眠不足になっているという。

この日 3度目の訪問に向かった。

(小川)お邪魔します~。 よいしょ。

あっ あっ…

(小川)結構 きれいになったね。

5年前 日本にやって来たという
ベトナム人の女性。

生後3か月になる赤ちゃんの症状は
改善しているように見えた。

だが問題は 根深かった。

はい。

全身に出た?

母親が食べたものを 母乳を通じて
赤ちゃんが摂取することが

湿疹を悪化させる原因となっていた。

だめやね。

症状が出ないのは 米と一部の野菜だけ。

母親は 極度の食事制限をしていた。

留学生として来日し 工場で働く
ベトナム人の夫と結婚した女性。

出産を機に仕事を辞めてから
地域で孤立しがちになり

十分な医療情報も得られずにいた。

2歳の長男も 乳児の頃に

アトピー性皮膚炎を患っていた。

その際に
漢方で改善することができたため

今回も漢方を試したが
思うほど効果が出ていなかった。

(母親)はい。

体重測定の時。

小川が 異変に気付いた。

2週間前と比べ
赤ちゃんの体重が減っていた。

以前より 400g減少。

成長著しい3か月の赤ちゃんとしては
見過ごせない。

湿疹が原因になっているならば
早く手を打たねばならない。

(小川)
体重だけ ちょっと下がってるから。

お母さん…

考えた?

だが母親は
ステロイドを使いたがらなかった。

一度 小児科で ステロイドを
もらい試したが

途中で副作用を心配し
使用を中断。

その後 症状が悪化したため

ステロイドを処方する小児科には
行きたくないと思っていた。

実は 母親自身もアトピーがあり

発症したのは「自分のせい」だと
責めていた。

(小川)お母さんのせいじゃないよ。

この辺も。
(小川)あ~ あ~。

浸出液とは 傷の表面から
にじみ出る液体。

この液体と一緒に タンパク質などの
栄養が体外に出てしまう。

副作用を
心配する人には

医師の説明で
納得してもらう
必要がある。

適切な支援をするには 母親との
信頼関係を壊すわけにはいかない。

6日後。

小川は 親子を区役所に呼んだ。

区の発達相談で 体重が減る要因が
他にあるか みてもらおうと考えた。

炎症は 前より ひどくなっていた。

体重をはかってみると。

6日前より 減っていた。

(小川)どうぞ。

(医師)あんまり それは
長いこと使いたくないってこと?

湿疹以外には 特に問題は見られなかった。

母乳は ちゃんと飲めているのか。

(小川)菅野さん…

(小川)失礼します。

(小川)靴 靴。 靴 脱げる?

母乳は出ていた。

だが 飲む量が減っていた。

赤ちゃんの飲む力が
落ちているのかもしれない。

(女性)コロナウイルスの患者様と
接触してから

2週間 自宅待機を 外出自粛ですね
そちらをお願いしております。

相談したベテラン助産師は
危機感を募らせた。

はあ…。

小児科での専門的な治療が必要な状態だ。

だが。

小児科を避けている母親に
無理強いすれば

信頼関係が崩れかねない。

翌日。

再び 親子を訪問する日が来た。

小川が出してきたのは
誰もが使える「体重計」。

母親に 自分で体重をはかってもらい

赤ちゃんの状態を
目で見て感じてほしいと考えた。

おはようございます。
よろしくお願いします。

母親に 体重をはかってもらう。

(小川)はい どうぞ。

(小川)おお。

体重は 前回より更に減っていた。

これ以上 放っておけない。

(母親)はい。

(小川)分かってた?

母親を気遣いながら 小川は話を続ける。

♬~

訪問から20分。

小川が 切り出した。

(母親)はい。

全然いいよ。
行こう。

今日じゃなくて
来週にする?

小児科に行くことを 受け入れた。

♬~(主題歌)

(小川)一緒に行こう。

(小川)ステロイド?
(母親)はい。

(小川)もらいます? あっ ほんま?

ステロイドを 試してみるという。

3日後。

(小川)はい こんにちは~。
(母親)ごめんなさい。

(小川)いえいえ 全然全然。

親子は 小児科を訪れた。

医師の説明を聞き
再び ステロイドを使うことにした。

(笑い声)

コロナ対応が終わったあと
再び 母親に電話をかける。

お母さん…

いえいえ うるさかったかな?

これからも 小川は

親子に寄り添い続ける。

相手のことを信じて しっかり向き合って
サポートしていくことで。

諦めずに…

その人と
しっかり向き合って寄り添って

信頼関係を築いていくこと。

おしまい。