ボクらの時代 岩合光昭×立川志の輔×さかなクン…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ボクらの時代 ▽3人のゲストが自由気ままに語り合うトーク・ドキュメンタリー[字]

岩合光昭×立川志の輔×さかなクン

番組内容
『ボクらの時代』は、毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組。あえて司会者を置かないことにより、ゲストたちの普段の顔・会話が垣間見られるような構成となっている。今週は、岩合光昭、立川志の輔、さかなクンの3人。
世界中で自然や動物を取材する動物写真家の岩合と、当代随一の人気と実力を誇る落語家の志の輔、
番組内容2
東京海洋大学名誉博士で魚のスペシャリストであるさかなクン。それぞれ異なるフィールドで活躍する3人が、仕事や家族など幅広いテーマで語り合う。
出演者
岩合光昭 
立川志の輔 
さかなクン
スタッフ
【プロデューサー】
塩田千尋 
松本彩夏(イースト・ファクトリー) 
【演出】
高野裕樹(イースト・ファクトリー) 
【制作】
フジテレビ情報制作センター

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
バラエティ – トークバラエティ
趣味/教育 – その他

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  1. 動物
  2. ホント
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  10. クニマス
  11. メダカ
  12. 映画
  13. 感動
  14. 漁師
  15. 人間
  16. 一緒
  17. 一番
  18. 監督
  19. 距離
  20. 自分

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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ABEMA



[今日の『ボクらの時代』は
こちらの3人]

「さかなクン」までが お名前…。
(さかなクン)えっと はい。

さかなクンさんじゃなくて…。
いえいえ。

逆に さん付けていただいてても
恐縮過ぎて…。

[世界各地で野生動物を
撮影し続ける 岩合さん]

[世界的な写真家]

「動物写真家の岩合さんが
1年をかけ

様々な猫の家族を追いました」

[身近な猫を
半世紀以上 ライフワークとして

撮り続けています]

「おはよう」

[そんな岩合さんが 初めて
フィクション映画の監督を務めた

『ねことじいちゃん』]

「東京でも 猫は飼える」

「残されたものは 寂しいぞ」

[劇中 妻に先立たれ

猫と2人暮らしをする主人公を
演じたのは

落語家 立川 志の輔さん]

[岩合さんの熱いオファーで

映画初主演となる この作品を
引き受けたそうです]

[そして 2人が
ずっと会いたかったという…]

[画家としても活躍する他

現在は
東京海洋大学の名誉博士として

魚食普及や
環境保全への理解が増すよう

大学での特別講義や
全国で講演を行っています]

一応 主演という…。

はい。 拝見いたしました。
ありがとうございます。

すぎょく感動しました。
ありがとうございます。

どのぐらいの撮影期間で
いらっしゃったんでしょうか?

40日間。
40日間!

映画と… ロケとしては
とても長かったんですけど。

最初に 猫のシーンだけを
撮らせてもらって。

やっぱり
台本に書いてあるじゃないですか。

「猫が屋根から上り 下を見

そして 雌猫を見つけ

朝のおはようのチュウをする」
なんて書いてあるじゃないですか。

これ 役者さんたち
みんな これ 見てて

ここの部分は CGですよね?
って言ったら

監督が 「いや CGは 一切
使わないんです」って言うから

嘘でしょ 監督。
これ CG使わないで

キスしますって言われたって…
って言って

「じゃあ いきます。
よーい はい!」って言ったら

ホントに 向こうから
猫が… 主役のタマが

トトトトって来て

電話の所にいる猫に 鼻と鼻を
チュッと合わせた瞬間に

嘘だろ!? って言ったら
レフ板が ずれて

「はい カット! 何やってんだ!」
って言われて

照明さんが 「ホントかよ!?」って
驚いて NGが出た。

すぎょい!
朝の猫って

猫を見ると 挨拶しますよね。
はい。

雌を控えてもらって
そのとおりに やってもらった。

「タマ~ 素晴らしい!」
って言って

もう ワンカットごと
猫ちゃんを褒めるんですよ。

結局 私
一度も褒められませんでしたよね。

そんなことない そんなことない。
ギョギョッ!

♬~

自分も 猫ちゃんと
ずっと暮らしてて。

何年前ぐらいから飼ってんの?

17年間
一緒に暮らしてた猫がいて

その猫ちゃんがですね
全然 懐かなかったんですけど。

あの こういう…。

17年間 いろんな思い出が。

手のひら のるぐらいから
一緒にいて。

さかなクンがテレビ出るっていうと
ちゃんと こうやって

一緒に座って見てくれるんですよ。
普段 ツンとしてるので

こういうときに
たまらなく かわいくて。

一番最初に 僕
猫が好きになったのは

高校生になってから
友達のうち 行ったら

友達が肩に 三毛猫を抱えて

僕の目の前で
その顔を見せてくれた。

そのときに
ここが ぶわって熱くなってきて。

涙が こう 自分自身の涙が…。
岩合先生が。

それで すぐに 猫を飼おうと
思ったんですか? 飼わなかった?

って思ってたら

雨の日の電信柱の下に
段ボールが置いてあって

子猫が2匹 入っていて。

それを見た瞬間
うちへ連れていって。

その子たちを育てて
みたいなことがあったり。

猫は でも…。

自分のいる空間と同じ空間にいる
生き物じゃないですか。

はい。

魚は あまり 一緒に 水槽の中に
入ったりとかするわけではない…。

これだけ めでて

一生の友になる
っていうきっかけは 何でしたか?

タコが好きになったんですね
最初。

一番最初に好きになったのは
タコ?

小学2年生ぐらいのときに
友達が描いたタコを見て

わ~っ! 何だ この生き物
って思って。

タコ見てみたいと。
魚屋さん 通って。

魚屋さんのタコは
ゆでだこだったんで

本物のタコに会いたいと
水族館や海に通って

あっ タコだ! って。
で 初めて タコを手にして

すぎょい!
こんな力で吸い付くのか~。

ぐわ~っ!
海に引きずり込まれそうだって。

でも そのタコちゃんを
どうしても 家で飼いたくて。

でも おうち連れて帰っても
すぐ死んじゃったんですね。

だけど うちで飼うことは
できるんですか?

一個一個
脱走しないように ふたをしたり

水の温度が上がんないように
してあげたりって

一個一個 クリアすれば
意外と飼えるんですね。

懐くんですね~ ホントに。
えっ タコが?

ちゃんと 飼い主の顔を覚えて
寄ってきたり

ちょうだい ちょうだいって
スキンシップしてくれたり。

でも 残念なことに
寿命が 1年しかないですので

あっ おっきくなった
おっきくなった。

よかった よかった…
あっ 衰弱してくっていうのも。

意外と別れが早いというか。

ずっと お話 聞いてて
1個… 何て言うんですか。

魚と出合って…
つまり タコと出合って

一生 今 ずっと 魚と… でしょ。

で 三毛猫ちゃん 見て
涙が こみ上げてきて。

つまり 魚。 それから
猫ちゃんじゃないですか。

で あれっ?
俺 何の専門なのかな…。

専門っていうか
何をずっとかなと思ってたら

動物の中でも
やっぱ 人間なんですね。

あ~。
落語という文学が

人間って こんなに面白いでしょう。
変でしょう。

利口でしょう。 バカでしょう。
っていうのが

ずっと
落語の中に込められていて。

僕 最初に…
18のときに 劇場に行って

落語家 プロの方のを聞いて。

夫婦の話だったんですけど

あ~ 何か
うちの親と よく似てるなとか

あるいは 近所に あの おじさん…
ああいう おじさん いる!

人間っていうか
人を描いてる落語っていうのを

一生懸命 しゃべってんだなと。

志の輔お師匠さまは 動物は?

私は 今は メダカを たまたま…。

えっ メダカちゃんを
飼ってらっしゃるんですか?

群馬に行ったときに
落語会のお土産に

うちの川でとれた…。

「いっぱい いるんだよ メダカ
持ってかない?」って言われて。

「持ってかない?」って言われて…
って思って。

うちのお弟子さんが
メダカの世話を。

餌やったり 水 替えたり
してくれてたんですけど。

あるとき びっくりしたのが
藻に 卵がついてるので。

生まれて初めて メダカの子供。

0.5mm… 0.5mmか 0.3mmか。
そんなに…。

最初 目が おかしいのかな
と思うぐらいに

何か 反射かな? と思って
ぱっと見ると

ホントに ちっちゃいのが
50匹ぐらい。

おめでとうございます。
すぎょい。

ちゃちゃちゃ…
と動いてるの見て

これは 卵がかえったんだと思った
あの感動って

今まで 人生 60年以上
やってきた中で

初めて 味わった感動ですね。

動物を飼ってこなかった
自分としては。

魚って ほら 表情がない
っていわれてるじゃないですか。

でも 僕 あると思います。
ありますね 先生。

トビハゼちゃんが
海が干上がった泥の上で

すぎょく元気に
ジャンプするんですね。

で 恋の季節になると

男の子のトビハゼちゃんが
ピンクになるんですね。

普段は 泥みたいな
茶色い色してるんですけど

それが ピンクになって

『ど根性ガエル』の
ピョン吉君みたいに

ピョンピョン ピョンピョン
元気に 僕を見て 僕を見てって。

で 雌が それを見て
ついてくるんです。

そうすると 雌に対して
チュッて キスするんですね。

最初 自分 知らなかったんで
え~っ! って。

お魚も こんなに
愛情を表現するんだって思って。

へぇ~!

さかなクンが
京都大学の先生に頼まれて

クニマスの絵を描かれて
それが 大発見になったっていう。

いや~ ホントに

あんなに すごいことになると
思わなかったんで。

感動しました。

[2010年 当時
絶滅扱いになっていた

クニマスの標本を描いていた
さかなクン]

[理解を深めるために
近い仲間のヒメマスを

山梨県 西湖の漁師さんから
取り寄せたところ

そこには
クニマスそっくりの魚が]

[その後
研究者の解剖や 遺伝子解析で

クニマスであることが判明し

絶滅種の再発見として
話題になりました]

お~! これは ヒメマスにしては
黒過ぎるっていう。

びっくりしまして。

なので ホントに その漁師さんが
送ってくださらなかったら

発見には 全然 至らなかったので。

でも みんな
全部の世界にありますよね。

僕らも 典型的な台本みたいな
動かないもの。

例えば 参考書とか学術書とか
いっぱい あるわけじゃないですか。

それを ものともしない

漁師さんの一言が
あるわけじゃないですか。

こんなもの… こんな厚いもの
書いてあったって

一言で言やあ こういうことだろ?
って言われたら

漁師さんには かなわないっていう。
そうなんですよね。

クニマスの大発見も そうですけど
あり得ないところ… というか。

僕も 雄ライオンが雄ライオンを
殺すところを

撮影したことがあるんですけど

それを 大学の先生に話したら
同種間で殺し合うのは…。

まあ コンラート・ローレンツも
人だけだって 殺し合うのは。

私も アナハゼが
アナハゼ食べてましたって…。

んなもん あるわけないって
やっぱり 言われて。

同種が同種を
食うわけがないって

やっぱり 同じようなこと
言われちゃいました。

例外を言ってはいかん
って言われたんですよ。

でも 世の中 例外だらけじゃ
ないですか そしたら。

さっきの
どんなに書物があっても

漁師さんの一言が
強烈なんだよっていうことと

同じことが 実際に
その動物たちを見ていると

日々 感じるんですよ。

えっ? これ 誰も何も
言ってないよねっていうことが。

猫でも そういう動きを
してくれるんです。

えっ 猫って
こんな動きするの? って。

それが カメラを向ける

最大の理由かもしれないな
と思って。

動物そのもの。
強いて言えば 人も含めての

生きるっていうことを

見せてくれてるような気が
するんですよね。

岩合さんって お父さんが
カメラマンだったから 必然的に…。

例えば アシスタントを
小さいころから やってるうちに

お父さんの仕事のカメラマンを
受け継いだんですか?

それこそ さかなクンのように
小さいときから 魚が大好きで…。

僕は 動物が大好きで
っていうことではなかったんですね。

父親の仕事 見てて…
新聞社に勤めてたんで。

それでいて
動物の写真を撮ってたんで。

その写真を見てるうちに
写真って いいもんだなと思って

写真家には なろうと
思ったんですけど。

それが
ガラパゴス諸島へ行ったときに

鳥が 目の前で 卵が ふ化して

くちばしが出てきたり

羽の一枚一枚 数えられる

ホントに 手の届く所で
動物たちの営みが見えたときに

ここは いいとこだなと思って。

私は… とにかく
テニスしかやらなかったですけど。

でも よく しゃべりましたね。

商店街のど真ん中に
うちがあったんで

斜め向かいのお肉屋さんに
入っていって

店の子供のような顔して

ショーウインドーが
こんなとこに あるのに

へい いらっしゃい! とか…。

それで お客さんが
お金を払おうとする そのお金を

お店の人に渡そうとしてるのを
横から取って

50円 返すときに
はい 50万円とか言って 返すと

取りあえず 大人が笑うんだよ。

はぁ~ こういうことで
笑うのかとか。

あるいは 笑ったときの
そのお客さんの顔が

すごくよくて。 あるいは
店の人も笑ってくれたりすると

何か こう… うれしくて。

ご両親は
志の輔少年は 分かってた?

物心ついたときには もう
父親も母親も いなかったので

僕は おじ おばに引き取られて
育ったもんですから。

3つのときから。

おじ おばは 育ての親は
「ホントに お前

いろんなとこ入ってって
迷惑 掛けんじゃないぞ」と

言われて
よく怒られたもんですけど。

タコ飼いたいとか言ったら
やっぱり 親は 怒った?

いや うちの母は

「飼えるんだったら飼ってみる?」
って感じで

すぎょい協力してくれまして。

お風呂で飼いたいとか言って

「お風呂でいいんじゃない」とか
「やってみる?」とか。

全然 否定しなかったんで。

いや 絶対 うちだったら
怒鳴りつけられたろうね。

普通に考えると はい。

岩合さんとこのお父さん お母さん
どっちのタイプですか?

でも 父親は たぶん
被写体として考えるから

ああ タコかって
たぶん 撮ってたと思う。

たぶんね
シャッター 押すだけ押して

はい いいから
じゃあ ゆでて食えって。

でも 大きくなって
写真を撮り始めると

父親 とても厳しくて やっぱり。

何にも言わないで 写真を
ジョキジョキ切ってしまうんですよ。

何で? えっ 何で 切っちゃうの?
って言ったら

「これは 世の中じゃ通じないから」

でも プロフェッショナルになる
っていうのは

やっぱ きっと
そういうところをね…。

談志に入門して

山手線が止まって
うわ~っと乗って

師匠のうちに 結局
40分か 45分ぐらい遅れて。

「何で 遅れたんだ?」

申し訳ございません。
山手線が止まりまして。

「これだけは 覚えとけ」

「動いてるもんは
止まることがあるんだ」

これは どこへ出しても
大丈夫な言い訳じゃないですか。

それが 電車が止まったからとか

あるいは
何とかが こうだったから。

言い訳だけ言えば それで
通用する世界だと思うなって。

もっと言うなら
おんなじ言い訳するんなら

面白い言い訳しろって たぶん
言ったんじゃないかと思う…。

38年たって そう思うわけですよ。

ある意味
撮った写真を はさみで切り

「通用しねえ」って言ってるのと
おんなじぐらいの厳しさは

やっぱ ありましたよね。

やっぱり 猫も そうですけど
野生動物も そうですけど

見ていて
どうしても 振り返っては

人の生活とか 人の社会を
思い浮かべる。

とても… そうだよね。 われわれも
ああいうことするよねとか

ライオンも
そういうことするんだとか。

人間って 少なくとも
動物と 唯一 違うのは 何か…。

人間って 何で ストレスが
たまんのかなと思ったら

ホントに思ってることと
違う顔しながら

生きなきゃなんないとき
あるじゃないですか。

気を使う…。
悲しくて しょうがないのに

いや~ 俺 別に。
全然つらくないよ 俺 別にって

見え張ったりする。

そういうことをする
不思議な生き物なので

大げさなこと言えば
人類が つくられるときに

ハハハ ヒヒヒ フフフ
ヘヘヘ ホホホと

声出して笑うという
他の動物にない機能を

入れてもらったんだから

ホントは 今が 一番
人類が笑わなきゃいけない…。

そうですね。 この大変な…。
この大変なときにね。

映画も コンサートも お芝居も
何もかも含めた エンターテインメントが

一番 今 制限が加わってる
というのは

ホントは 相反することで。

ホントは 今こそ 感動して泣いて
笑ってっていうふうに

いろんな映画を
自由に見に行けるように

なってもらいたいですし。

僕 ナレーションをされてる映画を
見せていただいて…。

『ダーウィンが来た!』の。
ありがとうございます。

とても素晴らしいなと
思ったんですけど。

何かが 起きた瞬間の映像が
まとめられてるんですけど。

感動的なんですけど。
日常生活ではないんですよ。

なかなか ああいうシーンが…
なかなか そんなには。

なかなか 見れないんですよ。

でも 僕
この間 動物園 行ったとき

あっ これが 動物の日常なんだ
って思って

これを 結構 楽しめるなと
思ったんですよね。

何にも 起こってない…。

映画ですと ドラマの凝縮
みたいなものを 動物でも。

捕食シーンだとか
何か そういったものを集めて

どうしても
構成をされてしまうんですけど

でも ライオンが寝てるところも
猫も寝てるところも

絵になるときは すごく絵になる。
カワイイですよね もう。

日常が いかに素晴らしいか
っていうことが

あまり 意識的に
僕たち 観察力を持たなくて

ぱっと見たときに 花が
奇麗なんだよねって感じることが

すごく大切なんだと思うんですよ。
それを忘れちゃいけなくて。

だんだん だんだん
年取ってくればくるほど

ちょっと 庭にあっても
今まで 絶対 目がいかなかった

例えば コケとか。
コケとか スイセン…。

とかね。 動くものにしか
目がいかなかったのに

動かないものに
目がいったりとか。

それは
人は 動物だってことですよ。

興味が移っていくっていうのは
自然だと思います。

小さいときは 激しく動くもので

だんだん
おとなしい動きに引かれて

今に 師匠ですね
石に興味を持たれると思います。

あら!
でも 持つかもしれないですよね。

でも ちっちゃいころから
石に興味を持つ子がいるじゃない。

いますよね。
お子さん ちっちゃいときって

あっ これ 面白い!
でも こっちも面白い! って

気が どんどん移りますよね。
で 飽きっぽいと。

でも 飽きっぽいから 成長できる
って聞いたことがありまして。

で 例えば 磯魚のイシダイ。

イシダイちゃん
ちっちゃいときって

もう すぎょく好奇心が強くて

泳いでる人にさえ
かみつきに行くんですね。

海藻とか フジツボとか
動くエビや カニとか

何でも ついばんで食べるので
小さめのイシダイ 食べると

磯の香りが強過ぎて
あんまり おいしくないんです。

ところが おっきくなると
その好奇心が薄れてきて

もう アワビとか ウニとか

おいしいものばっかりを
狙って食べるようになるので

おいしくなるんですね。

つまり イシダイも だんだん
大人になるにしたがって

落ち着いてくるんだ。
落ち着きのある イシダイ。

子供に 移り気に

漫画の本 読んでるかと思えば
ゲームやってるかと思えば

猫 かわいがってるかと思うと
犬 かわいがったり…。

そんな落ち着きのない あっちこっち
あっちこっち するんじゃない

というのは
あまり言ってはいけないことで

逆に それは 子供なりに
色々なものに ちょっかい出すのは

それはそれで ホントは
とても すてきなこと…。

だから 子供が 何 言いだしても
驚かないような心持ちでいれば

よかったな なんていうのを
ホントに 今ごろになって思うよね。

何か1つ するたんびに
それ しちゃいけない! とか

それは 何とか! とかっていう
親目線っちゅうか…。

親御さんが 子供の立場になって
考えるというのは

とても難しいことなんですね。

例えば
美術館 行って 絵を見てて

子供が 絵は よく見えない
って言って。

あらためて
膝を折って こう見てると

光の照明が
大人向けで 展示をしてあって

子供からいくと
照明しか見えなくて

光って見えないとか。

動物園に行くと
とても興味深いんですけど。

親御さんは
全て見て回ろうと思うんだけど

お子さんは 何か すごく
とても引かれる動物がいたら

そこから
動かなくなるんですけど。

そのときに お子さんと同じように
動物を見てもらって

あっ キリンの尻尾って
こうだったんだねとか

サイって こんなに大きかったの?
とか。

そういうことを感じてもらったら
また そこで新たな発見が…。

お子さんを通じて
発見があるんで。

監督が ものすごく
カメラの位置が低いんですよ。

猫ちゃんに。
そう。

動物の目線に すぐになって
撮ることだっていうことを

おっしゃったんだけど それが
現場で ホントに 常に そうだった。

で もし ここに おそらく
猫が不意にやって来たとしたら

この衣装のまんまでも
たぶん このまんま

腹ばいになって 寝転んで
猫を迎えるんですよ。

ギョギョッ!

『ネコ歩き』 見せてもらって
一番 思うのは

何かね 猫が 岩合さんの前で

「見てくれよ 俺の芸」って言って

岩合さんに
撮ってもらいたくなっちゃって…。

っていうふうにも見えるぐらい。

だから 仲間だと
思われてるんじゃないですか。

と思うぐらいに
距離がなくなるんですよね。

だから その技っていうのは
すごいなと思うのは

僕は やっぱり 一応
高座に出ていって 頭下げて

お義理も含めた拍手を
頂きながら

ようこそ お越しくださいました
っていうふうに始めるわけじゃない。

ものすごい お客さんとの
距離のある距離を

どうやって こうやって縮めるか
っちゅうのが

全落語家の…
もっと言うなら 全お笑いの…。

いや もっと言うと
全エンターテインメントの

仕事じゃないですか。
はい。

講演とか… おんなじように。

だから それが 一番 ある意味で
うらやましいって変ですけど

すごい所を 色々なことを
渡り歩いてきたから

そうやって 距離を きゅっと
縮められたんでしょうけど。

最初にね
高座に上がられたときに

一言目に
んっ? 今 何て言ったの?

「ようこそ おいでくださいました」
って

聞こえるか聞こえないかの声で
おっしゃるんですよ。

会場のみんなが
聞き耳頭巾になって

こうやって…
聞こうとするんですよ。

ご本人に聞いてしまった。 何で
あんな小さい声を出すの? って。

「だって みんなが それで
聞いてくれるじゃないか」って。

その営業妨害みたいな話
やめて…。

あしたから 大きな声で 出なきゃ
いけなくなるじゃないですか。

どうも ようこそ
お越しくださいました!

[それでは
今日も 素晴らしい一日を]