チョイス@病気になったとき「見逃さない!すい臓がん」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

チョイス@病気になったとき「見逃さない!すい臓がん」[解][字]

早期発見が難しく、治療も難しいことで知られる「すい臓がん」。近年、危険因子を持つ人を対象に「超早期」で捉える取り組みが拡大。手術など、治療の最新情報も伝える。

番組内容
生存率が特に低いがんとして知られる「すい臓がん」。一般的な検査では発見が難しく、早期には自覚症状もないため、手術不能な状態で見つかることが多かった。しかし近年「家族にすい臓がん患者がいる」など危険因子がある人を対象とした検査で、がんを「超早期」で捉えようという取り組みが進んでいる。従来手術不能とされてきた場合でも、抗がん剤治療でがんを小さくし手術が可能となるケースも。検査と治療の最新情報を伝える。
出演者
【キャスター】八嶋智人,大和田美帆,【講師】がん研有明病院肝胆膵外科副部長…井上陽介,【リポーター】深川仁志,【語り】江越彬紀,佐藤真由美

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

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キーワード出現数ベスト20

  1. 手術
  2. 検査
  3. 場合
  4. 膵管
  5. 北林
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  12. 膵液
  13. cm
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  16. 敦賀
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  18. 治療
  19. 臓器
  20. 本当

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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<今回のテーマは…>

<治療が難しいがんとして知られています>

<5年生存率を見ても

「すい臓がん」は
ほかのがんと比べ

極端に低い数字です>

<それは すい臓がんは…>

<…ケースが多いからです>

…って頭をよぎりましたね。

<でも チョイスはあります!>

(3人)チョイス!

<がんを小さくしてから
手術で取りきる最新治療>

だんだん 体も 元に戻ってくる中で…

<いち早く見つけ出すための検査法>

<さらには…>

<知っておきたい! すい臓がんの
早期発見と治療のチョイスを

詳しくお伝えしま~す!>

健康への道のりは
チョイスの連続!

ということで
今日の「チョイス」は…

なかなかね
VTRにもありましたけれども

見つかりにくいし 見つかったときには
もう治りにくいっていうね…。

症状が出ないってね 言ってましたね。
何か こう

がんの中でも やっぱり 怖いっていうね
そういうイメージが強いです…。

すい臓自体が 申し訳ないけど

胃とか肝臓とかに比べて
なかなか ふだん

感じてあげられてない場所でもあって。
確かにね。

ちょっと なじみがないっていったら…。
なじみもないし 何か

どこにあるの? っていうぐらいのね。
本当 どこにあるのか

今 言えないです お恥ずかしながら。

なかなか その場所を考えること
ふだん ないですが。

じゃあ お二人 まず
両腕を組んでください。

で 左手を下ろしてください。

今 右手の手のひらがある辺り

その辺りに すい臓があるんです。
へえ~。

思ったより 高い位置にあるんですね。

そうなんですよ。 上なんです。
じゃあ 立体的に見ていきましょう。

こちらの人体模型を使っていきますね。

こちらに臓器があります。 これ まずね

腸を外します。 こちらが胃ですね。

肝臓も外します。 はい。

で ここに
胃がありましたね。 この胃の後ろにある

この赤とかオレンジ。
この場所が

すい臓なんです。
なるほど。

取り外してみますと
この たらこのような所。

これが
すい臓なんですけども。

これ 大きさが…

そして 働きなんですけど
主に 2つあります。

まず 一つは
「膵液」という消化液を作って

それを十二指腸に流して

たんぱく質 脂質
そして 炭水化物の消化を助けます。

そして もう一つは 「インスリン」という

血糖を下げるホルモンを作って
分泌します。

この働きが落ちてしまうと
糖尿病になってしまうんです。

じゃあ 随分 大事な役割を果たしてる
臓器っていうことですね。

そうなんです。
その重要な役割を果たしている

すい臓で起こる すい臓がん。

一体 どんな病気なのか
まずは こちらのケースを ご覧ください。

<北林新介さん 60歳です。

週に4日はジムに通うほど

運動が大好き>

<そんな北林さんは
40歳のときに糖尿病になりました>

<真面目に治療を行い

一時は 休薬できたほど
良い状態を保ってきました>

<ところが 56歳のとき

それまで落ち着いていた血糖値が

突然 急激に上昇したのです。

食後の血糖値の正常範囲は
140未満ですが

北林さんの場合 384と

かなり高くなっていました。 しかも…>

そうすると もう…

<北林さんは 糖尿病が悪化し

すい臓が働かなくなってしまったのかと
考えました>

<ところが 主治医は 別の原因を疑い

血液検査に ある項目を追加したのです。

がんの腫瘍マーカーでした>

<すると
「CA19-9」という腫瘍マーカーの数値が

3, 527でした。

正常であれば 37以下です。

北林さんの数値は
正常値の100倍近くになっていたのです>

<さらに 腹部超音波検査も
行ったところ…>

<北林さんの…>

<その塊について 詳しく調べるため

がんの専門病院に
行くことになりました>

<そこでは まず

造影CT検査を受けました。

造影剤を静脈に注射して行う検査で

腫瘍の形を詳しく調べることができます>

<すると すい臓に

大きさ 4.5cmの
がんらしき塊が見つかりました>

<がんかどうかの確定診断をするために
受けたのは…>

<…という検査です。

それって どんな検査なの?>

<使うのは こちらの
特殊な内視鏡>

こちらが超音波内視鏡のスコープです。

先端にエコーの機械が付いています。

手元から こちらに腫瘍をみながら

針を進めていって 組織に刺して

細胞を採るっていう検査になります。

<口から内視鏡を挿入>

<内視鏡を
胃まで進め

胃の壁越しに
すい臓の状態を

超音波で
詳しく調べます>

<がんが疑われる
塊があったら

針を使って
その細胞を採取し

顕微鏡でみて
がんかどうか

確認します>

<北林さんの診断結果は…>

<がんの大きさが4.5cmと大きく

周囲の重要な血管も巻き込んでいたため

手術は難しいと
医師から言われました>

<本当に 北林さんに
チョイスは ないんでしょうか?

実は ある可能性が…>

<それは「コンバージョン手術」という
最新の治療法です>

<進行し過ぎて手術ができない
すい臓がんを

まず 抗がん剤によって
小さくし

がんの勢いを
抑え込んで

手術で取りきる
という方法です。

ただし 最初 手術ができない
とされた患者のうち

この方法によって
手術ができるようになるのは

1割にすぎません>

<コンバージョン手術に向けて 早速
抗がん剤による治療を始めた北林さん。

治療の間じゅう 抗がん剤の

副作用に
悩まされ続けました>

若干…

あと 外見的なところでいうと

頭髪をはじめ…

あとは…

1か月に1回 腫瘍マーカーをみて

3か月に1回
CTを撮るんですけれど…

<10か月後 苦しい治療のかいあって

北林さんのがんは 4.5cmから

2.5cmに小さくなっていました。

がんが別の臓器へは

転移していないことも確認できました>

<そこで 医師からは…>

<2つの選択肢を提案されました。

北林さんのような進んだがんの場合

手術には かなりの危険が伴います。

しかし
抗がん剤も いずれ 効かなくなったり

副作用のために続けられなくなる可能性が
ありました>

<北林さんがチョイスしたのは…>

チョイス!

<それは…>

目の話があって。

<がんがある部分を含めた

すい臓の3分の2と

周囲の巻きついていた血管も

併せて 取りました>

<重要な動脈を取ることに加え

切除の範囲が広いため
難しい手術となり

7時間もかかりました>

私の場合ですけれど…

<退院後 再発予防のための抗がん剤を

半年間 のみ続けた北林さん>

<手術をしてから
2年7か月がたちましたが

今のところ 再発はありません>

手術終わって だんだん 体も
元に戻ってくる中で

今…

<北林さん よかったですね!>

チョイス!

う~ん…! よかったですね 本当に。

走れるようになった 少し
っておっしゃってましたけど

全然 僕のふだんよりは
さっそうに… 走ってらっしゃって

すごいなと思いましたけどね。
すてきなフォームでね 走ってましたね。

でも やっぱり 治療が
大変そうだなと思いました。

いやあ 本当に 大変そうですね。

では 詳しい方に解説をお願いしましょう。

よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。

まずは「すい臓がん」。
よくいわれてるのが

自覚症状が あんまりないっていうふうに
聞くんですけれど

そんなにないものですか?
そうですね。

すい臓は沈黙の臓器といわれるぐらいで

特に がんの初期にはですね
症状が出ないことが多いです。

進むと でも
少しは症状が出てくるんですよね。

そうですね。
例えば

みぞおちや
背中の痛み

あと 腰痛として
感じる人もいます。

あとは 皮膚とか
白目の部分が黄色くなる

「黄だん」という
症状が出る方や

食欲不振や下痢が
続いて 体重減少。

いろんな症状
出るんですけど

これらは やはり ある程度
がんが進行するまでは

現れないんですね。
なるほど。

でも 何か 今の症状でも
聞いているだけだと

なかなか「あっ すい臓がんかもしれない」
っていうふうにね

結び付きにくいのかなって
思ったりもして。

それで 気付いたときには
手術ができない人が多いなんてことを

聞きますけど。
そうですね… 北林さんのように

すい臓がんが
ありますと診断された方のうち

手術できる方っていうのは
3割もいないんですね。

あとは
初め 手術できても 進行が速いですので

手術まで時間がかかってしまうと
取れなくなってしまうこともあります。

北林さんは 糖尿病で
気付いたということですけれども

これ 糖尿病との関係っていうのは
どういうことになってるんでしょう?

すい臓っていうのは
血糖値をコントロールする

インスリンというホルモンを出しますので
糖尿病とは非常に深く関わってます。

特に
初めて糖尿病になりましたという場合は

その原因に すい臓がんがいないか

よく調べてみたほうがいいと思います。
なるほど。

あと 同じぐらい重要なのが

血糖値のコントロールを
ずっとしている糖尿病の方が

突然 血糖値が悪くなったときですね。
これは要注意です。

なるほど。
もし そうやって 血糖値が

悪くなってしまったら
どうしたらいいんですか?

糖尿病はですね
かかりつけの先生がいますので

まず その先生に ご相談ですね。

それから
すいがんを疑って腹部超音波の検査とか

あとは
腫瘍マーカーといった採血の検査は

最低 受けたほうがいいと思います。

こういった検査は
消化器を専門としているような

クリニックとか病院で受けると
なおよいと思います。 なるほど。

そして 北林さん 気付いたときには
ステージⅢということで

最初 手術できないというふうにね
診断されたって…。

それは
どうしてということになりますか?

北林さんの場合は
すい臓の ど真ん中に

がんが出来てたんですね。
で 肝臓に向かう大切な血管を

がんが
取り囲んじゃっている状態です。

あとは この図でいうと
青いのが

「門脈」という
もう一つの大切な血管なんですけど

ここにも
がんが接してました。

なので 重要な血管を
取り囲んでいると

きれいに取りきれない
ということで

手術は
難しいという判断。

あとはですね 本体が
大きいので

これだけ大きいと
血液を通じて

ほかの臓器に
見えない転移が

いるんではないかということも
疑ったので

この2つの理由で切除不能と
判断しました。

そこから抗がん剤を使っていく
ということに

なるわけですけれども これは
がんそのものを

まずは小さくしよう
ということですか?

そうなんです。
北林さんの場合はですね

幸い 抗がん剤が
すごくよく効いたんですよね。

がんが小さくなって
門脈からは離れてくれました。

これで手術で取りきれそうだと
なったわけですよね。

あとは
長い治療期間の中で

転移が出てこなかった。
つまり

手術で治せると判断が変わった
ということです。

それが コンバージョン手術と…。
そうですね。

最初は 手術ができないと診断されても

抗がん剤が
よく効いたことで がんが小さくなって

手術が可能になることをいいます。

ただし コンバージョン手術が
できる方というのは

いろいろな条件があるんですね。

コンバージョン手術ができる条件
こちらにまとめました。

まず 抗がん剤治療によって
がんの大きさが十分小さくなる。

腫瘍マーカーが正常値くらいまで低下。

別の臓器への転移がない

もしくは消えた。

そして 抗がん剤治療のあとも
体力が十分に残っている。

こういったことが挙げられます。

結構 いろんな条件をクリアしないと
できないっていうことですね。

そうです。 ひと言で言うと 抗がん剤が
長く よく効くことが必要ですね。

これは 結果 どれぐらいの人が
できるようになってるんですか?

残念なことに まだ少なくて

最初に 手術
できませんと診断された患者さんのうち

コンバージョン手術になる方は

まだ 1割程度です。 そうですか。

これは どこの病院でもできる
というようなものなんでしょうか?

やっぱり 強力な抗がん剤治療を

長期に行うノウハウが必要ですし

手術も特殊な技術を使いますので

やっぱり すい臓がんを 数多く

専門的に行ってますという病院で

受けていただくのがいいと思います。

そんな中 早期に発見し
治療できたケースもあります。

こちらを ご覧ください。

<3年前に受けた
健康診断がきっかけで

すい臓がんが見つかりました>

<「膵管」とは

すい臓で作られる消化液が流れる管で

すい臓の中を
網の目のように走っています。

すい臓全体の膵液を集める太い管が

「主膵管」で 2mmほどの太さです>

<超音波画像では 通常

主膵管は細いために見えませんが

敦賀さんの場合は

一部が太く映っていました。

敦賀さんの主膵管に
何が起きたのでしょうか?>

<主膵管が太くなっていたのは

何か 異物が出来て

膵液の流れを
せき止めているためと考えられました>

<そこで 膵液の流れを邪魔しているものが
何かを調べるため

敦賀さんは
「MRCP」という検査を受けました。

「MRCP」とは
MRI検査の一種。

膵管の全体像を
より詳しく調べることができます>

<すると 敦賀さんの主膵管は

右側の部分で
うねうねと蛇行していました。

この部分に流れをせき止める原因がある
と考えた医師は

さらに「EUS」を行いました。

すると 蛇行した主膵管の中に

僅か1mmにも満たない
点のようなものが見えました。

これが流れをせき止めているものだと
考えられました>

<そこで 敦賀さんが受けたのは

膵液を採取して
がん細胞がないかを調べる検査です。

使うのは チューブが出せる特殊な内視鏡>

<口から
内視鏡を入れて

十二指腸まで進め

膵管に
チューブを入れます。

チューブは 数日間
置いたままにし

膵液を鼻から採取して その中に

がん細胞が混じっていないかを
調べます>

<すると 敦賀さんの膵液からは

がん細胞が見つかったのです>

<「ステージ0」って どういうこと?>

で 敦賀さんの
場合は

膵液の中の がん細胞を調べまして

顕微鏡で調べた結果…

だって がんに縁がないですからね
この年まで 元気できてるから全然…。

まして 聞いたこともない…

<敦賀さんのチョイスは…>

チョイス!

<それは「手術」です>

<敦賀さんは 腹腔鏡手術で

がんの疑いがある部分を含め

すい臓の3分2を取り除きました。

詳しく調べたところ やはり…>

<手術をしてから
2年4か月がたちましたが

今のところ 再発はありません>

よかったです。

本当に ありがたいです。

命が救われました。

う~ん よかったですね。
よかったですね。

膵管をみるっていうことが

大切っていうことですか?
そうですね。

がんは初めですね

膵管の内側から
発生するんですね。

ですから とても
大切だと思います。

具体的に どういう方法で 膵管を
みていくのかということですけれどもね。

こちらに 主な検査をまとめました。

まずは「腹部超音波検査」です。

これ 通常 膵管は細いので

ここには何も映らないんですけど

見ていただきたいのはこの赤い矢印の上

ここです。 これ 膵管なんですけども

これ 太くなって映っているんですね。

このように 膵管が太くなっていないか

拡張していないかなどを
この検査で調べます。

このように膵管が太くなっていた場合に
次に行われるのが

この「MRCP検査」です。

今度はですね 膵管の全体像をみて

異常がないかを確認します。

この画像では 黄色で囲ったこの部分

膵管が太くなって うねうねと

蛇行しているのが分かります。

そうですね。
このように異常があった場合には

この部分を
より詳しく調べるために 今度は

「EUS(超音波内視鏡検査)」を行います。

この検査は
胃の壁越しに すい臓の状態を

より詳しく調べることができるんです。

ここでですね がんらしき塊があれば

針を使って
その細胞を採取して検査をします。

がんらしき塊はないんですが
膵管に異常があるなど

がんを疑う場合には 膵液を採取して

その膵液の中に がん細胞が
混じっていないかを

確認することになっています。

何段階も何段階も検査しないと やっぱり
分からないっていうことですかね。

そうですね。 例えば 腹部超音波検査で

膵管が拡張してるとか
あと すい臓に影があるとか

何か異常があると分かっても
その原因が がんなのか突き止めるには

やっぱり さまざまな検査を
受けないといけないんですね。

腹部超音波検査は
痛みもないですし お薬も使わない

非常に負担の少ない
いい検査で。

あと 一般のクリニックでも
超音波の機械 置いてますから

気軽に
受けることができます。

ですから
これを入り口として

すい臓に
異常があるとなったら

今度は
次のステップとして

MRCPができる
専門施設に

ご紹介ということに
なると思います。

胃の検査みたいに内視鏡では
みられない臓器なんですか?

すい臓の中の膵管という部分は
太さが2mmしかないんですよね。

ですから 通常の内視鏡で中をのぞく
つまり 直接みるということは

できない検査なんですね。
ですから その代わりとして

「EUS」といいますけど

超音波が
先端に付いた内視鏡をのんでもらって

それで
胃の壁越しにみるという検査を行います。

そうなると
検査費用が気になるところなんですが。

早く見つけたいって思うんですけれども

私も 今 38歳の女子なんですが
これは 受けるべきなんでしょうか?

そうですね… やっぱり すいがんに
なりやすい人っていうのがいまして

すいがんの危険因子ですね

これを複数持ってるような方は積極的に

本格的な検診とか人間ドック

受けていただく必要があると思います。

今ね
「危険因子」っていう言葉が出ましたけど

どんなものがあるのか
気になるところですが。

その危険因子 こちらに まとめました。
見ていきましょう。

まずですね 親やきょうだいなど
家族に すい臓がんの人がいるか。

それから 肥満の人
慢性すい炎の人 そして 糖尿病や

喫煙 大量飲酒なども
これはリスクとして挙げられます。

家族歴っていうのがありますけれども

やっぱり そうなると
遺伝でリスクが高くなる…?

遺伝的素因
といいますか

親きょうだいに
すい臓がんの

患者さんが
お一人でもいれば

ご自身が すい臓がんが
出る可能性は

4.5倍といわれている。
そうですか…!

結構高くなるんですね
一気に。

これが
お二人だと6.4倍。

3人だと32倍
というふうに

上がってしまうんですね。

ですから ご家族
血縁者に

すい臓がんの方が
いる場合は

自分も ほかの人より
十分に

注意したほうがいいと
考えていただければと思います。

あと 肥満っていうのもありますけれども
これも危険因子に入る?

肥満の目安というのは
「BMI」という指数 使いますけど

30以上になると

すい臓がんの
リスクが

3.5倍と
いわれてます。

慢性すい炎っていうのは
どういうことなんでしょう?

慢性すい炎
というのは

すい臓の中に
小さなコツコツとした

炎症が持続的に
起こっている

という
状態なんですよね。

炎症によって
すい臓の細胞が壊れて

それを修復しようとする
「線維化」というのが起こる。

これを繰り返すと
時々

出来損ないの細胞が
出来ちゃいます。

これが 実は
がんなんですよね。

ですから やっぱり
がんが生まれやすいと考えられてます。

本当は修復しようとしてるのに…。
なるほど。

これらの危険因子があった場合…

いくつかということになるんでしょうけど
そしたら 検査になるってことですか?

やっぱり 今 挙げた
リスクというか

危険因子が2つ以上
あった場合は

本格的な検診を
受けようと

考えていただきたいんですけど

糖尿病だけ ちょっと別格ですね。

糖尿病になっちゃったという方は

ほかの危険因子がなくても
やはり 一度は

すいがんを疑った
検診を

受けていただいたほうが
いいと思います。

今のVTRの患者さん
健康診断がきっかけで

まず ステージ0っていうのが
分かったってことでしたけども

そもそも「ステージ0」って「0」なのに…。
どういうことなんでしょうか?

「ステージ0」っていうのは

すい臓の中の
膵管がありますね その中に がんが

とどまって
並んでるだけっていう状態なんです。

だから がん細胞は
いるんだけど 画像では見えない。

塊になってないという状態ですね。

それは 今までは 見つけることが
できなかったっていうことなんですか?

そうですね。 これまでは やっぱり

ステージⅠで見つけるのがやっと
という時代が長かったんですけど

やっぱり
画像診断とか検査技術の進歩ですね

これによって ステージ0でも
見つかるようになってきてます。

ステージ0って何だよ! って
ちょっと 一瞬 思ってたけど

むしろ ありがとうございます
っていう感じですかね。

もっと前に前に分かるようになってる
っていうことですよね。

あとは 先ほど申し上げた
危険因子を持ってる人ですね

こちらに着目して 危険因子がある
危ないという方はですね

積極的に検査をすることで

早期診断につなげるという取り組みも
始まっています。 なるほど。

その危険因子に着目して
積極的に検査を行っているのが

広島県の尾道市です。
これ 「尾道方式」といわれています。

どんな方式かといいますと
まずですね この診療所が

糖尿病や肥満など
この危険因子を複数持っている人に

腹部超音波検査 これを積極的に行います。

そこで すい臓に異常がありましたら

今度は
詳しい検査ができる中核病院。

地域の中で
より大きな病院ですね

ここに取り次ぎます。
で ここでは

MRCPやEUSなど
より詳しい検査を行います。

今後 この中核病院と診療所が

それぞれ 連携をしまして

その後の経過観察を行って

健康を見守っていくと
こういった取り組みなんですね。

先ほどVTRに出てきた敦賀さんは
広島県の尾道にお住まいの方で

まさに この方式で当てはまる方なんです。

これで ステージ0っていう
そういう段階が分かったってことですね。

早く見つけられたのは この方式。
やっぱり 地域ぐるみで これを

やっていこう
っていうことになるっていうのは

そういう結果を ちゃんと生んでる
っていうことは すごいですね。

すごいですね。
これって 広島だけなんでしょうか?

この尾道方式というんですけど
全国に広がってきてまして

北は北海道から 南は沖縄まで

20か所以上で取り組まれてます。
なるほど。

この尾道方式のように
近隣のクリニックの先生方も

危険因子を意識して
検査をしていただくようになって

早期発見が増えてきたという背景が
あります。

やっぱり 最後は そうやって
注意して みるっていう…

やっぱり
お医者さんの ご努力っていうのが

本当にね 我々を助けてくれるんだなと
思いますね。 本当に。

続いては
すい臓がんでも超早期で見つかれば

あるチョイスができるんです。
こちらを ご覧ください。

<佐藤さん ゴルフが趣味の65歳です。

すい臓がんが見つかったきっかけは

6年前に夫婦で受けた人間ドックでした>

<夫と相談し
オプションで

すい臓ドックを
付けたのです>

<佐藤さんは
すい臓ドックで

MRCPを受けました。

膵管の全体像を
詳しくみる検査です>

<すると
白いぶどう状のものが見つかりました>

<「膵のう胞」って何?>

この方の場合は…

<「IPMN」とは

どろっとした粘液を作り出す細胞が

膵管内に増殖して出来た
水風船のようなもの。

小さければ ほとんどが良性ですが

中には がんになるものもあります>

<佐藤さんの場合
膵管の枝分かれした部分に

大きさ 3cmほどの

IPMNが
出来ていました>

<そこで 佐藤さんは
3か月に一度 定期的に

膵のう胞の状態を
調べることにしました>

<すると 3年後 膵のう胞に
変化がありました。

これは
佐藤さんの超音波内視鏡の画像です。

黒い部分が IPMN。

その中に 2mmほどのしこりが

白く見え始めたのです>

<佐藤さんの場合 膵のう胞は すい臓の

すい頭部という所にありました。

そのため すい頭部を切除。

同時に 胆のう 十二指腸も

取り除きます>

<さらに 小腸を伸ばして

残った すい臓 胆管と胃を

つなぎ合わせます。

かなり大きな手術になる見込みでした>

<すると 佐藤さんのチョイスは…>

チョイス!

「怖いし」って…

<佐藤さんは…>

<しかし 2年後
膵のう胞に

新たな変化が…>

この方のIPMNは…

…というふうに判断します。

<今度の佐藤さんのチョイスは…>

チョイス!

<佐藤さんが受けたのは…>

<えっ? それって何?>

<ロボット支援の手術といっても

ロボットが 自動で
手術をしてくれるわけではありません>

<おなかに開けた小さな穴から

手術器具や
「腹腔鏡」と呼ばれるカメラを入れて

中の様子を確認しながら行います>

<執刀医は 患者のいるベッドから
少し離れたこちらで

ロボットを操作。

腹腔鏡が捉えた
鮮明な立体画像をみながら

遠隔操作で手術を行うんです>

<ロボットアームの先には
手術器具が付いていて

医師の手や指の動きどおりに

操ることができます>

<手の震えが自動的に取り除かれるため

繊細かつ正確な手術操作が可能です>

<すい臓がんの手術は
非常に細かい作業が必要なため

ロボットの精密な動きが役に立つのです>

<手術の結果 佐藤さんのIPMNは

すい臓がんになったばかりのものと
判明。

やはり…>

<佐藤さんは 2週間後 無事 退院。

すぐに元の生活に戻ることができました>

やっぱり 本当に…

いやあ よかったですね。
よかったです。

佐藤さんの場合
膵のう胞というものが見つかって

がんの早期発見につながったと。

改めて 膵のう胞について
教えていただきたいんですが。

膵のう胞は すい臓の中に出来る

液体の詰まった
小さな水風船のようなものですね。

IPMNというのは

この膵のう胞の一種なんですね。

その 膵のう胞自体があったら もう

がんになる可能性が
あるということなんですか?

がんになるリスクが 膵のう胞があると
3倍ぐらいになるといわれています。

IPMNであった場合は
IPMN本体が変化して

がん化するというのが
1~2%。

それから
もう一つ重要なのは

IPMNは
あんまり変わらないんだけど

ほかのすい臓の所に
別のがんが

発生するということも
あるんですよね。

そちらのほうが多いんですか?
同じぐらいですね。

これ 何でかっていうと IPMNが
出来ちゃうような すい臓というのは

膵管の中の細胞に 少し異常があって

やっぱり
がんが発生しやすい状態なんですよね。

言いかえれば
発がん準備状態とでもいいましょうかね。

全部が
がんになるわけじゃないけれども

がんになる可能性は
ずっとあるというような…。

がんになる可能性は
決して 全然 高くはないんですけど

やっぱり
IPMNが見つかってしまった場合は

大きさによって 3か月ごとだったり

小さければ1年にいっぺんだったり

やはり すい臓を
見張っていくということが重要です。

それが がんに
なってるのかどうかっていうのは

どうやって
見分けるっていうことになりますか?

画像でみた場合にですね

まず
小さい場合ですね 1cm 2cmの水風船は

これは 大丈夫だと思います。
良性と考えていいんですけど

これが だんだん大きくなってきた。

3cm 4cmになってきたという場合は

ちょっと注意ですね。
なるほど。

一番怖い変化は
水風船の中に しこりが見え始めた。

この佐藤さんのような…。
そうですね まさに。

これが しこりが
5mmを超えてくると

非常に
がんの可能性が高いと。

しこりが5mmを超えると
もう 手術をお勧めしてますので

ほとんどの方が手術を受けます。
なるほど。

それで 結果ですね
やっぱり がんが出来ていたという方が

半数以上なんですね。
ああ そうですか…。

でも 半分は がんで
半分は がんじゃないってなると

やっぱり こう
大きな手術になるだろうから

結構 躊躇してしまうような気が
するんですけれども…

がんなのかどうかは やっぱり
みただけでは分からないってことですか?

そうなんです。 画像の見た目だけで
判断するのは難しくて

結局 手術で ものを取って
顕微鏡で細胞までみないと

がんが いる いないは分かりません。

だけど がんじゃないかもしれない
といって様子を見てしまうと

がんだった場合に どんどん進行して

手術ができなくなってしまう
という可能性もあるので やはり

水風船の中のしこりが
大きくなってきた場合はですね

手術を考えたほうがよいと思います。
なるほど。

あと 手術で
佐藤さんは すい臓の3分の1と

あと 胆のうと十二指腸を
取ってらっしゃったんですけど

これ 初期であれば もしかしたら

その水風船だけを取ることができる
ってことではないんですか?

残念ながら ちょっと それが
できないんですよ。

初期でも?
初期でもですね。

これ 水風船だけ
うまく くりぬこうとすると

まず 途中で 水風船が
割れちゃうリスクがあるんですよね。

そうすると 中身が出ちゃいますから
これ 非常に危ないということです。

やっぱり すい臓3分の1
胆のう 胆管 十二指腸を

決まった所で切り離して
ちょっと大きめに取って

最後 全部 きれいにつなぎ直すというのが
一番安全だといわれてます。

でも… それだけ 臓器を取っちゃっても
平気なんですか?

2週間で退院されて 普通の生活
戻ってらっしゃいましたけど。

実際に 佐藤さんのようにですね
2週間で 元気に退院して

そのあとも普通の生活ができるという方が
ほとんどなんですね。

ただし 例えば
膵液を補うための のみ薬とか

胃酸を抑えるお薬を
長いこと のむ必要はありますし

あとは 術後1年ぐらいは

食事の量に気をつけて

一度に
食べられない場合は回数を増やすとか

あとは あぶらものを控えるとか

いろいろな工夫は
していただいたほうがいいと思います。

佐藤さん
ロボット支援手術を行ったという…。

すごいことになっておりましたが

この手術 やっぱり
メリットが大きいということですか?

そうですね。
すい臓がんの手術というのは

いろいろな臓器を切って
それで 全部 縫い直すというような

非常に細かい作業 必要ですよね。

ロボットっていうのは
とても鮮明な画像で

おなかの中を
はっきりと立体的にみることができます。

感覚的には 1mmのものが
5cmぐらいに感じるんですよね。

おお~ それは…!
おお~ それは すごい!

そうなんですよ。
だから 自分が 何か 小さくなって

おなかの中に入っちゃったような感覚で
手術してますね。

だから 非常に
正確で精密な操作ができるというのは

この すい臓の手術で
大きなメリットだと思います。

患者さんの負担も少ないですよね
がっつり開腹するよりも そりゃあね。

おなかを開いての
大きな開腹手術に比べると

傷の痛みが まず小さいですよね。
なので 患者さんの回復も早い。

患者さんの苦痛が少ないというところは
大きなメリットではないかなと思います。

ロボット支援手術ができるっていう
その状態っていうのは

ステージでいうと0のとか…?
…方だけ?

ステージ0に限らず

例えば 大きさが2cm程度で
よそに転移がないとか

血管に近くないとかという条件であれば

ステージ0以外のすい臓がんでも
手術をしてます。

では 最後に
今日お伝えした内容を踏まえまして

ベストチョイスのためのアドバイスを
お願いいたします。

手ごわいといわれるすい臓がんですけど

小さい傷で手術ができる方 それから

進行がんでも
根治 治せる方が増えてるんですね。

ですから まずは 早期で見つけること。

それから
進行度にマッチした正しい治療を

受けていただくことが重要だと思います。
分かりました。

先生 どうも ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。

すい臓がんの手術を受けたあと
食事は どうすればいい?

脂質の消化には すい臓が作る膵液が必要。

そのため
手術後に脂質が多いものを食べると

うまく消化できず

下痢してしまうことがあるんです。

脂質を控えるには 豚なら

バラ肉よりヒレ肉を。

魚なら 脂質が多いウナギやサンマより

カレイやタラがおすすめです。

食物繊維が多く 消化が悪い

きのこや海藻類 根菜類

玄米 パスタなどは控えめに。

もしくは 細かく刻んで食べましょう。

また 食事の量も少なくなりがち。

そんなときは 食事の回数を

増やしてみてくださいね。

次回も 皆さんに お届けします。

健康への ベスト…。
(2人)チョイス!