チョイス@病気になったとき「腸が飛び出す!? 鼠径(そけい)ヘルニア」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

チョイス@病気になったとき「腸が飛び出す!? 鼠径(そけい)ヘルニア」[解][字]

年間15万人が手術を受ける「そけいヘルニア」。足の付け根部分から腸などがはみ出し、重症化すると命に関わることも。最新の手術のチョイスやセルフチェック法を伝える。

番組内容
年間15万もの人が手術を受ける「そけいヘルニア」。腸などが本来あるべき場所から飛び出す、いわゆる「脱腸」で、そけい部と呼ばれる足の付け根部分が膨らんでくる。初期は痛みも軽く、力を抜けば膨らみは元に戻るが、重症化して膨らみが戻らなくなると最悪の場合、腸がえ死するなど命に関わることも。手術をチョイスするタイミング、最新の手術の方法や早期発見のためのセルフチェック法も伝える。
出演者
【キャスター】八嶋智人,大和田美帆,【講師】聖路加国際病院ヘルニアセンター長…嶋田元,【リポーター】深川仁志,【語り】江越彬紀,佐藤真由美

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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<今回のテーマは…>

<トイレで力んだときや…>

(くしゃみ)

<くしゃみをした瞬間に
下腹部に 突然 出来る…>

どうしたんだろう?

…っていうので もう
頭がいっぱいになって。

<その正体は
おなかから飛び出した…>

<「脱腸」とも呼ばれる
この病気。

実は

年間およそ15万件もの手術が行われ

その数は 盲腸の なんと2.5倍。

<最初は
ふくらみも小さく痛みもありませんが…>

<放っておくと こんなに巨大化し

命に関わることも…。

じゃあ 一体 どうすればいいの?>

<大丈夫! チョイスはあります!>

(4人)チョイス!

<どんな人が
「鼠径ヘルニア」になりやすいのか?

セルフチェックの方法から

手術をするタイミングまで

あなたが知りたい情報を

詳しくお伝えしま~す!>

健康への道のりはチョイスの連続!

ということで 今日のテーマは…

「脱腸」ってね
聞いたことありましたけど

それが
「鼠径ヘルニア」のことだったなんて…。

いやいや 僕も結び付かなかった…。
初めて知りました。

そして 何といっても 盲腸よりも 手術が
多く行われてる。 2.5倍でしたよ。

結構な衝撃的な映像も出ましたけれども。
びっくりしましたね。

放っておくと大変なことになるんだと。

その驚きの鼠径ヘルニアですけども

まず そもそも この「鼠径」というのが
体の どの部分なのかといいますと

こちら。
この足の付け根の

この くぼんだ
この線の部分。

この周辺を
「鼠径部」といいます。

よく ビートたけしさんが
「コマネチ」って

ちょうど ここのラインの…。
そうですね。

まさに そのラインです。
そして こちらの

「ヘルニア」という言葉。
これは 聞き覚えはないですか?

何となく 腰痛のイメージがありますよね。
ありますよね。

この「ヘルニア」。
これ どういう意味かといいますと

体の一部が
あるべき場所から

飛び出ることを
指します。

そうなんですね!
「飛び出る」ということが大事なんですね。

今 おっしゃっていただいた腰痛

これは「椎間板ヘルニア」といって

主に背骨の中にある椎間板が

飛び出してしまっている
そういう病気です。

ということで
今回の この「鼠径ヘルニア」は

こちら 腸が
あるべき場所から飛び出る病気です。

では その鼠径ヘルニア

どうして
腸が飛び出てしまうんでしょうか。

<眼科医の…>

<2年前に 突然 下腹部に
違和感を感じるようになりました>

お風呂場へ行って
鏡の前で ちょっと見たら…

<ふくらみに痛みはなく

手で押すと元に戻ったので

気になりながらも
様子を見ることにした吉岡さん>

<しかし 1週間ほどたつと…>

<ふくらみが出ないように

持っていた腰痛用のコルセットを巻いて
生活していましたが

効果は ほとんどなかったといいます>

<若いころから 長年 続けてきた
趣味のテニスや釣りをしているときも…>

<そこで…>

<医師は ある病気を疑いました。

そこで 立ったまま

おなかに力を入れる検査をすると

吉岡さんの鼠径部に
ふくらみが現れたのです>

<診断結果は…>

<鼠径ヘルニアって…>

<鼠径部の辺りでは
腸は 薄い筋膜で支えられています。

この鼠径部には

「鼠径管」と呼ばれる管があり

男性の場合 睾丸に血液を送る血管や

精子を運ぶ精管が通っています>

<通常 鼠径管の入り口は

筋膜によって
ぴったり閉じられている状態ですが

何らかの理由で 筋膜がゆるむと

腸が鼠径管に落ち込みます>

<それによって
おなかに ふくらみが出来るのが

「鼠径ヘルニア」です>

<でも…>

一つは 年齢ですね。

体の組織を
支えきれなくなって…

いくら こう 体を鍛えたりしても…

<70歳で鼠径ヘルニアを発症した吉岡さん>

<年齢とともに筋膜がゆるみ

おなかに少し力を入れただけで

簡単に
腸が飛び出すようになっていたのです>

<一刻も早く治したいと
吉岡さんは 専門の医療機関を受診>

<すると 「治すには手術しかない」と
言われました>

<鼠径ヘルニアの手術は

筋膜がゆるんで
腸が出ている部分に

メッシュを はり付け

腸が飛び出すのを防ぐというもの>

<そこで 吉岡さんのチョイスは…>

チョイス!

<へその辺りに開けた小さな穴に

カメラとはさみなどが付いた

ロボットアームを入れて行います>

<ロボットアームは
執刀医の手や指の動きを再現>

<繊細かつ正確な動きが可能なため

傷口を最小限に抑えられて

体への負担が減らせます>

<吉岡さんは 3日間 入院し

退院した翌日から
すぐに仕事に戻りました>

なるほど。
よかったです。
よかったですね。

それに やっぱり 「脱腸」とかいうと
何か こうね 昔から聞いてるし。

でも 分かんないこと
いっぱいあるんだなというか。

その分からないこと
詳しい方に解説をお願いしましょう。

鼠径部のヘルニアのスペシャリストを
お呼びしました。

よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。

ヘルニアセンター長ということは もう

飛び出すものなら何でもお任せ
っていうことでよろしいですね?

そうですね。
では まず その

腸が飛び出すっていうのが まず もう…

そういう動きそのものが
びっくりするんですけれども。

鼠径部のまわり
というのはですね

おなかの筋肉が
ちょうど薄くなってきて

ほとんど
なくなってしまうとこなんですね。

なので 薄い横筋筋膜という
筋膜だけで覆われてると。

なので その部分が
ゆるむことによって

鼠径管… 腸が出てくる
ということになります。

これ どういう人が
なりやすいとか あるんですか?

こちらですね。
年齢別の手術件数で見ていきます。

こちら 青いほうが男性

そして 赤いほうが女性です。

圧倒的に男性のほうが。
男性ですね!

多くなっているんです。
年齢別に見ますと

この40代辺りから 徐々に
増え始めまして

60代 70代が
多くなっているんです。

どうして 中高年の方に多い…?

やはり
加齢で ちょうど そのころからですね

だんだん だんだんと
筋膜が ゆるみ始めてきて

それで ちょうど 出てくるのが
この時期というふうになると思います。

あと 私は男性なので
何で男性が多いのかっていうことですが。

やはり まずは
男性と女性の体の構造の違いですね。

女性はですね 鼠径管という中に

子宮を支える じん帯が
主に通ってるぐらいなんですけれども

男性は
そこに睾丸を栄養する血管ですとか

精子を運ぶ精管等が通っていますので

やはり 太さも太いですし その分

ゆるむと
開きやすいというふうに考えられてます。

あと 年齢や性別以外で なりやすい人
っていうのは いるんですか?

やはり おなかに
力をかけるというようなことが

やっぱり 多いというふうに
考えられていまして

例えば 便秘の人はなりやすい
というふうなことがいわれています。

あとは 中年ぐらいになってきて
急に運動を始めたりすると

それをきっかけとして
出やすくなったりというふうなこと。

あとは 喫煙者がなりやすい
というふうにいわれていると…。

どうして 喫煙者は
なりやすいんですか?

喫煙しますとですね やはり

肺の病気になったりとか
っていうようなこともあります。

せきとか そういうことですね
…が多くなってくるんですね。

それから あとは
アレルギーとか ぜんそくで

慢性的に
やはり せきをする人っていうのも

やはり なりやすい
というふうに考えられています。

結構 やっぱり せきとか くしゃみって

自分が思ってるより 結構 強い…

運動としては強いっていうことですね。
そうですね。

あとは
右側がなった人は

左側も
鼠径ヘルニアが

発症しやすいということが
いわれています。

予防みたいなのはできないんですか?

基本的には ないんです。
ええ~!

そうですか…!
なぜだ…。

やはり コラーゲンで作られた
筋膜っていうのがあるんですけれども

それが 年とともに どうしても

だんだん…
弱くなってくるということなので

体を鍛えてもですね 予防すること
っていうのが できない場所なんですね。

だから 本当に 筋膜そのものが

ゆるんでくるってことは
もう しょうがないし

それを鍛え直したりもできない
ということなんですね。

痛みが そんな ない
っていうことでしたけれども

鼠径ヘルニアかどうかを

じゃあ どうやって
調べるのかなっていうことですが。

まずは 見た目で
チェックしてもらうんですね。

とにかく 出てるかどうか
っていうような形になると思います。

これ 今 写真 出てますね。

この辺りですね。
まあ 何か…

うっすらとっていう
感じですかね これは…。

<ふくらみが
見た目で分かりにくい場合でも

手で触れるだけでできる
セルフチェックもあります。

嶋田さんに教えてもらいましょう!>

まずはですね 座った状態で
おなかに力を入れない状態で

まずですね
鼠径部を両側で

ちょっと強めに押さえます
しっかりと。

その状態で立ち上がります。

そして この状態で まず 下腹部に
ぎゅっと力を入れて

力を入れたあと
手をゆっくり離すと。

そうすると
これで

出っ張りがあれば
鼠径ヘルニアと。

こう… 平らに押す?
そうですね。

手のひら全体を使って
押さえるような形ですね。

でも このとき 体には 力 入れてない。
力を入れずに。

で 立つ。
立ち上がるんですね。

で ぐっと押さえる。
おなかに 力 入れる!

で 手を離す。
離す!

大丈夫ですか?
大丈夫です。

何かが出っ張ってきた感じは
ないですけど。

じゃあ 大丈夫だと思います。
ある方は そうやって そのときに…。

明らかに出てくるんですか?
そうですね。

あとは 分かりにくい方も
中にはいらっしゃるので

その場合にはですね
医療機関で 超音波検査ですとか

CTの検査とか
追加の検査を行ったりして

診断することもあります。
分かりました。

もし 鼠径ヘルニアになった場合
治療は どうするのかってことですが。

治療方法はですね 手術しかありません。

VTRでもね 言ってましたけれども

これ どうして
手術しかないということなんでしょう?

やはり 一度ゆるんでしまった
筋膜っていうのを これをですね

運動や のみ薬や注射等で

元どおりに戻すっていうことが
今はできないんですね。 なるほど。

ですので 手術で
ゆるんだ筋膜の部分に

人工のメッシュを
当ててですね

腸が飛び出さないように
補強してあげるということになります。

手術の中に チョイスっていうのは
ありますでしょうか?

手術の方法 こちらに まとめました。
全部で3種類あります。

まずは おなかを切り開いて行う「切開法」。

そして
おへその辺りに小さな穴を開けて行う

「腹腔鏡手術」。

そして VTRにもありました
医師がロボットを操作して行う

「ロボット支援手術」。
こちらの3種類です。

これ 先生 それぞれ
何が どう違うのかということですが。

大きくはですね
人工のメッシュを

おなかを切って入れるか
それとも

小さな穴を開けて
おなかの中から

壁を補強してあげるか
それの違いになります。

切開法は外からで
皮膚を切ってメッシュを置く方法。

腹腔鏡とロボット支援手術は
おなかの中から… 治す方法ですね。

それぞれの手術というのは どれぐらいの
どんな割合で行われるんですか?

現在 日本ではですね
鼠径部ヘルニアの手術に関しては

切開法が 大体6割ぐらい。

腹腔鏡手術が 大体4割ぐらいで

ロボット支援手術はですね
まだ 数百例 あるかないかぐらいの

頻度だというふうになっています。

腹腔鏡手術とロボット支援手術のほうが

何となくリスクが少なそうというふうに

思うんですけれど いかがでしょう?

それぞれの やはり 手術には

メリット デメリットっていうのが
やっぱり あります。

そのデメリットを こちらに
まとめてあります。 見ていきましょう。

まず この切開法の場合は…

そして 腹腔鏡手術と
ロボット支援手術は…

また ロボット支援手術の場合は
症例数が少ないため

まだ 分かっていないことが
多いということです。

やっぱり 手術のあと
痛みが残る方がいらっしゃる…?

はい。 いらっしゃいますね。

報告のばらつきは
結構あるんですけれども

0.5%から10%ぐらいの間で

3か月ぐらい 手術のあと たっても

やはり 痛みで ちょっと
生活に支障があるような方というのが

いらっしゃるというふうに
いわれています。

その場合の治療はですね まずは

薬の のみ薬で
治療を開始するんですけれども

それでも良くならない場合

手術が…
治療が必要だろうという場合には

手術をして 例えば 人工メッシュを
取ったりする手術というのも

行われる場合があります。
なるほど。

こちらが 実際のメッシュになります。

患者さんの症状や状態に応じて
使い分けるために

形も いろいろあります。

例えば この涙形のメッシュですと

鼠径部の形に
フィットするようになっていて

このように鼠径部を覆うような形で
体に埋め込むと。

一方 こちらは
表面が ざらざらしていまして

体の組織に ぴったりと くっついて

ずれなくなるというタイプの
メッシュになります。

そのメッシュですけども 体の中に入れて
溶けてなくなるんですか?

基本的には 溶けない素材が体に残ると。

支え続けるっていうこと…?
支え続けてくれるということになります。

違和感みたいなのはないんですか?
素材はですね ポリエステルや

ポリプロピレンといったような
合成繊維で出来ていまして

体の中に入れても
比較的安全というふうにいわれています。

ほとんどの方は 特に大きな問題もなく
違和感もないんですけど

人によっては
どうしても違和感が出てしまったり

場合によっては
そばに走っている神経とか腸に

影響を及ぼしてしまうという方もいて

それが痛みの原因になる方も
いらっしゃいます。

こういう手術っていうのは
専門的なものなんですか?

どの病院でも 基本的には
行われてるタイプの手術になります。

ただ 医療機関によってはですね
腹腔鏡の手術やロボット手術も

その機械そのものがないと
できないっていう場合もありますので

事前に どの病院で
手術を受けるかという場合にはですね

聞いていただいて
どの手術が選択できるかというのも

併せて確認していただけたら
いいかなと思います。 分かりました。

じゃあ 手術をやりましょうということで
気になるのが

費用のほうなんですが いかがでしょう?

切開法はですね 保険が適用されて
大体3泊4日で

およそ11万ぐらいですね。

腹腔鏡も
保険が適用されて 大体3泊4日で

16万円ぐらいというふうになっています。

ロボット支援手術は保険の適用がされません。

ですので 自費の診療になりまして

聖路加国際病院の場合には1泊2日で

大体55万円ほど
というふうになってます。

なるほど。 分かりました。

先生
鼠径ヘルニアになったかもと思ったら

そもそも 何科に行けばいいのかな
っていうことですけど。

まずは 外科ですね。
外科!?

消化器外科ですね。 やはり 手術が
メインの治療になりますので。

さあ ここまでは
手術について見てきましたけども

実は ほかの病気の手術の後遺症で
鼠径ヘルニアになる人もいるんです。

<5年前に前立腺がんの手術をした…>

<手術から1年たったころ

左の鼠径部に
違和感を感じるようになりました>

なおかつ…

<突然 出来た謎のふくらみに

加藤さんの頭には
ある不安がよぎりました>

<がんの手術で前立腺を切除したことで

膀胱が おなかのほうに
飛び出したのではないかと

心配になったのです>

<そこで 手術を担当した医師に
相談してみると…>

<もしかして…>

手術をしていない方に比べて
やはり 高いと思います。

大体…

…というふうに考えられているようです。

はっきりとした…

<そこで 加藤さんのチョイスは…>

チョイス!

<ふくらみの理由が分かった加藤さんは

迷わず 手術を
受けることにしました>

<そして 1か月後には…>

その… 前立腺がんの手術のあとに
そうなると

やっぱり いろんなこと 考えちゃうから。
そりゃあ そう…。

何のせいだろうって思いますよね。
不安になるだろうと思いますが。

前立腺の手術以外で
鼠径ヘルニアになる場合っていうのも

あるんですか?
そうですね。

数は多くないので
比較的まれだと思いますけれども

おなかをですね
腹腔鏡ではなくて切開をして

例えば 膀胱がんの
手術をするですとかっていう場合には

やはり 同じような所を
手術をすることになりますので

ヘルニアを引き起こす場合がある
というふうに考えられています。

手術の後遺症でなった場合

気をつけることっていうのは
何かありますか?

まず一つは 手術 選べる手術方法が

限られてしまう可能性があると…。
なるほど。

例えば 先ほど…
前立腺の手術をするとき

ロボット支援手術だったり
腹腔鏡だったりとかっていって

取るわけですけれども
そのようにすると

おなかの中では
傷がくっついて癒着するんですね。

なので その部分を
もう一度 手術するっていうのは

なかなか
技術的にも難しいということがあるので

ガイドライン等ではですね
切開法で その場合には

治したほうがいいだろうということが
勧められています。 分かりました。

さあ そんな鼠径ヘルニアですが

実は 命に関わるほど重症化するケースも
あるんです。

<平井さんが鼠径ヘルニアになったのは

18歳のときでした>

和式の…

<その後も 年に1~2回
腸が飛び出ることがありましたが

ずっと 医療機関には行かずにいました。

しかし 20代になって
腸の病気で入院したとき

医師に相談したところ…>

<医師から「大丈夫」と言われ
安心しきってしまった平井さん。

しかし これが
バッドチョイスだったのです>

<バッドチョイス!>

<40代になると…>

結局…

<このころ 筋膜のゆるみが大きくなって

平井さんの腸は 鼠径管を通って なんと

陰嚢にまで
落ち込むほどでした>

<これは
平井さんの体を

真横から撮影した
CT画像>

<通常 おなかの中に
あるはずの腸が

陰嚢の中に
たまっている状態です。

さらに このCTを
立体画像で見ると…>

<陰嚢が 野球のボールほどの大きさに

ふくらんでしまっているのが分かります>

ただ…

<たまに腸が大量に飛び出ても

戻すのが当たり前になっていたという
平井さん>

<ところが 54歳になったときに
ある悲劇が…>

トイレお借りします。

<急いでトイレに駆け込み
飛び出た腸を戻そうとしましたが…>

一生懸命…

<10分間 何をやっても戻らないため

平井さんは 諦めて
外出をそのまま続けることにしたのです>

<4時間後に ようやく帰宅すると

急いでベッドに横になって

腸を必死に戻そうとしますが…>

<そんな平井さんに残されたチョイスが…>

チョイス!

<救急車を呼び
専門の医療機関に搬送されました>

<医師が 平井さんの鼠径ヘルニアの状態を
確認すると…>

<えっ? 鼠径ヘルニアの…>

<「嵌頓」とは

鼠径ヘルニアで飛び出した
大量の腸が

戻らなくなった
状態のことです。

この状態が
長時間続けば

腸の血流が
止まったままになって

そのまま腐ってしまう
可能性があります>

<腸が腐ると 穴が開き

内容物が漏れ出て
腹膜炎を起こします。

こうなると命の危険も
あるのです>

<そこで 腸を元に戻すために

緊急手術をすることになりました>

<方法は 腹腔鏡手術。

おなかに 3か所
穴を開け

そこに カメラや

鉗子と呼ばれる
棒状の道具を

差し込んで行います>

<これは そのカメラが捉えた
平井さんの実際の手術の映像>

<正面に見える切れ込みの部分が

腸や脂肪が落ち込んでしまった

鼠径管の入り口です>

<ここから 陰嚢にまで飛び出した
腸や脂肪を引っ張り上げて

元に戻していきます>

<戻された腸は うっ血していましたが

腐ってはいませんでした>

<あとは 再び 腸が飛び出さないように

鼠径管のくぼみにメッシュでふたをして

手術は終了です>

<2日後に退院した平井さん。

もう 鼠径ヘルニアになることは
なくなったといいます>

それが 一番…

う~ん なるほど! でも 先生も…

「戻るんなら大丈夫だよ」って言われたら
そりゃ ちょっと こう…。

軽視してしまいますよね。
そうなるのかなと思ったりもしますが。

これ 先生 どのぐらいの人が
嵌頓になるのかということですけれど。

全体の 大体1~2%ぐらいと
それほど多くはないと思います。

嵌頓の予兆とかサインみたいのって
あるんですか?

まずはですね
ふくらみとともに

痛みが強い場合ですね。 それから

腸が出る量が
ふだん出るよりも いつもよりも

ちょっと
多く出る場合というような場合が

やっぱり ちょっと
リスクとしては考えられています。

これ 出る量の問題とか
あと 痛くなかったりしたら

それは それで
大丈夫と考えていいってことですか?

この嵌頓になるっていうリスクはですね

ヘルニアを持ってるかぎり
常にあるんですね 実は。 なるほど。

リスクは1~2%と低いんですけども
常にあると。

なので 嵌頓したときはですね
先ほどのVTRの方のように

多くがですね 突然起こるんです。
なので 予測したり

いつぐらいに起きるんだ
というふうなことを判断するのは

非常に難しいと思います。
そして 中にはですね

痛みが全くないので 鼠径ヘルニアを
自分が持ってるということを気付かずに

初めて嵌頓になって

病院にいらっしゃるっていう方も
いらっしゃいます。 なるほど…!

でも 嵌頓にならないようにするためには
どうしたらいいんでしょう?

予測ができないということになりますので
少なくとも そのリスクを

常に 自分が持っているんだということを
認識するっていうことが

大事かなというふうに思います。

嵌頓になった場合の手術のリスク
っていうのはあるんですか?

実際にはですね 予定して行われる
鼠径のヘルニアの手術と

嵌頓のように
緊急な状態になってからの手術はですね

合併症の比率がですね 大体10倍ぐらい
増えるというふうにいわれています。

また
腹膜炎になってしまったりするとですね

埋め込む 人工のメッシュっていうのは

実は ばい菌の感染にすごく弱いので

なかなか それを
使いづらいという状況もあるので

その場合には 穴をですね
糸と針で縫い合わせるというような

比較的古典的な手術が
行われるわけですけども

その場合には より痛みが強くて

再発もしやすい
という状態になってしまいます。

その嵌頓になったら大変ですけども

まあ 1%から2%の確率でしか
ならないっていうのは

そう言われちゃうと
手術するか しないか

迷っちゃう方もいるんじゃないかなって
思うんですけども。

実際には たくさん いらっしゃいます
そういう方は。

ですので 手術が必要でない方。 例えば

出っ張りしかなくて
その出っ張りも非常に小さくて

すぐに元に戻ってしまって
痛みもないという方は

それほど 緊急で
手術をするっていう必要はありません。

ただ 患者さんの状況ですね。

例えば 海外出張などが
多かったりということで

出張した先で こういったような
緊急の状態になるのは

非常に心配であるですとか
あとは 温泉旅行とかに行ってですね

その出っ張ってる所を人に見られるのは
ちょっと恥ずかしいですとか

そういったような さまざまな理由で
手術を

決断されるという方もいらっしゃいます。
なるほど。

ですので 今のご自身の置かれてる状況を
考えながらですね

どのタイミングで手術を受けたらいいか
っていうのを考えていただくことと

常に こう… 嵌頓してしまって

緊急な状態になってしまうというリスクが
あるんだということを考えて

検討されたらいいのかなと思います。
分かりました。

個人の判断に任される
手術のタイミングですが

女性ならではの理由で
手術を決めた人もいます。

<運動不足を解消しようと
2年前に

自宅で ストレッチを
していたところ

鼠径部に
ふくらみを見つけました>

もう まさに…

私 この先…

出産とかっていうのも…

<すぐに婦人科を受診すると
診断結果は…>

そこで…

そのまま 外科の先生に
診ていただきました。

<そこで 治療について医師に相談すると

返ってきた答えは意外なものでした>

<すぐに手術をする必要はないと言われ

いつがベストなタイミングなのか
悩んでしまった早川さん>

<インターネットなどで
病気について調べ

さらに 5つの医療機関を受診し

手術のタイミングを相談しました>

<そして 最後に訪ねた

鼠径ヘルニアを専門とする医療機関で
指摘されたのが

女性ならではのリスクでした>

妊娠中 おなかが大きくなって…

ヘルニア等があって そういうふうに…

<さらに 妊娠中に嵌頓になって
緊急手術ということになれば

最悪の場合 自分だけでなく

赤ちゃんにも
命の危険があるというのです>

<そこで 早川さんのチョイスは…>

チョイス!

<すぐに手術をすることに決めました>

私自身が…

逃げよう 逃げようって
何か いい方法ないかなって

すごい思ってましたけど まあ そんなのは
ないですねっていうところ…。

<そして 腹腔鏡手術を受けた今
気持ちも楽になったといいます>

なるほど。
女性ですからね。
心配ですよね。

タイミングっていうのがありますし
それこそ いつでもって言われちゃうと

こちらの判断っていうのは
とっても難しいと思うんですけれども。

鼠径ヘルニアになる女性っていうのは
どのぐらい いらっしゃるんですか?

全体の1~2割ぐらいだと思います。

ですので 年間 およそ2万人ぐらいの方が
手術をお受けになられてると思います。

女性の鼠径ヘルニアで 何か

気をつけなきゃいけないこと
っていうのはあるんですか?

女性の場合には ほかの疾患で

鼠径部が
ふくらむっていうこともあるので

その辺りは間違えないように
検査を進めていくっていうことが

大事かなと思います。

<その鼠径部が
ふくらむ

病気が
こちら。

男女ともに
起こるのが

鼠径部にある
リンパ節が腫れる

「リンパ腫」や
「リンパ節炎」。

女性の場合は
さらに

子宮内膜が
子宮以外の場所で

増殖する
「子宮内膜症」。

鼠径管に水がたまる
「ヌック管水腫」。

妊娠中に鼠径部の静脈に
しこりが出来る

「子宮円索静脈瘤」
などがあります>

あとは 女性ならではということで
「大腿ヘルニア」という

足の付け根に出来るヘルニア
というのがあります。

その大腿ヘルニアという病気ですが
こちら ご覧ください。

鼠径ヘルニアは
鼠径管に腸が飛び出してしまいますが

大腿ヘルニアは
この鼠径管よりもさらに下にある

大腿管に腸が飛び出した状態です。

実は この大腿ヘルニア 重症化して
嵌頓になるリスクがとても高いんです。

女性が 大腿管… 大腿ヘルニアに
なりやすいっていうのはどうしてですか?

大腿ヘルニアの全体の中で
女性の割合が…

大体8割ぐらいは 大体女性です。

ですので やはり まずは

体の構造の違いっていうようなことが
いわれてるということと

妊娠や出産などで
やはり 大腿管のまわりが

ちょっと 弱くなって 広くなって

それで 腸が出やすくなるんではないか
というふうにも考えられています。

どうして 大腿ヘルニアは
嵌頓になりやすいんですか?

見てお分かりのとおりですね

大腿管は非常に狭くて

そして 非常に短いんですね。

いったん 腸が出ると
まわりが そして かたいので

すごく
締めつけられやすいんですね。

ですので なる確率が

鼠径ヘルニアだと
1~2%なんですけど

大腿ヘルニアは
大体40%ぐらいは

嵌頓してしまう
というふうにいわれてます。

比較的早く手術をすることを
お勧めします。 分かりました。

では 最後に
今日お伝えした内容を踏まえまして

ベストチョイスのためのアドバイスを
お願いいたします。

鼠径部はですね
いったん 出っ張るとですね

非常に 恥ずかしい デリケートな場所
っていうようなことにもなりますので

ヘルニアを疑ったらですね
まずは 医療機関を受診していただいて

どのような治療があるかですね
どのタイミングで

手術を受けたほうがいいか
といったようなことを

ご相談していただければと思います。
分かりました。

先生 どうも ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。

赤ちゃんに よく見られる「でべそ」。

これも 実は ヘルニアなんです。

でべそは その穴から

脂肪や腸が飛び出している状態で

「臍ヘルニア」とも呼ばれています。

へそは もともと へその緒が
つながっていた場所が閉じた跡。

でも 大人になって
肥満や妊娠など

長期間 おなかが
圧迫されると

広がってしまいます。

子どものときは
自然に治りますが

大人になると
そうはいきません。

治す方法は 手術だけ。 放っておくと

嵌頓になる可能性もあるので

気になったら 一度 専門の医療機関に

相談してみましょう。

次回も 皆さんに お届けします。

健康への ベスト…。
(2人)チョイス!