NHK地域局発 金サガ「どんな子も断らない~“障害児の学童保育”の記録~」[字]…の番組内容解析まとめ
出典:EPGの番組情報
NHK地域局発 金サガ「どんな子も断らない~“障害児の学童保育”の記録~」[字]
感情をコントロールできない男の子、光や音に敏感な子、仲間との関係をうまく作れない中学生…。発達障害の子どもたちがともに過ごす“障害児の学童保育”に密着した。
番組内容
発達障害などの子ども20人が通う武雄市の放課後等デイサービス「ガラパゴス」。モットーは「断らない」。全国で同様の施設が1万4000か所あるが、障害の程度を理由に受け入れを拒否されるケースもあるという。代表の小柳由加里さんも2人の発達障害の子どもを育てる母。生きづらさを抱えた子どもたちでも「いきいき暮らせるように理解してあげたい」と全力で向き合う。時間がかかっても一歩ずつ歩み続ける子どもたちを追う。
出演者
【語り】DJYUYAジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – ローカル・地域
福祉 – その他
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「私たちのありのままの姿を見てほしい」。
そう取材を受け入れてくれた
ある福祉施設が 武雄市にあります。
飲みたかったとよ。 そやったけど もう…。
ここは…
発達障害や知的障害がある
子どもたちにとって 大切な居場所です。
施設の代表…
モットーは 「断らない」。
小柳さん自身も
発達障害がある子どもの母親。
子どもたちの本当の思いを
どうくみ取るのか 考え続けてきました。
時に ぶつかり合う子どもたち。
ずるは だめって 何回でん言ったやん!
粘り強く寄り添い続けます。
(笑い声)
色とりどりの子どもの世界。
ひととき 見つめてみませんか?
武雄市にある児童支援事業所
「ガラパゴス」です。
「子どもたちが
独自に成長していってほしい」
そう願いを込めました。
こんにちは。
午後3時。 学校を終えた子どもたちが
やって来ました。
5分。 トランポリン!
発達障害のある子どもたち。
放課後や休みの日に 小学生から
高校生まで 20人余りが通っています。
落ち着いて 落ち着いて。
大丈夫 大丈夫。
代表の…
国が制度化した放課後等デイサービスの
枠組みを使って
小柳さんがガラパゴスを立ち上げたのは
2年前。
発達障害と診断される子どもが増える中
同じような施設も
全国的に広がっていました。
しかし…
小柳さんは そう感じてきました。
子どもたちの心の声に
どう応えていくのか。
そのためにガラパゴスでは
さまざまな努力をしています。
注意欠如・多動症がある あつし君。
思わず手が出ることも多く
以前通っていた施設を
やめさせられたといいます。
こうした子どもたちのことを
深く理解するために
施設では ミーティングを繰り返します。
この日 あつし君が話題に上りました。
他の子に乱暴をしていたのです。
なぜ トラブルが起きたのか。
この1時間前の映像を議論しました。
あつし君は 仲間の気を引こうとしますが
みんなは自分のやりたいことに夢中。
その後 独りぼっちになっていました。
これが前触れだったのではないかと
考えました。
あつし君を
独りぼっちにさせないために
ささいなしぐさまで見ていこうと
話し合いました。
小柳さんのデスクに飾られている写真。
2人の子どもです。
2人とも発達障害があります。
何でここに来た?
今 小柳さんは
家族3人で暮らしています。
学習障害のある結々さん。
兄の士結君は 中学2年生。
自閉スペクトラム症があります。
こだわりが強く
感情をうまく表すことや
人とコミュニケーションを取るのが
苦手です。
おめでとう!
ありがとう。
何歳になった?
(結々さん)14歳! 14。
もうちょっとで15やん。 頑張れ。
(小柳)重たかろ それ。
やった!
この日 14歳の誕生日を迎えた士結君。
プレゼントは 図鑑でした。
すげえ。
ありがとう。
士結君は恐竜が大好き。
考古学者を夢みています。
しかし 士結君のこの障害を巡って
夫との間にすれ違いが起き
小柳さんは 離婚しました。
自閉スペクトラム症と診断されたのは
4歳の時。
納得できなかった小柳さんの夫は
時に厳しく接することも
あったといいます。
その後 子どもたちを理解してくれる
居場所を探し求めた小柳さん。
2つの施設から断られてしまいます。
そこで 福祉の仕事をしていた知人と共に
自ら立ち上がることにしたのです。
そう思うと なんかこう…
士結君が学校に通えなくなっていました。
集団生活の中で 周りと違う自分に
息苦しさを感じていたのです。
この日 ガラパゴスで
バレーボール大会が行われました。
学校に通えなくなったり ストレスを
抱えるようになった子どもたちのために
体を動かし
楽しんでもらおうというのです。
準備をしている時のことでした。
(士結君)
違う 違う! 取れてるって これが。
これが…。
ちょっと俺がやるから。
士結君は ネットを張るのを
手伝おうとします。
しかし 手伝わせてくれませんでした。
プレー開始。
士結君の姿は ありませんでした。
仲間とうまくつきあえず
感情が高ぶります。
まじでほんと もう!
くっそ も~う!
まじで もうほんと! くそ…。
(たたく音)
(士結君の泣き声)
取り乱してしまった
士結君の気持ちを
時間をかけて落ち着かせます。
ティッシュばやるけん。 ね。
そうやろ。
(小柳)はい。
さあ 行こう!
入りま~す! さあ 行こう。
勇気を振り絞って 再び仲間の輪へ。
士結君にとって
それだけでも大変なことでした。
よし! よし!
気分が高まると手が出てしまう…
士結君は 点数係をしていたあつし君の
点数のつけ方が不公平だと怒りだします。
何で問題が また起こってんの?
小柳さんは あつし君の気持ちを
分かってあげるよう 諭し始めます。
うん。
実は あつし君の点数のつけ方には
理由がありました。
ネットの準備を士結君に譲らなかった子の
点数を減らしていました。
あつし君なりの士結君への
優しさだったのです。
あるよな あるよな。
その時でした。
互いの気持ちを理解し合えるまで
小柳さんは 諦めません。
どがんする? あっちゃん。
どがんする?
どがんする?
すると…。
「いいよ」。
「ありがとう」。
♬~
士結君と あつし君。
このあと 2人は仲直りしました。
♬~
色とりどりの子どもの世界。
認め合える社会になるように。
♬~
♬~