NHK地域局発 北海道道「帰ってきたヒグマ」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

NHK地域局発 北海道道「帰ってきたヒグマ」[字]

北海道でヒグマによる死傷者が11人と過去最悪となっている。6月には札幌市の住宅街に出没し、住民を恐怖に陥れた。ヒグマの足取りを追跡するとある事実が見えてきた。

番組内容
北海道でヒグマによる死傷者が11人と過去最悪となっている。6月には札幌市の住宅街にヒグマが出没し、住民を恐怖に陥れた。ヒグマにいま何が起きているのか。ヒグマの足取りを追跡すると札幌市が「環状グリーンベルト構想」として自然保護を行ってきた場所に沿って市街地に到達していた可能性が浮かび上がってきた。自然豊かな人間の暮らしと野生動物との共生はどうすれば実現するのか考える。
出演者
【出演】鈴井貴之,多田萌加

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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担当は今井純子解説委員です。
次回もぜひご覧ください。

♬~

今年6月 札幌市東区の市街地に出没した
ヒグマ。

丘珠空港にも侵入するなど
9時間にわたって街を さまよい続けた。

実は 明治11年にも
ヒグマは 同じ場所に現れている。

開拓民を次々に襲撃し 3人が死亡。

後に 丘珠事件と呼ばれる
惨劇をもたらした そのヒグマは

北海道最古の剥製として残されていた。

それから143年 ヒグマは 再び現れた。

住民4人を 次々と襲撃。

今年 北海道の
ヒグマによる
人身被害は

過去最悪となっている。

なぜ 都市部に ヒグマは現れたのか。

北海道で起きている異変の真相に迫った。

岩見沢市からの委託を受け
野生動物を駆除しているハンターの1人

原田勝男。

左目は 21年前 ヒグマに襲われて失った。

罠を仕掛けているのは 山林と田畑の境目。

オスのヒグマが 掛かっていた。

体重は 200キロを超える。

でかいじゃん おめえ!

今年捕獲されたヒグマの数は
既に去年の倍以上。

人里近くに現れたヒグマは

山奥に放しても
また戻ってくるおそれがあるため

駆除をせざるをえない。

(うなり声)

駆除に使う電気槍が奪われる。

効かなくて どうもなんない。

やむをえず 銃で駆除することになった。

(ほえる声)

(銃声)

北海道では 1960年代から

冬眠明けで動きの鈍いヒグマを
無差別に狙う

春グマ駆除が行われていた。

ヒグマは 根絶すべき対象だと
考えられていた。

ところが 80年代以降
行き過ぎた開発を批判し

生物多様性の保全を訴える声が
世界的に高まる。

急速に数を減らしていたヒグマも
守るべき対象と考えられるようになった。

そして 1990年
北海道は 方針を大きく転換。

春グマ駆除を廃止した。

以降 ヒグマの個体数は 回復。

一方 2000年代初めから
市街地周辺での出没が問題になっていた。

午前5時過ぎ。

札幌市の熊対策担当 鎌田晃輔は

緊急連絡で目を覚ます。

駆けつけたのは 小学校の目の前。

次々と住民を襲うヒグマ。

この男性は ろっ骨を折る重傷を負った。

学校の近く 現在 クマが出ています。

小学校の近く
決して近寄らないようにしてください。

Uターンして 戻ってください。
お願いします。 ご協力お願いします。

警察官105人が動員される 厳戒態勢。

駆除のため ハンターも出動するが
住宅街での発砲は 困難だ。

警察は 人通りの少ない場所まで
追跡を続けるしかない。

そして 最初の目撃から 9時間。

あっ 今 クマが走りだしました!
今 クマが…。

(銃声)

今 銃を撃ちました。

ヒグマは 駆除された。

この辺
見たら分かると思うんですけど…

環境的な要因として…

今 鎌田は 住宅地に隣接した山林で
調査を進めている。

市街地から直線距離で 僅か2キロの場所。

かなり 毛は ついてますね。

ヒグマの個体数を把握するための
鉄条網には

毛が絡みついていた。

同じ場所に設置した 固定カメラには

母グマと3頭の子グマが写っていた。

この周辺で出産し
定着していると見られる。

札幌周辺の山林で確認されている
ヒグマの数は

この5年で 17頭から31頭に増えている。

クマが増えているっていうのは

僕 実生活で実感してるんですけども

僕の住んでいる
赤平市の住居のすぐ近くに

9月中旬に出まして

「クマ出没」という看板が
立っておりますし

更に 去年になりますけども
去年の9月に

僕の敷地…。 ご自宅の?
…に出没しまして。 えっ!

今 後ろに流れてる映像が
あるんですけども

これがね
「映像提供 鈴井貴之さん」なんですけど

うちの防犯カメラに写っていて
深夜 出て。

まあ 本当に 2.2メーターあって
250キロという。

まあ 3日後に捕獲されて
駆除されたんですけども

実際に 自分の家に
僕の場合 クマが出てて

そもそもは
クマは 生息していないということで

居を構えたんですけども

3年ぐらい前から 目撃情報といいますか
たくさん出てるので

他人事ではないんですよね。
はっきりと写ってると怖いですよね。

私も斜里町育ちだったので

ヒグマっていうのは 割と身近な動物
っていうふうには感じてはいたんです。

知床ですからね。
はい。 でも 通っていた小学校に

グラウンドに出没した時

そして それも 私の自宅の裏を通って
出没したというのを聞いた時は

やっぱり ゾッとしました。

いや~ 本当ね… いや 一昔前ならば

東京とか いろんなところで 行った時に

「北海道から来たんだったら
クマとか出るでしょ」なんて…

「いやいや クマなんてのは
札幌に住んでたら

そんな市街地とか… 出ない。
生まれて この方

野生のクマなんか見たことないですよ」
という話をして アハハと笑ってたのが

もう冗談にならない
そういう状況に来てますし

先ほども ご覧いただきましたけども

やっぱり 6月 札幌の東区に現れた
クマっていうのは 衝撃的でしたし

あんな住宅街のど真ん中にね 出た
というのは 信じられないことでしたよね。

では そんなヒグマは
一体 どこから どのようにして

札幌の中心部まで
やって来たのでしょうか?

その足取りをたどると
意外な事実が浮かび上がってきました。

ヒグマの生態を研究する
酪農学園大学教授の佐藤喜和。

出没したヒグマの足取りを調査してきた。

佐藤が ヒグマのもともとの生息地
と考えているのは

増毛山地だ。

山の麓は 田畑が広がる平野。

出没地点までは
石狩川を挟んで10キロほど離れている。

ヒグマの足取りをたどることにした。

まず向かったのは
山を切り開いて造られた閑静な住宅地。

実は 騒動の16日前
住民がヒグマの足跡を発見していた。

あ~。
で あの こんな感じで。

こんな丸い感じで。

幅15センチほど。

市街地に現れたヒグマと同じ
オスの成獣と見られる。

更に
その住宅地から3キロほど離れた畑でも。

この辺なんですよ。 この辺なんですよ。
あっ その辺?

山の麓から この畑までは
防風林が続いている。

脇には 草が生い茂る水路も。

ヒグマは 木々や草むらに身を隠して
移動したと見られる。

住宅地から移動してきた ヒグマ。

足跡があった畑は 石狩川の すぐそば。

その後 川を泳いで渡ったとみられる。

そこは 40ヘクタールに及ぶ 茨戸川緑地。

騒動の直前まで ヒグマの出没情報が
複数寄せられていた。

2週間以上 潜伏していた可能性がある。

佐藤は この場所が ヒグマにとって
住みやすい環境にあったと考えている。

死体ですね。
あ~。

食べたという可能性も?

う~ん そうですね。
まあ その可能性もあると思いますね。

食べ物があり 身を隠せる緑地。

この環境は
実は 人間が作り上げてきたものだった。

もともと この場所は
木々が ほとんどない荒れ地。

長年 植樹が続けられ 緑地となった。

背景には 80年代から始まった
札幌市の都市計画がある。

みどりのネットワーク構想だ。

市街地を
囲むように
緑地を整備。

更に 河川に沿って
街の中心部まで
緑をつなげ

野鳥や小動物が
行き交う

自然豊かな都市を
目指した。

ヒグマがいたと見られる緑地は
このネットワークの一部だった。

好奇心旺盛な若いオスグマ。

みどりのネットワークを伝って
中心部に近づき

その後 狭い用水路に入ったとみられる。

そして 出没当日の午前2時15分。

「黒い動物が水路を歩いている」と
警察に通報が入った。

その先は 住宅や商業施設が立ち並ぶ
人口密集地。

午前3時10分。

付近の監視カメラが
ヒグマの姿を記録していた。

本来 人には近づかないといわれる
ヒグマ。

慣れない環境で
極度の興奮状態に陥っていたとみられる。

ヒグマを都市に呼び込む
新たな懸念もあるという。

今回駆除されたヒグマの
胃の中から出てきたのは サナダムシ。

サケやマスの寄生虫だ。

これまでは サケやマスを習慣的に食べる
知床半島のヒグマからしか

見つかっていなかった。

札幌周辺のヒグマから見つかったのは
初めてだ。

佐藤は 札幌でも サケやマスを
食べる環境が整いつつあると見ている。

70年代に始まった…

サケの赤ちゃん ファイト! ファイト!

都市化に伴って悪化した
川の環境を改善し

サケが遡上する川を取り戻そう
という取り組みだ。

♬「カムバック サーモン」

企業も積極的に支援した。

♬「カムバック」 ♬「カムバック」
♬「サーモン」 ♬「サーモン」

「サケよ 帰ってこい」。

こうした運動が実を結び

札幌の中心部にも
再び サケが遡上するようになった。

しかし こうした自然環境の改善が
ヒグマを呼び込む要因にもなると

佐藤は 指摘する。

う~ん。 生態系を守ったりするだとか
環境を改善するためにやってきた活動が

今回 クマを呼び起こす きっかけにも
なってしまったっていうのは

ちょっと
複雑な気持ちになってしまいますよね。

そうですね。 豊平川にシャケを戻そう。

カムバックサーモン運動というのがね
繰り広げられていて

サケが戻ってくる
自然豊かな きれいな川になりました

ということなんですけども
それで 緑地化計画も そうですし

いろんな動物たちが
札幌の市街地に戻ってきたけども

それによって やっぱり クマが来る
ルートも作ってしまったということは

ちょっと皮肉だなというふうにね
思いますね。

札幌市では 6月の事件を受けて
これまでの方針を大きく転換しました。

市街地に出たヒグマを
より早い段階で駆除できるよう

ルールの変更を検討している
ということなんです。

まあ 住民第一という。

市街地に出てきたら
ちっちゃなお子さんとかもね

大変危険ですから
そういう対応っていうのは

しかたないことかもしれないけども

でも 市街地に迷い込んできた
クマにしてみれば

やっぱり もう 何だろうな…。

もっと地球というか自然を
大切にしてもらいたいなという思いが

僕にはあるものですから。

う~ん なんとかできる方法は
ないのだろうかというふうに

思ってしまいますね。
ただただ駆除という…

それ以前に 未然に防ぐ方法というのを

もっともっと議論しなきゃ
いけないのかなっていうふうに思います。

今回取り上げた東区以外でも 今
ヒグマの目撃情報って 相次いでますし

決して珍しい出来事には
なってきてないというのが

すごく怖いんですけれども

こう ひと言で「共存していこう」
というのは

なかなか とても難しいことだと
思うんですけれども

まずは
クマが出てこないようにするために

そう 何ができるか 知っておくことも
また大切なのかなと思います。

「北海道道」をご覧いただき
ありがとうございました。

それでは また…
お会いしましょう。

さようなら。