チョイス@病気になったとき▽まとめSP 気になる皮膚の病気 乾せん&アトピー[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

チョイス@病気になったとき▽まとめSP 気になる皮膚の病気 乾せん&アトピー[解][字]

過去の放送をコンパクトにまとめて紹介する「まとめスペシャル」。今回は、乾せんとアトピー性皮膚炎について。症状に合わせた薬のチョイスなど、治療の最新情報を伝える。

番組内容
過去の放送をコンパクトにまとめて紹介する「まとめスペシャル」。今回は、気になる皮膚の病気、乾せんとアトピー性皮膚炎。乾癬については、基本的な治療の組み合わせ方や、「生物学的製剤」の注射など、症状に合わせた治療のチョイスを解説。ひどいかゆみを引き起こすメカニズムの解明が進む、アトピー性皮膚炎の治療の最新情報も伝える。
出演者
【キャスター】八嶋智人,大和田美帆,【講師】東京逓信病院皮膚科客員部長…江藤隆史,横浜市立大学大学院医学研究科教授…山口由衣,【リポーター】松田利仁亜,上條倫子,【語り】江越彬紀,佐藤真由美

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

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   ごあんない

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<今日は「まとめスペシャル」

「乾癬」と「アトピー性皮膚炎」。

どちらも 悩ましい皮膚の病気です。

皮膚に赤い発疹が出来たり

白っぽい
かさぶたのようなものが出来

皮膚が
はがれてしまうこともある乾癬>

<そして かゆみが
何度も ぶり返す

アトピー性皮膚炎>

<かきすぎて…>

<薬をぬっても…>

<でも 諦めないで! チョイスはあります>

(5人)チョイス!

<乾癬もアトピー性皮膚炎も

病気のメカニズムに注目した
新しい薬が

次々と登場しているんです!>

<意外と知らない 正しい薬のぬり方から

治療の最新情報まで 一挙 ご紹介!

今日も必見で~す!>

<まずは…>

<異変に気付いたのは

今から7年ほど前のことでした>

<梶川さんの皮膚に出来たのは

5mmから1.5cmほどの
ボツボツとした赤い発疹>

<軽い皮膚炎だと思った梶川さんは
近所の皮膚科を受診。

もらった薬をぬりましたが
発疹は治まらず

かえって
悪化していったといいます>

<梶川さんを さらに苦しめたのが…>

下着自体は もう
何枚 着れなくなったことやら…。

<困った梶川さんは別の病院を受診。

そこで「尋常性乾癬」と診断されたのです>

<やっと病名が分かった梶川さん。

ところが…>

<ええ~?>

<「尋常性乾癬」とは 体のあちこちに

赤く盛り上がった発疹が出来たり

皮膚の表面が分厚くなって

白っぽい かさぶたのようになり

皮膚が はがれたりする病気です。

一体…>

<通常 皮膚の一番外側にある表皮は

28日から45日程度の周期で
生まれ変わります。

ところが 乾癬の場合は

何らかの原因で

免疫細胞が異常に活性化。

そこから「炎症性サイトカイン」
という物質を出し

表皮に新しい皮膚を作るように
指令を送ります。

すると
通常のおよそ10倍ものスピードで

表皮が作り出されます。

そのため 表皮が分厚くなり

皮膚の表面が
白く かさぶたのようになって

はがれ落ちるのです。

さらに この炎症性サイトカインは

皮膚の
赤みや かゆみを引き起こします>

<梶川さんが まず行ったのは

ぬり薬による治療でした>

<ステロイドのぬり薬は

活発になった免疫細胞を抑制し

炎症を抑えます。

活性型ビタミンD3製剤の軟膏は

過剰になった
皮膚の新陳代謝のスピードを

抑える効果があります。 ところが…>

<「乾癬」と診断されて5年。

梶川さんは あるチョイスをしました>

チョイス!

<「PDE4阻害薬」による治療を
始めたのです。

それって
どんな薬なの~?>

<活性化した免疫細胞から

大量の炎症性サイトカインが
放出されることで

皮膚の炎症を引き起こす乾癬。

免疫細胞の中には

免疫細胞を落ち着かせて
サイトカインの放出を減らす

「サイクリックAMP」
という物質があります>

<ところが
「PDE4」という酵素があると

このサイクリックAMPが
分解されてしまうのです。

乾癬の人の免疫細胞では
PDE4が

大幅に増えていることが
分かっています。

そのために
サイトカインの放出が

多くなるのです。

そこで このPDE4の働きを抑え

サイトカインの放出を減らして

炎症を抑えようというのが

「PDE4阻害薬」です>

<梶川さんは このPDE4阻害薬を
毎日のむようになりました>

<以前の写真と
比較すると

足のすねに出ていた
発疹が

少なくなっているのが
分かります>

<背中の発疹はほとんどなくなりました。

PDE4阻害薬をのみ始めて
およそ1年>

まあ だからといって…

う~ん! よかったですね。
よかったですね。

乾癬っていうのは 基本的には
人にうつったりはするんですか?

これはですね
すごい強調して言いたいんですけども

乾癬は うつらないんです。

名前が
「感染症」と間違えられたりしてですね…。

漢字で見るとね 分かるんですけど…。
そうですね 耳で聞くと…。

発音がですね…。
ねえ 音だけで聞くと。

乾癬って 5種類ぐらいあるんですけど

まあ そのうちですね
尋常性乾癬が大体8割ぐらい。

じゃあ ほとんどの方が
そうだというようなことですかね。

そうですね。

VTRの梶川さんは 全身に症状が
現れたっておっしゃってましたけども

現れやすい場所っていうのは
あるんですか?

多いのが頭ですね
まず 頭皮。

ちょっと ふけのように
言われてしまったりするんですけども。

あとは ひじとか ひざとか
腰回りとか。

あとは 爪ですね。
爪?

はい。 爪にも乾癬
出てきてですね

かなりですね 見た目の問題が
やはり ありますね。

洋服で
こすれたりとかする所に多いので

かいたり こすったりすると
乾癬って出てきてしまうんですね。

刺激されるみたいなことになる
ってことですね。

刺激されると よりですね
皮膚が増殖してくるということですね。

<さらに 乾癬の中には

関節にも 痛みや こわばり
変形などの症状が出る

「乾癬性関節炎」があります>

<乾癬性関節炎の場合には

「PDE4阻害薬」のほか

抗リウマチ薬の「メトトレキサート」という

のみ薬が
使われます。

さらに 関節炎の症状が
重い場合には

「ウパダシチニブ」という
のみ薬も

今年から 使えるようになりました>

乾癬になりやすい方っていうのは
どういった方なんでしょう?

遺伝的なですね
素因っていうか

体質っていうのは やはり
あるといわれてるんですけども

それが あるからといって
全員がなるわけではなくって

そこに ストレスとか
肥満とかですね

そういうのでも なりやすさとか
あるっていわれてるんですね。

あと 感染症とか。

すべてが分かってるわけじゃないんですが
そういうので

免疫バランスが崩れるということで
起きてくるといわれてます。

じゃあ その 乾癬になったら

治療は
どうするのかってことなんですけれど

ぬり薬 のみ薬を行うっていうふうに
なってましたけれども

その2種類ってことですか?
そうですね。

乾癬はですね 治療は
症状に合わせて

大体4種類ぐらい
ありますね。

ぬり薬から
のみ薬

それから 光の治療
光線の治療と

あと 注射の治療と
いろいろありますけども

症状に合わせて
選んでいきます。

組み合わせで
治療することもあります。

ちょっと 心配なのは やっぱり ぬり薬

副作用は
どうなのかなっていうことなんですが。

ビタミンD3の製剤のほうはですね
ぬると 少し刺激がある人がいますので

それは ちょっと刺激があれば

保湿剤とか ぬってから
一緒に ぬるっていうのも大事ですし。

あとは
ぬりすぎ 使いすぎると 血中の…

ビタミンD3なので カルシウムがですね

上がってしまう
ということもあったりして。

使用量の制限もありますので

医師の指導に
従っていただければと思います。

ステロイドの場合は

皮膚がですね
少し薄くなってみたりとか

あとは 血管が開いてしまって
赤く 逆に見えてしまうとか

そういう副作用がありますので
それに気をつけなきゃいけないんですが。

もし 心配になってですね
急に ぬり薬やめると

また 急激に悪化することもあるので

やはり それは医師の… 相談してから…。
そうですね。

悪化させないために

ふだん 日常的にできることっていうのは
あるんですか?

どうしても こう 粉が落ちるので
お風呂で 皆さん 一生懸命

取ろうと思って
むしってしまったりとかですね

やはり することがあるんですね。
すごい お気持ち分かるんですが

それも刺激になるので

洗うときに こすらない。 お風呂でですね。

ナイロンタオルとかで ごしごし
やらないようにしたいということが

まず一つですね。 あとはですね

乾癬って 肥満とかですね 糖尿病と

密接に
関係してることが分かってるんですね。

乾癬の患者さんって
そういうのを合併する方が多いんで。

なので… それに 治療していてですね
そういう肥満とかがあると

治療の効果も 少し落ちやすいとか

効きにくくなるっていうことですね
そういうこともあるので。

生活のですね… 食生活ですね

一般的なもので
いいんですけど バランス良く

食生活していただくとか
あと 運動するとか。

梶川さんがのんでる あの…
PDE4阻害薬ということなんですけど

これは どんな薬になるんでしょう?

免疫の細胞がですね 非常に活性化して

どんどん
乾癬を悪くする物質を出してますので

それを 少し落ち着かせるような
イメージですね そういうお薬です。

比較的新しくて
2017年ぐらいから出始めてですね。

かゆい方とか 細かい発疹に

より効果があるということが
分かってきています。

こちらのほうは
副作用は どうなんでしょう?

吐き気とか
下痢とかですね 頭痛とかがあるので

これはですね
最初 ちょっと 少量から のんで

慣らしていく
ということが 大体 決まってます。

比較的 安全なお薬です。 なるほど。

費用は どのぐらい
かかるのかなっていう感じですが。

保険適用があるんですけれども
自己負担 もし3割とすると 月…

1か月で1万7, 000円ぐらい。

少しお高いですかね。

ここまで ぬり薬 のみ薬による治療を
見てきましたが

それでは治らなかったというケースを
見ていきます。

<働き盛りだった40代のとき

「尋常性乾癬」と診断されました>

<当時の奥瀬さんの写真です。

背中や手足などにも
細かい発疹のような炎症が広がり

皮膚全体が
真っ赤になっている状態でした>

<会社員時代 奥瀬さんが

特に悩まされたことが
あります>

<はがれた皮は

ふけのようにも見えました>

<仕事にも影響が出るようになった
奥瀬さんは

大学病院を受診することにしました>

<そこで まず受けたのは…>

<「光線療法」とは
乾癬の症状が出ている部分に

紫外線を直接照射する治療です>

この2点から 効果が見られます。

<照射ランプが全面についている
箱型の装置に入って 服を脱ぎ

2分から5分ほど
紫外線を全身に照射します>

<この治療は
1週間に2~3回 行います。

ところが 奥瀬さんには
この治療は合いませんでした>

<そこで 奥瀬さんは 免疫抑制剤
シクロスポリンによる治療に

切り替えました。 この薬は

異常な免疫細胞の働きを
強く抑える効果があります。

<ところが この薬をのみ始めて
4年ほどたったころ

薬の副作用が現れました。

血液検査で 腎臓の機能が
低下していることが分かったのです>

<そこで 奥瀬さんがチョイスしたのは…>

チョイス!

<生物学的製剤の注射でした>

<生物学的製剤は

免疫細胞から過剰に放出されている

炎症性サイトカインに結合し

サイトカインの働きを
ブロックします。

こうして
皮膚の炎症を抑えるのです>

<この生物学的製剤は 2010年に初めて

乾癬の治療で
使用できるようになりました。

その後も 次々と
新しい生物学的製剤が登場しています>

<奥瀬さんが
現在 治療に使っているのは…>

<注射タイプの生物学的製剤です>

<奥瀬さんは2週間に1度
この注射を 自分で打っています>

<打つ場所は おなか。
皮膚をつまんで 針を刺し

15秒くらいかけて注入します>

注射ですからね…

<この注射を打ち始めてから
およそ半年。

今のところ 副作用もなく

乾癬の症状を
ほぼ抑えることができています>

さあ 奥瀬さん
生物学的製剤という治療を

受けていらっしゃいましたけど
これは どういうものなんでしょうか?

こちらに 表示 まとめてみました。

大きく分けて3つのタイプがありまして

点滴と注射。 注射の中に

自己注射が
できるものというのもあるんです。

それは まあ これだけあると
どう使い分けるのかなっていうのが

気になるんですけれど。

中にはですね
ものすごい短期間にですね

皮膚が
バ~ッと良くなるタイプとかですね

どちらかというと
関節炎によく効くものとか。

全部 大体効くんですが ちょっと 特徴が
薬によってあるということとか

患者さんのご年齢とか
基礎疾患が何かとかですね

あとは どれぐらい通えるかとか

あとは
皮膚と関節炎の重症度の違いですね。

そういうもので まさに
チョイスするということになります。

だから 本当に
患者さんに合わせたようなものが

何となく 本当に選べるようになってきた
というようなことでしょうかね。

すごい 進展があったということですね。

この生物学的製剤っていうのの
治療っていうのは

誰でも受けられるものなんですか?

結核とかのですね
感染症を持ってるとかですね

あとは 重度の心不全があるとか

そのほか 一部の脊髄の病気とかで
受けられない方もいらっしゃいます。

でも 比較的
使える方 多いですね。 なるほど。

この生物学的製剤っていうのは
どうですか? 副作用のほうは。

副作用も ないことはないんですが

まれですけど 注射なので

注射の製剤に
アレルギーの反応を起こすとかですね

もしくは たまに 肝臓が悪くなるとか

やはり 薬の肺炎を起こすとか

そういう方もいらっしゃるんですけど
まあ あんまり多くはないので

比較的 使いやすいお薬です。
それも また いいですね。

一度 そういうふうに症状が消えても

そのあとも
注射は続けなくちゃいけないんですか?

そうですね。 まあ やめることができれば
一番いいんですけども

やはり少し… 免疫の病気でですね
コントロールするのが やはり目標なので。

やめてしまうと
また出てくる方っていうのは

やはり いらっしゃるんですね。

だから 今は どんどん
やめていきましょうというよりは

ある程度 しっかり打って
コントロールをしましょうと。

<生物学的製剤による治療を
始める場合は

日本皮膚科学会が認めた医療機関で
受けられます。

まずは
かかりつけの医師に相談してください>

結構 劇的に効いて 副作用が少ない。

そこまでいくと 費用が
高いんじゃないかなと思うんですけども

いかがですか?
気になりますね。

保険適用でも3割負担で…。

まあ いろいろあるので
1本 負担で2万から…。

1本ですけど 2万から15万とかですね。

ただ それも 1回2本使うとか
間隔も 何回か打つとかあるので

結構ですね。
それは なかなか 1本でそれで

まあ 継続的に使わなきゃいけないから
結構 費用がかさばるのかなって

やっぱり 思いますね。
ただ 日本はですね

この高額療養費制度というのが
すばらしい制度があるので

患者さんの やはり 実際には 負担額は
かなり抑えられてですね

大体ですね 平均的な年収の方だと

まあ 多数回該当って 何回か
高額療養費 使ってるとですね

少し
安くなるって制度もあるんですけども

そうするとですね
1年間に 大体17万ぐらいとか。

まあ 月々1万5, 000円ぐらいでですね

できるということになってきてます。

少しは負担が減っていくのかなという
感じでしょうか。 分かりました。

では 最後に
今日 お伝えした内容を踏まえまして

ベストチョイスのためのアドバイスを
お願いいたします。

乾癬というのは 非常に こう
まあ 見た目の問題とかですね

そういうところで 長いこと苦しんだ
患者さんがいらっしゃいます。

今は このようにですね
治療法も かなり多くなっていて

非常に ほとんど発疹がないぐらいで
コントロールできるような

病気にもなってきていますので
ぜひ 諦めずにですね

病院のほうに相談いただければと
思います。

<続いては「アトピー性皮膚炎」。

こちらも 今 新しい治療法が
次々 登場しています>

<子どものときから アトピー性皮膚炎に
悩み続けてきました。

特に症状がひどかったのは上半身。

手の指や首が乾燥し

常に かゆみや赤みが
ありました。

高橋さんのアトピー性皮膚炎が
ひどくなったのは

就職がきっかけでした>

仕事も忙しい それで残業もある中で
イライラして

薬をつけても効かない。
で どんどん悪化してったかな。

だから 本当に…

<高橋さんは かき壊した肌が気になって

いつも うつむいて過ごしていました>

<アトピー性皮膚炎の
このひどいかゆみは

どうして起きるのでしょうか?>

<アトピー性皮膚炎では

皮膚のバリア機能が低下して

外から刺激が入りやすくなっています>

<刺激が入ると 免疫細胞が反応し

炎症を引き起こす伝達物質を放出。

これが知覚神経に届くと

かゆみが発生します。

炎症を引き起こす物質は同時に

皮膚のバリア機能も より低下させます。

さらに アトピー性皮膚炎の人の場合

ダニ ほこり カビ 花粉など

さまざまな物質が刺激となりやすく

こうした物質にさらされるたびに

かゆみが引き起こされるのです>

<高橋さんのように

ストレスが悪化の原因となることは

珍しくありません>

ストレスで
いろんな病気が悪化しますけど…

よく診ている患者さんは…

<高橋さんが 一番つらかったのは夜。

かけばかくほど かゆみは ひどくなり

眠れませんでした。

でも どうして
かけばかくほど かゆくなるの?>

<それは かくことで
皮膚のバリアが さらに壊れ

外からの刺激が
より入りやすくなるからです。

かくことによる刺激で

かゆみを感じる知覚神経も

増えたり伸びたりします。

すると ちょっとした刺激にも
敏感になってしまい

よけいにかゆみを感じるのです>

<「かく」「バリアが壊れる」

「神経が増えて刺激に過敏になる」

「かゆいので さらにかく」。

この悪循環が起きると

かゆみは簡単には止められなくなり

かき壊すまで かいてしまうのです>

<実は このとき 高橋さんは

かなり強いステロイドのぬり薬で
治療をしていました。

ステロイドには 免疫細胞が
炎症を引き起こす物質を作るのを抑え

皮膚の炎症を抑える効果があります>

<じゃあ なぜ 高橋さんの場合

強いステロイドでも効果がなかったの?>

ちゃんとした量をぬるっていうことと
それから

ゴシゴシぬらないっていうことですよね。

<じゃあ 正しいぬり方って?>

<目安は大人の人さし指の第一関節です。

これを かゆい場所に…>

<さらに 高橋さんは

これまでになかったチョイスを
しました!>

チョイス!

<それは ステロイドと併せて
保湿剤を使うこと。

保湿剤は 皮膚が本来持っている
バリアの代わりになります。

表面からの水分の蒸発を防いだり
皮膚の中の水分を保持したりして

乾燥を抑え
外の刺激から守ってくれるのです>

<高橋さんは1日2回

病院で教わったぬり方を
きちんと実践。 すると

僅か3日で
炎症で赤く腫れていた皮膚の下から

新しい皮膚が出てきたといいます!>

VTRで見てると
結構な分量をぬるんだなっていう…。

思ったより多かったですね。
そうですよね。

同じ薬 ぬってても

10ぬらなきゃいけないものを
5しかぬらない人は

治療が 10が5になるんじゃなくて
10が0になるんですよ。

僕が いつも教えてるのは
ぬったときに 結構 べとついて

その べとついて見えた状態で
本当に それがいいかどうかは

ティッシュペーパーを1枚取ってきて

垂直に立てて ぬった部位に
ちょっと押し当てて 落ちない。

ああ なるほど!
やってみてください 今度。

結構 落ちるんですよ。
しっかり ぬったつもりでも 落ちる。

優しく… 優しく こうやんなきゃいけない
っていうのは どうしてなんですか?

理由を改めて
図で説明していただきましょうか。

ちょっとでも ゴシゴシするとですね
せっかくぬった薬が

全部 ここに薬がたまってしまって

山の上の薬は
拭き取ってしまってる感じになっちゃう。

一番 ぬらなきゃいけない所に
あんまり薬が届いてないってことに…。

ゴシッてやったら
全部 ツルッとなくなってしまって

真ん中ばっかり ため込んじゃう。

で 優しくぬるとですね
こんな感じでですね しっかりと…。

こう すり込まない。
すり込まずに…。

ちょうど 雪がきれいに積もった
山のような状態で置いといてくだされば

薬は どんどんと
全部に効いてくれるということで。

優しくぬること。
これが2番目の秘けつです。

<ステロイドは

症状の程度や使用する場所などによって

使い分けます。

例えば ひっかき傷が出来るような
中等症の場合には

ストロング
もしくは ミディアムを使います。

自分が使っているステロイドが
どのランクなのかは

日本皮膚科学会のホームページで
確認できます>

あと どうしても 「ステロイド」と聞くと
副作用っていうのが

付いてくるんじゃないかなと
思うんですけれども

それについては いかがですか?

副作用に関しても 誤解が多すぎて

どうも ステロイドをぬっていると
皮膚が厚ぼったく黒くなると思ってる…

思ってません?
何となく そういうイメージはあります。

それは まったく うそで。
まあ そういう状況っていうのは逆に

炎症が ずっと長引いたために

皮膚が厚ぼったく
黒くなってるんであって。

ちゃんとぬった場合は むしろですね

ぬりすぎちゃうと皮膚が薄くなります。

ペラッペラに
なっちゃうんで。 そうなったときは

僕らも
注意しなきゃいけないと思いますし。

血管が拡張してきて 少し こう

血管が
浮いて見えるような状況も

出てくるでしょうし。 それから

顔にぬってる場合は
眼圧が上がるタイプの人では

緑内障のリスクもあるので

それも注意しなきゃいけないし。

まあ ステロイドは やっぱり
非常によく効く薬ですけれども

ちゃんと 副作用を理解して

そういう副作用が起こらないような
注意のもとで

医師の指導を守りながら ぬっていただく
ということが必要だと思います。

かゆくなったときにだけ ステロイドを
ぬるっていう方法もあるんですか?

いや それは駄目だと…。
駄目… フフフ…!

改めて どうして良くないのか

このグラフで説明していただこうと
思うんですけれども。

まず グラフの見方ですけれども

縦軸が 皮膚の症状の程度で

上にいくほど状態が良くない。

で 下が 正常の状態だというふうに
表しています。

で 横軸が時間の経過です。

青向きで…
矢印 点々となってますけれども

これは ステロイドによる治療を
表しています。

2つ並んでますけれども

この違いというのは
どういうことなんでしょうか?

この図を見て分かるようにですね

良くなったと思ってもね

このピンク色の部分っていうのが

まだね 何ていうんですかね

たき火でいえば くすぶって
火はないけど。

だから そのまま

じゃあ 終わったっつって
帰っちゃうと

山火事になっちゃうみたいに

どんどん どんどん
火が また燃えてきちゃう。

また 焦って来たときには
もう 火が

本当に山火事みたいに
燃えてるから

また かなり 大量のステロイドを
使わなきゃいけない。

ダメージを受けた皮膚ですから
ステロイドは どんどん吸収されます…。

副作用も出やすいですし。

それで また ある程度 使って
また やめれば

また くすぶった火が燃えるという。

早くやめたい気持ちは
どんどん どんどん

悪化 再発のサイクルを増やして

ぬるステロイド量も そのとき
増えます。

ところがですね どんなに…
どんなにですね 良くなっても

まだ ピンク色の部分っていうのは

弱い火が残っているんだってことを
理解していただいて

薬をぬり続ける。
タイミングは もうちょっと…

週に2~3回でいいですから
やめたいと思う気持ちを抑えて

週2~3回。 これを
「プロアクティブ」っていうんですね。

逆を「リアクティブ」といって 要するに

悪化したら「リアクティブ」にぬると。
反応すると。

どんなに良くなっても
まだ くすぶった火が残ってるから

ぬろう ぬろう ぬろうと。

決してやめない。
そういう方向でやったほうが

ステロイドのトータルの使用量も
少なくて済むし

副作用も出にくいという論文が
どんどん出てきていて

我々は このプロアクティブ治療を
お勧めしてます。

理解しました。

でも まあ そう続けていくと こう…

ステロイド治療の費用っていうのが
気になってくるんですけど。

じゃあ まあ… あと ステロイドだけじゃ
治らなかった高橋さんが

実感されてましたけど 保湿っていうのは
やっぱり 大事ですか?

もちろん… 要するに さっきも
最初に言ったように

炎症が先じゃなくて バリア機能の低下が
むしろ メインだから

炎症を抑えても
バリア機能が駄目だったら

また炎症が起こりますから
バリア機能を整えてあげる。

それを だから 体… 体質を改善して
治せるならいいんですけど

まだ そこまでの医学はないので

外から補ってあげるという意味では
保湿が重要で

保湿剤をぬっていただくのが
ものすごく重要だと思います。 同時に。

保湿剤… じゃあ ぬるときの
ポイントっていうのはありますか?

お風呂を出てから しばらくすると
ものすごい乾燥する人が多いので

出てから 10分 20分ぐらいで
しっかり ぬっていただく。

だから
お風呂場でぬってくださいという指導も

あってもいいかもしれません。
なるほど。

炎症を抑える ぬり薬っていうのは

ステロイド以外にもありますか?

<ステロイド以外では

「タクロリムス」というぬり薬が
あります。

この薬には
皮膚の炎症を抑える効果があり

ステロイドのように
皮膚が薄くなる副作用がないため

顔や首などに
使います。

使い始めは刺激感があり
ピリピリしますが

治ってくるにつれて
次第に落ち着いてきます。

抗ヒスタミン薬や
抗アレルギー薬の のみ薬を

かゆいときにだけ
補助的に使うこともあります>

さらに新しい薬があるんです。
なるほど!

チョイスしたのは
最初のVTRに登場した高橋さんです。

実は かゆみが
また ぶり返してしまったんです。

<保湿剤とステロイドを きちんと ぬり

症状をコントロールしていた高橋さん>

<しかし 1年前…>

<再び 我慢できないかゆみが
襲ってきたのです。

そこで 高橋さんは
新しいチョイスをしました>

<それは…>

<承認されたばかりの治療薬です>

<「デルゴシチニブ」には
免疫細胞が

アトピー性皮膚炎の症状を
引き起こす物質を作り出すのを

ピンポイントで
阻害する働きがあります>

<高橋さんが
長年 ステロイドを使い続けていたこと

そして 効果が弱まっていたことから

担当医は この新薬を勧めたといいます>

ステロイドじゃないけれども…

<高橋さんは 早速 治療を開始。

すると すぐに効果が表れました>

新しい薬が出たんですね 先生。

ステロイドはいろんな細胞に働きかけて

それなりの副作用が出るんですけども

タクロリムスと同じように
免疫細胞を主体に

アトピー性皮膚炎の炎症反応を
引き起こす物質を抑えてくれますので。

これ でも… これも やっぱり

重症の患者さんにだけ
使うという感じですか?

これは まだ 出たばっかりなんで
量の制限はありますけれども

「アトピー」と診断されていれば

むしろ 軽症でも使っていっていいし

1日2回 ある程度の…

傷とか ないような場合には

ステロイド同様に
ぬってくださっていいと。

ただ 1回 上限5gという範囲で

2回ぬれるということになってます。

何となく
上限があるっていうふうに聞くと

副作用もあるんじゃないのかなって

思ったりもしますが
それは いかがですか?

まあ 感染症が 少し起こしやすいとか
そういうことはありますけれども

皮膚が薄くなるとか そういう
ステロイドの副作用がないという点は

とても魅力的な薬で しかも

タクロリムスが持っていた刺激感が
ないんですね。

ですから 刺激で駄目だった方にも
使える薬と。

さあ この
新しいぬり薬ということですから

気になるのは お値段ですけれど。

1本 5g 700円。
700円!

でも そんなに 思ったより あれですね。

まあ でも かゆみが ある程度ですね

さっきの方も そうですけど 取れる。

みんながみんな
すごく取れるわけじゃないですけれども

かゆみが取れるという効果が
非常に期待できますので

とても期待できる外用剤だと思います。

これが効くってことになると

ステロイドは もうぬらなくてもいい
ってことになりますか?

ステロイドのほうが効く部位とか

やはり まだ あります。

今 出たばっかりで
これから 患者さんによっては

この薬がいいという方だったら

それだけでも
いけるとは思いますけれども

ステロイドのほうが
やはり優れてる場合は

ステロイドをチョイスする場合も
結構あるので

まだまだステロイドの出番は
あると考えてます。

その薬を使ってても
やっぱり 保湿は大事ですか?

もちろんです。
もう 保湿が一番! 一番!

すごい…。 やっぱね
強めの「もちろん」が出ましたんで

やっぱり 保湿が大事なんだなと
改めて思いましたが。

<さらに それまでの薬が効かなかった
重症の患者に対して

2018年 注射タイプの薬が登場しました。

「デュピルマブ」です。

アトピー性皮膚炎では

免疫細胞が出す
炎症を起こす物質により

かゆみが生じたり

皮膚のバリア機能が
失われたりします。

デュピルマブには

この炎症を引き起こす物質を
ブロックする働きがあり

そのため アトピー性皮膚炎の症状が
改善するのです>

注射 どのぐらいの頻度で打てば
いいっていうのはあるんですか?

今の注射は 2週間に1回。

最初に2本打って

それから2週間ごとに1本ずつ。

おなか… 大体 おなかに打っていただく
注射になってます。

自分で注射できますよ。
えっ?
自分で注射…。

その道具も 今日 お持ちいただきました。

どんな感じか 説明していただけますか。

これが
その注射を入れたキットなんですね。

注射を見ると
針が ツンって見えるから怖いので

こういうキットの中に入った状態で

ここに針があるんですけど
それも こう見えなくなってます。

で これを 一番 こう… 無難な所に当てて
こうやってやって

ちょっと押すと…。

見えない針が今 プチッて刺さったけど

すごい細い針なんで
そんなに痛くないんですね。

<この注射は3割負担の場合

1か月分 2本で

およそ4万円と高額ですが

自己注射できるようになると

3か月分 6本
まとめて処方してもらうことができ

その場合は 高額療養費制度が適用され

費用の負担を減らすことができます>

これ お金を払えば
誰でも打てるということですか?

ある程度 ちゃんとした治療をして

それでも駄目な方は 確認したうえで

我々が判断して出しますし

あと 長期間ぬっていて

ステロイドの副作用が出てきて
もう これ ステロイドぬれないな…

タクロリムスも
刺激があって駄目だという方で

外用療法で
行き詰まった場合も適応になります。

<さらに 最近 のみ薬の

「バリシチニブ」と「ウパダシチニブ」も
加わりました。

この薬は
デルゴシチニブ軟膏と同じ仕組みで

かゆみや炎症を抑えます。

のむのは 1日1回。

感染症などに注意が必要なため

治療を始める前や治療中は

定期的に検査が行われます。

費用は 3割負担の場合

バリシチニブが
1か月で4万8, 000円程度。

ウパダシチニブは薬の量によって

1か月4万5, 000円程度。

もしくは 9万円程度です>

ベストチョイスのためのアドバイスを
お願いいたします。

あの… アトピー性皮膚炎に

誤解がたくさんあって

ステロイドを
使いたくないという気持ちになった方が

たくさんいました。

まず ステロイドを見直していただいて

ステロイドを中心とした外用療法が

もっともっと しっかりできれば
アトピーがあってもですね

もっともっと 元気な すばらしい人生を
歩めると思うんですね。

ステロイドが どうしても限界な場合も

新しく 弟分の外用剤が出来ました。

さらに 注射のお薬があって
それをうまく使っていけばですね

ほとんどの場合のアトピー性皮膚炎の
その… 苦しい場面はですね

切り抜けることができるはずなんです。
頑張ってください。

<アトピー性皮膚炎の治療について
まとめます。

治療の第一選択は 皮膚の炎症を抑える
ステロイドのぬり薬です。

顔や首を中心に比較的副作用の少ない
タクロリムスを使うこともあります。

さらに 病気のメカニズムに注目した
新しいタイプの薬も登場しています。

ぬり薬のデルゴシチニブ軟膏。

ぬり薬を使っても治りづらい場合には

注射薬のデュピルマブや

のみ薬のバリシチニブ ウパダシチニブも
あります。

今後も
さらに治療のチョイスが増えることが

期待されています>

次回も 皆さんにお届けします。

健康へのベスト…。
(2人)チョイス!