美しい日本に出会う旅▼秋、おいしい富山黒部へとろろ昆布秘密と黒部峡谷探検ツアー 秋の楽園・富山へ。名物とろろ昆布に…
出典:EPGの番組情報
[字]美しい日本に出会う旅▼秋、おいしい富山黒部へとろろ昆布秘密と黒部峡谷探検ツアー
秋の楽園・富山へ。名物とろろ昆布に秘められた技とは?富山が誇るフレンチは、人との出会いが生んだ奇跡の味。黒部ダムを造った秘密の探検ツアー!井上芳雄さんがご案内。
詳細情報
出演者
【旅の案内人】井上芳雄、高橋一生、瀬戸康史
番組内容
秋こそおいしい楽園・富山を、井上芳雄さんがご案内!北前船が生んだ名物・とろろ昆布。富山おでんにも欠かせない絶品の、削るだけじゃない秘伝の技とは?美術館のようなアートホテルには、料理のアートもありました。ミシュランも認めたフレンチには、大阪人のシェフと富山人との出会いが生んだ奇跡の味が!紅葉の黒部峡谷に存在するのが、黒部ダムを造った秘密のルート。普段入れない場所を探検!誰も知らない絶景がありました。
制作
2019年ジャンル :
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
テキストマイニング結果
ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20
- 富山
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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<黒部の紅葉に出会いました>
美しい日本へ
<今日は 秋の富山で>
<のんびり旅を味わいます>
<ふんわり白い とろろ昆布>
<味の秘密が 黒い液体に>
<一見 地味な富山おでん>
<中には>
<蟹が たっぷり隠されていました>
<400年続く 螺鈿細工は色彩豊か>
<緻密な花鳥風月に うっとり>
<今 注目のアートホテル>
<ミシュランが認めたフレンチは>
<美食の花園>
<黒部峡谷をゆく トロッコ電車>
<誰も知らない 謎のトンネルを発見>
<「美しい日本に出会う旅」>
<僕 井上芳雄が 絶景と美食の富山を満喫します>
<鋳物の町 高岡から東へ>
<紅葉の 黒部峡谷を目指します>
<その日 日本海は波も穏やか>
<富山湾の沿岸 新湊>
<大きな帆船が 浮かんでいました>
<その名は 海王丸>
<海の貴婦人と呼ばれます>
<商船学校の練習船でしたが>
<今は任務を終え>
<ここで りりしい姿を見せてくれます>
<江戸時代にも 大きな帆船が現れました>
<北海道と大阪を結ぶ 北前船です>
<港から続く運河に>
<北前船の歴史を残す町があるそうです>
<どこか懐かしい風景>
<運河の両岸に 水色の漁船がずらり>
<誰が呼んだか>
<日本のベニス 内川です>
<今日は 北前船に詳しい方と待ち合わせ>
<橋の上に ぽつんと一人>
<たぶん あの方だと思います>
(スタッフ)こんにちは
はい こんにちは
今日は よろしくお願いします
ええ~ 大型化するとともに…
<生まれも育ちも内川という 二口さんです>
で まあ そういう関係 それから
<伝馬船は 運搬用の小型の船>
<港に停泊した北前船から荷物を積み込み>
<内川に運んだそうです>
<廻船問屋の倉庫が残されていました>
<この大きな建物の中に>
<何を保管していたんでしょうか>
非常に
のは事実ですね
<商人達は 昆布を全国各地で売りさばきました>
<富山でも大量に消費され>
<独特の昆布食文化が生まれたそうです>
<二口さんが>
<近くに昆布の専門店があるよ と教えてくれました>
<扇子こんぶ ここです>
<こんにちは>
<あらま 地元の おかあさんが物色中>
<聞けば 富山>
<昆布の消費量 日本一だそうです>
私は 羅臼の この おやつ昆布
うん
≪うん これがおいしくて
いつも これ買っとる
おしゃぶり
これ また違う…
これは お年寄り向きで やわらかいの
甘めの
大阪のおばちゃんが飴を
ポケットに飴をしのばせるようにして
こっちは この おやつ昆布とかを
カバンに入れて持ち歩きます 私は
ホントですか?
ねっ?
<昆布の加工品も種類豊富>
<すみません>
<この もじゃもじゃの黒い昆布は何ですか?>
あるのは はい
これ おにぎりにつけたり
ご飯の上に そのまま
のせて食べたり
これは うち あの
手で削ってますから
それは こちら仕事場のほう
今 削ってますから
よかったら 見てくださったら
<どんなふうに もじゃもじゃを削るのか>
<お言葉に甘えて拝見します>
昆布の この黒い表面ありますね
これを我々は今 削ってるわけです
これを細かくしてあげて 黒とろろと
<昆布の表面を削るんですね>
<カミソリみたいな道具で>
<ヒゲでも剃るように ジョリジョリと>
この刃は…
黒とろを削るだけの刃であって
他のほうには
昆布では利用できないんですよね もう
刃が もう こういう形になってしまってるから
<先端を見るとギザギザ>
<ヒゲを剃ったら傷だらけ必至>
<昆布削りは さらに続きます>
これは あの
先ほど黒とろを削ったあとの状態ですけど
<今度は まるで かんなくず>
<これが白とろろ>
<讃岐うどんでおなじみの あれです>
はい
<それにしても薄いですねえ>
やっぱり口に入れて
ふわ~っと溶けていったほうがおいしい
それがあって
我々は薄さに こだわってるわけなんです
<白とろろは髪の毛よりも細いのです>
ここに あの 夜
この中でですか?
この中に入ってますので
よいしょ
こういうふうな感じで
一晩 酢に漬けた状態 こういう感じに置いて
染み込ませるようにしてるんです
ですから漬けたとき もう昆布は
こういうふうに やわらかくなってます
<昆布を削りやすくするため お酢に漬け込むのです>
<酢漬け昆布の下には>
<真っ黒な液体>
<これが お酢>
<つぎ足し つぎ足しで50年>
<ということは この液体の中に>
昆布の味が びっしりと詰まっております
<定番の食べ方が おにぎりだそうです>
<白と黒の二つ>
<ごちそうになります>
どっちが人気なんですか? 富山では
やっぱり 黒とろのほうが
でも だんだん
ちょっと お年いった方なんかは
白とろのほうが口当たり やわらかくて
うん 白とろも好きだとおっしゃる方
いらっしゃいますけど
<黒とろろは パンチのある酸味>
<白とろろは上品>
<白黒つけられない おいしさでした>
<富山の昆布食文化>
<夜の町でも味わえるそうです>
<どんな昆布料理が 登場するんでしょう>
<こんばんは>
<と のれんをくぐると>
<お店に漂う匂い>
<いいですね~ 寒い夜に おでん>
<とろろ昆布たっぷり>
<これが名物 富山おでんだそうです>
はい どうぞ
ありがとうございま~す
富山のおでんは 普通に あの
とろろ昆布を入れて
あの おいしく食べますけども
あって当たり前です
ないのは困るっていう感じかもしれないですね
ああ 昆布がなくなっちゃった
<とろろ昆布を追加>
<富山の当たり前 追い昆布です>
<富山おでん 食べちゃいましょう>
<おでん種がギッシリ 幸せです>
<女将さん どれもおいしそうです>
おでんを作るに当たって大事にしてることは
という感じですかね
<だから 大根も味が よく染みているわけです>
<昆布巻きかまぼこは>
<富山ならではの おでん種です>
<タケノコじゃなくて>
<富山の山菜 ススタケ>
<女将さんのオススメが これ>
<つみれみたいですけど 中に びっくり 蟹です>
<蟹の身が どっさり>
<このおでん 甲羅の中に>
<蟹の身をギュウギュウ詰め込み>
<身がこぼれないように 魚のすり身でフタをしていたんです>
<それで見た目が つみれ風>
<蟹面という名前ですが>
<ちょっと地味では?>
富山のおでんは あの
やっぱり 派手なものは
あまり好まないのかもしれません
質素に あの
でも ちゃんとしたものを出したいっていう
<富山おでんの盛り合わせ 注文しました>
<いただきましょう>
<とろろ昆布が絡み 旨み倍増>
<ああ~ うちでもやってみよう>
おでんは大好きですね
へえ~
どこの県に行っても おでん食べたい
人の気持ちを温める感じがしますし
はい ホッとしますよね
<富山おでんは 気取らず食べる>
<それが うまいのです>
<400年続く 螺鈿細工>
<幻のスゴ技に迫ります>
<知られざる絶景と美食を求めて>
<秋の富山を旅しています>
<次は歴史の町>
<高岡を ぶらり散歩>
<まずは 高岡大仏を見物です>
<何と 巨大な鋳物>
<鋳型に金属を流し込んで つくっています>
<そこから少し北へ歩くと>
<石畳と千枚格子の町並み>
<大仏をつくった鋳物職人達の町です>
<高岡一のボランティアガイド>
<清水さんと合流です>
ここは 金屋町といいまして
<前田利長が発展させた町 高岡>
<加賀藩 第二の都市だったそうです>
ねえ やっぱり
せっかくだったら実際に仕事もね
工場の残ってる お宅がありますので
よろしかったら ちょっと
じゃあ そちらのほう紹介しましょうか
こんにちは
あっ こんにちは
奥さん よろしくお願いします
いつも ありがとうございます
<明治時代創業の鋳物工房 利三郎>
<奥さんが 家の中を 案内してくださいます>
こちらです
ここが住居になっていて
ここの仏間とか座敷があって
ここずっと こうやって続いてるんですね
ここまでが大体 住居なんですね
後ろの工場のほうまで通路になっています
縦に長いんですね
そうです 長いですね
で ここ あの
まあ あの 土蔵があったり
その後ろに鋳物工場があったりするのが
金屋の あの 造りになっています はい
で 金屋町は この
火を使う仕事なので
あの 例えば 火事になったときは
土蔵が火を止めてくれるような感じに
造られていますね
<鋳物工場は 今はギャラリー>
<利三郎さんの鋳物は どこで作っているんでしょう>
工場のほうでは今 鋳物をやっております
<家の一番奥に 現在の鋳物工場がありました>
<四代目が仕事中>
<火の元用心で頑張ってください>
<金屋町の すぐ近くに>
<もう一つ 古い町並みがあるそうです>
こちらのほうが 山町筋といいまして
土蔵の町並みということなんですけれども
<山町筋は商人の町>
<金屋町と違い 通りに土蔵が並びます>
<どうしてですか?>
明治33年 1900年に
この辺一帯が大火で燃えたんですよ
ですから 県の条例で
こういう人の集まるところは
防火構造の建物を建てるようにということで
では 火に強いものというと蔵ですよね
<典型的な土蔵造りが 菅野家住宅>
<高岡の政財界を牛耳った 一族のお屋敷です>
2階に あの
蛇腹になってる扉があるでしょ
あの扉は全部 漆喰なんですよね
普段は こう開けてるんですよ
ところが火事になったら
ピタッと閉まるという
だから金庫のように
火が中に入らないような造りになってます
上に あの
しゃちほこ のってるでしょ
はい はい はい はい
よく お城には のってるんですけども
こういう個人のうちに のってるというのはね
ですから 火消しの
お守りでもあるっていうことです
<火事との戦いが生んだ 山町筋>
<町歩きをしていると>
<気になるお店を発見しました>
<シッキ クニモト>
<いわゆる漆器でした>
<でも なぜ カタカナで 「シッキ」なんでしょう>
こちらが 高岡の
伝統的な技なんですけど
青貝塗というやつですね
というやつなんですけど
<漆器などに貝殻で装飾を施す 螺鈿>
<高岡の伝統工芸だそうです>
<あっ これはカタカナの 「シッキ」でしょう>
<工房まで歩いて数分>
<漆器の武蔵川さん>
<どんな人なんでしょう>
<突然ですが お邪魔します>
<未来のナンバーワン螺鈿師は>
<この方のようです>
<工房の四代目 武蔵川剛嗣さん>
<これが 高岡螺鈿>
<螺鈿の材料は 貝殻を磨いた真珠色の板です>
<普通は 厚さ1ミリ>
<高岡螺鈿は わずか0.1ミリ>
<その板を切り>
<色を塗り重ねます>
材料が えっと 0.1ミリって
非常に薄い材料を使ってるので
あの 裏から この彩色
色をつけると
その 色が透けて見えるという
もみじの葉っぱの
ええ~ 先のほうは黄色で
そこからオレンジに変わっていくっていう
そのグラデーションを表現するために
裏から色をつけるという
結構 大変な作業です
<そうして生まれる 不思議な立体感や色味が>
<高岡螺鈿 400年の伝統です>
これは 先ほど言ったような
お酒飲まれる方の
ええ~ ぐいのみというか グラスに
この裏から こう螺鈿をして
漆で塗ってしまって
こっち側から貝殻が 螺鈿が見えるっていう
<何と 漆器ではなく>
<ガラスに螺鈿>
<グラスの底に 満開の花が咲きました>
<武蔵川さん得意の モダン螺鈿>
<その原点は 子どもの頃から目にしていた作品でした>
(武蔵川)これ 食台っていう
おじいちゃんの作品なんですけど
松の表現が すごい面白いと思って
自分なりにアレンジして ここの一部分を
ちょっと自分なりに変えてやったりとか
<そして生まれた 名刺入れ>
<新しい表現のヒントは>
<おじいちゃんの作品の中に あったのです>
自分の趣味が あの まあ
スケートボードとか
スノーボードとかもやるんですけど
スケートボードの裏に
漆と螺鈿とっていうものが
あったらカッコイイかなって
ただただ 自分で思って
今 作りたいなと思ってます はい
<伝統をもっと身近にしたい>
<武蔵川さんは奮闘中です>
<今 美食家達が絶賛するフレンチが>
<富山にありました>
<まるで美しい花園です>
<富山を旅して分かったことが一つ>
<こだわり人間が多い>
<次なる旅先は 富山市>
<加賀藩の分家で わずか十万石>
<そんな町にこそ 美学が>
<市内を南北に流れる神通川>
<その上流 神通峡に 今日の宿があります>
<川のほとりにたたずむ モダン建築>
<ホテル>
こんにちは
こんにちは ようこそ
お待ち申し上げておりました
どうぞ ご案内させていただきます
こちらが
新館のメインロビーでございます
<近頃 話題の言葉 リトリート>
<「心を解き放つ隠れ家」 という意味だそうです>
ここ 美術館みたいですね
あっ はい ありがとうございます
ホテルにはですね
(服部)ただ 宿泊していただくって
わけではなくて
非日常を
存分に感じ取っていただきたく
館内が 全体がアートというホテルを
一つのコンセプトと
させていただいております
<ちりばめられたアートが 様々な気づきを与えてくれます>
本日 ご用意させていただきました
ラグジュアリースイートルーム
301号室を
ご用意させていただきました
<145平米もある贅沢な空間>
<ベッドルームには 富山伝統のアート 組子>
<インテリアと溶け合い 強く主張することはありません>
<気持ちいい露天風呂もありました>
<ひと風呂 浴びましょう>
<峡谷に湧く 天然温泉です>
<その湯は さっぱりとした肌触り>
<神通川が望めます>
<翡翠色の川なんだなと改めて実感>
<時を忘れて ゆっくり つかりたい温泉です>
<このホテルを選んだ理由の一つが>
<フレンチレストラン 「L’evo」>
<前衛的地方料理をうたい>
<ミシュラン一つ星を獲得しました>
<本場・フランスで修業した谷口さん>
<10年前 シェフとして富山に招かれました>
やっぱり
すぐに来て すごい
はじめは で まあ あの 10年
はい まず一番最初に
僕が
自分が 一番
<富山だから作れる料理がある>
<谷口さんは そう確信>
<「L’evo」を開業したのです>
<今日は 谷口さんの仲間に会いに行きます>
<ブティック風の店構え>
<実は ここ 富山一の魚屋さんです>
<パック詰めと侮るなかれ>
<富山中の漁港から買い付けた 新鮮な魚ばかり>
<お客さんの多くは プロの料理人>
<真剣そのものです>
<谷口さんが目をつけたのは>
へえ~っ
あっ これ もらっていこうかな
<谷口さんが信頼する富山人>
<1人目は この店の主人>
(谷口)へえ~っ
もうね でも 普通に
白子の味付けて大丈夫
ああ そう
うん 結構できるかもしれない
今からね その白子の塊を
真鱈の… つなぎまで
これ 持ってくのも悪くはない
へえ~っ
目鯛の白子で?
うん
ホント 僕ら
です うん
<谷口さん 店の裏側へ>
<そこには小さな富山湾 いけすが>
(谷口)ここで ちょっと
<店に出す前の魚です>
<黒崎さんの断然のオススメは>
<脂がのった 秋のハモ>
<これ 即決購入です>
<続いて向かったのは…>
こんにちは お願いします
ああ こんにちは
木って軽いんで
どうしても やっぱり
接点が小さいと
安定がないから
もう これ いただこう
このまま いただこう セットで
<谷口さんが信頼する富山人>
<2人目が>
あえて やわらかいところを
削り落とすというか
その上に
何層も着色していくんですよ
それを色々 組み合わせて まあ
オリジナルの技法を開発したっていう
もうホント 僕は何の料理を載しても
料理が映えるというか
たぶん 料理人さんやったら
たぶん みんな思うぐらい
素晴らしいと思います
<富山で一番の魚と 美しい木の器を使い>
<ミシュランシェフ・谷口さん>
<どんな料理を作るのでしょうか?>
<富山で出会った最高のレストラン>
<ミシュランシェフ・谷口さんは どんな料理を作るのか?>
(谷口)この緑のやつが モロヘイヤです
はい
(谷口)で これが
<次は 見慣れない食材です>
さっき あの 僕が切ってた野菜です
あ~っ
どんな味か想像がつかないです
(谷口)あのね
<そこに 貝のソースを添えて>
<下尾さんが作った 木の皿にはデザート>
<これが ひと品目>
<ガラスの皿は 秋の山>
<頂に生まれた水の世界に>
<美しい花々が咲き誇ります>
<ふた品目 焦げ茶色の器には>
<大人びた ワインレッドとピンクの森が>
<香り立ちます>
<木の器には イチジクのデザート>
<1枚の葉をねじった>
<緑の彫刻を載せています>
<食べるのが もったいない>
<こちらのお客さんは 東京の食のプロ達>
谷口シェフのお料理も もうホント
独創的で素晴らしいですし
東京では なかなか味わえない
はい ホント感動します
<谷口さんは 富山の人と自然に感謝し>
<今 富山の若者達に 夢を与えています>
やっぱり その
と はい
<富山発のフレンチ>
<ますます面白く おいしくなりそうです>
<富山市から 東に横たわる 立山連峰めがけて走ります>
<ぐるっと弧を描く 富山湾の先端>
<黒部にある漁師町 生地では 競りが行われていました>
<威勢のいい声が響きます>
(競りの声)
さあ 4500円 ちょうど…
<魚の町・生地で 驚きのアートを見つけました>
<ちょこっと こだわる 旅の知恵 「ボクの細道」>
<ギョギョッ! 富山のお魚アート>
<アトリエは この工場の中>
<う~ん アーティストだけに いでたちが個性的>
<立体作品のようです>
<ナイフを使い 絵の具をのばします>
<う~ん 鮮やか>
(中陣)グラデーションが
キレイに見えるような形で塗っていきます
<小さな金具を取り出しました>
<お~っ 模様を 入れるわけです>
(中陣)一番上の層がですね
少しめくれるぐらいに
やっていくっていうふうなのが
ポイントですね
<波のような模様です>
<もしかして うろこかな?>
<うん? これはもしや…>
昔から あの 結婚式とかですね
お祝いごとのときに
ご利用いただいてます
<中陣さんは 富山のお魚アート>
<細工蒲鉾の名人でした>
<だから この格好だったのか>
<チューブに入れた魚のすり身を>
<絵筆のように走らせ>
<色鮮やかに仕上げていきます>
<作品が完成しました>
<タイトルは 傑作「黒部の太陽」ならぬ>
<うん 胸びれに勢いがあり>
<うろこは 艶やか>
<これ 蒲鉾ですよね つまり 食べられるアート>
箱を こう パッと開けた瞬間に
うわっ キレイだなっていうふうに
お客さんに まず喜んでいただくのが
一番なのかなと思ってるので
<明治時代に誕生した 細工蒲鉾>
<鯛のほかに 富士山 鶴亀など>
<めでたいものが満載です 富山の結婚式に欠かせません>
<そして 中陣さんの>
<ご希望とあらば どんなものでも作りますとのこと>
<頼もしいな>
<今度は何ですか? 何を作るんですか?>
<うん?>
<版画風に やっちゃうわけですね>
<技が多彩だな>
<この緑色>
<それにしても何だろうな?>
<うん?>
<あ~らっ 灯台もと暗し>
<すいません 気を使っていただいて>
<ありがとうございます>
<美しい富山の蒲鉾 お土産に>
<北アルプスの麓 宇奈月温泉に来ました>
<富山県最大の温泉町です>
<せっかくなので 足湯でも>
<宇奈月温泉は 黒部峡谷の玄関口>
<今日は トロッコ電車の旅です>
<フルオープンの客車に乗って 富山随一の景勝地>
<黒部峡谷をめぐります さあ 出発です>
≪行ってらっしゃいませ
行ってらっしゃいませ
<運行期間は 11月まで>
<フィナーレを飾るのが 紅葉めぐり>
大雨のあとなどで 湖面が…
<山は 赤や黄色 緑に色づき>
<青い黒部川に映えます>
<宇奈月駅から 欅平駅まで およそ20キロ>
<ゆっくり流れる景色が嬉しい>
<ガタゴト揺られ 欅平駅に着きました>
<ここが終点のはずですが…>
<皆さん ヘルメットを着用>
<何が始まるんでしょう?>
そやから
秘境のところっていう感じで
探検するような
<今 大人気のツアーだといいます>
<専用の列車も やってきました>
<あまりに面白そうなので 無理を聞いていただき>
<何とか 飛び入り参加させてもらいました>
<何と 電力会社の主催>
<最後に秘密の絶景が 待っているそうです>
<列車は トンネルの中へ>
<ここから先は 未知の世界>
<ワクワクしてきました>
<全員で エレベーターに乗り込みます>
<何と 200mも上昇>
<かつては ダムを造るための資材を運びました>
<エレベーターを出ると 長いトンネルが果てしなく続きます>
<扉の向こうは…>
<立山連峰の中腹でした>
<険しい山道をひたすら歩きます>
<まさに アドベンチャー>
<この先で 何が待っているのでしょうか?>
<ぐるり 北アルプスの山々が見えました>
<その手前には このツアーでないと 決して見ることができない>
<秘密の紅葉が広がっていました>
<この旅で一番の絶景です>
<知れば知るほど 富山って 奥が深い>
<あなたも 美しい日本を旅してみませんか?>