SWITCHインタビュー 達人達「青木崇高×田島征三」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

SWITCHインタビュー 達人達「青木崇高×田島征三」[字]

豪快にして繊細。迫力の存在感を放つ俳優・青木崇高と、日本を代表する絵本作家のひとり田島征三が世代をこえて創作や命について語り合う。共通点は…へそ曲がり屋さん?

番組内容
来年の大河ドラマにも出演予定で活躍を続ける青木。意外にも俳優になったのはたまたまで、今後も俳優業のみにこだわりたくないという。イラストや動画作成など創作活動にも意欲的だ。一方「いのちのグリグリ」を描いてきた田島も青木の倍の年齢・81にして芸術表現に拍車をかけ、新しい挑戦を続けている。前半は田島が木の実の絵本を制作しているアトリエ、後半は青木のお気に入りの古着店でトーク、二人のエネルギーがまじりあう
出演者
【出演】俳優…青木崇高,アーティスト・絵本作家…田島征三,【語り】六角精児,平岩紙

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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(拍手)
≪おめでとうございます。

2021年11月。

児童文化の発展に貢献したとして

表彰された人物 絵本作家の田島征三。

半世紀以上にわたり 数多くの作品を
生み出してきた。

力強い筆遣いと鮮やかな色彩の作品は

子どもだけでなく 大人の心をも
とりこにする。

絵本に描かれているのは…

自然や生きものの
ほとばしる「いのち」の躍動が

生き生きと伝わってくる。

創作の手法も さまざまだ。

大きな赤い鳥。
よく見ると木の実。

数千もの木の実で作られた動物が
自由自在に姿を変え

自然界の不思議を感じさせる。

こちらは 空間絵本。

なんと
廃校になった小学校を丸ごと絵本にした。

80歳を超えてなお
精力的に創作を続ける田島。

そんな彼の対談相手は…。

「強烈で
熱い男を演じる俳優といえば…」の

青木崇高。

京の都に
平穏を取り戻してご覧に入れまする!

時には 癖が強い幕末の大名の役。

緑は 俺の妻だ!

時には 愛する妻に裏切られ 逆上する夫。

作品ごとに迫力いっぱいの存在感を放つ。

その一方…。

サマルカンドに着きました~。

バックパック1つで
世界中を旅する一面も。

旅の記録をみずから撮影し 編集もする。

さらに
イラストやデザインも手がけるなど

創作意欲が とにかく強い。

実は 12年前 新潟に開設された
田島の空間絵本も見に訪れている。

作品に 強い衝撃を受けた青木。

今回の対談で 田島に聞きたいこととは…。

なるべく… フランクにっていうのも
変ですけど あの… したいですね。

セイちゃんモードで。

でも シバかれるかもしれないです…。

今 いろんな役で出てるわけですから

それを どうやって なりきるか
みたいなことをね

ちょっと聞いてみたいなとは
思いますけどね。

青木がやって来たのは
湘南台にある田島のアトリエ。

あっ…! ハハハ…! どうも。

おはようございます!

どうも。

こんにちは。
こんにちは。

青木崇高と申します。
あっ どうも 田島です。

「はじめまして」ではないんですよね。
以前に…。

もう 12年ぐらい前。
それぐらい前ですかね はい。

僕は覚えてるけど 覚えてます?
僕も覚えてますよ! 覚えてます!

本当に?
これは本当です 本当です。

作品も拝見させていただきました。

いのちを描く絵本作家と
熱い魂を演じる俳優。

2人のエネルギーが世代を超えて
交じり合う。

♬~

お邪魔して
よろしいですか。 どうぞ どうぞ。

失礼します。

ここで 木の実の絵本を
作ろうとしてるんですね。

ちょっと いい仕事場なんで…。
おお~!

こんな…。
はあ~… ええ~!

もう まさに ここで
制作されてるんですね。

そうそう そうそう。

田島の新作は 木の実で作る絵本。

材料は みずから集める。

地面に落ちている さまざまな木の実。

木になっているものは取らず
一つずつ丹念に拾っていく。

こうして集めた無数の実を仕分けし

和紙に並べていく。

今回の主人公は どんぐり。

はい。
それを… だから こう

彼は ちょっと 慌て者で
こいつは ちょっと しっかり者でという

こう キャラクターがあって。

この子は どういった性格なんですか?

これ ノッポ。 単に…。
ハハハ…!

で こいつは 怖がりでね
これが のんびり屋さんなの。

なかなか…

ハハハハ…!

例えばですけど ここの…

ここだけで どのくらいの時間
かけられるんですか?

いや そんな
時間は かからないんだけど

結局 これ 写真に撮って…

先生は… あっ 「先生」じゃない…。
セイちゃんは…。

セイちゃんは えっと…

ごきょうだいで…。
疎開っていうか…

そこでの体験がベースに
なってらっしゃると思うんですけど。

1940年 大阪 堺市で生まれた田島。

一卵性双生児で どちらが田島なのか
本人も分からない。

戦後まもなく 父親の故郷 高知県の
自然豊かな土地に移住。

多感な時期を過ごした。

このときの体験が 田島の創作人生に
大きく影響している。

52歳のときに
田島が出した著書…

少年時代の原体験をつづったものだ。

後に 映画化もされ 高い評価を受けた。

ある日の川遊び 田島少年にとって
人生で最大の衝撃となる出来事が起こる。

やったな セイちゃん!
やったぜ!

このときの手の中で踊る
魚の いのちの感触。

これが 田島の制作のテーマの源だ。

2020年 この記憶を
改めて絵本にした田島。

75年前 魚を初めて捕まえたときの衝撃を
こうつづる。

「手の中で ぬるぬる にぎると ぐりぐり
いのちが あばれる」。

そういうものが 僕の体の中に…

そうですよね。
だから もう 何か こう…

色あせるなんてことはありえない感じ
しますね。 そうそう… うん。

その人の一生を
かなり大きく

影響するんじゃないかと
思いますけどね。

田島の絵本作家への道のりは
波乱に満ちている。

19歳 故郷を離れ
東京の美術大学に進学した田島。

絵本作家を目指し

在学中に手刷りの作品を
自費出版した。

それは 後に
田島の代表作の一つとなる絵本

「しばてん」の原形となるものだった。

主人公は 少年 たろう。

高知県に昔から伝わる力持ちの妖怪
「しばてん」の生まれ変わりといわれ

村人たちから忌み嫌われていた。

あるとき 日照りが続き
村人たちが飢えていると

たろうは 米を 独り占めしていた長者を
投げ飛ばし

村人に米を分け与える。

たろうは 大いに感謝された。

その後 役人が村へ来て
米を盗んだ犯人を問い詰める。

村人は 口々に答えた。

「しばてんです」。

「しばてんが ぜんぶ やりました」。

たろうは 役人に引き立てられていき
この物語は終わる。

おおらかな絵とは裏腹に

人間のさまざまな本質が込められた話は

田島の少年時代の記憶から
生まれたという。

それこそ 高知のころに…。

本当に…

やっぱり その子が悪くないのに

みんなで その子に罪を負わせて。

先生も その子だけをいじめる。
うん…。

で その子と…

はい。

だから 助けなきゃいけないのに。
そんなに みんなから…

はいはい…。

慚愧の念っていうか
もう いまだに それは

自分の罪としてね 心のどこかで
自分を責めてるっていうか…

はい…。

だから それに気が付かずに
描いたの あれは。

気が付かずに描いて
本になって 初めてね

ああ そうか このことだったんだって。

…っていうことにね
あとで気が付いて。

そうか… って思ったね。

やっぱり 僕は…

田島の胸に突き刺さっていた
罪の意識から生み出された「しばてん」は

児童文学界の高い評価を得る。

24歳のとき「ふるやのもり」で
絵本作家としてデビュー。

前途洋々のはずだったが…。

民話をもとに描いた この作品は

子どもの教育現場から酷評される。

理由は…

…みたいなことを言ってた。
はい…。

…みたいな。 まあ 逆に すごい…

当時でいう いい絵本っていうのは
どういった本だったんですかね?

平均的というと… あれなんですけど…。
そうだね。

絵本の編集者とかが やっぱり

「子どものときのね…」

…みたいなことを言ってるわけよ。

はい。

童の気持ちとか
それに 返るとか言うでしょ?

返らなくても ここにあるんだから
返らなくていいんだよね。

世間でいう

「大人になりきってない ばかなやつ」
っていうことだなというのがね…。

まあ ずっと… そういうふうに
生きてきたんだけど。

童心って言ってしまえば
もう 童心から

離れちゃってるわけに
なっちゃうじゃないですか。

僕自身 その…
僕の個人的な解釈なんですけど…

…だと思うので 別に 見る年齢は
別に 子どもじゃなくても

大人であっても…
まあ むしろ 大人のほうが

社会生活の中で
いろいろ疲弊するじゃないですか。

いろんなものを のせられて…。

いろんなものを こう…
責任とか こう のせられて…。

そのときに…

今 やってるのも これは…

ただ このどんぐりが
こっち見てるのが

寂しげに見えてるのかな?
何か これから

どっか面白いところへ行くぞ!
っていう そういう…

もう 今にも動きそうなふうに
見えてるのかな? って

そっちのほうが大事で。
はい。

それは 大人が見ても 子どもが…
僕以外の者が見てね

そういうふうに見えるかどうか
っていうのが

すごい大事なことで。
はい。

はい。

「ふるやのもり」は全く売れず

田島は 生活保護を受けるほど困窮。

とうとう 3畳一間の下宿先で
栄養失調で倒れた。

何かね 体が引きつって
が~って引きつって

汗が ぶわ~って出る…。

着替えるもんもないから
体温で乾くでしょ?

はい。
それで また 汗が出る。

そのうちね 何か

獣の臭いになってきたなって
思ってたら

そのうちね…

ええっ…?
そうか 死ぬんだなあって…。

もうね 「ふるやのもり」と

手刷りの「しばてん」しかないから 作品は。

ああ 俺は 夭折の画家としてね…

…って思ったら 汗 いっぱい出て。

それで そのまま ぐ~っと寝ちゃって。

それで また 目が覚めて…

ふと 下宿の戸がね
ふ~っと開いたんだよね。

ああ 何が来たんだろう…?

そしたらね きれいな女性がね
こう 入ってきたのよ。

ああ そうか。

見えてきました…?
うそみたいな話だけど

そんな気持ちでね こう 見てたら…

はい。

「先輩 どうしたんですか?」
って言うから…

ハハハハ…!

本当に死ぬところだったからね。

「えっ! それは大変です!」って。

「じゃあ 何か 買ってきます」
とか言って…。

忘れもしない。

あの… 石けんみたいな…

「おいしくない」…。
まあ 味は 今は置いといてっていう。

それ 買ってきて
それ がぶがぶ食ってね

それで元気になったのよ。
ああ~…。

もしかして…!

おっ!
そういう…。

おお~…! すごい!
そんな話で。

つまんない話でした。
いやいや つまらなくないですよ!

すてきな話。
こんなときにする話じゃないんだけど。

いやいや いやいや…。

結婚して心も体も健康になった田島は

1967年
絵本「ちからたろう」を出版。

昔話を表現した この作品は

海外の権威ある賞を受賞し

国内外に田島の名前が知れ渡った。

すると

たちまち 仕事のオファーが殺到。

逆に 自分の作りたいものが
作れなくなっていく。

そこで 田島は 家族とともに
都会を離れることを決意。

自然豊かな西多摩郡に引っ越した。

日々 畑を耕し
生きものに触れ合いながら

自分の理想とする創作活動を開始。

名作が 次々と生まれ
名だたる賞も受賞。

順風満帆に見えたが…。

51歳のとき 地元が
ゴミ処分場の候補地となる。

田島は 反対運動にも参加するが
埋め立ては進んでいった。

目の前で森が破壊され
川に汚水が流れていく。

小さな生き物たちの
いのちが失われていった。

けど ここにいる…

こんな 何でもないことがね

まあ その…

何か ここの小さな水たまりに住んでる
小さな魚のこと…

…って思いますよ。
うん…。

完全に…。
そこが埋め立てられて

そこに毒の水が流れ込んだり。

見てられないですよね。

自然 ひいては 生き物の声を

すごい 拾うというか
拾おうとされてるというか。

田島は 自然破壊への怒りを絵本に込めた。

題名は…

ゴミ処分場の建設で
住みかを追われた動物たちが

たどりつく場所は どこなのか。

裏からは
違う内容が読めるようになっている。

ゴミを捨てる側の話だ。

人間が出すゴミは
一体 どんな場所へ運ばれるのか。

2つの絵本を読み進めていくと

最後は おどろおどろしい
ゴミ処分場の絵で終わる。

反応とか いかがだったんですか…?

いや あの… すごく あれは

結局 説得力はあるけど

運動としては まあ
ゴミは やっぱり 大変だなあ…

何か いまいち…

本当に もう 月日を飛び越えて

10年後 20年後に ああ あれって

こういうことだったのかな
とかっていうの

あったりすると思うんですよね。

環境問題に限らず 僕が言いたいのは
やっぱり 何だろう…。

…っていうことだと思うんですよね。

それは…

言葉の表面ではなくて
絵の表面でもなくて…

…ができないだろうか
っていうことなんですよね。

田島は 今
鉄を使った巨大作品に

取り組んでいる。

これまでは 流木や竹で作っていたが
より頑丈な素材を選んだ。

齢81にして 初めての挑戦。

(拍手)
≪おめでとうございます。

田島の創作意欲は衰えを知らない。

これから…

…と思っております。

僕なんかは 今でも…

…と思ってるから

この前なんか
僕よりか ずっと年下の人にね

「僕よりか年下ですよね?」って
確かめたことあるの。

そしたら「いや ずっと年下ですよ!」
なんて言って

むきになって その人 言ってたけど。

今 80を超えてね
初めて 何ていうか…

80って 年寄りかな? っていうことに
気が付いたんだけど。

結論としては…

…っていう結論に達してるんだけどね。
ああ…。

夢中になって いろいろ
作品とかと向き合って

いろいろ やられてるから
挑戦されてるから

そんなこと考えてる時間もない
っていうか… みたいな感じ…?

考えが そこに及ばないっていうね。

さすがにね 90になったら 急に

俺は 年寄りだ! もう駄目だ!
みたいなことを…。

いや… 征三さん そういうの
ないと思いますね たぶん。

今の感じで 「いやあ 80のとき
90は どうだって思ったけど

90になったら…」って
おっしゃってるんじゃないですかね。

そんな気しますけどね。

それっても もう
やっぱ 究極的にいうと…

やっぱり 10年たっても…

…とか言われるようになりたいね。
はあ~…!

でも セイちゃんの人生には
常に そういった方が…。

そうそう。 何かね…。
つきまとっちゃうっていうか。

何か言われることは覚悟っていうか

何か 逆にね 何も そういう…

逆転現象っていうか。
いいのかな…?
面白いですね。

こんなことになって いいのかな?
っていうね。

それじゃ もう 何か…

はいはい はいはい。
やっぱり 何か 言われてるでしょ?

言われたいですね…。
それで 言われて

はあ? いや いや いや
分かってねえなあ… とか。

ハハハハ…!
何か 違えんだよって思いながら

いや まあ 確かに そうかもしれない
とかも拾いつつですけど

やっぱり 無味無臭なものって
あんまり 自分が

やっぱり エネルギー注ぎ込んで
やってる以上…

せめて…

…っていうのは思ってますね。

後半は 舞台をスイッチ。

東京 高円寺。

田島が青木に招かれたのは…。

セイちゃん!
あれ?
ハハハハ…!
おはよう!

どうも どうも。
お待ちしておりました。 これで来たの?

いや これで来たわけじゃなくて
これ こちら。

僕の 今日 対談の場所として
指定させてもらった…

青木の お気に入りの古着屋だ。

オーナーが世界中から探し集めたという
ビンテージものや

上質なものが並ぶ。

ああ~…。
たまんないですね。

一つ一つ 歴史のあるような…。

お似合いのものを お探ししましょうか?

ああ 奥様に? 本当ですか?

ハハハハ…!
着せてもらったのを着て歩いてる。

羽織ってみません?
そうだね。

こっち 暗いかな? ちょっとね。

これぐらい明るいほうがいいかも…。
こちらを じゃあ…。

かっこいいですよ!
かっこいい?

かっこいいですよ。
ただ サイズが ちょっと問題…。

ハハハハ…!
そうだね。 何か…。

…なんて呼んでもらって

すごく 僕 よかったんだけど。
ああ 本当ですか?

じゃあ 今日も 引き続き…。
あなたのことは何て呼べばいいかな?

じゃあ ムネちゃんとか
「ムネちゃん」か。
いかがでしょうか?

「ムネちゃん」がいいかね。
ハハハハ…! 本当ですか?

ムネちゃん セイちゃんの対談です。
今日も よろしくお願いします。

今日は ここが…。

はい。 対談の場で。
場所…。

古着屋さんなんだよね。
そうです。

何で ここを選んだんですか?

すごい考えたんですけど
10代の後半とか…

いわゆる 服屋さんではない
古着屋さんっていうのが

やっぱり 一個一個 手に取ったときに

ストーリーが見える
っていうんですかね。

服と対話してるというか
もう… 大げさに言うとですけども。

何か リラックスもしますし
すごい 刺激を得られて

そういう
クリエーティブな気持ちになるとか…。

そういった 何か こう…

…があるんですよね。

1980年 大阪 八尾市で

3人きょうだいの
末っ子として生まれた青木。

引っ込み思案で
人の顔色をうかがうような子どもだった。

そんな青木が変わったのは 高校生のとき。

古着屋に通い始めてから
自分が出せるようになったという。

…みたいなものが ありまして。

いったら もう
一点物に近いじゃないですか。

もちろん これ 完全には
オンリーワンではないんですけども

でも やっぱり…

それ 結構 強いだろうね。
そうですね。
その気持ちがね。

もう ピッタピタで 本当 乳首 浮いて

ギュッて締めつけるような
Tシャツとかでも

「服に負けるんじゃない」っていう…

何か… 気持ちで
歩いてたりだとか。

「これ 結局 今
はやってるから 俺は

着ようと
してんじゃないの? そんな ださいこと

俺は選ぶのか!」とか
自問自答しながら

一着一着 見るんですよね。
へえ~…。

自分を試されてるっていうか…

何か こう 時代を経てきて 例えば…

多少の… 例えば
ダメージとかが あったとしても

それが味になったりだとか

「いやいや これがいいんじゃない。
新品にはない 何か…

この… いいじゃん 歴史があって」
っていうような。

そういう気持ちと
役者さんとして演じてることと

つながりは?
なくはないと思います。

やっぱり どこか その…

すぐ消費されて
忘れられる作品よりは…。

自分は 関わるなら 長く見てもらえる

古さとかが
あんまり感じないようなものが

いいなと思いますし…。

幼いころから絵を描くことが好きだった
青木は

高校を卒業し 東京のデザイン専門学校へ。

ところが デザイナーの道へは進まず
ひょんなことから

友人に勧められた
芸能事務所の面接を受けに行った。

何か こう 台本みたいの用意されて

「じゃあ ちょっと時間あげるから
読んで」って… 「分かりました」。

自分で こう 読んでたんですけども…

持ってたペンで…

それで 10分後ぐらいして
その面接官が戻ってきて

「じゃあ 読み合わせしましょう」
ってなって

で 「何 何 何…」「何 何 何…」
「何 何 何…」って続けてると 向こうが

「うん…? ごめんなさい
ちょっと待って」みたいな。

「書いてるとおりに読んで」っつって。

「いやいや 何でですか?」って。

「僕は こういう心情では
こういう言葉は出てこないと思う。

こっちの
僕が言ってるほうがリアルで

ちゃんと会話になってるんじゃないかな
って思う」って言ったら

「いやいや これは脚本家の作品だから

あなたも そうやって 絵とか
描いたりする人なんでしょ?」って。

僕 専門学校の生徒だったんで。

まあ 本当は
「殺しますよ」って言ったんですけど。

ハハハハ…!
ハハハハ…! 本当は。

…だったんですけど

「まあまあ これは
一応 脚本家の作品だから

この場では 書かれてるように
読んでください」って言われて。

納得いかないなと思いながら

「分かりました」っつって
バ~ バ~ バ~ってやって。

結局 合格通知というか… 来まして

いや 入んねえ… 入んないと
思ってたんですけど

ちょっと友人に相談したら

「入れてくれるんだったら入れば?」
って言って

「嫌だったら やめればいい」。

でも 確かに そうだなと…。
まずは入ろうと。

事務所に入った青木は
22歳でデビューする。

5年後には…。

ようこそのお運びで
厚く御礼申し上げます。

こわもてだが 純粋なイメージで

朝ドラのヒロインの夫役に抜てき。

落語に情熱を注ぐ男を演じ
一躍 お茶の間の人気者となった。

その後
大河ドラマ「龍馬伝」に出演。

のけ!

わしゃ 幡多郡奉行 後藤象二郎じゃ。

豪快にして繊細。

青木ならではの存在感を見せつけた。

デビュー以来 安定して活躍してきた青木。

しかし 自分のスタイルに葛藤もあった。

テクニックを
すごい持ってらっしゃる方って

たくさんいますし すごい方は 本当に
たくさんいらっしゃるんですけど

僕は すごい好きなのは あまり…

うんうん… 分かる。

ムネちゃん自身が そうだもんね 今。
ああ~ ですかね?

いや 何か そうなんですよね。

いや もちろん 僕も もっと…

それこそ…

…って思ってる自分も生まれ始めて

相当難しいというか 結局は この…

何か やっぱり 画面とか…

気持ちとか…。

すごい こう 悲しい気持ちとか…

やっぱ そういったものが
僕は きっと そういうものは…

そこは ずらしたくない
っていうのは ありますかね。

たたきつぶすことは今でも可能だ。

人気漫画が原作の
大ヒット映画。

青木は 1作目から
主人公の相棒で

仲間思いの熱い男を熱演。

この作品は 自身の仕事に向き合う姿勢に
大きな影響を与えた。

「るろうに剣心」っていう映画で

ずっと続いてた…
この間 終わったやつなんですけど

結構 元気なというか

快活な 直情型の

何かあったら バ~っていって
仲間が大切でみたいな

そういう豪快な男の役を
ずっとやってたんですけど…。

小学校の先生ですかね
小学校の先生の…

その映画を見て…

…って言いだすようになったという…。
すごいじゃん。

何か 自分の その…
向き合ってる そういう作品って

演じることに精いっぱいで

その瞬間に入れ込んでるというか…
なので

そのあとっていうことで あんまり
考えてなかったりするんですけど

やっぱり この 作ってるっていうことは
そうだよなって。

だって…

この現場っていうのは そのために…

だから… 改めて

創作をしているんだなって
思いましたし

だからこそ 自分の こう

くよくよしたりだとか
ちょっと 何か…

何か どこか こう…

うん。 …って思えば…

…っていう気持ちにはなりますね。
すごい。

乗り換えの時間が やばい やばい…。

青木は 仕事が終わると旅に出る。

歯みたい 下の歯。

それは 作品で演じた役を
客観的に振り返る大切な時間だ。

それなりに大きい仕事
頑張ったってあととかは…。

一人旅?
一人旅 行ったりとかいうのは

結構してましたね。
それが 何か こう…

そうですね。 何か 僕の仕事柄

撮影っていうものがあって

撮影が終わって
スタッフさんが編集して

作品が出来上がるじゃないですか。

それで お客さんに見てもらって…

…だとは思ってまして。

…って ちょっと こう
クールダウンじゃないですけど

じっくり こう…

ハハハハ…! 結構 真面目…。
そうですね。 真面目なんですかね。

20代のときに…

見ていただいた…

それも 一人で?
一人で はい。

考えてもみい。
一人 座布団の上 座って…。

「ちりとてちん」が放送された2008年は

日本人ブラジル移住100周年の年だった。

毎日 稽古をつけてくれはる
けったいな師匠でして…。

このドラマがブラジルでも
毎日 放送されていたと知った青木は…。

落語家の役だったんで…

僕が関わってた 出演してた…

…じゃないかと思ったんですね。

それで 本当
それこそ 古着屋さんで買った

もう つんつるてんの短い着物を
リュックの奥に詰め込んで

それで 1か月 旅して…。

青木は 役で覚えた落語を

現地の人に喜ばれるようにアレンジして
披露した。

南米7か所で行った落語会は

すべて満員御礼。

ブラジルの新聞にも取り上げられた。

もう 渡られた方 おじいちゃん
おばあちゃんとかも多くて

日系人の方も 本当 3世 4世 5世とか
いらっしゃるんですけど

その人たちの前で まあ
つたない落語だったんですけども

やって 喜んでくれたとか もう…

だから やっぱり…

…っていうのは
本当 そのとき思いましたね。

そこの やっぱり
反応とか 笑顔だったりだとか

「うわ~ こんな
はるばる遠い所まで」とか言って

「こちらこそ 本当に見てくださって
ありがとうございました」というのは…。

僕も
ムネちゃんの その勢い もらって

明日から頑張って 本当ですか。
やっていきます! なんて…。

「どういう発想なん?」って思うもんね。

ハロー!
ハロー!

青木は 旅の記録を
みずから撮影・編集して公開。

そのほかにも
イラストやフィギュアのデザインなど

さまざまな創作活動を行っている。

やっぱり その
自分のこと 極端に言うと あんまり…

うんうん…。
「役者」とか「俳優」って言ってしまうと…

そうだね。 そういう プロっていうか

専門家になってしまうと
僕らの仕事でも そうだけど

何か 面白くない…
一番 面白くない人間と

その人の人生とね。 やっぱり…

そういうことと関係なく…

そうですね はい。

これから
どういうこと 挑戦していきたい?

セイちゃんを前に
本当 あれなんですけど 僕…

ええっ?
そうなんです。

自分の中の人生…。
面白いと思うよ それは。

本当ですか?
だって 面白い絵 描いてるもんね。

ありがとうございます。
結構 それで…

うわ~! 聞きました?
ハハハハ…! ありがとうございます。

すごい ストーリーテラーでも
ありそうだしね。

何か どんどん
物語が湧いてきそうなところもあるし。

もう 結構 そっちにも向いてる…。
うわ~ 本当ですか?

いやいや… 僕が そういう…

褒めてね…

ハハハハ…! そうですか。 本当ですか?

まあ それを乗り越えて…。
はい。

ああいう姿勢で ずっと
ものづくりをされてこられてる先輩を…

大先輩を見て うれしくなりましたね。

周りの価値観とかに縛られずに

自分のやりたいこと 思ってることを

表現し続けることができたらいいな
っていうのは思うんで…。

本当に勇気づけられたっていうのは
ありますね。

何か… 絵本 描きたいって思いました。
ハハハ…!

ちょっと あの… へそ曲がりっていうか
そういうところは似てるよね。

「ちょっと違うんじゃないの?」
みたいなこと。

彼なんかは やっぱり そういう
批判精神っていうのを持ってる…。

役者さんとしてはね
すばらしいと思ったね。