歴史探偵「ヴェルサイユとマリ・アントワネット」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

歴史探偵「ヴェルサイユとマリ・アントワネット」[解][字]

「ベルサイユのばら」でも大人気のフランス王妃、マリ・アントワネット。壮麗なヴェルサイユ宮殿や人生の最期を迎えた監獄を海外調査。アントワネットの本当の素顔に迫る。

番組内容
世界遺産・ヴェルサイユ宮殿。ここで暮らした最後の王妃がマリ・アントアネットだ。今年で50周年を迎える漫画「ベルサイユのばら」の主人公で、日本でも絶大な人気を誇っている。派手でぜいたくなイメージが先行するアントワネットだが、本当はどんな人物だったのか、フランスから海外調査する。着替えもお産も公開だったヴェルサイユの驚きの儀式。そして、フランス革命とアントワネットの死に秘められた物語にも迫る。
出演者
【司会】佐藤二朗,渡邊佐和子,【出演】雨宮塔子,【リポーター】石橋亜紗

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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「歴史探偵」 今日は
ヨーロッパからのスペシャルです。

豪華絢爛! フランスの…

この宮殿の 最後の王妃が…

不朽の名作
「ベルサイユのばら」の主人公で

日本でも大人気の アントワネット。

本当は どんな女性だったのか。

♬~

アントワネットが暮らした
ヴェルサイユ。

ここから 調査開始!

宮殿で繰り広げられた
驚きの儀式とは…。

そして 日本では

アントワネットの
意外な一面を探ります。

マリ・アントワネットに
変身しました~!

本当に好きだったものとは 一体?

(砲声)

世界史の大転換…

アントワネットは
動乱の渦に巻き込まれます。

捕らえられた フランス王妃。

待っていたのは 無慈悲な裁きでした。

下された…

裁判の真相に迫ります。

新たな研究から迫る
マリ・アントワネットの素顔。

「歴史探偵」 調査開始です。

♬~

おいおい おいおい。
今日 ちょっと 事務所が

すごいことに
なってるじゃないですか! ええ?

いや~ いいでしょう?

はい シャンデリアから。

そうなんです バラ まいてみたんですけど
どうですか?

いや きれいですよ。
意外と いい感じですよね。

何なの今日は… どうしたの?

今日は テーマが
「マリ・アントワネット」ということで

漫画「ベルサイユのばら」の
すばらしい絵を飾ってみました。

宝塚だから 副所長 大好きでしょ。

そうなんです。 宝塚歌劇で

もう 50年近く前からやっている
演目なんですけれども

もう それはそれは
きらびやかな世界で すばらしかった。

でも 探偵の石橋さんも
実は 「ベルばら」大好き。

はい 大好きです。
もう 学生時代に読んでました。

ということで 池田理代子さんの作品
「ベルサイユのばら」は

今年 連載開始から
50周年を迎えたんですね。
すごいねえ。

舞台は 革命期のフランス。

激動の世で
信念を貫いた人々の物語です。

で 主人公の一人が こちらですね。
フランス王妃 マリ・アントワネット。

どんなイメージあります?
マリ・アントワネットって。

やっぱり あれですよね 今でも あの…

うっそ~!
そう 実は マリ・アントワネットって

フィクションですとか こう 伝説のように
なってしまっている部分も すごく多くて。

そうか。
今日は その素顔を
読み解いていこうと思います。

いや 楽しみだね。
はい。
ということで

すてきな特別探偵に
調査してもらいました。

日本の皆さん こんにちは。 雨宮です。

今日は 特別探偵 頑張ります!
あら!

なんて ぜいたくな。

フランス在住の フリーアナウンサー…

あそこの奥から
ヴェルサイユ宮殿です。

ほんとに 入っていいんでしょうかね?

もう 金色ですね 門が。

今回 特別に 撮影が許されました。

すごいね。

18世紀 ここには
フランス国王だけではなく

貴族や使用人たち
数千人が暮らしていました。

まず 調査は
ヴェルサイユで 最も有名な場所から。

357枚の鏡が
壁を埋め尽くします。

うわ~!
いや~ 美しい。

これ 実際 行ったら
見とれちゃって…。

イタリアから
たくさんの鏡職人を呼び寄せ

当時 最高の技術で作られました。

光を受けて輝く回廊は

まさに 夢の空間です。

そして 鏡の回廊の隣にあるのが…。

(雨宮)うわ~!

マリ・アントワネットの寝室です。

装飾も ゴージャス!

天井は 金で覆われ

フランス王家のシンボル

百合の印が刻まれています。

ここで 彼女は
どんな暮らしをしていたのか。

日本とリモートで結び
専門家に話を聞きます。

安達先生!
雨宮さ~ん。

あっ はじめまして
雨宮と申します。
あっ こんにちは。

フランス革命史が専門の…

(雨宮)はい 一番 プライベートな場所ですよね。
(安達)普通はね。

(安達)もう 既に ここでは…

寝室が公式の場所?

実は アントワネットの
プライベートは

宮廷の儀式として
公開されていました。

例えば 毎日の着替え。

細かな決まりがあり

肌着を渡すのは

参加者の中で
いちばん 位の高い女性の役割と

決まっていました。

もしも 更に位の高い女性が
途中から参加してきたら

儀式は やり直し。

アントワネットは
たくさんの人の視線を浴びながら

裸のまま 待たされることに。

この宮廷儀式には

貴族の力を抑えようとする
王室のねらいがありました。

貴族の序列を
細かく定め

毎日 見せつけることで

競争心を
かきたてます。

その結果
貴族たちは

内部の出世争いに
夢中になり

王に逆らわなくなるのです。

この公開のしきたりは

なんと アントワネットが
出産する時まで行われました。

え~!? 出産を公開ってこと?
うわ~…。

つまり あの…

(雨宮)でも あの ほんとに
お産って つらいじゃないですか。

一番 つらい時に うなり声も出るし

そういうの 全部聞かれてしまう
ということですよね。 はぁ~。

プライバシーは じゃあ
皆無ということですかね ほとんど。

アントワネットと ヴェルサイユ。

彼女の日常生活は

フランス王室の繁栄のために
ささげられていました。

ここからは 日本で調査します。

ということで やって来たのは 宝塚~。
来ました!

向かったのは
宝塚の劇場内の写真スタジオ。

舞台衣装のレプリカを
試着することができます。

何をしてる…。

石橋探偵は もう!

所長 どうですか?
いや まあ まあ…。

似合ってる?
あっ ありがとうございます。

言ってないじゃないですか 私。
宝塚ファン 15年?

いや~ 私の…

♬「世界は一つ」

歌も歌うの!?

今度は ファッションから
アントワネットを調査します。

歴代の「ベルサイユのばら」公演の
ドレスやカツラを

特別に組み合わせます。

(店員)お顔 もう少し左で~す。

あなた 仕事じゃないでしょ これ。
(店員)うわ~ おきれいですね。

すごい きれい!

出来上がった写真を
専門家に見て頂きます。

失礼します。
どうぞ~。

よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。

西洋のファッションに詳しい…

わあ すごい。 フフフフッ。

すごい。 え~!

全然 別人ですね。

フフフッ お恥ずかしながら…。

肝心のファッションは?

まず注目したのは
ドレスの色。

アントワネットの肖像画にも

赤いドレスを着た姿が
描かれています。

更に 細かい装飾にも
王妃の立場が うかがえるものが…。

頭の羽飾り。

手元の扇子。

そして 袖に施されたレースです。

当時 フランスでは
服飾産業が盛んになっていました。

工房では 羽飾りが
作られています。

パリでは
扇子やレースを作る工房が

次々と建てられ

フランスの基幹産業の一つに
なっていました。

アントワネットが
豪華な衣装を着た理由は

自らの姿で
フランスのファッションを

PRするためでもあったのです。

調査で浮かび上がった
マリ・アントワネット。

それは フランスのために
生活をささげることを宿命づけられた

王妃の姿でした。

まあ ちょっと 気の休まる時間が
ないんじゃないかっていうね。

それが いろんな人に見られてるって

ちょっともう
全く 想像の範囲 超えちゃうなあ。

今日は フランスに とってもお詳しい方を
お招きいたしました。

鹿島 茂さんです。
どうぞ よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。
ようこそ おいで頂きました。

これね 今の我々の常識とは
全く 違って考えなきゃいけないんで…

はぁ~。
つまり だから…

なるほど。

みんな下の…
自分より 位が下だから。

ハハハハハハッ!
むちゃくちゃなんですけどね。

ねえ 我慢せざるをえないんですねえ。

何か もう ちょっと
半ば壮絶だなあ それ。

さて 所長。

あの衣装は フランスのね
PRという面もあったということで。

広告塔ね。
はい。

ああ それ知りたい。 気になりますよね。
気になるねえ。

はい 分かってきたんです どうぞ。

アントワネットが…

うん 気になる これは。

手がかりになるのが
こちらの「衣装目録」です。

こんなのがあるって
すごいですね。

まあ 複製本という。
彼女はですね 毎朝

この たくさんの布が貼られた
目録を見ながら

その日に着たい服の布を
決めたというんです。

楽しそうですね~。
そうだねえ。

で どうですか? 所長。
こう 見てみますと…

いや ほんとだね。
色合いも そうだし

無地だったり
しま模様とか 色合いとか

その 何か派手なものなくて…。
そうなんです。

ちょっとこう
現代のお洋服にあってもね

何の違和感もないような
ねっ 模様ですよね。

小花柄とかね
ちょっと親しみが湧くようなものですね。

更に これを 当時のファッションを描いた
版画と合わせますと…。

どうだ?

衣装全体のイメージが
浮かび上がります。

何か こう 上品にまとまっている
感じ すてきですね。

洗練されている
感じがしますよね。

何か こういう衣装を
着る時こそ

彼女が
素に戻れる時だったのかな なんて

つい 考えちゃうよね。
さっきまでの流れでいくとね。

そうですね。

鹿島さんの隣にある肖像画も
白いドレスですけど

これも 落ち着いていて すてきですよね。

そうですね…

それで よりシンプルな形に…。
よりシンプルな形になってきて…。

そして所長 彼女の好みを
うかがえるものが

もう一つ あるんです。
それが こちらなんですが…。

これは スイーツですか?
スイーツです。

「クグロフ」というもの
なんですけれども

マリ・アントワネットが愛したと伝わる
スイーツなんです。

このクグロフから
彼女の心の内が見えてきました。

わあ~。

まず向かったのは 都内のカフェ。

こちらが クグロフでございます。

ありがとうございます。

フランス伝統のレシピに近づけて
作って頂いた

特製のクグロフです。

小麦粉 バター 干しぶどうなど
シンプルな材料で作られています。

あら~ おいしそうじゃないの。
おいしそう。

では いただきます。

う~ん!

うん! あっ おいしい。

ふわふわっと…

まあ ようこそ いらっしゃいませ。

こちらのカフェの経営者…

ヨーロッパで
伝統の菓子を学ぶ中で

このクグロフと アントワネットの関係に
気付きました。

こちらは 20世紀前半に
フランスで編纂された 百科事典。

(今田)ここです。
あっ。 ありました。

クグロフも載っていますね。

辞典には 「マリ・アントワネットが
好んで食べた」とも書かれています。

そして 注目すべき記述がありました。

そう アントワネットの
ふるさとは

フランスと肩を並べる大国
オーストリア!

あっ そうなん?
フランスの方ではない?

ないんですね。

1755年 名門ハプスブルク家の
15番目の子どもとして生まれました。

オーストリアは
フランスに比べ

家族の団らんを
大切にする…

アントワネットは 小さい頃から
音楽やダンスを愛し

伸び伸びと育ちます。

ところが 当時の国際情勢が
彼女の運命を変えました。

それまで 戦争を繰り返してきた
オーストリアとフランスが

同盟を結ぶことに。

両国の絆を深めるため

14歳の時

フランス王太子 後のルイ16世と
政略結婚をさせられたのです。

ヴェルサイユに着いた アントワネット。

思いもかけない現実が
待ち構えていました。

同盟国となったはずの
王族や貴族の中に

かつての敵 オーストリアに
反感を持つ者がいました。

つい こないだまで
敵国だったわけだからね。

アントワネットへの敵意は広がり

王妃に即位した頃には
こんな歌まで 口ずさまれたといいます。

そんなこと言いなさんな。

まるで 監獄のようなヴェルサイユ。

このころ アントワネットは
ある場所に通うようになります。

宮殿から遠く離れた…

ここで彼女は

宮殿とは 全く違う暮らしを
始めたのです。

こんにちは 私は ロー・ジラールです。

公式ガイドに
中を案内してもらいました。

まず アントワネットは

プチ・トリアノンへ入れる人を…

そして ここを
改築して

秘密の部屋を
つくります。

皆さん 右上の窓に注目して下さい。

実は これは…

鏡のついた大きな板が
1階から せり上がり

窓を塞いでいきます。

「家族との暮らしは 自分だけのもの。
誰にも見せない」。

秘密の部屋には

ヴェルサイユの公開儀式への反発が
込められていました。

そのとおり。

アントワネットは…

しかし こうした行動は

ヴェルサイユで 大きな反発を受けます。

宮殿の儀式が減ると

仕事や役割を失う人が
生まれるからです。

プチ・トリアノンに入るのを禁じられた
貴族たちも 憎しみを募らせました。

更に パリでは
彼女を中傷する風刺画が広まります。

この怪物は
アントワネットを揶揄したもの。

閉ざされた世界で

愛欲や浪費に溺れているという
うわさから生まれました。

で それから…

アントワネットの母 マリア・テレジアは

かつて フランスに嫁ぐ娘に

忠告の手紙を送っていました。

しかし アントワネットは

祖国の母の忠告も
世間の悪評も知ったうえで

自らの道を進み続けます。

そんな彼女の素顔を うかがえるのが
クグロフです。

先ほどの辞典には

アントワネットが愛した
クグロフが

フランスで流行したと
記されています。

更に 彼女は
ヴェルサイユで 新しい試みを始めます。

おお~!

(雨宮)何でしょう? ええ。

なんと 広大な
ヴェルサイユの敷地の一角に

村里を
丸ごと つくってしまったのです。

(雨宮)こちらは
小さな畑が広がってますよ。

あっ ありますね 何か。
「Haricot」。 え~。

インゲンですね これ。

(口笛)

(雨宮)わ~ みんな寄ってきますよ!
フフフッ。

お~! こんにちは。

さっきのヴェルサイユ宮殿の中とは
全然違う風景。
違いますね。

アントワネットは

この自然豊かな環境で
子どもたちを育てました。

子育ては 乳母や養育係が行うのが
当たり前だった

当時の慣習を塗り替えます。

彼女の素顔は
ヴェルサイユの古い仕組みを打ち破った

自由な女性だったのです。

いや ほんとね 今こう…

う~ん そうですよね。

で 今 少し お話にも
家族のことが出てきましたが

この家族について
今度 話を進めていきたいと思います。

マリ・アントワネットの夫というのは
こちら ルイ16世ですね。

どんな人だったんでしょうか? 鹿島さん。

とにかく 優しい人だったんですね。

マリ・アントワネットがね
「これが欲しい」って言うとね

「う~ん まあ いいよ」っていう感じで。

ハッハッハッ!
許しちゃう。

あげちゃうんですね。
大好きだったのかな 奥さん。

それも 俺と一緒だな。
いい旦那さんですよ。

で プチ・トリアノンもね そこをね

「私が プライベートの空間
つくりたいの」と言ってね…。

いいよって。
いいよって。

あ~。 それ 王様には
大事な あれじゃないですか。

そうなんですね。

うんうんうん 民衆の蜂起。

それとかね…

僕は そう思いますよ。
政略結婚だったけど

いい人と結婚できたねえ。
僕は そう思いますけど。

ただ その…

うんうん 当時としては。

いや でも だとしたらね…

なかった…

アントワネット やはり

自分が 8年… 7年間かな
子どもに恵まれなかったでしょ。

だから もう ほんと
掛けがえない宝という感じで。

しかも 旦那さんもね 優しい人で

とても うれしかったんじゃないかなと
思いますね。

1789年。

アントワネット 33歳の時
世界史の大転換が。

新しい歴史の主役となったのは
市民たちでした。

彼らは 自由や平等 国民主権など

現代につながる権利を訴えます。

更に ヴェルサイユ宮殿を襲撃。

アントワネットたちは捕らえられ
幽閉されました。

夫の…

アントワネットも
子どもたちと引き離され

監獄に入れられます。

マリ・アントワネットは

最後に どんな日々を過ごしたのか。

今もパリに残る監獄で調査します。

こんにちは。

私は ジュスチーヌ・グレモンです。

案内は 監獄の公式ガイド…

アントワネットの独房があった場所へ
向かいます。

現在は 礼拝堂に改築されていました。

最新のAR技術で再現した

当時の様子が こちらです。

(グレモン)ここに兵士がいて

アントワネットを
24時間 ずっと監視していました。

監視兵から ついたて1枚を隔てた場所が
元王妃の住まい。

家具は 机と椅子。

そして 粗末なベッドだけ。

アントワネットは
処刑されるまでの およそ2か月を

この部屋で過ごしました。

ああ… 裏にもある。 あっ!

(グレモン)これは…

(雨宮)こういう…

(雨宮)
その像が。 うん。

王妃の地位を失い

ヴェルサイユとかけ離れた環境で
生きることになった アントワネット。

そして 最期の時が迫ります。

マリ・アントワネットは
裁判にかけられます。

冒頭 彼女は こう名乗りました。

私は オーストリア出身の
マリ・アントワネット!

≪ここは フランスだぞ!

(聴衆の笑い声)

こちらは フランスに残る
当時の裁判記録です。

裁判で 特に糾弾されたのは

国家財政を使い果たしたことや

外国と共謀したことでした。

そして2日後 判決が下されます。

果たして…

検証します。

まずは
財政を破綻させた罪。

当時は アントワネットが原因だと
信じられていました。

しかし 革命直前
アントワネットが暮らした宮廷の支出は

他の王族の分を含めても およそ5%。

これは 歴代の王の時代と比べても
同じ程度と考えられます。

一番大きな原因は
別にありました。

それは
「軍事費」です。

ルイ14世以来
繰り返された戦争で

莫大な借金が発生。

国家財政を
破綻させていたのです。

更に もう一つの大きな罪
「外国との共謀」。

アントワネットは

フランスの機密情報を
外国に漏らしていました。

しかし そこには
やむをえない理由が…。

革命後 アントワネットたちは
何度も 民衆に襲われていたのです。

彼女は ふるさとのオーストリアなどに
助けを求めざるをえませんでした。

それから…

まあ そういう考えだよね。

このような事態にもかかわらず
なぜ 死刑判決が下されたのか。

その謎に迫ったのが

最晩年のアントワネットについて
研究する

著名な歴史家
ド・ヴァレスキエルさんです。

注目したのは 裁判で
アントワネットの死刑に賛成した

陪審員たちの存在でした。

実は 陪審員は全員…

高い地位やお金を 手にしていました。

そんな彼らが 革命政府の敵である
アントワネットを

かばうはずが
ありませんでした。

陪審員たちには 他にも

死刑に賛成せざるをえない
理由がありました。

(雨宮)うわ~… 何でしょう これ。

壁が。

はぁ~…。

監獄の壁を埋め尽くしていたのは
たくさんの名前。

フランス革命によって収容された
4, 021人の 囚人の名です。

(雨宮)ああ…。

アントワネットの名前もありました。

当時 革命に反する者だと疑われれば
厳しい制裁が待ち受けていました。

例えば 証人として出廷した 元軍事大臣。

アントワネットを「王妃」と呼んで
敬意を表したため

裁判所の怒りを買いました。

そして…

もし アントワネットに
有利な判決を下せば

自分の命すら 危うくなったのです。

判決のあと アントワネットは

義理の妹に
最後の手紙を残しています。

それは 元王妃としての
彼女の誇りが刻まれたものでした。

最後の散り際とか
妹さんに宛てた手紙か… とか見ても

それを 何か
最後まで貫いた感じがしますね。

やはりね…

ただ やっぱり その…

そんな中で…

また 風刺画 出てきた。 今度は?
今度は アントワネットが

ダチョウの姿になっているんですね。

彼女は お金ですね 金貨とか銀貨を

まあ いとも たやすく
パクパクと食べるけれども

憲法を飲み込めないっていうですね。

そこ 反対したんだ
マリ・アントワネットは。

それから まあ 決定的に

マリ・アントワネットが
嫌われる原因になったのはですね

これ 「ヴァレンヌ逃亡」といいまして

家族で 大きな馬車ですね それに乗って
逃げ出すことを試みたら

ヴァレンヌというとこで
捕まっちゃったんですね。

それが もう決定的な…。

俺たちフランス人を
ほっぽらかして 外国に逃げて

そういうふうに 民衆が
みんな 考えちゃうようになるんですね。

まあ それも さっきおっしゃった
要するに…

それもあったと思いますね。

う~ん それは 反発 起きますよねえ。
ねえ そうだね。

で 結局 そのマリ・アントワネットは

このギロチン台に送られるという
処刑されるということなんですが

ちょうど後ろにありますのが
「ベルサイユのばら」の漫画で描かれた

マリ・アントワネットの
処刑のシーンになりますね。

民衆にとって 死刑というのは

最大のイベントですね。

こういうふうに
大いに 興奮し

やじ 飛ばしたりですね。

でも マリ・アントワネット
やっぱり

やっぱり 元王妃たる
毅然たる態度をとってですね…。

いまわの際の状態というのは

まあ ぶっちゃけ
自分がなってみないと分からないという。

ただ マリ・アントワネットの
意志の強さも感じるし…

…という気がしますね。

僕は もう 何かほんとに
出産まで公開され

それが 仕事であったとしてもね

祖国とは 全然違う文化の中で
いろいろと葛藤したり

闘ったりしながら

でも 最後には その 自分の家族
フランス王家を大切にしようっていう

尊厳が生まれたんだとしたらね

何か あの 一人の一生として

とても 何かこう いい
何ていうかな あの…

いい変遷のような気がするんですけどね。

何か 人間らしいというか
そういうところも また魅力

現代の僕らが魅力を感じる
一つかもしんないね。
そうですね。