TVシンポジウム「都市の再生が未来をひらく」日本各地で「都市の再生」が始まった。街の機能や暮らし方を多角的に見直し…
出典:EPGの番組情報
TVシンポジウム「都市の再生が未来をひらく」[字]
日本各地で「都市の再生」が始まった。街の機能や暮らし方を多角的に見直し、地域経済の活力やサステイナブルな未来社会へつなげる道とは? 危機をチャンスに変えた例も!
番組内容
「コロナ時代」の今、働き方や住み方の変化も進んでいる。都市部から地方へ。あるいは、中心部への回帰や「コンパクトなまちづくり」へ…疲れ果てたシャッター街が若者の集う一角に生まれ変わった例や、城下町の町屋街を「市民の基金」で維持する仕組みも。建築家やプランナー、都市工学の専門家らによるシンポジウムには、「目からウロコ」の教訓が満載。ニッポンの次世代に「夢」を与える、魅力的な街への再生策を探る。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
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さまざまな課題を抱える 現代の日本。
私たちの暮らしを取り巻く環境は
今 大きな転換点を
迎えています。
まず 進み続ける少子高齢化と人口減少。
ある予測によると
2040年には
国内の半数近くの自治体が
消滅の危機に瀕すると
いわれます。
道路やトンネルといったインフラは
建設時からの耐用年数を
超える割合が増加。
防災の観点からも
老朽化への対策が急がれます。
また
労働生産性の向上という課題もあります。
日本の1人あたりGDPは
ピーク時の2位から下落を続け
26位まで後退。
働き方改革の推進には
育児や介護といった
個人の事情への対応も必要です。
山積する課題の中で
どのようにして 持続可能な社会を
次世代へと つないでいけばよいのか。
その糸口として期待されるのが
都市の再生。
今 全国各地で まちの在り方を
見直す取り組みが始まっています。
空き物件の活用で
にぎわいを取り戻そうと動く商店街。
自治体の経営という視点から
まちのコンパクト化を進める地方都市。
住民が資金を出し合い
歴史ある景観を
復活させようと動く観光地。
そして 東京でも…。
100年に一度といわれる
大改造のさなかにある渋谷エリア。
3月に開業した
高輪ゲートウェイ駅を皮切りに
新たな国際拠点を目指す品川エリアなど
都市の生まれ変わりが加速しています。
都市間競争が生まれる
っていうような時に…
暮らしの変化に対応した 都市の再生。
そんな「持続可能なまちづくり」を
テーマにした
シンポジウムが開かれました。
会場では
さまざまな視点から議論が交わされます。
一つだけ 絶対に みんなが共通して
目指さなきゃいけないのは
そのまちに住んでることが
幸せじゃなきゃいけないんですよ。
こういうコンパクトな
まちづくりっていうふうにやり始めて
やっぱり その ブレなく…
ブレないっていうことが大事なんですね。
それぞれ 場所の個性があるからね
その個性を
どう生かすのかっていうのを
絶対 地域が
主体でやんなきゃいけない…。
パネリストとして参加したのは
東京大学で都市工学を研究する…
都市の基盤整備を行う
独立行政法人 都市再生機構の理事…
タレントで2児の母…
観光やアウトドアを通じた
地域活性に携わる…
建築家として
全国で まちづくりの現場を手がける…
議論のコーディネートは
アナウンサーの内藤裕子さんが務めます。
多様な人々が働き 暮らす場であり
経済や社会の今を映す鏡でもある都市。
その在り方や
新たな可能性を見直すことで
「持続可能なまちづくり」について
考えていきます。
現在の日本というのは
少子化 そして経済など
さまざまな課題を抱えています。
また 世界規模で
その影響を及ぼし続けている
新型コロナウイルスによる暮らしの変化
いわゆる ウィズコロナの動向にも
大きな関心が寄せられています。
今日は そうしたテーマに対して
都市の再生という視点から
さまざまな可能性を議論していけたら
というふうに思っています。
優木さん 都市再生って
ちょっと 聞きなじみのない言葉だと
思うんですけれども
率直に どんなイメージ
感想をお持ちですか?
確かに 最近 渋谷に行ったりして
こう 本当に まち並みも変わって
まちに集まる人たちも変わってきたな
っていうのを実感していて。
で あと 地方で考えても
私は佐賀県の出身なんですけど
ここ4~5年
行く度に すごく こう
すてきなお店が増えていたりとか
あれ 何か こんな施設もできたんだ
こういうとこだと集まって 何か
学んだりとかしやすいねっていう場所が
どんどん できていて
あっ こういうことなのかな。
何か こう 都市が再生して
新しいものが生まれてってるな
っていうのは すごく実感あります。
ねえ うれしいですよね。
うん。
中島さんは 大学で都市計画を
研究されていらっしゃいますが
どうして 今 こう
都市の再生なんでしょうか?
都市再生の課題というのは 多分
そのまちによって 全然いろいろあると。
ひと言では なかなか言えないんですね
何の課題を解くのかっていうのは。
近年は 恐らくですね
この暮らしの都市再生というか
それぞれの地域で 都市に生きる豊かさを
再定義するというか
何がこう 自分たちにとって
豊かな暮らしなんだろうというのを
それぞれの地域が考え直して
で それを獲得していくような
まあ そんなような動きが
多分 我々 今
みんなで 都市再生と呼んでるんじゃ
ないかなというふうに思います。
また変わってきていると。
はい。
西村さんは建築家として
実際に 実務で この都市の再生に
関わっていらっしゃいますが
どういった課題意識を
現場でお持ちですか?
最近 すごく感じるのが
日本という国が
僕は 3大未体験ゾーンに突入してるって
いつも言ってるんですけど
1つ目が やっぱり コロナ以前から
ずっと続いてる超人口減少ですよね。
で 2つ目が やっぱり
新型コロナウイルス感染症の拡大ですよね。
で 3つ目が やっぱり災害ですよね。
この3つの未体験ゾーンに
いるっていうことに 早く気が付いて
だから 我々 暮らし方とか働き方が
変わらなきゃいけないというのが
多分 都市計画の
一番 根本だと思うんですね。
荒川さんは 独立行政法人の立場で
公共性を持ちながら
都市の整備・再生に
携わっていらっしゃいますが
この新型コロナウイルスへの影響
っていうのは いかがですか?
まあ 実際に この10年前にはですね
日本の総人口は
減少局面に入っているわけですね。
まあ そういった意味では
皆さん 事業者の方
特にですね
私は鉄道事業者さんなんかはですね
まあ 将来的には
乗降客数 減ってくるだろうと。
こういったことを見越してですね
例えば 鉄道から鉄道事業以外の
経営の多角化みたいのに
取り組んでいるような企業もありました。
まあ そういった意味では
今 困っているのは そういった企業が…。
減少するのが
10年 20年かかってたのがですね
このコロナの影響で 一瞬のうちに こう
需要が 一部 蒸発してしまった
ということじゃないかなと思うんですね。
まあ そういった意味では
この人口減少局面の対策を
しっかりと捉えて 対策を講じていた企業
こういった方々はですね
そういった計画を
前倒ししたいっていう意向が
今後 示されてくるんじゃないかな
ということを期待しております。
今 私たちに
避け難い影響をもたらしているのが
新型コロナウイルスによる…
テレワークの定着も後押しとなり
企業では
都心部に集中していたオフィスを
地方に移転する動きが出始めています。
鎌倉にある こちらの会社では
地方への移住を検討する人と
その受け入れを希望する地域の
マッチングサービスを提供。
オンラインで開催されたイベントでは
想定を大きく上回る
6, 000人以上が参加しました。
代表の柳澤さんは 現役世代にとっても
住む場所を選ぶ物差しが
変わってきたことを感じると言います。
中島さんに お伺いしたいんですけれども
研究者の立場から
この新型コロナウイルスの
都市に対する影響っていうのは
どんなふうに
こう 感じていらっしゃいますか?
やはり ちょっと いくつか
まあ 研究というか
今後の都市計画において 大事な点が
あるのかなと思っておりまして。
鎌倉での働く場の話がありましたけども
やはり 人々の働く場とか 住む場の選択が
どう変わってきてるかっていうことが
非常に… 都市構造と関わる
非常に大きな論点なんですけど
夏以降ぐらいから
今度は 東京から転出する人が
例年に比べて多くなってるというのは
データとしては少し出ていて
そのことによって 少しですね
東京の構造が変わるんじゃないかとか
大都市の構造が変わっていく
地方との関係が変わっていくんじゃないか
っていうのが まあ 一つと。
あとは やはり この在宅
リモートというのは
やはり 人々が 地区やまちに
求めるものが変わってくる。
小さなシェアオフィスみたいなのが
地区の中に
まちの中にあったらいいなとかですね
何か そういうようなニーズも
生まれてきたりとかしてるということで
まちや地区が どう変わるかっていう
スケールの話もあるだろうと。
はい。 都市の構成 そして設計 大きく
変わろうとしてるということですね。
後藤さん 今のお話 伺ってると
こう 東京一極集中というのは
今後 変わってくるのかなとも
思うんですけども
その辺り どんなふうにお考えですか?
これからですね 日本の経済的な価値も
含めてっていうことで言うとね
我々がやってるのは 地方の地域のですね
豊かな自然を生かすっていう
そういう事業展開のことを
仕掛けてるわけですけれども
都市とですね その周辺の地域の関係性
っていうのをですね
今までだと 人口数だけで
上下だったんですけども
そうじゃなくてですね 豊かな関係をね
ちゃんと 横つながりで
しっかり つくるっていうことが
重要ですということでね
今 動いてるということで。
ですから 一極集中のことをですね
ただ単なる狭い話じゃなくて
開いて つながるですね
そういう展開をしたらいいぞということで
動いてます。
今 都市と地方の関係性という話も
出ましたが
西村さん 実際 現場で
お仕事をされてる中で
影響というもの
そして この地方と都市の関係性
実感として
どんなふうに お感じになってますか?
やっぱり これだけ ネット社会になって
通信できるようになって
オンラインで さまざまなことが
できるようになったり
情報が得られるようになったりした時に
この東京にいる必要がないっていうことに
気が付いて
そうすると 例えば 僕が地元のふるさと
佐賀に暮らしていきながら
時々 東京に来る方が
圧倒的に豊かなんですね。
で 実際 さっき申し上げたように
見たことない社会状況になっていく中で
やっぱ 僕らがやらなきゃいけないのは
実験だと思うんですね。
見たことない時代に
これから どう暮らすかとか
どういう都市計画をしていくか
っていうことは
答えがないんですよ 前例が。
ただし その実験というものは
妄想がないと駄目なんですよ。
だって 見たことない社会ですから
どうやったら幸せかは
多分 後藤さんなんか 絶対分かると
思うんですけど 妄想しかないんですよ。
妄想を… すばらしい妄想をしながら
それに向かって進むために
ちょっと 今までやったことないけど
チャレンジしようっていうことが
すごく大きいと思うんですね。
ですから 今回のコロナで
やっぱり 日本中がですね
暮らしっていうものが
アウトドア化してるっていうことが
まあ 本当に こう 何 実践されていて
まあ 地方都市って 割と… 例えば
路上で飯を食うみたいなことをやると
嫌がるんですね 見られるから。
誰かに会うから。
でも 今回やったんですよね。
で やったら 結構楽しかった。
また やってくれみたいなことが
やっぱり進んでいて
その実験を通じて 新しい体験と
その体験に基づく まちづくりの方法を
やっぱり 見つけ出してるのが
今の状況かなというふうに思っています。
いや 今の西村さんのお話なんかも
まさに そうだなと思うのが
私 例えば テレビの出演ってなった時に
北海道のテレビ局に依頼されました
沖縄のテレビ局に依頼されましたって
なったら 絶対2日以上かかってたのに
変な話 午前中と午後でも
できるようになって。
ちょっと嫌だけどね。
仕事は増やせる…。
そうなんですよ 可能性もあって。
そうすると それまで
じゃあ 移動も含めたら
3日かかるよねっていう仕事が
1日で仕事が終わると
2日 休めるんですよね。
あっ なるほど そっちもいい…。
同じ売り上げでというか。
そうすると その2日
どう使う どう遊ぶ…。
そこも 仕事もしてもいいけど
充実させてもいいよねっていうふうに
広がっていくし…。
だから もう本当 未知の世界で
キープムービングしていく状況というのを
今までは 一部の人だけがしていた。
でも とどまりたいっていう人も
いっぱい いたんだけど
コロナウイルスで とどまってられない
っていう状況に 全員がさせられて…。
多分 何か あれですよね。
たがが外れたんですよね。
今まで 習慣として
当たり前にやってたことを
当たり前にやってるから
ふだん 何も意識しなかったというのが
多分 日常だし
安心して暮らせるっていう
状況だったんですけど
その状況に対して
やっぱり こう 外敵が来てるわけですね。
コロナとか 人口減少とか。
そこに対して
違う行動をしなきゃいけなくなった時に
今までやってきたことを
疑うようになってきた。
でも そこに新しい発見とか
ビジネスチャンスっていうものに
気付き始めて
これから どんどん楽しくなるっていうか
…いうふうに思ってるんですね。
ありがとうございます。
皆さんのお話から
新型コロナウイルスによって
都市に対する こう 変化がですね
非常に広範囲に及んでるっていうことが
よく分かりました。
ではですね ここからは
実際に行われている
都市の再生の取り組みについて
議論を進めていきたい
というふうに思います。
日本の各地では
今 新型コロナの影響を受ける前から
地域が抱える課題と向き合う
再生が始まっているんです。
続いては こちらの映像をご覧ください。
開放的な雰囲気のビストロに
女性客に人気の肉バル。
モダンな内装のゲストハウス。
どれも古い家屋やビルを
リノベーションしたものです。
こうしたお店が
次々と出店しているのが…。
全国で地方都市の縮小が進み
自治体消滅の可能性も懸念される中
空き物件を最大限利用することで
都市再生の活路を見いだしています。
再開発が進まなかった駅前の1等地
伏見町エリアで始まっているのは
にぎわいを取り戻す新しいまちづくり。
空き物件のリノベーション1号店が
オープンしてからは
僅か1年余りで 10店舗以上が開業。
その評判が
更なる出店者を呼び込んでいます。
更に こうした店舗の連携による
「まちやど」という事業も始動。
今まで一つの宿で果たしてきた
泊まる 食べる くつろぐなどの役割を
まちぐるみで担い
楽しんでもらおうというものです。
取り組みが実現した背景には
リノベーションを促進させる
新しい分業体制が。
まず 福山市の計画により
独立行政法人 都市再生機構が
土地を取得。
その上で
地元企業は建物のみを取得し
リノベーションを
行います。
事業に関わる
リスクの分散により
民間企業が
チャレンジしやすい
環境が
生まれているのです。
更に 路地や駐車場を活用した
イベントなど
まちの活性化に向けた
実証実験もスタート。
近隣住民の理解を得ながら
人やお店が集まる空間づくりを
模索しています。
大がかりな再開発ではなく
小さなリノベーションから
にぎわいを取り戻す都市再生。
魅力あるまちづくりにつながる
新しいアイデアが
次々に実現しようとしています。
人口およそ40万人を抱える
この中核都市は
少子高齢化による
人口減少が進む中で
自治体の運営に
危機感を感じていました。
市が全国に先駆けて実施した政策が
「コンパクトなまちづくり」。
自家用車に頼らず
生活するための足として
LRT 路線バスなどの
公共交通を活性化。
おだんごと串のようなイメージで
沿線の拠点となるエリアに
生活に必要な都市機能を集積させ
「歩いて暮らせるまち」を
実現するというものです。
取り組みの開始から
15年以上がたった 今
市の中心部にでき始めた
大型の集合住宅は
発売と同時に完売する状態。
以前は 住民の転入が
郊外に散らばっていましたが
現在は
公共交通が整備されたエリアに
人が集まってきています。
コンパクト化が
順調に推移している要因は
交通網の整備だけでは ありません。
高齢者の利用を促す
おでかけ定期券に
共働き世帯の負担を
軽減させる
子育て支援施設の整備など
さまざまなアイデアを
凝らした成果です。
自治体ごとに異なる
まちの課題と向き合い
住む人の目線で考える都市再生が
全国で動き始めています。
広島と富山
2つの事例をご紹介しました。
自治体や地方の抱える課題
さまざまありますが
その対策を
都市という切り口で考えるというのが
非常に新鮮だな
というふうに思いました。
さあ ここからは 都市の再生によって
地方都市の課題解決について
考えていきたい
というふうに思います。
荒川さんには
その 福山・伏見町の再生には
公共的な立場も持ちつつ
関わっているというお話がありました。
この地方都市のまちづくりを
サポートしていく立場として
今後 どういったことが
大事になってくるのか
その辺り 聞かせていただけますか。
あの 私ども
福山で支援させていただくのは
まあ あくまでも あの
結構 短期 中短期的に見たですね
まあ 取り組みでありまして。
まさに その 再開発がちょっと
立ち上がらなかった地区
まあ これは もう一回
原点に 立ち返っていった時に
福山の駅前が
どんなポテンシャルを持っているのか。
で そこに活動している方々
どんな方々が いるのかって
もう一回吟味したい ということで
まあ土地を取得して 地元の方々に
いろんな活動を
していただくという形の支援を
させていただいております。
で できましたらですね
私ども考えてる
まあ 福山での都市再生もですね
まあ その 中長期的には
その ある程度 中心市街地に
集積度を持ったまちを
つくっていく ということを
ねらっているわけであります。
まあ 福山の方はですね
実は私も 福山の近くで
ずっと まちづくりに
関わったことがあって
20年前ぐらいの姿から
知ってるんですけど
ちょっと 今日のVTRを見て
また 行きたくなりましたね。
あの やっぱりね
福山のモデルっていうのは
小さなものを積み重ねていきながら
多分 その まあ その
その先のゴールに ゴールっていうのも
どんどん変わっていくんですけども
先に向かっていくっていうことだと
思うんですけど
リスク分散っていう話がありました。
これは もちろん 事業をする方としては
そういうことなんですけど
やはり その そこで暮らしている人とか
そこで あの
お店を まさに 開く人にとっては
やっぱり その都市の再生に
自分が参画できるというか
やっぱり自分事として こう あの
例えば 自分のお店を出すことが
その 後々 それが こう あの
都市再生につながっていくとかね
そういうことが
すごく実感できるような
取り組みだと思うんですよね。
今もね 皆さんのお話の中にあるように
自分事化してね
ちゃんと それをね こう
いろんな楽しい 私の言葉で言うと
楽しい・おいしいでね
野遊びのアクションをしようっていうことを
言ってますけども
そういう仕掛けをやることによって
わざわざね ついでだけじゃなくて
わざわざ人が来るような状況にも
なるんでね。
このね そういうトライアルが もう既に
できてるっていうことで言うと
まあそういう前例的なね 事例としても
いろんなことを学ぶ 一つの場所の
あの 価値が今
そこで あるんだっていうことをね
これを見ながら
改めて 感じさせていただきました。
やっぱり当事者ですね。
俺たちが楽しもうっていう当事者を
いかに増やすかっていうことが
すごく大事で
やっぱり僕らの
子供の世代とかに残すべきものは
すっかすかで もう
スポンジ化って言われてますけど
すかすかな状態でも どうやって
幸せに暮らすかっていうことを
チャレンジしていかなきゃ
いけないんですよね。
で そう考えた時に
僕 一番大事なことは
そのすかすかを 楽しむのは
やっぱり行政じゃないんですよね。
地元の人たちなんですよね。
どうやったら
この すかすかになっても
隣が建物を壊されて空き地になって
空き家になって壊されて
駐車場になりました。
やったって言える まちづくりって
何だろうみたいなことを
本気で考えるっていうことなんですね。
で 福山は 空いてるけど
ちょっと 空いてるからこそ
ポテンシャルなわけで
やれるわけですから。
で やろうっていうやつが
出てきて やり始めて
何か 人気のまちになってきて
どんどん出店が増えてきたって
たまたま その状況になってきてて。
え~ そこが恐らく 行政に頼らず
行政の税金を使わなくて
自ら ちょっとずつでも
リスクを負いながら 何か楽しい
豊かな暮らしをつくっていく
やっぱ 原点だと思うんですね。
だから それがなければですね
やっぱ始まらないかなと。
さっきの福山のVTRに
出てきた人たち
みんな 知ってる人たちなんですけど
相当 まちの中のことを
楽しんでますよね。
生き生きされてましたよね。
生き生きしてて そうそう。
やっぱり その 床をつくって
密度高くすることが都市じゃないと。
暮らし方じゃないということを
少しずつ やっぱりこう
地方都市っていうのは
気が付き始めているっていう
感じですかね。
何か 佐賀のことなんかも想像して
何か 見ちゃいましたけど。
あの 私の弟が今 地元の佐賀県で
マッサージ屋さんを
やっているんですけど
東京で3年ぐらいかな
頑張ったんですけど
もう とにもかくにも
家賃が高いんですよ。
で あの お客さん何人来ないと
もう その
家賃が払えないっていうので もう
ヒーヒーになって こう
ちょっと こう せっぱ詰まった状況で
でも なんとか
やり繰りして頑張ってたんだけど
この頑張り続けるって
何の意味があるんだろうってなって
地元に帰ったら やっぱり家賃安いし
まあ 土地を購入するってなっても
安いし
地元の方が そういう
同じ業種いろいろある中でも
チャレンジしやすいなって思って。
地方だと こう ほんのちょっとの
自分の貯金だけでも
まあちょっと
始めてみようかなっていうことが
できるなっていうのを すごく思っていて。
ものすごい 豊かに暮らしてて
羨ましいんですよね 本当に。
私も佐賀に帰りたいです。
さて 一方 富山市の事例も
見ていきたいと思います。
富山市ではコンパクトシティーの事例
ご紹介しました。
まず西村さん こういった 取り組み
どんなふうに ご覧になりましたか?
やっぱり
人口減少になってるじゃないですか。
で え~と やっぱりこう
さっきの富山の事例っていうのは
人口減少の先に
都市をコンパクトにしていこうと
もう一回 ぎゅっと集まって
密度高く え~と しかも
あの お金のかからない都市経営が
できる状態にしていこうというのが
コンパクト・アンド・ネットワークっていう
都市政策なんですけど。
で 今 人口減少になって
コンパクトになっていくっていう状況が
そんな すぐできるかっていうと
そんなすぐには できないわけですよ。
多分 僕はいつも言ってるんですけど
300年ぐらい かかりますよと。
そんなに かかるんですか。
分かんないですよ。
まあ 長くかかる。 長くかかる。
で まあ 少なくとも
僕らの世代については
そんなコンパクトに
簡単には ならないわけですよね。
え~と 300年 都市構造
かかるっていうことで
ちょっと それは大変だなと
思っていたんですけど
まあ確かに 時間かかるんですよね。
あの 1年とか2年とかじゃ
ないんですよね。
富山の場合も あの
実は20年ぐらい もう やってるんですね。
この20年前ぐらいにですね
ちょうど この政策を転換して
こういうコンパクトな
まちづくりっていうふうにやり始めて
やっぱり その ブレなく
ブレないっていうことが大事なんですね。
20年間ずっとですね
このコンパクトなまちづくりという
コンセプトの下で
いろんなことを展開をしてきたと。
で あと もう一つはですね
あの これ まちなかに まあ この
居住するというか まあ
あの 少し 今まで郊外の
住まいしかなかったところに
選択肢をこう
増やしていったと
いうことなんですけど
ポイントは あの 都心居住じゃなくて
まちなか居住なんですね。
つまり あの 都心という場所に
住んでるんじゃなくて
まちの中に住むという話で
それはただ単に マンションが
あるんだってことじゃなくて
その 例えば 高齢者の方だったら
高齢者の方々が
交流するような施設だったり
小さな病院だったりとか
そういうトータルな生活が
その まちとして再生されてて
そこに こう あの
選択肢として住むとか
若者も そういう広場があって
若者たちが楽しめるような
交流できるような場があるとかっていう
そういうトータルに まちなかで
こう 暮らすということを
丁寧に 再生させていっている
というところが
やっぱり まあ あの
ポイントなんじゃないかな
というふうに思いますね
富山の場合は。
確かに まちに 遊びに行くっていう
感じだけじゃなくて
そのまちに
気の合う人たちが住んでたり
コミュニケーションの取りやすい人が
住んでるっていうので
安心して こう いられるっていう
愛着みたいなものが 湧いていくっていう。
やっぱり 何か暮らすことって
このお店があるとか
こんなおしゃれなまち並みで とか
買い物がいつでも できてっていう
だけじゃなくて
やっぱ どんな人が住んでるかって
いうことが暮らすことにとって
一番 大事だなと思うので
すごくいいなと思います。
あの 何となくですね
やっぱこう 議論をこうしていると
どうしても昔ながらの習慣だと
思うんですけど
二極対立になるんですね。
おっしゃるように
郊外か都心部か
あと 密度が高くなきゃいけない
都心部っていう
何て言うかな 固定概念っていうか。
で さっきから申し上げているように
人口が減るっていう状態は
え~っと
人口をコンパクトに集めていって
密度を高くしていくっていうことは
まあ 必要なのかもしれないんですけど
一つだけ 絶対に みんなが共通して
目指さなきゃいけないのは
そのまちに住んでることが
幸せじゃなきゃいけないんですよ。
それは 密度の問題でもなく
都市部でも郊外でもないんですよ。
それは オルタナティブが これから
たくさんできてるっていう状況の中で
選べるっていうことが幸せで
選んで暮らしているところで
幸せかどうかっていうことを
つくらなきゃいけないんですね。
いずれ 建て替えの時期が来た時に
じゃあ そこに
投資をしたいかって思うかどうかが
多分 そのエリアの価値なんですね。
だから それも
どんくらいの投資が来るかは
そのエリアが どれぐらい魅力があって
人気なのかっていうことに
左右されるっていう。
だから あんまり
どっちかっていう話じゃなくて
グラデーションに つながってる感覚で
でも幸せな状態を
どういうふうに追求するかを
考えた方がいいかなと思いますね。
自分事として
積極的に関わっていくってことが
やっぱり その幸せ感にも
つながりますよね。
そうだと思いますね はい。
中島さん
少子高齢化が こう 進んでいく中での
この まちづくり
あの どういったことが
大切になってくるのか
補足があれば お願いしたいんですが。
まあ 今ちょっと
まちなかでって いったことの
もう一つの理由なんですけど
やっぱり その
コミュニティーの問題ですね。
やっぱ まちというのは
人と人とが関係している
その コミュニティーがあって
やっぱ そういうところで
安心して暮らせるというのがあるので
いろんな人と人が出会うような場所とか
あるいは 本当に コミュニティーを
醸成するような場所を
しっかりと つくって
それと住まいがセットになって
こう… 一つのまちというものが
できていくというのが 人口減少の時に
やっぱり まちというスケールとか
地区というスケールで
やっぱり そういうものを
考えていくっていうのが
すごい大事なんじゃないかな
というふうに思いますね。
はい。
僕 災害が すごく気になってて。
ええ。
あの~ 本当 九州
毎年 水害なんですよ。
そうですよね。
熊本に 実は つい先日
あの~ 公衆浴場をつくったんですよ。
依頼されてね。
ええ。
で オーナーさんが2階に住んで
1階が銭湯なんですよ。
オーナーさんにね
何で 公衆浴場をつくるんですかと
もうかんないっすよって
言ったんですけど
実は 熊本地震なんですね。
熊本地震があった時に
え~っと 住んでたんだけど
本当に みんなが お風呂に困ってたと。
だから
お風呂をつくりたいんだっていう。
それだけで もう僕は 感心したんですね。
で そのお風呂というのが
2階の住居部分には風呂がないんですよ。
で 4人のお子さん
ちっちゃいお子さんが いらっしゃって
何を想像するかっていうと
その子たちは
ずっと地域のコミュニティーの
地域の人たちと一緒に
お風呂を入る暮らしを
やっていくんですね。
これって どういう子供たちが
育つのかっていうことと
その子たちを中心に
集まってくる大人たちが
日常的に お風呂で こう会話をしたり
知り合いになったりする
コミュニティーができるということは
これ毎日 防災訓練なんですよね。
いざとなったら
あそこに行けばいいっていう状態が
実は 公衆浴場の価値だし
それを オーナーさんが
自分のお風呂なくして
それを 自分ちの
お風呂にしたっていうことが
日常性を 更に高めているんですね。
だから僕は
防災っていう意識が すごい
一個一個の住宅も変えると思うし
みんなの暮らしぶりも変えると思うし
日常的に… 防災時にやることを
日常生活の中でやってれば
すごい この災害が起こっても
大丈夫な日本が
できんじゃないかと思うんですね。
今おっしゃってるのは
まさに そのとおりでね
これからね そういう場所の価値を
どういうふうにね
皆さんがね ちゃんと自分たちがね
自覚しなきゃいけないっていうのと
今のお風呂の話もね あれって
その親子だとか いろんな人たちのね
関係性じゃないですか。
ええ。
私が子供の頃は 公共のね
そういうね お風呂でね
みんなでね そこで一緒に
友達も一緒に そこに
じゃあ風呂行こうぜとか 行くとね
背中洗ってもらったり
洗ってあげたりみたいな
そういう関係性もね 含めてっていうのが
今の防災のこともありますけれどもね
そういうのは
実は あの 野遊びもですね
そういう防災的な いろんなノウハウを
中に入れられるんで
ちゃんと対応できるっていうのが
ありますから
是非 そういうのもね いろんな場所で
これから仕掛けていかれたら
いいなというふうに思ってます。
お風呂の話がありましたけれども
実は 私どももですね
東京なり大阪なりでですね
密集市街地の改善という事業を
やっております。
新しく お風呂に投資をして
やられるっていう方が おられまして
まあ そのオーナーの方が言われたのが
実は この自分の近所に住んでる
おじいちゃん おばあちゃんがですね
ちょっと認知症を患ってしまって
その 徘徊をしてしまってるような
状況になってる。
そこで お風呂をですね
銭湯を改良しまして
午前中は その… デイサービス。
で 午後になったら 普通の銭湯と。
で そういった
高齢者の方々に来ていただいて
入浴を楽しんでいただく
というふうな形で
取り組んでる方がおられました。
何か私 先ほど 先生のお話聞いてて
銭湯というのは
一つ キーワードなのかなというふうに
あの 人と人とのですね
え~ その絆を深めていくために
と思いました。
絆 人と人との絆って考えた時に
ちょっと まあ 今まで
やっぱり子供の学校のことだったり
幼稚園のことだったりっていう
そういう時に
母親は 地方の
その自分の住んでるところに
ママ友だったりがいて
コミュニケーション すごく取って
まちへの愛着っていうのが
すごくあったんだけど
男性陣って このまちに
知り合いはいませんっていう人が
結構いたと思うんだけど
何か そういうのが
このテレワーク元年の この今年から
変わっていくのかなっていうのは
すごく期待しているところで。
で どんどん私の周りの友達なんかでも
PTAにパパが参加してとか
子供のサッカースクール 今までは
ママが 一生懸命送っていたんだけど
土日も ほとんど家にいるし
俺が送るよって感じで
パパが どんどん送っていって
パパ友ができて
何か コミュニティーが
広がっているっていうのを
本当に すごい感じます。
やっぱり まちを活性化させたり
地方を活性化していくとか
そういう意味で
やっぱり こう
地元に友達をつくるみたいな
そういう家庭に どんどん こう
時間を割くっていうのは
すごい大事なんじゃないかなと
思うんですよね。
ねえ。 ありがとうございます。
皆さんの話から
非常にですね さまざまな可能性と
より具体的な課題というものが
浮かび上がってきました。
さあ これから変化が ますます早く
そして激しくなっていく中で
まちづくりっていうのは
どう変わっていくんでしょうか。
次のリポートでは そのヒントとなる
取り組みを見ていきます。
大阪駅の北側に位置する
うめきたエリア。
広さ約24ヘクタール。
5年後の万博を控え
大阪最後の1等地といわれる
この場所は 今
大きな変貌を遂げようとしています。
駅直結の複合ビルの一角
ラボと呼ばれる体験スペースに
展示されているのは
関西近郊のベンチャー企業や
大学による…
来場者の声を開発者に届けたり
ここで出会った企業が
共同で開発を行うなど
新たな知の交流を
生み出す仕組みが
まちに盛り込まれて
いるのです。
ラボに入ってる時に
ラボの中に 三木楽器さんと
グリーンロードモータースさん
っていうのがあって
そこの…
こういうアイデアで
これと これと合わせて
これやったら
これ できるんじゃない
っていうのを
それを…
企業と企業
そして 技術と人が出会う接点に。
駅前という都市空間が
新たな価値を生む場として
再生されています。
そして うめきた開発の
もう一つのポイントが
第2期として現在整備中である
人々の交流拠点となる公園。
全て完成すれば
駅前に 4.5ヘクタールという
広大な緑地が出現します。
ターミナル駅としては
全国に例がない規模です。
この日は
まちの未来を肌で感じてもらおうと
開発エリアを巡る
ガイドツアーが行われ
子供連れの家族や学生など
さまざまな人たちが参加しました。
大阪で 今 仕事をしているので
どういうふうに
変わっていくのかな
っていうのは
すごく
知りたかったところが
今回 知れたので
よかったと思います。
住民に開放された
オープンスペースでは
地元の有志らが
日替わりでイベントを開催。
うめきたの使い方は 私たちが決める。
そんなムードの中
事業者と地域が一緒に育てていく
まちづくりが始まっています。
また 多くの自治体で
財源の確保が課題となる中
行政のみに頼らない都市再生の模索も。
新潟県村上市では
古くから残る城下町の風景が
道路の拡幅などにより
失われつつありました。
その流れを変えたのは
町屋ならではの魅力を生かす
外観の再生プロジェクト。
市民基金から財源を捻出する
全国初の試みです。
行政が まちを
壊していくんだったら…
賛同者から集まった資金をもとに
町屋を再生。
こうして生まれ変わった建物の数は
実に 47軒。
有志の始めた試みが
次第に大きな流れとなっていきます。
実は 住民の意識を変えるきっかけは…
各家庭に眠っていた人形や屏風を
展示したところ
観光客に大きな反響を呼び
町屋の再生に向けた機運が
高まったのだそうです。
村上の町屋を誇りに思う気持ちは
若い世代にも広がりつつあります。
東京での会社員生活を経て 地元に戻り
民泊を営む高橋さんも その一人。
一度離れたからこそ気が付いた
このまちの価値を
次の世代につないでいきたいと語ります。
例えば…
もちろん 今までずっと
守って守って…
…と おこがましいですけど
感じてますね。
住民一人一人が
当事者になる まちづくり。
新たな時代に向けた都市再生が
日本各地で始まっています。
大阪・うめきたと新潟県村上市
それぞれ非常に意欲的な形で
まちづくりに取り組む事例を
2つ ご紹介しました。
あの 公共空間の形が見直される今
こういった その事例をね
中島さんは
どんなふうに ご覧になりましたか。
そうですね あの… やはりですね
かつては こういう公園とか
広場っていうのは
ある意味で余白というかですね
開発をして そのビルが建った
その余ったところが
ある意味では そういう…
そこにですね
少し 人が… ベンチがあるとかですね
そういうのだったのが
やっぱり今は 完全に逆転して
やっぱり この公共空間 あるいは
このオープンスペースを中心として
やはり このまちを つくっていこうって
流れに完全になってると思います。
で まちのイメージも
かつては 例えば すごい
超高層のビルが
まちをイメージしたかもしれないけど
今は むしろ
緑豊かな芝生の広場だったりとか
何か そういう
パブリックスペースの方が
まちのイメージを決めてってるんですね。
で そういう意味では すごく
パブリックスペースっていうのが
開発の中で大事になってるんだなと。
何か この大きな災害なんかが
発生した場合には
まあ この間 東日本でありました
東京のような状況
帰宅困難者がですね
大勢発生するということが
予想されていたわけです。
まあ そこで 公益的な観点からの
防災機能を備えた広場を
確保しようということで
この土地の確保ということに
動いたわけでございます。
今後 つくり込みについては
まあ 地元の方々
または この地域に入ってくる
企業の方々の
いろんなアイデアを導入して
まあ 少しずつ
成長させていただければな
というふうに考えてるところです。
やっぱり
我々自身の考え方とか働き方とか
特に コロナ以降は
変わってきてる中で
え~っと 都心部にいても
今や インターネットの時代ですから
公園で仕事してもいいじゃん
っていうことが身近でできる状況を
いかに つくれるかっていうことだと
思うんですよね。
ここから 当事者として使う人たちが
いろんな意見を言いながら
一旦は出た パースみたいなものが
変わっていけるかどうかなんですよね。
だって 見たことない社会状況ですから
変わんなきゃいけないですよね。
あのまま整備して完成したから
これで え~っと 絶対に
いじっちゃいけませんっていうのが
これまでの公園だったんですよ。
いかに 住民発意で
もうちょっと こうなったら
いいんじゃないっていうことを
自分 当事者が
リスクを ちょっと負いながら
更新していけるかですよね。
それで どんどん どんどん
もっと面白い公園に
進化していくっていうスタートが
あのパースであるっていうふうに
やっぱ考えていければ あれは
すごく魅力じゃないかなと思うんですね。
つくり上げていく これからの未来が
また楽しみでもありますよね。
そうですね
そこを やっぱ楽しみにできる状況を
プロモーションしていけるかどうかが
多分 ああいう大都市の開発の
ポイントかなと思いますね。
はい。 ありがとうございます。
続いて 一方の新潟県村上市の方を
見ていきたいと思います。
こちら 村上市では まちづくりに
新たな担い手が参加し始めていました。
それが とっても
印象に残ったんですけども 後藤さん
住民一人一人が
担い手として関わっていく。
これって すごく大事なことですよね。
村上の これはね 田舎だからこそ
それでいて でも 日本だからこそのね
価値だっていうことをね
もう仕掛けられてるんですけど
それをする時に
自分事化も含めてね 自主自立型で
地域が主体でやってくためにはですね
それぞれ 場所の個性があるからね
その個性を
どう生かすのかっていうのを
絶対 地域が
主体でやんなきゃいけないんで
共に つくるっていうことが
すごい重要だっていうことを
今 もう既に そういうことを
やってるっていうのがね
こういう地域の中であるんで
まさに そのモデルがね
既に こういうとこで起こって
スタートしてるんだっていうのをね
改めて
今 こうね 学ばせていただいてね
いろんな意味で わくわくしてます 今。
やっぱり まちづくりに関しても
よく知らない誰かが よく知らない発想で
つくってくれたものよりは
やっぱり こう 自分が
こういうのが いいんじゃないっていう
ものを言ったことが通る方が
例えば それが ちょっと規模が
そのせいで縮小しちゃったとしても
やっぱり 満足できると思うんですよね。
うん そうですよね。
結構 役所の立場からすると
いろんな住民の方々がいて
例えば 先ほどの村上の例でも
ちょっと出てきましたけども
この住民同士の中の意見の違い
みたいなのの調整っていうのは
どういうふうに
取り組まれているのかっていうのを
もし教えていただけたらなっていうふうに
思うんですけれど。
まあ 今ですね
地方で あれしてるのはね
その地域一とかね
日本一とかじゃなくてね
世界一を目指しましょうっていうことでね
そういうね 意識を変えるとね
その内側だけのところじゃ
もったいないことが
いっぱいあるじゃないですか。
ええ。
だから それぞれね
これじゃ駄目だっていう人たちもね
それは 今までの過去の経験の中で
言ってくださってることでね
新しいことをやろうとしてる人たちは
そのね 新しい創生型の人っていうのはね
前例がないから
そういう状況で言うとね
これから目指すのにね
いい意味で 正しく やんちゃに
正しい 余計なことをやりましょう
っていうことをね
私は言葉として伝えて
それで 皆さんのスイッチを入れてます。
今の その合意形成の話なんですけど
村上の事例が やっぱり その合意形成が
うまくいった理由っていうのは
やっぱり
市民基金だったことだと思うんですね。
民間の人たちが そのために
自分たちで積み立てたお金を
民間の物件に使っていくっていうことは
行政が介在する必要ないわけですよ。
そのお金を出した人たちが
当事者として 自分たちで
守っていこうって言ってるだけですから
反対するのは自由だけど
やっちゃいけないっていうことは
一つもないんですよね。
お金を みんなが出して そのお金を持って
何かをするっていうことは
税金も同じなんですよね。
でも 市民基金でやったっていうのが
何が違うかっていうと
税金になると 急に自分のお金じゃ
なくなるんですよ みんな。
お金の色が 真っ白になるんですね。
でも 市民基金のまま 税金として納めずに
市民基金として置いたことによって
誰が出したとか いくら出したとか
俺が出したんだっていう
その色が残ったまま
その投資に使われるっていうことが
多分 当事者意識を
高めることなんですよね。
でも あえて言うと 確かに 住民の方々
あるいは その市民の方々の
自主的な自分事っていうの
ものすごい大事なんですけど
やっぱり でも 役割分担は
あるだろうという気はしますね。
やっぱり 公の役割。
つまり 行政の役割っていうのが大事で。
多分 村上の場合も
先ほどの行政に頼らずって
もちろん そのとおりだけども
でも やっぱり 行政の果たしてきた役目も
あると思うんですよね ああいうところで。
やっぱ それは なかなか こう
市民基金でってわけには
なかなか いかないようなものもあって。
そういう意味で言うと
やっぱ 同じ方向を見ながら
公・民が まず 連携をするという
その連携のしかたが
ものすごく大事になってくるんだろうな
というふうには思いました。
で まあ そういうことと
あと もう一つ 付け加えるとすれば
あの まあ ちょっと自分事ですけど
私たち 大学なので
あそこに 学も加わると
それこそ 学は2つの意味で
一つは
先ほど 社会実験ってありましたけど
やはり ちょっと先端的なこととか
新しいことを
やっぱり 学っていうのは
やっていくっていうのがあるので
まあ そういう立場で
関わるっていうことと
もう一つは
先ほども もう一つ言った 若い人。
やっぱり この若い人っていうのは
地方には なかなか少ない場合があって。
そういう時に
やっぱり 大学っていうのが関わると
まあ 外の視点ではありますけども
非常に議論が活性化したりとか
ふだんは ちょっと なかなか こう
行政とかに対して
あまり 敵対的な感情を持つ方々も
比較的 話しやすかったりとか
そういう いろんな いいことがあって
ちょっと プラットフォームというか
潤滑油みたいな感じに
なることもあるんですけど。
ありがとうございます。
西村さん ふるさと 佐賀でも
いろんなことを
手がけられてらっしゃいますよね。
お話しいただけますか?
あっ はい。
本当に コロナになって
直後に 佐賀県さんから連絡があって
相談したいことがあると。
佐賀県知事が 飲食店が困っている
中央大通りっていうメインの所で
困ってると。
中で 密で ごはんを食べさせられないから
経営的に困ってるといった時に
知事が 「何で道路で食わせねえんだ」と
言いましたと。
そして 担当者が
「お前 いつからやるんだ?」と言われて
え~っと
「2週間後にやります」と言って…。
実は 道路で 道路の歩道空間を
1メーターなり 1.5メーターを使って
ごはんを食べるっていう
SAGAナイトテラスチャレンジっていうのを
やったんですよね。
でも すごいハードルが高いんですよね。
道路を活用するっていうことが
やっぱり 道路法とか道路交通法
警察ですよね その許可を得る手続きが
煩雑だったり なかなか許可が出ない。
だから そういう実験をするのに
大体 社会実験をすると
半年とか1年とか 普通かかるんですよ。
佐賀県は 佐賀市さんと地元と県警と
一気に共有して 2週間でやったんですよ。
2週間で実験を始めて
ごはんを食べ始めたんですよね。
で その時に思ったのは やれんじゃんと。
それ 予算ゼロですよ。
で 要はですね 言いたいのは
お構い過ぎなんですよね。
安全を担保するのは
行政とか警察が守んなきゃいけないとか
一番びっくりしたのは 「西村さん
すいません 相談があるんですけど
飲食店で出たごみは
どうしたらいいんでしょうか」と。
「お前 そんなもんね 飲食店に
片づけさせればいいじゃない」と。
要は 誰かが片づけてくれてたんですよ。
ああいう道路活用で
イベントやったりすると。
で 誰かのせいにしてた。
で 全然 当事者じゃなくて
運営者が疲弊するんですね。
運営する人が クレームを言われる。
だから 僕が
今後 一番 目指さなきゃいけないのは
運営しないことなんですね。
でも 暫定的に 法律で支えたりしながら
運営をするっていうことを経ながら
結果的に 信頼を勝ち取ることなんですよ。
何も考えない 習慣になる日常が
道路で飯を食ってるっていう状態に
するためには
何をしなきゃいけないかっていうことを
目標にしないと
多分 ずっと つらいんですよね。
だから やっぱり
そこに信頼を勝ち取るために
あの… 豊かに暮らせる状況をつくるには
何をしたらいいか。
でも そういう状況が普通になれば
絶対 地方都市に来ますよ みんな。
今 先生おっしゃったように
まさに 今日は
「目から鱗」なんですけども
どうやって管理してったり マネジメント
していこうって考えてたんですけど
まあ そういうことを あまり考えないで。
任せればいいんです。
最初は ちゃんとね やんなきゃ
いけないかもしれない。 そうですね。
そこが ポイントですかね。
だけど 任せて その責任を負えなければ
やらせなきゃいいんですよ。
ああ。
やれるようになったところに
やってもらえばいいだけの話で。
だから そこをチャレンジさせないで
やらないっていう流れに
なっているところを
やってみて チャレンジさせて
成功したところは
どんどん 使えるようになって
エリアの価値が上がって
人気のまちになって
人が集まってきて 路線価が上がって
税収が上がって
もっと 市民サービスが
よくなるっていう循環に
やったところが いけるっていう状態を
早く示さないと
いつまでも 甘えっ放しのまちづくりが
続いていくっていうふうに
僕は思いますけどね。
すごく いいまちの循環が生まれてくると。
そうだと思いますね はい。
はい ありがとうございました。
非常に そのウィズコロナという状況を
加味しながら
このまちづくり
そして 都市再生の可能性について
非常に多角的に議論ができたんではないか
というふうに思っています。
最後にですね パネリストの皆さんから
ひと言ずつ これからのまちづくりに
大切な視点というテーマでですね
メッセージを頂ければ
というふうに思います。
まずは 中島さんからお願いします。
はい。 こうすればいいんですかね。
やっぱり 夢がないと
まちづくり できないっていうか
やっぱり まちにですね
自分の人生を重ねて
こう面白くできるとかですね
こういう豊かさが得られるという
そういう夢を やっぱり 見ることと
あと 今日の話に引き続いて言えば
やっぱり まちって
やっぱり 若い人たちの夢をかなえる場で
あってほしいというのがあるので
そういうのを受け止められる
包容力というかですね
何か そういうのが
これからの魅力的なまちの
一つ 大事なポイントに
なるんじゃないかなと思いましたので
単純に
夢が やっぱり大事だなと思いました。
はい。 ありがとうございました。
では 荒川さん お願いします。 はい。
走りながら考えると。
時間管理と柔軟性というのを
キーワードに挙げたいと思います。
都市開発を進めるっていうことを
考えると
やはり 経済性ですとか
関係者の合意っていうのがないと
始めることすらできないと。
うん。
で どうもですね
100点のに こだわっていると
今回のコロナの
こういったことが起こると
今まで せっかく調整した内容がですね
ばかんと こう
覆ってしまったりするんですね。
調整を進めながら ある程度の
その大枠の合意を段階的に取っていくと。
こういった進め方を
していただくのがですね
まあ この都市開発なり まちづくりを
進めていく そのプロジェクトマネージャーの方とか
行政の方には必要なんじゃないかなと
日頃 思っていまして
それを ちょっと
こういう表現でさせていただきました。
優木さん お願いします。
はい。
ちょっと ふわっとしてるんですけど
生きるって愛なんだな
っていうのを感じました。
あの… まちづくりで考えても やっぱり
自分の こう 思い入れ
愛着みたいなものっていうのが
すごく大事で。
例えば 私 子供が生まれて
やっぱり 発見したことっていうと
こう 子供が育っていく中で
え~ 例えば 子供…
運動会を見に行きました。
だから その運動会は
エキサイティングしますよね。
そのお友達みんなにも
愛着が湧いてきて
騒音とかをね 例えば 言ってくる方とかが
いるとしても
もう 親側の目線になったら
変わっちゃいますよね。
だから 愛を持って見だすと 全てが
何て言うか 生き生きと見えてきて
で すごく愛着が湧いて
すてきなものになる。
その暮らしている地域の…
まあ 環境であり 人であり
そういうものが 自分にとっての
スペシャルなんだっていう気持ちが
湧いてくると どんどん応援したくなって
関わりたいって気持ちになってきて
っていうことで
広がっていくのかなと思ったので
やっぱり 大事なのは
愛だなって思いました。
ありがとうございました。
はい。
後藤さん お願いします。
はい。
まあ これ見て
何ですかって思うと 思うんですけども
これ 何かって言うとですね
日本のね 田舎っていうのが
場所と人 その自然と人と 人と人とが
とても濃くて いい関係なのが
田舎じゃないですか。
ですから それってね
田舎っていうのは いい仲だから。
イイナカ Inakaでね。
このInakaっていうのを
世界語に「イイナカ」にしようっていうね
…ことで 今 こういうことをね
里山とか 里海とかね
豊かな自然をめでるっていうことは
今日のいろんな話の中にも
出てましたけども
そういう地域の価値をね
仕掛けていくのに
このInakaじゃなくて
「イイナカ」っていう世界語にしてですね
で わざわざ そこに来てもらうために
野遊びInakaリゾートを仕掛けるための
その軸の言葉が この イイナカ Inaka
っていうですね 言葉なんで
これを 今日は
皆さんに見ていただきました。
はい。
ありがとうございました。
西村さん お願いします。
はい。
何か みんな 柔らかい言葉で
急に 画数の多い字になって
申し訳ないんですけど… あの
生物学者の福岡伸一さんが言っていて
生物学的に 何で 我々の人体が
いつも
フレッシュでいられるのかっていう
健康であるのかっていうことを
おっしゃっていて。
実は 我々の人体っていうのは
常にある外敵に対して 壊すことから
始めてるんですね 細胞を。
駄目なところを壊して 新しいものを
入れるっていうことを やってるから
こうやって 健康に生きられる
っていうことを おっしゃってるんですね。
で これを
動的平衡って言われてるんですけど
今の都市とか 日本に置き換えると
この 見たこと… ずっと言ってる…
見たことがない状況の中に
えっと~
今までどおりでいいわけがなくて
見たことないチャレンジをするっていう
ことをやらなきゃいけないんですけど
そこには ずっと言ってる
想像力と覚悟と勇気が いるんですよ。
で 僕は 若い人に言いたいんですけど
やれっていうことですよね。
やりたいと思うんだったら
やりなさいよと。
大人たちには やってみろよと。
何かあったら 俺らが ちょっと
助けるからというような包容力を
ちゃんと 大人が持つっていうことを
やらないかぎり
3大未体験ゾーンに突入する日本は
やっぱりね
立ち直れないと思うんですね。
実験をしながら 本当 頻度高く
成功したことは取り入れて
失敗したことは すぐやめる
みたいなことを やりながら
新しい 見たことのない時代に
フィットしていく。
多分 それは
20年後の絵を描いたところで
そのとおりにいかない
っていうことなんですよね。
だから 毎年 軌道修正しながら
チャレンジして
幸せな状況に必ず行けるプロセス
っていうものを
多分 これから編み出していく
っていうのが
これからの 何か 我々の幸せをつくる
一番のポイントかなと思いますね。
このシンポジウムが そういう行動の
きっかけになってくれたら いいですよね。
そうですね そう思いますね はい。
今回のシンポジウムでは
都市再生の取り組みをですね
全国各地の事例を 映像で紹介しながら
これからの サスティナブルなまちづくりについて
ご紹介してまいりました。
以上をもちまして シンポジウムを
終了とさせていただきます。
皆様 どうも ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
(拍手)