チョイス@病気になったとき「子どもの食物アレルギーの新常識」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

チョイス@病気になったとき「子どもの食物アレルギーの新常識」[解][字]

食物アレルギー予防の常識は今「小さいうちは原因となる食物を食べさせない」から「少量ずつ早めに食べさせる」へと大きく変わっている。最新の予防と治療の情報を伝える。

番組内容
乳幼児の10人に1人が発症するといわれる「食物アレルギー」。以前は「小さいうちは原因となる食物を食べさせない」という考え方もあったが、実は逆で「少量ずつ早めに食べさせた方がアレルギーになりにくい」ことが判明、予防のあり方が大きく変化している。ポイントは、食物が荒れた皮膚から入るより先に口にすること。肌を十分に保湿し炎症を防ぐことも重要だ。安全に食べる方法や正しいスキンケア、最新治療も詳しく伝える。
出演者
【キャスター】八嶋智人,大和田美帆,【講師】国立成育医療研究センター…大矢幸弘,【リポーター】上條倫子,【語り】江越彬紀,佐藤真由美

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

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  19. 原因
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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<今日のテーマは…>

<…だけでなく 激しくせきこみ

呼吸困難を引き起こすことも>

<最悪の場合
命にも関わる危険な病気なんです>

<いったん
「食物アレルギー」になってしまうと…>

<大切な我が子には 何でも
食べさせてあげたいと思っている

そこのあなた。
こんな対処していませんか?>

<実は これ 全部NG!

じゃあ 一体 どうしたらいいの?>

<大丈夫! 食物アレルギーを克服する
チョイスはあります!>

(一同)チョイス!

<実は 食物アレルギーの
予防と悪化防止のカギは…>

<さらに重要なのは…>

<治療に対する考え方は
今 まさに 大きく変わっているんです。

笑顔で楽しい食事ができるよう

今 知っておくべき大切なチョイスを

詳しく ばっちり お伝えしま~す!>

(一同)チョイス!

健康への道のりはチョイスの連続!

ということで 今日の「チョイス」は…

いかかですか?
うちはですね 生後3か月のときに

卵アレルギーと言われて
今 卵は克服したんですけど

今は くるみとカシューナッツとイクラの
アレルギーがあるんですよね。

まあ うちは 幸いなことに
アレルギーないんですけれども

まあ よく 保育園のころとかね
子どもたちで集まって

何か わいわいしようっていうときに
そういうのを やっぱり

事前に ちゃんとチェックをして。
何か 変なものを出したらとか…。

考え方も 変わってはきて
いい方向に向かってるとは思うんですが

オープニングで びっくりする…
3つの例 全部NGだっていう。 そう。

でも やってらっしゃったんでしょ?
いや 本当に やってました。

だから これ 何で 今…
もう 早く先生に話を聞きたくって。

どういうことですか? って。
何年か前と変わってたりとか…。

どうですか? それは。
昔は こうしたことが

いいと
されていたんですけれども

最近 間違っていたことが
分かったんです。

NG対応 3つ 見てみますと…

これ… どれも
やってしまいそうっていうかね

実際 美帆ちゃんなんかは やってた…。

3番なんて それこそ
陽性と出ちゃったら

もし 次 食べたとき
また うわ~って出たら

本当 ナッツ類とか
呼吸が関係してくるので。

どうして駄目なのか その理由を知りたい。
そうですね。

今日は その理由や疑問も
しっかりと ひもときながら

正しい対処法についても学んでいきます。

まずは
こちらのVTRから ご覧ください。

<萩くんが
食物アレルギーを発症したのは

まだ 離乳食すら始まっていない
生後4か月のときでした>

朝ごはんで…

<小児科を受診した萩くん。
すぐに血液検査が行われました>

<すると 卵の白身に

食物アレルギーがあることが
分かったのです。

でも まだ 卵を食べたことがないのに

どうして 卵の食物アレルギーに
なってしまったの?>

<実は 原因は 萩くんの
皮膚にありました。

当時 萩くんは
「乳児湿疹」に悩まされていました。

通常は 皮膚はバリアとなって
外からの異物の侵入を妨げています。

しかし 湿疹などで
皮膚が炎症を起こしていると

バリアの働きが低下し

食物の成分が入り込んでしまうのです>

<乳児湿疹を起こしていた萩くんは

食べる前に すでに 卵の白身の成分が

皮膚から
体の中に入っていたのだと考えられます>

<アレルギー物質が
体の中に入る経路には

口からと皮膚からの
2つがあります。

最近の研究で
この2つのどちらが先になるかで

食物アレルギーを
発症するか しないかが

決まることが分かってきました。

そもそも「食物アレルギー」とは

食べ物を異物と勘違いして

免疫細胞が その食べ物を
排除しようと

攻撃することで起こります。

この攻撃が続くと
体が傷ついてしまうため

実は この間に

「制御性T細胞(Tレグ)」と呼ばれる
攻撃を止める細胞が

腸で作られるのです。

生まれてから 一番先に

口から食べて
腸で吸収しておけば

攻撃を止める細胞が
作られ

食物アレルギーには
なりません。

しかし 炎症した皮膚から
先に吸収してしまうと

この細胞が
作られないため

免疫の攻撃が
止められず

食物アレルギーに
なるのです>

<つまり 萩くんの場合
乳児湿疹で肌が荒れていて

皮膚からの吸収が先だったため

食物アレルギーになってしまったのだと
考えられるのです>

びっくりしたというか…。

何で
知らなかったんだろうとは思いました。

なるほど。 僕もね
恥ずかしながら 知りませんでした。

いや そうですよ。 私も知りませんでした。
びっくりですね。

やっぱり ママたちは それで 自分が…
今もおっしゃってましたけど

自分がケアを怠ったっていうね…。
責めちゃいますよね。

そっちのほうも なっちゃうんだな
ということもあって

大変だなと思いますが。

今日 解説してくださるのは…

よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。

食物アレルギーに悩んでいる
お子さんっていうのは

大体 どのぐらいいるというふうに
今は認識されてるんですか?

乳幼児ですと
大体 5%から10%ぐらいでしょうかね。

いますね やっぱりね。

その発症の理由が
口からが先か 皮膚からが先かという…

順番というのは関係あるもんなんですね。
そうなんですよ。

食物アレルギーが症状として現れるのには
大きく2つの段階に分かれるんですね。

まず 第1段階です。

食べ物が体の中に入ってきたとき
免疫細胞が これを異物と捉えます。

食べ物の中に含まれている
アレルギーの原因となる物質を

「アレルゲン」といいます。 免疫細胞は

再び このアレルゲンが
入ってきたときに備えて

別の免疫細胞の「マスト細胞」の周りに

「IgE抗体」と呼ばれる物質を
付着させるんです。

これが 闘う準備に入った状態でして

「感作」といいますが この時点では

症状は まだ現れていません。

次に 第2段階です。

再び
同じ食べ物が体の中に入ってきて

アレルゲンは IgE抗体とくっつきます。
すると

マスト細胞がアレルゲンを敵と見なして

体から排除しようとして攻撃します。

「ヒスタミン」などを分泌するんです。

このヒスタミンが皮膚などを刺激して

「かゆみ」や「じんましん」といった症状を
引き起こしてしまう。

これが アレルギーの症状が発症する
仕組みなんですね。

仕組み的に
そうなのであれば 何を食べても

アレルギーになるのではないかと
思ったりするんですが

先生 いかがですか?
こういう攻撃する細胞のほかに

体を 今度は 守る細胞もあるので

そのバランスというのが
重要になりますね。

しかし
炎症している肌から

先に アレルゲンが
入ってくると

この守りのTレグが
増えずに

攻撃するほうの細胞が
増えてしまうんですね。

守る数よりも攻める数のほうが多ければ

アレルギーが起こってしまうと。

多くの場合は こんなような仕組みで

アレルギーが起こるんじゃないか
というふうに考えられています。

すごくバランスが大事ってことですね…。
そういうことですね。

お肌に炎症があるかどうかということが

食物アレルギーになるかどうかの
大きなポイントになるんですね。

だとすると
炎症してる皮膚からの侵入が防げれば

食物アレルギー 防げるんじゃないかと
思うんですけど それは いかがですか?

お肌以外でも
例えば アレルギー性鼻炎なんかは

鼻の粘膜に炎症がありますよね。

それから ぜんそくなんかはね

気道に炎症がありますよね。

ですから そういう炎症を

やっぱり
きちんと治しておくっていうことが

食物アレルギーの悪化を防ぐには

重要なポイントだ
ということがいえると思います。

まとめますと 有力な説が こちらです。

すべてのケースに
当てはまるわけではないんですけれども

初めて体の中に入ってくるのが
口からが先だと

食物アレルギーは
発症しづらい。

また 炎症を起こした肌から
先に入ってしまうと

食物アレルギーを
発症しやすくなることが

分かってきたんです。
だから 食べ物…

口からじゃなくても
皮膚からも入ってくるっていうのが

まず びっくりしますけど…。
びっくりです。

どうやって入ってくるのか
っていうことですけども 先生。

食べ物の成分っていうのは
空中を舞っていますよね。

皆さん 何か 調理してるときに
においで

今 何 作ってるなとか
あれ 何を食べてるなとか

分かるじゃないですか。
あれは 空中をね

その食物が舞ってるから
我々は分かるわけですよね。

香りの中に 食べ物がいるんですか?
そういうことですよね。

だから
細かいやつが。
食べていれば

それが 空中を舞って 落ちてきて

ほこりとくっついて
それで 赤ちゃんの寝具なんかにも

付着しているわけですよね。
だから 赤ちゃんのお肌に炎症があると

知らない間に体に入ってくるわけです。
なるほど。

じゃあ もともと 肌に炎症がなければ
問題ないっていうことですか?

肌に炎症のないお子さんは
食物アレルギーに 極めてなりにくいです。

ということは もともとの肌を
荒れさせないっていうことも大事ですし

炎症した肌から入る前に まず 口から
入れておけばいいっていうことですよね。

ですから
離乳食を遅らせるんじゃなくて

早い段階で
口にしていったほうがいいというのは

そういうところからいうんですね。

早い段階で少量っていうのの目安
というのは どれぐらいになるんですか?

目安というのは
お肌に炎症のない赤ちゃんの場合には

普通にしていけばいいと思いますが

ちょっと 湿疹があった方の場合は
もしかしたらね

たくさん食べると アレルギーを
起こしてしまうかもしれないから

耳かき1杯ぐらいから 慎重にね

与えていくということが

安全でしょうね。 分かりました。

そこで 先ほどのNG対応を
もう一度 見てみますと その1です。

アレルギーの予防については

離乳食を遅く始めても予防にはならず

かえってリスクを高めてしまうことになる
ということですね。

いつごろ食べさせたらいいんでしょうか?

通常は 生後5~6か月ごろから
離乳食を食べ始めますよね。

成長の度合いによって
食べ始めるタイミングっていうのは

個人差がね あります。

でも 食物アレルギーを怖がって
意図的に遅くするっていうのは

あんまり しないほうがいいだろう
ということですね。

あと よく
妊娠中に 原因となるものを避けて

妊娠期間を過ごしたっていう方が

いらっしゃいますけど
そういうのは どうですか?

それに予防効果がないということが

今までの研究で分かっているんですね。

結構 いらっしゃいますよね でも…。

<実は 妊娠中だけでなく 授乳中も

食物アレルギーになりそうな食べ物は

避けないほうがよい可能性が

出てきました。 というのも…>

お母さんが食べた食べ物は 母乳から

少しだけ赤ちゃんに移行します。

お母さんが卵を食べて そこから

その微量な卵を
赤ちゃんに 少しずつ あげれば

逆に
赤ちゃんは 口から先に入ってるので

卵アレルギーになりにくいかもしれない。

動物実験では

卵を食べて子育てをしたマウスの子どもは
卵アレルギーにならないんですよ。

<授乳中は
いろいろなものを食べたほうが

かえって 食物アレルギーの予防に
つながるというのです。

ところが
すでに 赤ちゃんが食物アレルギーに

なってしまっている場合には

取るべき対応が違います>

私の場合なんですけれども 私は

授乳中に 生後3か月の子どもが

卵アレルギーって
言われてしまったんですが

それで 母乳のせいだと思って。

お医者さんからも
そう言われたような気も…

まずやめてみましょうって言われて
卵を食べるのをやめたんですね。

そうすると良くなった気がしたんですけど
母乳との関係っていうのは どうですか?

赤ちゃんが もう すでに
感作を受けてIgE抗体を持ってると

反応することがあるんですね。

そうすると
お母さんが 例えば 卵をやめると

その反応を起こすのが
なくなるっていうことはあります。

赤ちゃんに症状が出てしまう場合は

いったん
お母さんが その食べ物をやめて

授乳しなくてはいけません。

ですから 大和田さんがされた治療は
正しかったと思います。

でも 食物アレルギーを発症してしまったら
どうすればいいんですか?

その食物アレルギーを発症してしまったら
どんな治療が必要になるのか。

次のVTRを ご覧ください。

<卵白に食物アレルギーがあると分かった
萩くん。

医師からは…>

<しかし それを聞いた母の八重さんは…>

息子に何でも食べてもらいたいな
っていうふうに思っていたので…

<萩くんの今後を心配した八重さんは

子どものアレルギー専門の病院を
受診することにしたのです。

すると あることを勧められました>

<でも 卵の白身にアレルギーがあるのに
本当に 食べても問題ないの?>

<その人の許容量を超えた食物が
体の中に入ると

腸の中で Tレグが
免疫細胞の攻撃を抑えきれず

食物アレルギーを
起こしてしまいます。

しかし 許容量より少ない量ならば

食べるたびにTレグが作られ

食べ続ければ 徐々に
Tレグの数が増えていきます。

その結果 食べてもアレルギー反応を
起こさない許容量も

増えていくのです>

<そこで
萩くんは あるチョイスをしました>

息子が
チョイスしたのは…

<「食物経口負荷試験」って 一体 何?>

<設備の整った専門の医療機関で行います>

<こちらは…>

<ほんの一滴でも駄目なのか
僅かだったら飲めるのか

実際に飲んで試します>

<アレルギー科の専門医の監督の下

看護師も付き添います。

まずは 0.5mLからの
スタート。

この検査で最も大切なポイントは

万が一の…>

<常にモニタリングしながら行います>

<1杯目を飲んでから5分後。

どうやら 問題なさそうです>

<40分後
次は 1mLです。

いったん
注射器で吸い上げた牛乳を

コンマ単位で厳密に量ります。

主治医が事前に決めた量を忠実に守り

万が一の事故が起きないための
微調整です>

<これで ぴったり1mL。

飲みやすいように水で薄めて飲ませます>

<さらに40分後 最後は

2mL 飲ませて
様子を見守ります。

2時間 症状が
遅れて出てくる場合もあるため

最後に もう一度 確認>

お口は?
痛くない? 全然 痛くない?

どっか かゆいとこは?
ない。

じゃあ 最後 もしもしして
おうち帰ろう。

<診察の結果は…>

はい よく頑張りました。 おしまい。

<開始から およそ5時間
無事に検査が終わりました。

この日に飲んだ牛乳は 合計 3.5mL。

この男の子の場合 3.5mLまでならば
症状が出ないことが分かりました。

卵白の食物経口負荷試験を受けた
萩くんは

4gまでならば
安全に食べられることが分かりました>

<医師の指導で 自宅に帰ってからも…>

<本人には分からないように

ごはんに
ゆで卵の白身を混ぜたりするなど

工夫しながら続けました>

<さらに
萩くんは食べる治療と並行して

もう一つのチョイスも
していたのです>

まずは 乳児湿疹を

完全に しっかりと治していく。

もし 治って つるつるになったとしても

薬は しばらく塗り続けてくださいと。

<炎症により 肌のバリア機能が
低下したままだと

異物が どんどん
体の中に入ってきます。

これが 何度も繰り返されると

攻撃細胞は どんどん攻撃的になり

ついには
Tレグが抑え込む能力を超え

アレルギーを発症してしまうと
考えられています。

肌の炎症を抑えることで

異物が体の中に
入らないようにする必要があるのは

このためだったのです。

八重さんは 早速 その日から

朝と晩の2回
処方されたステロイドの薬を

しっかりと 塗り続けました。 すると…>

<治療を始めてから
たった6か月で

萩くんの肌は
こんなにきれいに。

食べられる卵白の量も
増えていきました>

<萩くんの食物アレルギーの治療は
まだ続いていますが

今では お母さんの作る
そぼろご飯のいり卵が

大好物だといいます>

よかったです。 本当に よかったです。

チョイス!

いやあ よかったです。
ねえ よかったですね。

そして 子どもたちも よく頑張りますよ
本当に。 本当ですよね。

まあ でも びっくりしたのは
やっぱり 血液検査で陽性となっても

食べられるということなんですね。

血液検査では
IgE抗体の数を

調べるわけですが これは

アレルギーを起こそうと
スタンバイしてる状態を

調べてるんですね。
なるほど。

守りの細胞も すでに
作られているから

IgE抗体があっても

アレルギーを起こすとは
かぎらないわけですね。

ですから ほとんどの人が

全く食べられない
ってことはないんですね。

少量なら
食べられる人が多いです。

ただ 検査で
調べないと

どのぐらいまでなら
安全に食べられるかってことは

分からないんですね。
だから

食物経口負荷試験というものが

あるということですか?
そういうことですね。

血液検査で陽性となった食べ物が

実際 どのぐらいまでなら
安全に食べられるかを調べないと

治療は 安全に進められないんですよね。

この試験っていうのは
どこでも受けられるものなんですか?

アレルギー科のある医療機関であれば

受けられることが多いですね。

ただし リスクを伴う試験なので

ごく少量でも症状が出るような人は

試験を受ける医療機関が変わります。

設備が整った専門の医療機関で

十分に安全を担保したうえで実施します。

食物経口負荷試験。
食物アレルギーがあると分かったら

必ず行う検査ということですか?

その子が どのぐらいの量を食べたときは
症状がなくて

どのぐらいの量を食べると
症状が出るのかを

すでに把握してる場合というのは

試験をしないこともあります。
なるほど。

ということで
NG対応の その3を見ていくと

血液検査で陽性が出たとしても
少量なら食べられるケースも多く

さらに 安全な量を食べ続けていけば
その量を増やしていくこともできると。

食べないと治らない
ということになるんですか?

IgE抗体を作る刺激が

皮膚からも口からも
入ってこないようにしてると

自然にIgE抗体が減っていって

食べられるようになる人もいます。

しかし
自然にIgE抗体が減っていかない人は

安全な量を食べ続けて Tレグを
増やさないと治らない場合が多いです。

食物経口負荷試験で許容量が分かったら

それよりも少ない量を食べてもらいます。

許容量より少なくするっていうのは
なぜなんでしょう?

安全のために…。 体調によっても
多少変わることがあります。

だから 許容量が一時的に下がったり
あるいは

ほかの食品に入ってるのを
見落としてしまったりして

許容量を超えるリスクがね…
ということを避けるためですね。

やはり 肌を
きれいに保っておくってことが

とっても大切ということですよね。

肌に炎症がある状態で
食べる治療をしても

炎症したところから食物の成分が入ると
許容量を下げてしまいますので。

ですから 確実に炎症を止めないと

許容量が 確実に 増えていかないことが
多いですね。

なるほど。
もう 早く教えてほしかったですね。

本当 そうです。 年々
変わってるんですよね こういう情報って。

昔は アトピー性皮膚炎の原因は

食物アレルギーだっていうふうにね
考えられていたこともあるんですが

実は それが 逆だっていうことが
最近 分かってきたんですね。

アトピー性皮膚炎があると

食物アレルギーを
引き起こしてしまうということですね。

食べないと治らない。 結構 こう…

ショックな言葉ではあるなとは
思うんですが

でも アレルギーのある食べ物が嫌いで

どうしても食べられない場合っていう…
もう 何か

しみついちゃってるような気が
するんだけど そういう場合は

どうしたらいいのかなと思いますが。
そういうケースにおいても

チョイスがあるんですね。
なるほど!

次はですね 15年間
治療がうまくいかなかった女性が

あるチョイスで改善できたというケースを
見ていきます。

<佐藤さんが
食物アレルギーだと分かったのは

生後4か月のころでした>

全身 かきむしりだしたので…

<病院で治療を受けたあと
血液検査をすると

牛乳だけでなく 小麦や卵などにも

食物アレルギーがあることが
分かりました。

医師からは 10歳になるまでは

これらの食品を すべて口にしないよう
指示されました>

<そのため
小学生になり 給食が始まると

みんなと同じものが食べられないため

アレルギーの原因となる
乳製品 小麦 卵を使っていない

特別なお弁当を
毎日 持っていくようになりました>

<医師の指示どおり 乳製品などを口にせず
過ごしてきた佐藤さん。

ところが 10歳になったころ

食物アレルギーの治療の方針が
大きく変わりました。

食べて治す治療が始まっていたのです>

<佐藤さんも まずは

飲めなくて困っていた牛乳から
取り組みました。

佐藤さんが受けたのは

「経口免疫療法」という
治療でした。

許容量を大きく超えた牛乳を

4日間 毎日飲むことで

短期間で 体を
慣れさせようという方法です>

<入院前の
食物経口負荷試験では…>

<30mLから飲み始め

途中で症状は出たものの 4日目には

200mLまで飲んでも
症状は出なくなりました>

<そこで 自宅へ戻ってからも

毎日200mLの牛乳を飲むよう
医師から指示されたのですが…>

みんなとアイス食べたいみたいな思いで…

<これまで何度も苦しめられてきた

アナフィラキシーへの恐怖心から

毎日飲むべきところを

3日に1回 週に1回と

徐々に減らしてしまったのです。

それにしたがって 飲める量も減り続け

退院から10か月たつころには…>

<しかも
この大量に摂取する経口免疫療法

実は 大きなリスクがあることが
その後

明らかに
なったのです>

で そのときに また…

結構
危ない目に遭う方も多いということが

分かってきたので…

<治療を諦めかけていた佐藤さん。

転機が訪れたのは15歳のとき。

別のアレルギー専門医を訪ねたのです>

<そこでも 経口免疫療法が
勧められました。

しかし 前回とは
飲む量が全く違ったのです>

<実は 症状が起きないような
ごく少ない量でも

毎日飲み続けることで だんだん

安全に飲める量が増えていくことが

研究で明らかになっていました>

<佐藤さんは 毎日
1mLの牛乳を

飲むことから
始めました。

ところが…>

<牛乳を どうしても飲みたくなかった
佐藤さんは

治療を続けるため
あるチョイスをしました>

チョイス!

<それが…>

<調べると このお菓子1本に

牛乳1mL程度の成分が含まれていることが
分かったのです。

佐藤さんは 毎日
このお菓子を1本食べ続けました>

<牛乳をそのまま飲まなくてよいと
気が付いた佐藤さん。

マフィンやホットケーキ
スープを手作りし

牛乳を積極的にとるようになりました>

<治療を始めてから
5年が経過した現在は

牛乳を100mLまで 安全に飲むことが
できるようになったのです。

今までは食べられなかった
アイスクリームを食べているときが

一番幸せだといいます>

今 パスタとか そっちの…

いやあ よかった! よかったですね。
よく頑張りましたね…。

よく頑張ったのもあるし
発想の転換っていうかね

いいじゃない じゃあ

牛乳の代わりにお菓子でも… ハハハ…!
入ってるじゃない お菓子にも…。

そうですよ
よく思いつきましたね 先生ね これ。

そうですね。
まあ 楽しくないと続かないので

楽しくなる工夫としては
とても良いですね。

ただ なるべく添加物が
入ってないお菓子を勧めますけどね。

でも 食事が楽しくないと
治療が続かないので

バリエーションが増えるのはいいことですね。
ご自身で作ってらっしゃいましたもんね。

卵が もし 嫌いな人だったら

卵の代用になるものっていうのは
何かありますか?

卵黄が嫌いな子って 結構多いので

そういう場合 卵白だけ食べる。

卵アレルギーの
主要抗原は卵白にあるので だから まず

卵白から
始めるっていうのも 一つ 手ですね。

それから あと
乾燥パウダーなんかもありますから

そういうものをスープに入れるとかね

いろいろ
工夫することができると思います。

だんだん飲めるようになっても

あっ 何か 調子…
今日 調子いいなみたいな…。

勝手に やっぱり 量を増やすっていうのは
いけませんよね?

そうですね。 それは やめてほしいですね。

ですから 定期的に負荷検査をして

安全に飲める量を
確認していくのが大切だと思います。

経口免疫療法っていうのも
入院ではなくて

それは自宅で行うものなんですか?

基本的には自宅が多いんですけれども

初めて食べるときにね
とても怖くて心配という方は

入院して始めることもあります。

その治療自体は
どのぐらい続けるんですか?

食事ですからね だから
やめるっていう考え方はないわけです。

なるほど。
だから 食べる量が十分増やせたら

それは ふだんの食事として
続けていくことになります。

具体的な そうなると 治療のゴール
っていうのは どこになるわけで…?

目安としては 1回で摂取する
一人前の量ってことになるでしょうかね。

例えば 牛乳だったら200ccぐらい

うどんだったら200gぐらい

卵だったら
1個分ぐらいというところでしょうかね。

アレルギーがあるって分かってから
その治療っていうのは

やっぱり 早く始めたほうがいい
っていうことはありますか?

早いほうが 効果も得られやすい
ということはあるかと思います。

でも VTRの佐藤さんのように
15歳から始めても効果は得られるので

諦めないでほしいと思います。
そうですね。

自宅でこの治療をやって もし

症状が 少しでも出てしまったら
どうしたらいいですか?

そこで 子どもの食物アレルギー症状の
具体的なサインを見ていこうと思います。

さらには 重症になると 血圧が低下して
アナフィラキシーを起こして

意識を失ってしまうこともあります。
怖いですね。

こうした症状は 食べたらすぐに起こる
ということですか? 先生。

そうですね 食べてから 数分から

数十分後ぐらいに起こることが多いです。

中には 数時間たってから

症状が出ることもあります。
なるほど。

もし 症状が出たら
親は どうしたらいいんでしょうか?

緊急性が高いのは アナフィラキシーを
起こしたときですよね。

で 全身に
じんましんが出たときなんかは

そのあと アナフィラキシーを起こす
可能性が高いですから

速やかに
救急車を呼んだほうがいいと思いますね。

その じんましんとか かゆみっていうのは
どのぐらい続くものですか?

軽症であれば 2~3時間以内に

消えることが多いですね。

重症でない場合は どういうふうに
そのときは 対処したらいい…?

軽症でしたら そのまま様子を見ます。

かゆみがひどい場合などは
抗ヒスタミン薬をのむと

早く治りますけれども

あまり おすすめではないですね。
それは どうしてですか?

かゆみ止めの抗ヒスタミン薬っていうのは
眠気がくることがあって。

そうすると
その眠気というのが 薬の影響なのか

それとも
アナフィラキシーの症状なのかっていうことが

判断できなくなることがあるんですね。

じゃあ 薬は のませないほうが
いいんですか? 基本的には。

基本的には 薬は
のませないほうがいいと思います。

軽症だとしたら 病院っていうのは
行ってもいいんでしょうか?

いつも悩んじゃうんですけど。

軽症で 初めて症状が現れたのであれば

やっぱり 分からないときは

受診をしたほうが
いいだろうとは思いますね。

もし それで 受診したときっていうのは
どういうことを

先生に伝えるといいんでしょうか?

まず 何を食べたかっていうことと

症状が出るまでの時間と食べた量ですね。

それをお伝えください。

続いてはですね 食物アレルギーを

克服できたにもかかわらず 再び

アレルギー反応が出てしまった
というケースについて見ていきます。

<1歳6か月のころから

牛乳と小麦の食物アレルギーに

悩まされていた麻里凪さん。

医師からは 2歳までは

一切 口にしないように
指示をされました>

<2歳になると
食物経口負荷試験の結果を踏まえ

週3回 牛乳は 1口くらいを飲み

小麦は うどんを1口食べるという治療を
続けました>

おやつ交換とかも 気にせず
公園とかで やってました。

<治療の効果で
5歳になるころには

牛乳200mL チーズは好きなだけ

うどんも一人前の200gを
食べられるようになったのです。

医師からも…>

<…と言われました>

<ところが 1年前のある日

昼食に ピザを食べていた麻里凪さん。

しばらくすると…>

あれ? と思いました。

<母の夏絵子さんは
食物アレルギーを疑い

すぐに病院へ連れて行きました。

すると 意外な原因が分かったのです>

…という現象があります。

食べるだけでは症状が出ないところまで
体が慣れてきたんですけども…

<どうして そんなことが起こるの?>

<アレルギーの原因となる食物を
食べても

腸にバリアがあるため
通常は 少ししか吸収しません。

しかし
食物依存性運動誘発アナフィラキシーの人の場合

食後 すぐに運動すると
バリアの働きが低下して

腸から たくさん吸収してしまい

アレルギー症状が出るのです>

<アレルギー症状が
再び 出てしまった麻里凪さん。

実は このとき
ピザを食べ終わってからすぐに

外へ遊びに出かけていました。

麻里凪さんのアレルギー症状は

この運動の刺激によって
引き起こされていたのでした>

<…と分かった麻里凪さん。

アレルギーを防ぐためのチョイスとは…>

(2人)チョイス!

ピザとかスパゲッティとか そういう
アレルギーの… 好きなものを…

<麻里凪さんは アレルギーの原因となる
食べ物を食べたときは

症状が出ないように…>

なるほど。 まあ でも
食べられるようになったってことは

まあね 一つ
良くなったなと思うんですけれども

年齢的なことも考えてもね
動きたい 遊びたい盛りなのに

大好物食べたあと
動けないっていうのは…。

やっぱり 対処としては
安静しかないんですか? 先生。

そうですね 食後2時間は安静にするか

その食べ物を
食べないようにするかという選択ですね。

激しく動かなければ
症状は出ないんですか?

体調の悪いときなんかだと

散歩ぐらいの軽い運動で出ることも

ないとは言えないんですね。

これは 大人になったら治りますよ
っていうものではないんですか?

成長とともに治る人もいるんですが
治らない人もいるんですね。

治ったかどうかっていうのは
どうやって判断できるんでしょう?

食物負荷試験に
運動をプラスして評価をします。

必ず
運動したときに出るともかぎらないので

運動に加えて
さらに 薬を飲んで行うこともあります。

今見ている運動以外にも
ふだんなら問題がないのに

食物アレルギーを引き起こしてしまう
要因があります。

具体的な例を見てみますと

「疲れ」や「睡眠不足」「かぜ」や

「生理」といった体調の変化だったり

「温度や湿度の変化」

「ストレス」なども挙げられるんです。

いやあ これは 多いですね。

温度は… 湿度も

変化しますからね。
そうですよ。

今は ストレスが多い
社会というのもあるから

これは大変ですね
先生。

それまで
食物アレルギーがなかった子でも

中学校へ行くようになったころには

部活なんかで
運動量が ぐ~っと増えますよね。

そこで誘発されるケースなんかも
あるんですね。

で またね そういう部活だと
やらないと

何か こうね 置いてけぼり食らう
みたいなのもあるから

また 一生懸命やっちゃうっていうのも
あるし ちゃんと そういう…

コミュニケーションをたくさん…
伝えておいたほうがいいってことですね

そういう症状があるというふうなことは。
分かりました。

では 最後に
今日お伝えした内容を踏まえまして

ベストチョイスのためのアドバイスを
お願いいたします。

子どもが
生まれてから初めて口にするものは

少量から始めてください。

もしも 食物アレルギーと分かったら

専門医を受診し 医師の指導に従い

根気よく
治療を続けてください。 分かりました。

先生 どうも ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。

赤ちゃんの皮膚を健康に保つには
毎日のスキンケア。

重要なのは保湿剤の塗り方です。

量は 塗ったあとに
ティッシュペーパーがくっつくぐらい

たっぷり塗ってあげてください。

塗り方のポイントは

顔なら おでこ 鼻

ほっぺた あごと 分けて塗ること。

保湿剤が広げやすくなります。

おなかや背中など塗る面積が広い場合は

保湿剤を まず 点状に置いて

手のひらで広げていきます。

一方 手や足は

指先で保湿剤を広げながら塗ります。

指と指の間 手首 足首にも

しっかりと塗ってくださいね。

こすらず 優しく塗ってあげましょう。

次回も 皆さんにお届けします。

健康への ベスト…。
(2人)チョイス!