羽田土曜会 ニッポンを元気にする地域の星▽アパレル工場が地域の希望となる 日本初!工場直結ブランド「ファクトリエ」…
出典:EPGの番組情報
羽田土曜会 ニッポンを元気にする地域の星▽アパレル工場が地域の希望となる[字]
日本初!工場直結ブランド「ファクトリエ」を取材。モノづくりを再生させるユニークな仕組みとは?今週も笠井アナがレポート!ファクトリエを立ち上げたきっかけに迫ります
詳細情報
番組内容
日本初!メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド「ファクトリエ」の取り組みを取材しました。
モノづくりを再生させるユニークな仕組みとは?
今週も笠井アナがレポートしてくれました!
ファクトリエを立ち上げたきっかけに迫ります。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
テキストマイニング結果
ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20
- 工場
- ファクトリエ
- 日本
- 商品
- ホント
- 大西
- お願い
- ブランド
- 海外
- 靴下
- 地域
- 価格
- 価値
- 希望
- 自分
- 全国
- 発信
- 非常
- 名前
- 利益
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから →
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」
他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。
<物づくり大国 日本。
実は 日本の工場は
海外の 超一流高級アパレルブランドを
手がけるほど
世界から 高く評価されています>
< しかし 近年はデフレの波により
多くのアパレル工場が
苦境に立たされています>
とにかく
< その苦境を
打開すべく 立ち上がったのが
工場直結ブランド ファクトリエ>
工場が ちゃんと利益を得て
雇用を生んで
その 地域地域が
一個一個 元気になると
全国 よくなるんじゃないかって
そういうふうに思ってます。
<土曜日の朝。
日本全国から
羽田空港に集まるのは
ニューフロンティア精神あふれるリーダーたち>
<日本の輝ける未来に向けて
最前線の情報を 発信>
おはようございます。
(大西さん)おはようございます。
「羽田土曜会」
番組進行を務めます伊藤聡子です。
そして 「羽田土曜会」座長は
地域の魅力を 発信する
羽田未来総合研究所 社長の
大西洋さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
<羽田未来総合研究所は
地域創生をテーマに
日本全国の良いものを
発掘・ブランディングし
全国へ
そして 世界へと発信しています>
<地域を 元気にするアイデアを
羽田から
たっぷり お届けします>
そして
フィールドレポーターの 笠井信輔さんです。
(伊藤/大西さん)
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回のテーマは
物づくりを再び日本で!
アパレル工場が 地域の希望となる
ということで
ファクトリエというブランドを
笠井さんに
取材してきていただいたんです。
これ
ちょっとしたカルチャーショックがあって
我々 ブランドで 物を買うでしょ?
工場で 物を買わないんですけど
工場で 物を買うということが
どれだけ すごいことなのか
っていうことを
ちょっとね 思い知らされました。
国内で アパレル工場って
結構 いくつも
あるとは思うんですけれども
だんだん 大西さん ちょっと
状況も 変わって
きているようなんですよね?
そうですね
工賃 と言われている部分が
海外と日本とで
大きく 差があったんですね。
ですから
海外に 生産基地を移したりとか
あるいは 自分たちで
工場を つくっちゃったり
という状況が あったんですね。
でも 結局 例えば 中国なんかは
もう どんどん どんどん
こう 成長してくるなかで
人件費も 上がってきて
コストも 高くなってきて
じゃあ 中国が だめだったら
じゃあ 別の国へという
動きがあると同時に
逆に 日本って
もともと 物づくりの国で
いいものが作れるんだから
そんなに
工賃が 変わらないんだったら
日本で もう一度 作って
それを ちゃんと お客様に
価値を
ご判断いただくということが
このアパレルを 救うというかですね
非常に大事なことじゃないかな
っていうことなんで。
はい
では この ファクトリエというのは
どんなブランドなんでしょうか?
ご覧ください。
<笠井さんが やって来たのは
東京 銀座にある ファクトリエのお店>
<実は ちょっと
変わったお店なんだそう>
こんにちは。 おっ。
こんにちは。
なんか 見るからに
高級そうな品が 並んでますね。
おっ! これね…
これ 相当 いいですよ これ。
相当 品として いいですけれども。
値段… あっ 1万3, 200円。
あっ でも この感じで
1万3, 000円って これは
結構 これ かなり お得だな。
すみません。
はい。
なんか ここに…
ちょっと これ 見て。
by HITOYOSHI?
すべての商品に
工場の名前を 記載させて
いただいておりまして
こちらは 熊本県 人吉市にある
シャツ工場の
HITOYOSHIでございます。
<実は 工場の名前が
商品 すべてのタグに
印刷されているのです>
あそこに 何か…。
あっ はい。
気付いていただいて
ありがとうございます。
工場の…。
そうなんです。
こういったコットンパンツを 一つ一つ
職人さんが
手で加工してる写真なんですよ。
弊社は 日本の各地の工場と一緒に
物づくりをしておりまして
その職人さんたちの思いとか
物づくりを
直接 お伝えする場所として
こちらを
場所を設けてるんですね。
<アパレル工場と 一緒に運営する
日本初の工場直結ブランド ファクトリエ。
提携している工場は
日本全国にあり
北は北海道から 南は沖縄まで
その数 なんと 55箇所。
革製品やネクタイ 靴下など
その製品に特化した
一流の物づくり工場が
集まっているのです>
(羽田野さん)ちょっと
腕は 長いかもしれませんが…。
あぁ いいですね。
ちょっと待って。
これ 相当 いいでしょ? これ。
とこに… 出している?
そうなんです。
<名前は出せませんが
超一流ブランドから受注し
商品を作っている工場ばかり。
しかも 同じような品質の商品が
相場の半額ほどで
購入できるんです。
更に 販売方法もユニークで
東京 名古屋 熊本 台湾に
フィッティングスペースがあり
購入は オンライン。
店舗に 在庫はなく
注文した商品は
倉庫から届けられます>
インターネットで 私たち いろいろ
商品を見ていただけるんですが
やっぱり それを試したい
という方のためにですね
こちらで
いろいろ 試着していただいて
で
ご決済は iPadを使って注文して
ご自宅に 後日 届きます。
あっ。
なので 手ぶらで帰れる。
新しいですね そこはね。
はい はい。
へぇ~。
<中間業者を省くことで
コストを削減。
これにより ファクトリエは
質の高い こだわりの詰まった
商品を仕入れ
通常よりも
お手頃な価格で販売し
工場に 利益を もたらしています。
従来のアパレル業界の
常識にとらわれずに 事業を進める
ファクトリエの取り組み。
代表の 山田さんが
戦略を語りました>
これまで
どれくらいの工場 訪ねました?
今 700 回りまして。
北海道の小樽で
コートを作っていまして
南は 沖縄でアロハシャツを。
あら~!
なんでもいいですけど
シャネル 日本唯一の
認定工場っていうのが
縫製工場 ありまして
そこのアイテムも ありますし…。
ちょっと待って。
でも その工場は
うちは シャネル作ってますよ とは
言わない?
言えないです 契約上。
僕が まず 工場 回るときに
教えてくれないんで
工場を見ないと ネームが
わかんないじゃないですか?
あそっか。 工場 行くと…。
そうそう そう。
あっ!
ここ シャネル 作ってるんだ とか
エルメス 作ってるんだ とか。
そうです そうです。
<高い品質が詰まった
こだわりの商品となると
価格が上がってしまうのは
避けては通れない。
そこで ファクトリエでは
こんなユニークな価格設定を
しているそうです>
もう 工場から直接
お客さんに届けますんで
中間に 人がいないと。
そこが いちばん大きいですね。
卸が ないっていうことですね?
はい 卸が 全部ないと。
なので あとは その工場が
自分たちで この値段で売りたい
っていうふうに決めるんですよね。
希望工場価格と。
もう 工場が 値段を決める
っていうふうに やってます。
そういう流通の仕組みって
あんまり 聞かないですよね。
いや 聞かないですね。
たぶん 洋服で言うと
僕らが初めてかもしれないですね。
ねぇ。
はい。
<ファクトリエの商品は
工場が
価格を決める仕組みを採用。
これにより 工場も 確実に利益を
生み出せるようにしているのです。
まさに 工場が主体となる
商品販売の形です>
自分が
めちゃくちゃ いいもの作って
めちゃくちゃ いいブランドになれば
雇用も安定するし
その地域の希望になれるし。
フランス 行ったときに
あるブドウ農家の 年収 聞いたら
平均所得が その地域は
フランス国内で いちばん高いと。
その地域の名前は
シャンパーニュ地方 といって
シャンパンが 造られている所。
価値を作って
ちゃんと そこをフランスの人たちも
シャンパーニュ地方を
誇らしく思ってるってことは
日本も 同じようなこと
絶対 できると思うんですよね。
それが その 各地域の活性化に
実は つながっていくと?
はいはい。
そういうことですか?
いや これは すばらしいですね。
ホントに 確かなもので
ブランドの名前がつくと
ボーンって たぶん
価格が跳ね上がるような
品質のものを
笠井さんも おっしゃったように
えっ この値段で いいのか?
いや それで
めったに やらないんだけど
買っちゃったのよ。
(伊藤)あっ 買いました~!
取材中に もう… えっ これ
買っていいんですか? と言って。
制作費 出るかな? と思ったら
出るわけないんですよ。
もう 自腹で。
はい スタジオには
ゲストを お迎えしております。
VTRにも 出演していただきました
ファクトリエ代表の 山田敏夫さんです。
(伊藤/大谷さん)
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
こちらに 商品を
一部 持ってきたんですよね?
はい。
このコート。
いちばん たぶん 世界でも
トレンチコートといえば っていう
ブランドを作ってる
日本の 東北の工場で。
(伊藤)へぇ~。
あ~ これは あそこのブランドですね。
もう はい はい なるほど。
大西さん これまでも 番組でもね
ホントに いいもの作ってるけど
OEM っていう存在が
非常に大きくて
そこがね ホントに こう だんだん
産業として
衰退していってしまう作り手が
なぜか 脚光を浴びないというね
ところに
問題があるっていうことは
何回も お伝えしてきました。
結局 この業界の
サプライチェーンの問題があって
デフレの時代に
いくらで作れっていうことが
いわゆる
アパレルというか 卸というか。
作り手に そういう指示が出て
で
仕事が回んなきゃいけないんで。
いいもの 作れるんですけど
ホントに 安く作ってしまう
ということなんですね。
大西さん おっしゃるように
デフレなんで 安くしないと売れない。
安くしないと売れないってことは
原価率なんで
定価にかけて 率なんで
どんどん 下がっていく。
そのとおりですね。
なので 作っても作っても
なかなか 利益が出なくて。
朝の班長会議って
僕 朝7時くらいから
工場の 班長会議に出ると
どこを 手を抜けば コストが見合うか
って話に なっちゃうんですね。
こうやって
原価抑制していけばいくほど
もう 海外の物づくりと
変わんなくなっちゃうんですよね。
(大西さん)
クオリティーが 落ちていっちゃう。
はい。
手を抜くとか 原価率っていう
考え方は なくして
もう 工場が
ちゃんと そこで 利益を得て
それが ちゃんと地域社会に
そこで 雇用を生んで
その 地域地域が
一個一個 元気になると
全国 よくなるんじゃないかって
そういうふうに思ってます。
さて 高い技術が詰まった
いろんな 質のいい商品がある
ファクトリエなんですけれども
なかでも 人気なのが 実は
こちらの靴下なんだそうです。
実は これ
なんと 和紙で できていると。
和紙ですよ はい。
いったい
どういうことなんでしょうか?
ご覧ください。
<日本の ほぼ中央に位置する
物づくりの街 岐阜県 関市。
山に囲まれた 静かな田園地帯に
その工場は ありました>
こっから 編み機です。
ずらっと。
これが今 和紙で…。
(スタッフ)あ~。
結構 ここまでくるのは
結構 大変でしたね。
<35年前のものから
最新の 編み機まで
40台の機械で 靴下を生産している
東洋繊維。
岐阜で 80年以上の歴史を持つ
老舗の 靴下工場です。
専務の 水谷さんが
靴下業界の 厳しい現状について
口を開きました>
それこそ アパレル業界は
90年代は 大変でしたね。
それこそ バブルがはじけて
製造も 全部 海外に行って
靴下も
今でも 9割は海外生産ですけど
もう 工場縮小 縮小 縮小どこも
売り場も 縮小で…。
もう 話題が
どうやって生き残るか
みたいな話題なんですよ。
だから 戦略 考える余裕も
なかったですね。
とにかく…。
<受注生産だけでは
生き残れないと思い 始めたのが
昔から作っていた
美濃和紙製靴下の
自社ブランド化です>
うちは
和紙 ずっと作り続けてましたよ。
うちのオヤジの代から
もう 43年間
和紙の靴下
ずっと作っては テストして
作っては作っては
やってきたんですけど…。
< しかし 当時の靴下は
肌触りが悪く
耐久性が 低いものでした。
そこで 東洋繊維は
素材を作る製紙工場
加工する撚糸工場 染色工場など
周囲の工場も 巻き込み
見事 その課題を克服したのです>
もっと こうしてください
もっと こうしてください
もっと 細くしてください
もっと 柔らかくしてください
もっと 耐久性 作ってください
水に強くしてください
っていうのも
やっぱ 現場レベルで言いながら
現場と僕らで
盛り上がりましたね。
うわ できた できた。
その積み重ねです。
< そして できたのが
東洋繊維のブランド靴下 AMIGAMI。
ファクトリエの 人気商品の一つです。
ファクトリエでは ブランディングや
広報戦略の知識がない工場に
その ノウハウを伝え
一緒に
全国の消費者へと 届けています>
この田舎で作ったものが
銀座で並んでるっていうのは
で 東洋繊維って
書いてあるじゃないですか。
自信つきますね。
まだ 決して この会社が
将来 安泰っていう
結果は出てないんですけど
でも それに対する
希望が見えましたよね。
僕ら工場は
こういうことを 発信していけば
この会社が持続できる っていう
希望が出たっていうのは
僕らとしては
非常に大きい話で…。
<更に こんな うれしい出来事も
あったそうです>
かなり 久しぶりですけど
あの… うちで働きたい
っていう子が 出てきたんですよ。
今まで そんなことね
全然 なかったですよ。
僕ら 自信が なかった。
こんな工場で
人を募集していいのか っていう
後ろめたさが あって…。
今 こうやってファクトリエさんと
取り引きさせていただいて
自信というか
モチベーション 上がってきたんで
一緒に やらないか?
っていうのを
自信持って
言えるようになってきたので。
<岐阜の老舗工場から
全国へ 発信する。
前を向く希望が見えたと
力強く 話してくれました>
20年ぶりに この会社で働きたい
っていう人が出てきた
っていうのは 大西さん
これ うれしいことですよね。
(大西さん)
いや いちばん うれしいですよね。
匠の技を 次世代に
つないでいくっていうのは
非常に大きな課題なんで
こういうところで働いてみたい
っていう方が いるというのは
すばらしいですよね。
そうですね。
もう ホントに 各地の工場で
20年ぶりとか 40年ぶりとか
そういう単位での採用が
最近 でき始めて
自分たちが作ったっていうものを
やっぱり 自信を持っていただく。
それは
いっつも すごく気にしてます。
自転車で通ってる この建物が
今まで なんか でかい建物だなと
思ってたのが あそこだ みたいな。
なんか それ
すごい よくないですか?
(大西さん)そうですね。
(伊藤)ホントですよね。
さっきの話じゃないですけど
自分で作ったものが
これ 笠井さん 着てるんだとか
もう 見えるわけですもんね。
(伊藤)そうですよね。
(大西さん)それは ホントに…。
(山田さん)喜びますよ もう ホント。
今 ホントに
ファストファッションが 主流になって
中国から バングラデシュからって
こう 転々と
安い労働力を求めて っていう
状況に なってましたけど
どうやったら その 物づくりを
日本に戻せるのか
っていうところなんですけど。
実は
アパレルが 今 厳しくなってるのは
全体が売れないから
っていうことよりは
アパレルの存在意義が
薄れてきてるからなんですよね。
作った人が
余計なコストなしに 消費者へ伝わる。
消費者も
いいものが 適正で買えるし
作り手にも その分の価値の。
お金が落ちるという仕組みを
今 やられてるんで
これは ホントに これを進めていけば
海外の工賃って 絶対に
これから どんどん
また 更に上がっていきますから
そういう意味では
今 非常にチャンスということも
ありますよね。
これからも
どうぞ 頑張ってください。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
頑張ってください。
ありがとうございます。
< このあとは
日本の物づくりの未来を
大西座長が総括>
では 大西座長の ココに未来あり!
よろしくお願いします。
はい。
サプライチェーンの改革とは
ということで
これ あの 価値が 価格を上回る。
お客様が その
この価格で この価値っていう
さっきの商品なんか
そうなんですけど
そういうものを
こう 作っていって
作り手に
お金が落ちる仕組みを
みんなで作っていくということが
大事かなと思うんですけどね。
そうですね はい。
では 「羽田土曜会」
今週は この辺でお別れです。
また 次回も ぜひ お楽しみに。
ありがとうございました。
ありがとうございました。