美の壺「涼をまとう 浴衣」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

美の壺「涼をまとう 浴衣」[字]

歌舞伎俳優・片岡愛之助さんこだわりの浴衣から、涼しく過ごすための伝統の技、人気着物スタイリストおすすめの着こなし、最新の浴衣まで、美しく奥深い浴衣の魅力に迫る!

詳細情報
番組内容
「浴衣は体の一部」と言う歌舞伎俳優・片岡愛之助さん。こだわりの浴衣から帯の流儀まで、浴衣愛を語る!▽涼しく過ごす工夫が詰まった浴衣生地。絹を使った極上の浴衣とは?!▽表と裏で同じ柄になる「注染(ちゅうせん)」の技。見た目にも涼しい柄の工夫とは?▽人気着物スタイリスト・石田節子さんオススメの着こなし紹介!▽ドクロにギターに血管柄…独創的な浴衣デザイナーが生み出す、最新浴衣!<File544>
出演者
【出演】草刈正雄,片岡愛之助,石田節子,【語り】木村多江

ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

テキストマイニング結果

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キーワード出現数ベスト20

  1. 浴衣
  2. 生地
  3. 銀杏
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  10. 型紙
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  12. 染料
  13. 未来
  14. ツボ
  15. 凹凸
  16. 技法
  17. 紅梅織
  18. 世界
  19. 注目
  20. 肌触

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♬~

え~ 何だろう? これ。

蔵をね 整理してたら
こんなものが出てきましたよ。

ほうほう…。
浴衣ですね。

あ~。

あったっけな? うちに こんな浴衣。

いいんですか? 勝手に着ちゃって。

でも ぴったりですね。

日本の夏の風物詩 「浴衣」。

主に木綿で作られ 涼しく過ごす工夫が
随所に施されています。

例えば表面を格子の凹凸で
浮き立たせて

生地が肌に
はりつかないようにしたもの。

柄や染色も
浴衣ならではの特徴があります。

例えば こちら。 染料をたっぷり注ぐ
「注染」という伝統技法。

江戸の粋な形がありました。

歌舞伎俳優の片岡愛之助さん。

浴衣は なくてはならない存在です。

歌舞伎俳優ならでは
こだわりの浴衣がありました。

着こなしから 最新の浴衣まで。

今日は着て涼しく めでても涼しい
浴衣の世界をご紹介します。

京都市上京区の呉服店です。

店主の小宮たつみさんは
夏の3か月間

接客 外出 自宅での生活
全てを浴衣で過ごします。

夏の間は もう京都の夏は本当に暑いので
日中も浴衣で。

浴衣の生地の多くは 木綿でできています。

こちらは「綿コーマ」。

糸を紡ぐ際に コーミングを行った
「コーマ糸」を使います。

けばだちが少なく
ツルッとした肌触りが特徴です。

こちらは生地に隙間を作る「からみ織」
という技法でできた「綿絽」。

風通しが良く 見た目にも着心地にも
涼しさをもたらします。

そして こちらは絞り生地。

表面に凹凸があり 肌に密着しない
ふんわりとした肌触りです。

今日 最初のツボは…

新潟県長岡市栃尾。

ここは古くから
つむぎ織物の産地として栄えてきました。

昭和20年ごろから続く
つむぎ織物の工房です。

織っているのは「紅梅織」と呼ばれる
生地です。

格子状に太い糸を織り込むことで
生地に凹凸を作るのです。

浴衣では 綿の紅梅織が一般的ですが

こちらの工房では
さらに一工夫しています。

綿の他に絹糸を使うのです。

絹を使った紅梅織は

これまで夏の着物の生地として
使われてきましたが

最近では浴衣の生地としても
使われるようになりました。

特徴は何と言っても その透け感。

そして絹糸による滑らかな肌触りです。

夏を涼しく過ごす。

先人たちの工夫が詰まった浴衣です。

あれ?

おじいちゃん?

う~ん…。

やっぱり そうだ。

亡くなった おじいちゃんだ。

何じゃ これ。

おじいちゃん! 僕 正雄。

そうだ。

あの浴衣 おじいちゃんの浴衣だ。

歌舞伎俳優の片岡愛之助さん。

歌舞伎はもちろん さまざまなドラマでの
演技で注目を浴びる人気俳優です。

そんな片岡愛之助さんにとって
浴衣は特別な存在だといいます。

どう言えばいいんですかね…
ふだん 浴衣って皆さん

おそらく夏しか
着られないじゃないですか。

僕らってのは もちろん…

二重に合わせてるんですね。

それは化粧 顔をする時に
おしろいで汚れたりしますので

そういうふうにして重ねて着ますもので…

歌舞伎公演の楽屋着としては
もちろんのこと

稽古の時も浴衣は欠かせません。

僕ら お稽古着でもありますので
結構 長めに 大きめに作ってますね。

たもとを使ったりする踊りの振りが
あったりとかもしますので

やはり結構 たもと 長めにできてますね。

懐手 こう入れたりするところに
やっぱり入りやすくなるように常々。

ですから楽屋で着る物は 稽古着から
部屋着に おろすことも多いですね。

そして柄にも ご注目。

ここにも歌舞伎俳優ならではの
こだわりがありました。

こちらはですね 私の家が
片岡家が「松嶋屋」なもので

この松ですね 松葉を散らしております。

そして私の家紋が「追いかけ五枚銀杏」と
申しまして

銀杏が五枚 追いかけてるように
なってるんですけれども。

ですから その銀杏も散らしております。

松葉と銀杏を散らしたものに
なっております。

同じ片岡家でも それぞれ自分たちで
作るというふうなものなので

それぞれ違いますね。 しかも これ
売っているものではありませんので。

帯の締め方は どうでしょう?

締め方 よくぞ聞いてくださいました。

私 片岡家は上方の役者の家で
ございますから 上方の関西の手なんです。

関西手と。

これがですね 関西手なんですね。
手が こう伸びてる。

そしてですね 関東手というのが
これが こっちへ来るんですね。

こういうことなんです。 今
こういうことになってるじゃないですか。

これを こうなんですね。

ですから回す 締める方向というか
向きも違うんですね。 反対なんです。

ですから まあ 何でしょうね…

今日 二つ目のツボは…

浴衣の始まりは平安時代。

蒸し風呂に入る時に
やけどをしないように着た

「湯帷子」が始まりだと言われています。

安土桃山時代には 湯上がりに
肌の水分を吸い取らせる目的で

用いられるようになりました。

江戸時代には そのまま外に
出かけるようになり 町人文化として普及。

盆踊りや花見など
浴衣で出かけることが流行しました。

おしゃれとして 浴衣ならではの
さまざまな柄も生まれたのです。

天保13年創業の老舗の呉服店があります。

こちらでは江戸時代から現在まで

何万という柄の浴衣を
作り続けてきました。

これは 銀杏の柄ですよね。

銀杏の柄っていうのは
銀杏って秋じゃないか。

何で夏なの?というふうなことを
聞かれるわけですけども

浴衣は少しずつ少しずつ
先のものを入れていく。

あるいは涼しい時のものを入れる。

ですから雪の柄なんての
入ってるわけですね。

それをご覧になった方は「涼しそうだな」
って よけい感じるわけです。

こちらは藍染めの浴衣です。

ここにも秋を表す もみじが。

季節を先取りする 江戸の粋。

今でも受け継がれる伝統です。

色使いにも特徴があります。

紺や白が中心ですが 色を使う場合も
派手になりすぎず 淡く さりげなく。

浴衣を染めるには
和紙でできた型紙を使います。

こちらには数千もの型紙があると
いいます。

この型紙を使った
伝統的な染め方があります。

「注染」と呼ばれる技法。

生地に型紙をセットして

「糊おき」と呼ばれる
糊を塗る作業から始まります。

染めない場所に糊を置き
その部分が染まらないように。

糊は海藻と土 おがくずを混ぜて作ります。

色を変える場所にも
糊で防波堤を作ります。

そして染色。

「どひん」と呼ばれる じょうろのような
道具で染料を注ぎ込んでいきます。

こうして染料を注ぐことから
注染と呼ばれます。

最後に下から空気で染料を吸い込み
生地に密着。

糊を水で洗い流せば完成です。

注染で染めた生地には
ある特徴があります。

それは表と裏で 全く同じ柄が
染め上がるのです。

江戸庶民の着物として
大きく発展した浴衣の柄。

そこには「ふだん使いの中でも
おしゃれをしたい」という

こだわりの美学がありました。

おじいちゃん 懐かしいね。

よく叱られたっけ。

怒った おじいちゃん 本当 怖かったよ。

お~い! そろそろ正雄が
学校から帰ってくる時分じゃないか?

あるのか? おやつ。

え?

えっ ない?

しょうがないね。 買ってくるよ。

わしが買ってきたって言うなよ。

おじいちゃん…。

着物スタイリストの石田節子さん。

CMや雑誌など 幅広く活躍しています。

浴衣の着こなしには
いくつかのポイントがあるといいます。

その一つが襟元。

こう ショートだったら
もっと全然 普通に

つけちゃっても
おかしいことではないです。

襟を抜けば抜くほど
肩が落ちるように見えるんですよ。

あと 色っぽくなりますよね。

ふだん着てる方が それだと ちょっとね
色っぽすぎちゃうんで

まあ 清潔感もあり~のってなると

ちょっと抜くぐらいのほうが
いいかなとは思います。

帯は着物の帯の半分の幅
「半幅帯」を使用します。

半分の幅は結びやすいから。
帯揚げと帯締めが要らないし

ささって結んで ちょっと出かけられる
という感覚ですかね。

長いけど… でも これも
かわいいかなと思う。

結び方も さまざまです。

こちらは「矢」の文字のように結ぶ
「やの字結び」。

平たく結ぶことによって
落ち着いた印象を与えます。

こちらは帯を数回 巻きつける

「割角出し」と呼ばれる結び方を
アレンジしたものです。

粋と かわいらしさを併せ持った
大人の結び方です。

一方 こちらは定番の文庫結びを
アレンジしたもの。

浴衣は 特にルールはないので
いろいろ楽しめると石田さんは言います。

半幅って
昔は自分で縫ってたもんだから

だから ちょいちょいって 着れるような
感じで縫ってたと思うんですよ。

それが今 ファッションになって

それで いろんな結び方で
遊ぶっていう感覚なんですね。

だから特に結び方は こうじゃなきゃ
いけないっていうのはないんですが

好みですかね。 好みで いろいろ。

今日 最後のツボは…

東京・台東区の写真スタジオ。

この日 浴衣の写真撮影が
行われていました。

ここを見せる。 ここです。
ここを見せたいんです。

ここの手を 開いちゃってていいんです。

何か それで体 触ってる。

そうそうそう… もうちょい下のほうにね。

浴衣デザイナーの芝崎るみさん。

撮影していたのは
芝崎さんがデザインした新作の浴衣。

綿の生地に「観世音菩薩」の文字が
注染の技法で染められています。

実は 観音菩薩の白地の着物を
着るっていうのは

映画とか歌舞伎で
わりと出てくるパターンで

ちょっと それにあやかって現実 作ったら
どうなるかなと思って作りました。

芝崎さんは着物図案会社で

着物のデザインを手がけた後
独立しました。

伝統技法に こだわりながらも
独創的なデザインで

アーティストをはじめ
海外の人たちからも注目されています。

芝崎さんの制作は アイデアを
書き留めることから始まります。

未来は現在の延長ではない。

宇宙や未来は だめの法則。

必ず失敗するとか
経験したことでないと だめとか。

芝崎さんのデザインのテーマは
多岐にわたります。

こちらは花と 花を顕微鏡で見た時の
産毛を表現しています。

こちらは芝崎さんが考える
未来の姿を描いたもの。

テーマは「未来を支配する
量子コンピューターが

占いや神社 仏閣のように
当たり前になる世界」。

こちらも注染の染色技術で描いています。

こちら 何の柄だと思いますか?

なんと血管。

日本の夏に寄り添ってきた浴衣。

その世界は まだまだ広がります。

草刈さん 風邪ひきますよ!

あ…。

夢。

おじいちゃん…。

おやつ おいしかったよ。

また一緒に食べたいな。