開運!なんでも鑑定団【もらった<ヘタな絵>は天才画家作?&外国人お宝】<ビートルズ>名曲生んだ仰天楽器に…

出典:EPGの番組情報

開運!なんでも鑑定団【もらった<ヘタな絵>は天才画家作?&外国人お宝】[字]

■50年前に貰った<ヘタな絵>…実は天才画家の作!?衝撃値■本物なら大発見!…江戸<巨大人形>■<ビートルズ>名曲生んだ…仰天楽器に驚き値■外国人お宝鑑定大会■

詳細情報
番組内容
水道設備の工事をする会社の会長を務めている依頼人。お宝は50年程前に水道工事を依頼されたお爺さんから頂いたもの。工事に伺うとお爺さんはいつも絵を描いており、「欲しければ、あげる」と言われたが「ヘタだからいらない」と断った。すると、すごく落ち込んでしまったため、仕方なく受け取ったが、興味がなかったので、ずっとしまいっぱなし。
つづき
ところが10年程前、美術の本を見たらお爺さんの絵とソックリの絵が載っていたのでビックリ!もしかしたら、あのお爺さんは有名な画家だったのではないか!?と思うようになり、それ以来、価値が気になっている。果して鑑定やいかに!?
出演者
【MC】今田耕司、福澤朗
【ゲスト】喰始
【アシスタント】片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【出張鑑定】第8回 外国人のお宝鑑定大会
【出張なんでも鑑定団レポーター】原口あきまさ
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
山村浩一(「永善堂画廊」代表取締役)
鈴木清継(「FIVE G MUSIC TECHNOLOGY」代表)
林直樹(「日本人形文化研究所」所長)
関連情報
【番組公式ホームページ】
www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

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  2. 日本
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  11. オープン
  12. テープ
  13. 谷啓
  14. 年前
  15. 片渕
  16. ジャカジャン
  17. 画家
  18. 結果
  19. 原舟月
  20. 現在

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(3人)こんばんは。

さぁ 「鑑定団」始まりました。
今週もよろしくお願いします。

よろしくどうぞお願いします。

前回の収録 1時間
遅刻されたんで そのお詫びに

今日 スタッフに
うなぎのね お弁当ですか。

ごちそうさまでした。

何年か この番組
やらせてもらいますけど

こんなに感謝されたの初めてかも。

1時間 遅刻されると
そのあとの皆さんのスケジュールが…。

そうなんです。
スケジュールがずれちゃうんで。

30~40分遅れだったらね
ほとんど問題ないですから。

なるほど いや じゃあ
年に1回やりますやん!

今年のナスは ピリッとうまいぞ~!

言うことナス!

<劇団WAHAHA本舗の主宰にして

すべての公演の構成
演出を手がける…>

<中学生の頃 笑いに目覚め

チャップリンの無声映画や

星新一のショートショートに夢中に。

なかでも 憧れは
音楽とコントを融合した

人気番組 『シャボン玉ホリデー』に
出演していた谷啓さん。

高校を卒業するまで

毎週 自分で考えたギャグを添えた
ファンレターを送っていたそうです。

その後
日本大学芸術学部に在学中…>

< そのギャグセンスが買われ…>

<勢いそのままに

売れっ子作家の
仲間入りをし

< そして

<当時 まだ無名の
若手役者だった

久本雅美さんや
柴田理恵さんらを率い

奇抜なアイデア満載の
個性的な舞台で

多くのファンを獲得しました>

<劇団は 今年で36周年。

メンバーのソロを含め
年間20を超える

公演をこなすまでに成長>

<シュールで くだらないけれど

とびきりの笑いを届けるべく
現在も奮闘中です!>

依頼人の登場です。

(片渕)東京都からお越しの
喰始さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくお願いします。

久本さん 柴田さん いまだに
やられてますね やっぱり。

次の世代が出てこないんですよ。

ちょっと すごすぎるんですよ。
あの2人が。

あの当時にね 女性に お笑いは
無理だって言われてたんですよ。

女を捨てるところから
始めるっていうので

あの2人は 女を捨ててました。

谷啓さんに憧れて
毎週のように ファンレター。

ご本人に その話されました?

ちょっと 恐れ多くて
挨拶できなかったんですよ。

そしたら 向こうのほうから
君は 喰さんかねって言われて

はいって言ったら
毎週 送られてくる

ファンレターを家内と一緒に
楽しんでましたって。

え~っ!
うれしかったんじゃないですか?

ものすごい うれしかったです。

読んでくれてると思ってないしね。

さぁ それでは お宝オープン!

えっ ピアノじゃない?
オルガンでもない 何ですか これ?

これ なんだかわからないでしょ?

メロトロンといいまして
シンセサイザーというのが

出る前の電子楽器みたいな。

谷啓さんの息子さんから親父の
いろんなものを整理したいんで

もらってくれないかと。

遺品のような扱い…。
そうですね。

そんときに もらったのが
この こういうふうなジャケット。

これは 谷啓さんの本人…。
あっ ホントだ。

谷って書いて…。
うわっ すごい!

だから ちょっと
短いんですけど。

そういうファッションかと思った。

当時 ものすごい高いもので
ジョン・レノン 有名なところで

そういう人しか持ってないような
楽器だったそう。

これは 今も音 出るんですか?
と思いますけど。

出る?
使ってないのでわかりません。

僕 ちょっと弾けるんですよ。
弾けるんですか?

こんな短いの初めてです。
弾くだけじゃなくて。

(メロトロン)

『菊次郎の夏』でございます。

音 出したの
初めてですよ 今田さん。

これ 谷啓さんも
触ってたやつですよね たぶん。

すごい。

たけしさんのピアノ触って
谷啓さんの これ触って

すごいの弾いてるな。
すごい右手ですね。

すごい右手ですね!

(メロトロン)

< この音色こそ
時代を変えたのであった>

<メロトロンは 1963年に
イギリスで誕生した鍵盤楽器で

一見 電子オルガンのように見えるが
構造がまったく違う。

いちばんの特徴は

<鍵盤がスイッチの役割を果たし

押し込むと テープが走行。

再生ヘッドを通過することで
音が出る。

鍵盤を離すと テープは
スプリングと滑車によって

瞬時に巻き戻され

これが

< つまり メロトロンは
音源を再生する鍵盤楽器。

現在のサンプリングマシンの
先駆けであった。

1つのテープには 3種類の音が
音階ごとに録音されており

トラックセレクターで
音色を切り替えることができる。

例えば この音はフルート。

セレクターを
AからBに切り替えると…。

3挺のバイオリンに変わる。

更に セレクターをCにすると…>

< これ以外にも
サックスや トロンボーンなどの管楽器や

伴奏パターン 効果音などもあった。

そして3挺のバイオリンの音を選択し

5つの鍵盤を同時に押すだけで

15挺のバイオリンによる和音が
演奏できるのである>

< そんなメロトロンを
世に広めたのが ビートルズであった>

『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』

<『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』の
イントロに流れる

幻想的なフルートの音色こそ
メロトロンによるもので

この曲は ポップスを芸術の域にまで
昇華した名曲といわれている>

< しかし メロトロンは
とても繊細な楽器で

電圧の変化による不安定さや

テープの耐久性など
メンテナンスや管理が大変だったため

長期間のツアーに耐えられなかった。

更に…>

<徐々に 姿を消していった。

とはいえ 現在でも
aikoの 『カブトムシ』や

いきものがかりの
『茜色の約束』など

さまざまな楽曲で使われ

メロトロン独特の音色を好む
ミュージシャンは 数多い。

改めて 依頼品を見てみよう。

1970年に発売された

<破損しているのか
音は出るものの

かなり ひずんでいる>

すごいものですね。
いや~ 初めて知りました。

ねっ!

ご本人の評価額になりますが。
100万でお願いします。

はい まいりましょう
オープン ザ プライス。

55万!

100万には届きませんでしたが。

これは いい値段ですよ。

状態としては
いいものだと思います。

M400Sというモデルでして
いちばん成功を収めたものです。

1, 800台以上が作られています。

日本では 当時の定価が
90万円から100万円くらいでした。

中身を拝見しますと

ほとんどの部品が オリジナルのものが
使われていますけれども

テープのコンディションが
ちょっと よくないですね。

傷があったり
巻き込んでしまって

シワが出来たりとか テープのダメージが
そのまま音質に出てしまう。

メロトロンはですね ビートルズ以外でも

プログレッシブロックという
ジャンルがありまして

キング・クリムゾン ピンク・フロイド
そういったバンドに

重宝がられて よく使われた。

ただですね
普及するにしたがって

プロの演奏家の人たちの仕事が
奪われていったという。

BBCの番組でも
よく このメロトロンを

使っていた時期があるんですね。

そこで問題になりまして
契約していた ミュージシャンの方々に

お金を支払ったという
そういうエピソードもある

おもしろい楽器です。

持ってる人が なかなか手離さない
貴重な楽器に 今なっています。

ちょっとは弾いて
遊んであげてください。

舞台で お笑いをやるそばで
音を出す。

梅垣さんあたりに弾きながら
豆ふいてほしいな。

<続いては…>

< こちらの呉服店に
お伺いしました。

ごめんください!>

はい いらっしゃいませ
こんにちは。

<明るく出迎えてくれたのが
次なる…>

<祖父が創業し 今年で90年。

今はご両親を手伝い いずれ
三代目を継ぐ予定だそうです>

着物を着る人が
最近は減ってきているので

< まあ なんと4回も!

それでは 人気の品をご紹介>

< こちらは
一見 普通の地下足袋ですが…>

<長く歩いても
足が疲れにくいんだとか。

ところで

<父 須男さんが
近所の方々とともに

集会所を片付けた際
見つけたもので…>

<薄気味悪かったものの
思いきって開けたところ…>

ていうところなんです。

< その後 昔の秋祭りに
使われた物とわかったのですが

詳しいことを知る人はなく

ただ その箱には…>

もしかしたら すごい物かも
しれないって思ってるんです。

鑑定のほど
よろしくお願いします。

依頼人の登場です。

(片渕)埼玉県からお越しの
田口喜代子さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ。
(一同)よろしくお願いします。

あら いいですね
年4回のお祭りは

どういった塩梅なんですか?
もう中止っていうことです。

中止。
お祭りしたいでしょう。

そうですね
寂しいですね ないと。

今あの 地下足袋なんかも
エアが入ったりとか

どんどん変わってきてますね。
そうですね はい。

昔はね 歩くと痛かったんですけど
今 あぁいうのになって…。

ねぇ そうですよ 昔

ほぼね 地面ですから。
そうそう 地面で…。

あれだったら 走ることだって
できるんじゃないですか?

そうですね。
エアが入ってるからね。

お宝 オープン。

うわっ!
えっ?

うわ 武将。

これは なんでしょう?

江戸時代に作られた
といわれている

山車人形の関羽になります。

有名な方が作ったんですか?
じゃあ。

原舟月さんて…。
えっ しゅうげつって

あの秀月ですか?
字が違うんで…。

字が違いますもんね
舟の月と書いて 原舟月さん。

ビデオにもあった箱が
あの左の箱ですよね?
そうです。

だから たぶんこれが頭の部分が
入ってたんじゃないですか?

じゃ 見えていた髪っていうのは
ヒゲとかのあたりですかね?

だと思うんですよね
手足は また手足の箱があって

胴体はなかったので
うちの父が作りました。

(片渕)えぇ 胴体ですか?
えっ どこですか?

服に隠れてる胴体部分…。
胴体部分!

これを作られた…。
はい。

(片渕)すごいですね。
ちょっと 確かに胴長ですもんね。

う~ん…。
(片渕)あぁ 足短いですね。

<日本の伝統的な祭りや行事に
欠かせないのが

壮麗な山車である。

その名は地域により

山 鉾 屋台
ダンジリ タテモンなどと異なり

形態も さまざまである。

そして この山車を飾る
重要な存在の1つが

山車人形である>

<最も古い山車の形は
園祭の山鉾で

室町時代に描かれた絵を見ると

やぐらに錦を張り

山の傍らに松を立て

中国の詩人 林和靖と童子

鶴などの人形を配している。

古来 神は高い山や木に降臨すると
考えられていたため

山の形をした作り物を置き

松や榊とともに
神が乗り移る 依代として

人形を飾ったのであった。

例えば 五条大橋で対峙する
弁慶と牛若丸や

世阿弥の謡曲に登場する
芦を刈る 翁の姿など。

いずれも
和漢の歴史や伝説を題材にし

御神体として あがめられている。

これが全国に伝播し

土地ごとに独自の山車が生まれ

華やかな山車人形で飾られた。

名古屋の東照宮祭では

江戸時代はじめ頃から

華麗な からくり人形を
山車に乗せた。

残念ながら
その後 焼失してしまったが

現在も 東海地方には

からくりの山車人形が
数多く存在している>

< また 水の都
大坂の天神祭では

神輿を船に乗せ 川を渡るが

元禄年間頃から

それを出迎える船のへさきに

大きな人形を飾った。

豪華な衣装を身にまとい

天神祭の華とたたえられた。

江戸の天下祭の名で知られる

神田祭・山王祭では

神田で36 山王で45もの山車が
江戸城内まで練り歩き

その豪快な姿は 庶民はもとより

将軍家までも 大いに魅了した。

江戸時代後期になると

下段に囃子方や踊り子を乗せ
外枠を豪華な幕で覆った

山車のいちばん上に
人形が飾られた。

これは
江戸型山車と呼ばれている。

これらの人形は

人形師たちが
節句人形の閑散期に手がけた他

山車人形を専門に扱う
花車屋も数多くいたようで

関東一帯に
広く伝わることとなった>

<明治以降 自然災害や戦災

あるいは 都市に電線が敷設される
などの理由により

多くの祭りが形を変えていった。

しかし 残された山車人形は

今なお 街のシンボルとして
その歴史と繁栄を伝えている>

<改めて依頼品を見てみよう。

関羽をかたどった山車人形である。

関羽は 三国志の蜀の武将で

武運・財運の神として
祀られている。

頭の箱には
初代 原舟月の名が。

原舟月は 三代にわたって
絶大な人気を博した人形師で

初代は 大坂から出て
古今雛の原型を作り上げ

次の二代が これを江戸前の
雛として名実ともに大成させた。

続く三代は 明治維新後

輸出用の根付や置物にも
その才能を発揮した。

二代 三代の山車人形は
関東近県に伝わっているが

初代の作は
いまだ見つかっていない。

本物ならば 大発見だが…>

さあ 初代が見つかっていない。
いない。

一応 その箱には 初代って
法橋となってるんですけど。

書いてますね 初代と。
位が違うんですよね。

初代は これじゃないんだ?
初代は 法眼です。

あっ じゃあ そこらへんが
ちょっと怪しいわけですね。

ホントですね 間違ってますね。

<果たして どうなるのか!?>

ご本人の評価額になりますが
おいくらくらいでしょう?

100万で。
100万でまいりましょう。

オープン ザ プライス!

350! 350!

すごい!
すごいです これ! やりました!

金額だけ見ますと
本物かと思われたかも

しれませんけれども 残念ながら
初代 舟月の作ではありません。

違うんだ。
初代が活躍した時代

まだ このような
大きな人形を江戸の山車に

載せるということは
なかったんです。

原舟月が作った関羽の山車人形は
二代の作が 埼玉県 所沢市に

三代の作が 千葉県 佐倉市に
現存しております。

比較してみますと
二代の目の形というのは

細めのアーモンドアイ。 三代の目は

つり上がった
切れ長の目をしております。

依頼品は うねりの強い
湾曲したものになっています。

横から見ますと
首の角度 耳の形

そのカーブも 違いが
おわかりいただけると思います。

どなたの作家っていう予測は
たたないんですか?

残念ながら わからないですね。

それにしても
すばらしい出来です。

江戸時代後期まで
さかのぼるもの。

腕 足 衣装などを見たところ

明治時代に作り直されたもの。

おそらく そのときに
法眼なのか法橋なのか

ご存じない方が 箱書きを
してしまったんだろうと。

<日本に暮らし
日本を愛してやまない外国人の

意外なお宝が大集合>

<本日の

<早速 いってみよう>

(2人)第8回 外国人の
お宝鑑定大会!

(拍手と歓声)

<本日のゲストコメンテーターは
ニューヨーク生まれ 広島育ち

タレント ミュージシャン ジャーナリストなど
さまざまな顔を持つ

モーリー・ロバートソンさん>

文化で違う
すごい困ったこととか。

もう日本が長いので 日本で
困ることはないんですけど

久しぶりに

逆に アメリカ帰ると困っちゃう?

大味なものを とにかく大量に
食べるっていうのが

まあ アメリカのね 大統領も
ケチャップつけるの大好きですから。

ケチャップ大好き。

< まずは

どういった内容の動画を
あげてるんですか?

日本人に伝えてるんですか。

< こちらが その動画>

めちゃめちゃ和風や オープニング。

こんにちは。

これは 日本人の方 見るべき
チャンネルかもしれないですね。

うん うれしい気持ちに
なりますよね。

意外と 僕ら気づかないとこに
気づいてくれたりとかね。

はい そうです。

違うんですか?
そうですね。

そうですね そういうことです。

だいたい 世界平均値で言うと
ワ~ッと窓口に押し寄せる感じ。

< お宝は 鍛金家

<チャンネル登録者数が1万人を超えた
お祝いに

知人からいただいた>

その くれた方は
なんか おっしゃってました?

って言われたもので。
人間国宝の方の作品。

これ 使ってるんですか? ふだん。
使ってない ホントに高級なので…。

<人間国宝と聞いて
尻込みしてしまい

触ることもできないでいるが

万が一 偽物だった場合は…>

(笑い声)

<本人評価額は
期待を込めて20万円。

20万円は
マレーシアで働いていたころの

半年分の給料に相当するので
そのくらいつけば大満足。

果たして 結果は!?>

(2人)ジャカジャン!
こいっ!

< やった~!>

え~っ!
え~ですよね。

2006年に
人間国宝に指定されました

田口壽恒さんの作品に
間違いありません。

鍛金という製法で作って
人間国宝に指定されたんですね。

こちらのほうは
人間国宝になる前の

最初の頃のものなので
そこまでの値段はつかないんです。

本体は 純銀です。

で 取っ手の部分は
象牙でできてますね。

完成度がすごく高い。
打痕もそのまま模様にしたりとか。

つまみのとこですね。

すごく堅ろうに
実用に作られてます。

装飾はないんですけれども

すばらしい職人さんの
精神性がね

垣間見えるような
品物だと思います。

お祝いですから
今日 1杯 おいしいお茶を

いただいてください。

玉露で。
(笑い声)

<続いては 日本大学で
ドイツ語を教えている シュミットさん>

なぜ教えるようになったんですか
日本大学で ドイツ語を。

長い話ですか。
(笑い声)

< もともと
ドイツの大学で働いていたが

そこに通う
日本人留学生と恋に落ち

24年前 結婚を機に来日。

以来 日本の大学で
ドイツ語を教えるようになった>

いかがですか
日本の生徒さんたちは。

そうですね。

また。

ドイツは やっぱり 議論とか弁論を
すごく磨くんですよね。

子どもの頃からさ

素直に先生のこと聞きましょう
って言うじゃない。

< お宝は 磁器のティーセットである。

55年前に亡くなった
祖母が大事にしていたもの>

いつも楽しみました。

どこが
いちばん気に入ってますか?

透明みたいな。

<祖母からは どこで
作られたものか聞いていないが

派手な龍の図柄を見ると
中国製に思える。

しかし カップの裏には
日本という文字があり

これは いったい
どういうものなのか

知りたくて応募した次第。

本人評価額は
あてずっぽうで10万円。

ドイツ人の気質なのか
価値はともかく

生産地だけでも
はっきりさせないと気が済まない。

果たして 結果は!?>

(2人)ジャカジャン!

(2人)5万円!

< う~ん 残念!>

19世紀の終わりから
20世紀の初頭にかけて

日本で作られたティーセットなんですよ。

残念なんですけどね
数が足りないんです。

カップ アンド ソーサーが
一客ないんですよね。

それから肝心のティーポットがない。

シュガー入れもないんです。

状態が非常にいいですね。
ガラスのように薄いのね。

当時ね
愛知県の瀬戸で発見された

山口蛙目粘土
っていうのを使ってるんですね。

大変に薄い仕上げが
できるわけなんです。

裏を見ますとね
「日本摩耶」っていう判子がある。

神戸にある摩耶山のことで

おそらく これ 神戸の工場で
作ったもんだろうと思うんです。

お使いになって
楽しむっていうのが

いちばんいいんじゃないかと
思うんです。

<続いては 昨年 話題になった
ドラマに出演していた ミラドさん>

『あなたの番です』出てたんすか?

出させていただいて。
イクバル2?

いろんな人と
やらせていただきました。

<10歳でイランから来日し

<数々のドラマや
ミュージックビデオに出演している>

日本語がめちゃめちゃうまいから。
ネイティブですよね。

出させていただいてるって
そういう低姿勢な芸能人の言葉を。

(笑い声)

お宝 オープン!

うわぁ。
おっ!

きましたよ。

母国のお宝ですもんね。
そのとおりでございます。

僕らの家族が
みんな日本に来るときに

父の友達が

僕の

< その方からは

イランのカシャンという町で織られた
とても貴重なものと聞いている。

家宝として
ずっと大事にしてきたが

あるとき
父が売りたいと言い出した。

訳を聞くと…>

そしたら…。

<父は新車を買おうとしていたが
20万円 足りなかったらしい。

それにしても 引き止めることが
できて 本当によかった。

本人評価額は 120万円>

これ なぜ 120万円にしましたか?

100万円は
お宝っていうことで 100万円。

20万円は僕らが支払った…。
(笑い声)

< いつ また 父が売りたいと
言い出しかねないので

これを機に
本当の価値を分からせたい。

果たして どうなるのか?>

<16年前 イランから日本に来る際

友人が
母国のことを忘れないようにと

プレゼントしてくれた ペルシャ絨毯。

果たして 結果は!?>

(2人)ジャカジャン! 250万円。

< これは すごい>

やりました!

お父さん 20万で売らなくて
よかったね。

よかったです 本当に!

すばらしい作品です。

150年から200年くらい前の。

だから 色が
とても いい色になってます。

イランの国というのは

水の湧くオアシスの周りに街ができて
皆さんが生活なさってる。

下の波の文様…
あれが水なんですね。

水があれば 木が茂る。
木が茂ると花が咲く。

動物が来る 鳥が来る と。

こういったようなとこで
将来 暮らしたいと

憧れを込めた絨毯なんです。

ちょうど真ん中で
色が変わってます。

なぜかと言いますと
下から ぐ~っと織って

真ん中までは 普通のペルシャの
絹の絨毯で織ってます。

あと半分は 専門用語で
スーフというんですけども

日本では金華山織と。

デコボコになった織り方で
織ってあります。

たぶん同じ柄で
2人の織り子に織らせて

できあがった段階でカットして
つないだもんやと思う。

50年来 もう数限りないペルシャ絨毯を
見てきましたけども

こんなテクニックで作った絨毯
初めて見ました。

<続いては 小学生の頃から

日本語を勉強していたフランソワさん>

フランスでってことですか?
フランスで。

なんで また?

(笑い声)

< その後 日本語の勉強を続け
15年前 来日した。

現在は…>

<日本に長くいるため…>

(笑い声)

(笑い声)

< お宝は蒔絵の手箱である。

去年 パリの実家の物置を整理した際
偶然 発見した。

もともとは
叔母が持っていたもので…>

叔母さんは フランス人なんですけど。

<叔母は
一度も日本を訪れたことがなく

おそらく
ヨーロッパで買ったものだが

それを 自分が
日本に持ち帰ることになり

不思議な縁を感じる。

とても気に入っているのだが…>

今 うちで飾ってるけど

そして
友達が来たら ほらって…。

乗らなくていいんですよ。
(笑い声)

<本人評価額は
このくらいかなと 20万円。

叔母は スウェーデンの大金持ちの家に
嫁いだので

まさか 安物ではないと思うが…。

果たして 結果は!?>

(2人)ジャカジャン! 40万円。

< やった~!>

イエス…。
小さい声で イエスと言いました。

江戸時代の後期…
今から200年くらい前に作られた

蒔絵の手箱です。

図柄がいいんですよ 扇の形で。

末広がりといって
おめでたい図柄なんですね。

で 中に 桜だとか松だとか
描かれてて。

その絵が とても上手なの。
で 品があるんですよね。

こういった古いものが

ご自分の家に伝わるということは
たいへん 貴重なことなので

ぜひ 大切に これからも
なさっていただきたいなと…。

<最後は 18年前 漫画家を夢みて
来日した 王さん>

日本の漫画に影響された…。
はい そうです。

きっかけは なんだったんですか?

「果たして 悟空は」… ってやつね。

そうです 大好きで。
ありがとうございます。

とっさにやったモノマネが こんなに
ウケるとは思いませんでした。

悟空と結婚したい?
はい。

<23歳で来日し
日本語学校で勉強していたが

そこで知り合った日本人男性と
結婚することになったため

漫画家の夢は
すっぱり諦めてしまった>

悟空より すばらしい人が
出てきちゃった。

優しい人だった。

< お宝は扁壺である。

もともとは父が手に入れたもの>

文化大革命といって
新しい政権が それまでの歴史の

いろんな悪いものを
取り除こうということで

お寺さんとか いろんなものを
破壊しちゃった時代があったのね。

文化財が破壊されるのを
怖がって

家の奥とか壁の中に塗りこんで
隠したりとか。

このものも

タバコくらいのお値段?

タバコの値段が すごく上がってた…。
そうか!

そっちの希少価値のほうが
陶磁器より高かったのでは…。

<以来
父が ずっと大事にしてきたが

8年前 お前が持っていなさいと
手渡された。

というのも 宮城に住んでいた
王さんが

東日本大震災で
被災したためで…>

すごい運が強くて

私にくれたんです。

<父の気持ちは
とてもうれしかったが

いったい どういうものなのか
まったくわからなかった。

そこで試しに
インターネットの鑑定サイトで

見てもらったところ…>

1億5千万の値段がついた!

< しかし さすがに
それはありえないと思い

もう一度 別のサイトで
鑑定してもらうと 今度は…>

10万円!

有料やった。

<本人評価額は
有料サイトの鑑定額に

更なる期待を込めて 30万円。

どちらが正しいのか
悩みは深まるばかり。

そこで この番組なら
真実がわかるはずと応募した次第。

果たして 結果は!?>

(2人)ジャカジャン!

<ダウンするも大健闘>

でも15万円。

風格のある いい扁壺ですね。

17世紀 中国の明時代から
清時代にかけて

磁州窯系の窯で作られた
お酒入れです。

はぁ…。
2つの型に入れて

ペタッと こう合わせて作っている。

花の文様が
陽刻に浮き上がってますね。

決してね 名品ではないんですよ。

ですけども 民衆の焼物で
実用品ですから

ほとんどが使い捨てで
失われています。

残ってるっていうことが
非常に大切ですね。

<「第8回 外国人の
お宝鑑定大会」は 無事 閉幕>

<続いては 千葉県木更津市から。

こちらの会社をお訪ねしました。

ごめんください>

こんにちは ようこそ
いらっしゃいました。

お待ちしてました。

<次なる依頼人は
会長の…>

< こちらは 1980年に
小海さんが設立。

給排水設備の設置を中心とした
水道工事を専門に行っています。

でも 会長 見たところ社内には
お一人だけですけど…。

今日は お休みですか?>

いや 休みじゃないんだけど
もう全部…。

今は もうね

この前 うちのせがれに
ちょっと聞いたら

うちは なんかね…。

<大丈夫
すぐに1軍に戻れますよ。

ところで…>

< あるお宅の工事に伺うと

家主のおじいさんが
絵を描いていたので

覗いていたところ…>

< すると 気をよくしたのか
工事に行くたびに

いい絵が描けたと
プレゼントしてくれたのですが

まったく興味がなかったため
ずっと

< ところが10年程前

たまたま美術の本を
見ていたところ…>

気になってしかたがありません。

鑑定のほう
よろしくお願いします。

<スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

(片渕)千葉県からお越しの
小海静雄さんです。

会長なのに3軍という。

2軍しかなくて
3軍っていうんですよね。

ひとりぼっちの3軍。
そう。

何してるんですか?
ずっとお茶飲みながら。

毎日 これとか…。
え?

カネ勘定?
そう。

畳の下だから。

ヘソクリ。
ないしょだね ないしょ。

あっ ヘソクリ?
畳の下のヘソクリを

数えてんの?

もうバレてますやん。
ないしょで…。

言っちゃいましたよ。
テレビですから。

ってことは 相当
あるんじゃないですか?

あるんですよ。

お宝 オープン。

お~。
う~ん。

これ 作者のお名前は
何でしょう?

鈴木信太郎です。
鈴木信太郎。

50年くらい前。
ってことは まだ20代の頃。

そうそう あんちゃんの頃ね。
現場に行ったときにもらった?

もらってきたもんです。
プロの画家だっていうことは

知らない?
知らない。 ただ絵描きの

じいさんだと思ってただけです。
いちばん最初に

これ あげるよって言われた絵は
どれですか?

なんかその人形だか…。
人形の絵。

確かに 遠慮したくなる気持ちは
わからないでもないですけどね。

近くで見たら
大したことないような…。

ヘタですよね。
ねぇ。

50年間 よくとっておきましたね。
不思議ですよね。

不思議ですよね…
こっちが聞きたいですよ。

高額ついたら どうするんですか
これ。

福沢諭吉がもっと増えますよ。
もういらない。

いっぱいありますから。

<僕の町に サーカスがやって来た。

一見 子どもが描いたように
見えるが

なぜか見る者を引き込む

不思議な魅力にあふれている。

描いたのは 鈴木信太郎。

カラリストと呼ばれた
画家である>

< しかし 幼くして
腰椎麻痺を患い

左足が不自由になると

両親は 家業を継がせることを
あきらめ

絵の道に進ませようと

15歳の時 黒田清輝が主宰する

白馬会洋画研究所に通わせた。

そこで4歳年上の
岸田劉生と出会い

その才能ほとばしる絵を
毎日 眺めるうちに

自らも画家になることを
夢見るようになった。

生活のため 一度は

織物図案職人の仕事に
従事したが

画家への思いは断ちがたく
独学で絵画を制作。

文展や二科展への
応募を繰り返し

研鑽を積んだ。

二科会友に推挙された
33歳の頃から

鈴木の画風が変わっていく。

写実的な表現から離れ

より自由な発想こそを
求めるようになった。

初期の代表作 『孔雀の庭』は

さながら色彩の乱舞である。

堂々たる孔雀の羽と
明るい色調の庭が

巧みに組み合わされており

後にカラリストと呼ばれる
鈴木の世界が確立した。

足が不自由でありながら
全国各地を巡り

気に入った風景を次々と描いた。

その多くは
空が狭い独特な構図である。

これは鈴木が
地面にゴザを敷き

座った状態で
絵を描くためで

まるで子供の視線で
見たような

素朴な温かさを感じさせる。

風景画以外にも 自宅の庭

通りがかった瀬戸物店などを
描いた。

偶然 目にしたサーカスは

鮮やかな色彩と
平面的で簡略化された

斬新な表現を自在に用いている。

これもまた 子供が描いたような

純粋さが感じ取れるとして

画家仲間から大いに賞賛された。

ところが…>

<緻密に計算した
構図だからこそ

力強い筆致と
明るい色彩が引き立ち

鈴木独自の世界が
生まれたのであった。

晩年 最も描いたのが
伊豆半島である。

入り組んだ海岸線や
高台から望む漁港

田園風景などをこよなく愛した。

1975年 川奈に
別荘を購入してからは

海に面した広いアトリエで
一層 創作に励んだ。

絶作 『晴れた日の港』。

90歳を過ぎてなお
鮮やかな色彩と

親しみあふれる画風は
まったく衰えていない。

絵筆と戯れる。 風景と戯れる。

それこそが画家の本分であると。

改めて依頼品を見てみよう。

鈴木信太郎の静物画4点である>

< いずれも鈴木らしい
鮮やかな色彩で描かれている。

詳しく見てみると
アネモネの絵にはサインがあるが

他の3点には
サインが入っていないようだ>

ご本人の評価額になりますが
おいくらでしょう?

1点40万円として 160万円。

160万円。
まいります オープン ザ プライス!

出た~! すごいぞ!

1軍 昇格!

4点とも本物ですね。

どれも好んで描いていた
モチーフですね。

それぞれに
鈴木の特徴というのが

とてもよく出てると
思うんですけれども

やわらかい明るい色使いで
描かれている部分ですね。

ただ 鈴木が目指した

究極の造形美には まだ
ちょっと届いていない。

アネモネ以外の3点には
サインが入っていない。

制作途中の作品ですよね。

人形の絵は表情が
全然 描けてないですよね。

バラの絵ですけれども
色使いなんかはすごく明るくて

鈴木っぽいんですけど
やっぱり花の描写とか

花瓶のディテールなんていうのは
完成品に比べると

どうしても甘いんですよね。

いちばん左の
桃の絵なんですけど

質感というのかな
顔を近づけたら

甘いにおいがするんじゃないか
っていうくらい

完成品としてもいいと
思うくらいの出来のよさ。

今でも すごく
人気の高い作家さん。

ぜひ 大切に。

いかがでした?
やっぱり うまいですね。

いきなり コロッと。
なんだかな。

これからも
大事になさってください。

どうも
ありがとうございました。