歴史探偵「天下人の野望 佐渡金山」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

歴史探偵「天下人の野望 佐渡金山」[解][字]

戦国の覇者をとりこにした黄金の島・佐渡。大量の金銀を生んだ伝説の坑道に潜入調査。海外征服をもくろむ豊臣秀吉。天下太平を目指す徳川家康。魔性の輝きと天下人の野望。

番組内容
戦国の覇者たちをとりこにした黄金の島・佐渡。大量の金を生み出した伝説の坑道に潜入調査!およそ400年のときを越え、超絶技巧が現代によみがえる。天下統一を果たした豊臣秀吉は、佐渡でとれた謎の鉱物を使い、海外征服の野望を膨らませる。そして、徳川家康は、江戸の繁栄のために金の大量生産を試みる。そのために使われたのは、佐渡のあちこちに残る謎の丸い物体!?魔性の輝きと天下人の野望が織りなす黄金の物語。
出演者
【出演】佐藤二朗

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 佐渡
  2. 久間
  3. 坑道
  4. 宇佐美
  5. 野望
  6. 味方
  7. 鉱脈
  8. 日本
  9. 所長
  10. 当時
  11. 黄金
  12. 江戸時代
  13. 秀吉
  14. 先生
  15. 家康
  16. 鉱石
  17. 調査
  18. 一体
  19. 銀黒
  20. 執念

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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今日の「歴史探偵」は…

古代から現代に至るまで
人々を魅了し

歴史をも動かした…

かつて日本に 金を数限りなく生み出した
黄金の島がありました。

見えてきました。

佐渡ですよ。

いや このスケール感。
何か クラクラしてきますね。

佐渡のあちこちで見つかる
金を掘り出した跡。

今回 特別な許可を得て

島内最大級の坑道に潜入。

あっ これだ!
(久間)そうですね。

(久間)そうですね。
正解?

最先端の科学技術で
見えてきたのは

金を採り尽くすための…

うわ! すごいな これ。

そして 佐渡の金は

戦国の覇者たちの心をも

揺さぶります。

野望をかきたて
日本 更に世界を変えてゆくのです。

黄金の秘密と

天下人の野望が
解き明かされます。

「歴史探偵」 調査開始です。

♬~

♬~

所長。
所長ですが? いいですか?

何ですか?
今日 すごいものを見つけたんです。

何を言ってるんですか。 ほんとですか?
ほんとですよ!

何ですか?
この箱に入っているものを…。

いいですか? 心の準備は。
何 そんな すごいの?

開けますよ。
びっくりすんの やだよ? 何?

はい こちら!
小判ですか? これは。

小判です。
はぁ~。

本物です。

そうです。
江戸初期につくられた 慶長小判です。

いや これは すごいですね。
これ 一体 いくらぐらいするんですか?

これ 1両の小判なんですけれども
今 大体 値打ちで言うと…

これで?
はい。

せっかく本物なので 手袋して 虫眼鏡で。

いや 何か緊張しますけどね。
手 震えるかもしれません。

いきますよ? 触りますよ?
はい お願いします。

はっ! ははっ!
お…。

いや もうだって もう金の輝きがさ。

でも 表面 きれいですねえ。

ねえ ほんとだよね。
キラキラしてますね。

本物ですもんね。

よく 見て下さい。
こう ギザギザの模様が ついてないですか?

あるある あるある。 何ですか これ。

これ 「ござ目」といいまして
一説には

もう 中まで
本当の金を使ってるよ
っていう証拠のために

そういう模様を付けたって
言われてるんですね。

私は 本物の金だよっていう
アピールですかね。 そう。

これ どこで
つくられたものだと思います?

正解です。
まあ 金山ですね。

佐渡金山がある佐渡で
つくられたんです。

当時はですね…

なるほど なるほど。

…とも言えるぐらいなんです。
なるほど。

黄金の島に 調査に行ってまいりました。
黄金の島だね ほんとね。

その実態に迫るべく

日本海の荒波を越えます。

お~! 見えてきました。

佐渡ですよ。

ちょっと 雲かかって
神秘的にも見えますけれども

想像以上に大きい。
黄金の島 いよいよ上陸です。

早速 島を回ってみると

不思議なものを見つけました。

え? ちょっと
あの正面の山 変な形してません?

何でしょうね あの形。

こんにちは。

久間先生でいらっしゃいますか?
はい。 松江高専の久間といいます。

「歴史探偵」近田です。
よろしくお願いいたします。

こんにちは よろしくお願いします。

案内してくれるのは…

10年以上にわたり
佐渡の金山を調査してきました。

あの 後ろの山…。
そうですね。

あれ 何で あんな形してるんですか?

(久間)そうですね。 あれは…

なんと 人力で 山の形が変わるほど
掘りまくったということ。

ひえ~!

ちょっと… 手で 金を掘るために
あんなに掘ったんですか?

(久間)そうです。
えっ 深さ どれぐらいあります?

(久間)あれはですね 74mぐらい。

一番上の幅が 30mです。

手で掘った?
(久間)そうですね。

金のために!
(久間)そうです。

すさまじいですね。
そうですね。

所長 どうですか この迫力!

山の形を変えたの?
そう 地形を変えちゃうんです。

佐渡で金が見つかったのは…

最盛期には 日本で採れる金の大半を

生み出したといいます。

現在 ほとんどの金は
掘り尽くされましたが

島のあちこちに 坑道が残されています。

総延長は 400km。

なんと 東京・大阪間の距離に

匹敵するほど。

佐渡の坑道を調査することで
黄金の謎に迫れないか。

交渉を重ねた結果

今回 最大級の産出量を誇った
伝説の坑道への

潜入調査が許可されました。

あそこに 入り口 見えてきましたね。
(久間)はいはいはい。

目的地は あそこですか?
(久間)そうですね。

これが…

では 失礼します。
どうぞ カメラマンさんも気をつけて。

さあ 一歩 入りました。
はい。

江戸時代に掘り始められた この坑道。
長さは およそ400m。

当時は手作業で

1日 およそ10cmずつ
掘り進んでいったといいます。

うわ~
気が遠くなるな それ。

金を求める者たちの 執念の結晶です。

どなたが掘ったんですか? ここは。

味方というのは 一体 何者なのか。
江戸時代へと時を戻しましょう。

1601年に発見された
佐渡の金鉱山。

ゴールドラッシュが巻き起こり

一獲千金をねらう
山師たちが集まってきました。

おおっ 佐渡が見えてきました!

佐渡… 必ず 一山当ててみせる。

その一人が…

佐渡の山師は グループを作り
採掘を行ってきました。

味方は そのリーダー。

当時の佐渡には こうした集団が
いくつも存在していました。

味方は 現在の価値で

およそ15億円を
つぎ込み

坑道を掘り進めます。

もし 金が
見つからなければ

一巻の終わりです。

この坑道はですね…。

うわ 怖い 怖い 怖い!

なかなかの状況に
なってきましたね。

いいじゃないですか。 画的には。
ねえ?

雷鳴が とどろく中
伝説の坑道で調査開始。

どこかに
金はないのか。

金の鉱脈が
残ってはいないのか。

あっ 先生 足 止まりました?
ありました?

(久間)ないですね。
ないですか。

金は 何でしょう?
キラキラしてるんですか?

(雷鳴)
うお~…。

金を見つけるために
探さなければならないのが

「銀黒」と呼ばれる黒い筋です。

この銀黒を掘り出して

中に含まれる ほんの僅かな金を
取り出していくんです。

ここですか?
ちょっと 点がついている。

この裂け目が ぼこぼこしてるのは…
あっ これだ!

(久間)そうですね!
これ 先生!

(久間)はい。

(久間)そうですね
白いのに銀黒が入ってるので

まさに これが金の鉱脈になりますね。

私が見つけた鉱脈は
銀黒の幅が細すぎて

掘り出しても 採算に見合いません。

これ 残ってるのは ほんとに
手をつけなかったっていうことですか?

そうです。 だから意味がなかったから。

ただでさえ 見つけることが難しい
金鉱脈。

味方の時代は
更に大きな壁がありました。

それは 明かりです。

江戸時代にも使われていた
植物油で…

この明かりで
どれぐらいの明るさなのか

我々 ライトを
切ってみましょうか。

じゃあ
ライトを切りま~す。

この明かりですよ。

これが まあ いくつか
あったとはいえ…

視界がきかない暗闇の中

どうやって 金を探したのか。

そこには
山師たちの驚きの技がありました。

…っていう話ですね。

我々は ライトを照らして
鉱脈を見つけてましたけど 音で?

(たたく音)

こちらが 一般的な岩石の音。

(たたく音)

そして こちらが 鉱脈の音。

(たたく音)

なるほど! ちょっと高い。
ちょっと 高いんですよ。

そうです。
この ほんの僅かな音の違いを頼りに

掘り進んでいったんです。

これ… ちょっと
同じ人間とは思えないっつうか。

坑道がのびるにつれて…

あ~ 見て下さい これ。

彼らも 当時は水浸しになりながら…。
(久間)そうですね。

進んでいったんでしょうね。

佐渡の金山で頻発した
地下水による浸水です。

(水が滴る音)

ああ… こ これは…。

坑道が水浸しになり 採掘が
止まってしまう事態が相次ぎました。

しかし 味方が掘った坑道には
浸水の痕跡は見受けられません。

(久間)ちょっと
底面の 左の方を見て頂くと

ここに 側溝みたいに
水が 今 流れてるのが分かります?

ああ 流れてる 溝が出来てて。

これ だから 自然のものじゃなくて
人工的なものなんですか?

坑道の傾斜を割り出したところ
驚きの数字が…。

(久間)大体 0.5度ぐらい。

0.5度?
(久間)0.5度です。

ほんとに 僅かな傾斜。
(久間)そうですね。

歩いていると
てっきり… 何ていうんでしょう

こう 平らな道を
歩いている印象があったんですが…。

(久間)そう見えますね。

見た目には 分からないほどの
僅かな傾きをつけ

地下水を 外に逃がしていたんです。

結構 進んできました。

(久間)そうですね。
もう 200m 超えてますね。

200m 超えましたか。

坑道の奥深くへと進んでいくと…。

(久間)ないですねえ…。
おっ 先生。

(久間)ありますねえ。

中にも 通路が広がっています。

奥 続いていて…。

突如 別の通路が姿を現しました。
一体 これは?

だいぶ 背をかがめないと
入れないです。 よいしょ。

この通路は狭く 進むのも大変!

一体 何のために
掘られたものなんでしょう?

おっ 新兵器。 お? きましたねえ。

久間さんたち手作りの
坑道探査ロボットです。

3次元のレーザースキャナーが
取り付けられ

空間を
立体的に描き出すことができます。

おっ 動いた! 動いた 動いた!

ちょっとずつ ちょっとずつ進んでます。

パソコンには そのロボットの捉える
映像が映し出されています。

調査の結果
驚きの事実が明らかになりました。

謎の通路は 我々が進んできた坑道と

要所でつながりながら

平行に走っていることが判明。

更に
山の外側まで

のびていたんです。

つまり これは…。

空気を通すための穴です。
空気穴?

通気口ですね。
え~! そうなの?

(採掘音)

坑道では 多くの人たちが働いていました。

(倒れる音)

どうした!?
うっ… う… く… く… 苦しい…。

奥に行けば行くほど
空気は薄くなり

酸欠で倒れる人も…。

更に 粉じんや 明かりの煙を吸い込んで
肺が侵される人が続出します。

そうだと思ってました。

とにかく 金に行き着けばいいんだと
思ってました。

あっ そうですか?
そうじゃないと。

400年前の これが
苦労の跡なんですね。

金の鉱脈に たどりつくまでの。

味方が坑道を掘り始めて
10年以上が たちました。

いまだ 金鉱脈は見つからず
15億円の資金も 底をつきます。

もはや これまでか…。

お… 先生 先 崩れてますよ これ。
(久間)そうですね。

この先は行き止まりに。

夢破れた味方が
自ら 坑道を塞いでしまったのか。

あっ もっと続いてますね。
(久間)そうですね。

上に延びる
掘り跡を発見。

気をつけながら 進みましょう。
(久間)はい。

これは 結構 大変そうだ。
(久間)はい。

見て下さい この傾斜です。

うわっと!

足元が そして… 崩れやすくなっている。

登った先には
衝撃の光景が広がっていました。

う~わ すごい!

まるで 鍾乳洞のような空間。
金を掘り尽くした跡です。

味方は ついに
巨大な金鉱脈を見つけたのです。

あら~!

しっかりと じゃあ お金になる部分は…。

(久間)くまなく。
くまなく採ってると。

すごいな これ。
ちょっと びっくりする。

今までのロケで 一番驚いたかも。

味方は 投資した15億円を
はるかに超える富を手に入れたと

伝わっています。

不屈の執念によって生み出された
佐渡の金。

それは 山師たちの野望の結晶でした。

もう 何か ひと言で
執念っていう言葉さえ 軽く思えるぐらい。

人が 金のために掘った。

いや~ でも その 明治になっても
まだ掘り続けられたってことは

すごい鉱脈ってことですよね。
そうですね。

巨大な鉱脈を見つけて

味方が その当時 掘れるところまで
掘り尽くした。

ちょっと もう ほぼ
人知を超えたぐらいの執念なんだけど

それを掘り当てた味方っていうのは

どれぐらい 先生
いくらぐらい もうけた?

残ってないんですか?

もう 十数年間 掘り続けて…
もし掘らなかったら ゼロ。

ゼロどころか…。
もう 全部 全てが終わってしまうんで

そういった意味では ほんとに…

…っていうふうに言えるのかなと。

先生… あの 僕 もうほんとに
今 真面目に話してるんですけど

まさかの 先生 ダジャレですか?
(笑い声)

所長 実は 今日ですね
事務所に 佐渡の鉱石 お持ちしました。

ジャン!
おい~。

これはこれは…。
これを掘り出していたんですよ。

せっかくなら その銀黒の中の金を
探して頂きたいので

所長 虫眼鏡で。

これ 老眼で 虫眼鏡だと
よく分かんないんだけど…。

どうです? 金の粒。
ありますか?

あの~ ほんとに小さいっすけど

あの…。

所長?
ごめんなさい 正直 見えませんね。

見えない… ですよね?

実は これね…

何だよ 副所長! あっ そうなの?

そうなんです。
そうですか そうですか。

というのも この鉱石は
全部で およそ5kgなんですけれど…。

これが?
この中に含まれている

金の量っていうのが 0.04g。

ですから 隣にある…

1枚 つくる
つくろうと思ったら…。

2トンの鉱石が必要。
ハッハッ!

ごめんなさい。
でもね もう 僕 笑うしかなかった。

えっ これを 1枚つくるのに

この石 2トン?
2トン。

だから その 掘り出す作業も
大変ですけれども

過酷な労働環境っていうのも
あったんですよね。 そうですね。

大体ですね…

いや~…。

あと 落石事故も多発するんで。
そうだね。

彼らは 帯をしないで

帯の代わりに 荒縄を
腰に巻いてたんですって。

で 落盤事故で塞がれて
出れなくなってしまうと

助け出されるまでに
その縄をかじって 何とか…。

え? 縄を食べてたんですか?

その 落盤事故で閉じ込められた時の
非常食として。

そうです そうです。

すごい… いや~ すごいですねえ。

そうした執念で 江戸に入ってから

大量の金が採れるようになった
佐渡なんですけれども

実はですね その前の戦国時代は

別の貴重な鉱物が採れたんです。

それは あの天下人の野望を かきたてて

日本 そして世界にまで
大きな影響を与えていきます。

佐渡で採れたという 謎の鉱物。

深い山の奥で採掘されていました。

いや~ かなりの急斜面です。

結構 草がぬれていて滑ります。

普通の「アブねェ」だったね 今。

アナウンサーの
「アブねェ」ではなかったね 今ね。

それにしても…

近田さん ほんと
体力ね 使ってるね このロケ。

急斜面を登ること 30分。

ここですか?
こちらですね。

20年以上にわたって
鉱山の調査を続けてきた

エキスパートです。

これ?
(宇佐美)はい。

岩の裂け目ですか? これ。

どうやら 謎の鉱物は
この裂け目と関係があるようです。

(宇佐美)これが 実際は…

採掘した跡?
はい。

早速 中に入ってみると…。

え~と… おおっ!

いきなり狭い感じです。

人 1人が 立って入れるぐらいの
幅ですね。

下り坂になってます。

うわ~ 狭い。
でも 天井も高いですね。

謎の鉱物を得るために
地表から 手当たりしだいに掘ったため

裂け目のような形になったといいます。

江戸時代の坑道と比べると

なんとも荒々しい形。

この前 見てきた
金の坑道とは 全然違いました。

これ どういった場所なんですか?

ここはですね…

銀?

佐渡は 金の島だけではなく
銀の島でもあったんですか?

そうなんです はい。
へえ~。

なんと 佐渡は 大量の銀を生み出す

「シルバーアイランド」でもあったことが
分かりました。

佐渡で 巨大な銀の鉱脈が
発見されたのは

戦国時代のさなか
1542年。

ちょうど このころ
日本に姿を現したのが

ヨーロッパの人たちでした。

南蛮貿易が始まり

日本は 世界の経済システムの中に
組み込まれていきます。

当時の国際通貨こそ 銀です。

戦国大名は 武器などを手に入れるため

銀山の開発を推し進めます。

その結果 銀の産出量が飛躍的に伸び

日本で 空前のシルバーラッシュが
巻き起こったのです。

シルバーラッシュの一端を担った
佐渡銀山。

ここで生み出される銀を支配した
戦国大名とは

一体 誰だったのでしょうか?

その謎に迫る遺跡が 残っていました。

ここが分かりやすいですね。
(宇佐美)そうですね はい。

土が盛られて
ここが平らになっている。

ちょっとした
テラスのようになってますね。

(宇佐美)そうですね。
ほう…。

7, 000㎡もの面積を誇る 館の跡です。

これを築いた大名とは…。

こちらはですね…

上杉景勝は
越後 今の新潟の戦国大名で

あの上杉謙信の跡継ぎです。

しかし 景勝の背後には ある大物が…。

あっ このシルエット
何となく…。

それは…

1586年 秀吉が 景勝に出した書状には

こう書かれています。

「佐渡平定を申しつける。
背く者があらば 成敗せよ」。

当時 秀吉は
天下統一を推し進めていました。

軍事費を確保するため
銀を求めていたのです。

景勝が佐渡に建てた
あの館にあったのが

銀を取り出すための
精錬所です。

秀吉の野望を支える 銀。

もし 奪われでもしたら
ただでは済みません。

宇佐美さん 我々の右側が
だいぶ こう下がってますね。

ここは?

空堀ですか。
(宇佐美)はい。 へえ~。

館は 深い空堀で守られていました。

攻めてくる側は
まあ こう… で 攻めるわけですよね。

(宇佐美)そうですね。
いや ここは…。

よっ!

ちょっと… ここは無理ですね。

これぐらい 高い防御能力を誇っていた。
(宇佐美)そうですね はい。

これだけの備え。

ほんとに景勝は こう 秀吉のために
必死に銀を守っていたんですね。

そうですね はい。

そして 銀を使い
さらなる野望を進めようとします。

こんにちは。
(スタッフ)こんにちは~。

こんにちは。

秀吉の野望に迫る手がかりが
佐渡に眠っていました。

豊臣政権の内部で取り交わされた
書状です。

「上杉景勝に
申しつけて…」。

宇佐美さんは ここに書かれた
ある言葉が気になるといいます。

そうですね。
この文書の ちょうど この辺りですね。

「時分柄」とは
「この時期なので」という意味です。

この書状が書かれた年は 1595年。

ちょうど このころ
秀吉が行っていたのが…

この書状は まさに
その出兵準備のさなかに書かれたもの。

およそ15万もの大軍。

武器や食料の調達から
兵の恩賞に至るまで

支払いに使われたのが 銀でした。

(宇佐美)使われていたんじゃないかなとは
思いますし…

灰色に輝く 銀。

それは 天下人の野望を膨らませる
魔の光を放っていたのです。

金もそうですけども 同様に
銀もこう 夢とか欲望とかね

そういうのを かきたてる 何か…

そうですね。

そうか。
で まあ すごいのは…

え~!
出してたんですね 銀を。

え~ すごい!
すごい量ですよね 3分の1ですよ?

はいはい ありますね。
やっぱり あの…

何か そこまで…

それなりに ちょっと…

ちなみに所長 戦国時代は
佐渡っていうのは 銀の島でしたよね?

だけど 江戸時代になってから
たくさんの金が採れるようになる。

これ どうしてだと思いますか?

これは あれですかね
もう 銀を採り尽くし…

掘り尽くしたから。
掘り尽くしたから。

次は金だ。
次は 金だと。

実は銀も 江戸時代以降も
掘り続けられてはいたんです。

ただ…

ほんとに どんどんどんどん
銀 銀っていうふうに…

見つけるんだ?
見つけたんですね。

このあと 佐渡は 黄金の島に
なっていくわけなんですけれども

その陰には 実は 秀吉の次の天下人
家康の野望があったんです。

まだ 天下人 出てくるか。

豊臣秀吉のあと
天下を手中に収めたのは…

その翌年 家康のもとに
佐渡から知らせが届きます。

佐渡で 金の鉱脈が
見つかったと?

でかした!
ハッハッハッハッハッ!

家康は 佐渡の金を

自らの野望のために
利用しようとします。

それは 金を用いた
新しい貨幣制度をつくることです。

これまで日本では
銀や銅が 貨幣として流通していました。

高いものを買う時は
多くの貨幣を持たなければならず

不便でした。

今で言うと
100円玉で車を買うようなもの。

銀より価値の高い金を用いれば

活発な高額取り引きが
行われるようになり

経済が発展していきます。

家康は 徳川の繁栄を実現するために
佐渡の金に 目を付けたのです。

しかし 思惑どおりには
いきませんでした。

なに? 金を取り出せないだと!?

金は 掘り出した鉱石の中に…

しかし 佐渡の鉱石は非常に硬く

金が取り出せるほど

細かく すり潰せなかったのです。

金で 徳川の繁栄を築くという
家康の野望は ついえてしまうのか。

実は その時
佐渡で 大きな技術革新が起こります。

(宇佐美)この川の
護岸の石垣を ご覧下さい。

え? あの みなもから
すぐそばの あの2つというか…

あれ 明らかに
石垣の形としては不思議ですよね。

(宇佐美)そうですね。
普通の石垣の石ではない

形をしてるんですけれど…。

タイヤのような丸い石。

ほら ここにもあります。

ほんとだね。

そして ここにも。

あら~ ほんとだね。
たくさんある。

これこそ…

どういうこと
ですかね?

かつて この石が使われていた場所に
案内してもらいました。

少し開けた場所に出てきました。
(宇佐美)はい。

ここですか? 宇佐美さん。
(宇佐美)はい。

この辺り一帯になりますね。

今はね 何でしょう…
段々畑のように見えますけれども…。

江戸時代の
金の精錬所跡。

数千人の労働者が
働いていたと
いいます。

目の前にある
あの 明らかに穴の開いた石。

近づいてもいいですか?
(宇佐美)どうぞ はい。

まず これは そうですよね。

あっ 分かりやすい これは。
ちょっと 見て下さい。

これは だから
こうなってたわけですか?

(宇佐美)そうです はい。
これの 円の一部が残ってるんですね。

あの不思議な石が
あちこちに転がっています。

うんうん
これなんか 分かりやすいですよね。

あっ あと これ見て下さい。

これ… 傷がついてますね。

(宇佐美)そうですね はい。

これ
何の傷ですか?

あ ほんとですね。

年輪みたいになってますね。

当時の絵図に
この石を使う様子が描かれていました。

実は これ
金を取り出すために開発された…

まず 細かく砕いた鉱石を

石磨に流し込み…

巨大な石の重みで

更に小さく すり潰すと…

金が取り出せるほどの
微細な粒になります。

おもしに使われるのは
高さ80cmの大きな石。

3人がかりで回していました。

この石磨を大量導入し
金の生産量を 飛躍的に増やしたのです。

そして 佐渡の金は 新たな貨幣へと
つくり変えられていきます。

その一つが 小判です。

大型の取り引きが活発となり

江戸の経済は
飛躍的に発展していきます。

260年にわたる 徳川幕府の繁栄を支える

原動力になりました。

家康の野望をかなえた 佐渡の金。

その輝きは 平和と繁栄を生み出す

光でもあったのです。

いや~… ちょっと
我々の先人は すごいなあという。

あんな… ごめんなさい
そんな地味って言っちゃ悪いけど

あんな地味なのに見た目 形も見た目も
あと 石磨っていう名前も

何か ちょっと地味なんだけど

それが その260年続く
江戸の 江戸幕府の繁栄を

もたらしたっていうのが驚きですね。

でも あの…

なるほどね なるほどね。

社会の動きを変えてしまうというぐらいの
力を持っているという。

どんどん イノベーション起きて
革新が起きてって

どんどん どんどん あの
まあ 前へ前へ進むっていうことを

江戸時代の人たちも
やってたってことですね。

そうですね。
すごいですよね。

さあ その江戸のね
経済を支えた金ですけれども

実は 文化を花開かせることも
できていたんですね。

まあ 経済だけじゃなく 文化まで。
文化まで。 それが 所長の横にあります。

金が施された まき絵ですね いわゆる
小箱なんですが

こういったものが 盛んに
作られるようになっていたんですね。

この部分が
その 金の… ねえ?

美しいですね。
やっぱり 金が採れることによって

こういった文化も
花開いていったんですね。

なるほど なるほど。

で その まき絵の小箱の
大ファンだった人が

海外にいたんですよ。
海外に? どなたですか?

それがね こちら はい。

うわ! これは あれですかね
あの 「ベルサイユのばら」の…。

そうです。

正解でございます。

で まあ ヨーロッパの貴族は

結構 この日本のまき絵が
非常にですね 人気で

集めてる方 多かったんですが

この金 一時期
大半が 佐渡で採れましたよね。

そういった意味では 恐らくですね

まあ マリー・アントワネットが
使っていた小箱の中に

佐渡の金も
入っていたんではないかなと。

可能性としては
でも 十分 ありえますよね。
ありえますね。

待って下さい もう 佐渡の金は…。
金が。

そうですね。

すごい ロマンあふれる話ですよね。
ロマンあふれる話じゃないですか。

今回の調査
改めて いかがでしたでしょうか?

何より 人間の欲望が
際限ないなっていうのに

私 一番 心打たれましたね 今日ね。

歴史が輝くかどうかはですね

その 人の
やっぱり 心と言いますかですね

どう使うかというね その金をね。

最後に 金言ありがとうございました。

ハハハッ! うまいこと言ったな おい。

何か悔しいな
な~んか悔しいな 近田探偵に 何か。

そう 金言 うまいことかけましたね。
金言でした。