[字]吉田類の酒場放浪記▼北千住「いわし 沖縄宮古島料理 一初」 …の番組内容解析まとめ
出典:EPGの番組情報
[字]吉田類の酒場放浪記▼北千住「いわし 沖縄宮古島料理 一初」
いわし料理と沖縄料理の二枚看板を掲げて23年。足立市場から仕入れるイワシは鮮度抜群。シメは宮古そばもいいが、今の時期はお店オリジナルのグルクン鍋がおススメ。
詳細情報
出演者
【出演】吉田類【ナレーター】河本邦弘
番組内容
いわし料理と沖縄料理の二枚看板を掲げて23年。かつて銀座にあったいわし料理専門店で修業した店主と、沖縄の宮古島出身の女将によって、意外な組み合わせの酒場が誕生した。足立市場から仕入れるイワシは鮮度抜群。意外にもイワシと泡盛が合うと吉田さん大絶賛。お湯割りにロック、シークヮーサー割と泡盛をお代わり。〆は宮古そばもいいが、今の時期はお店オリジナルのグルクン鍋がおススメ。
制作
2020年ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
テキストマイニング結果
ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20
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吉田類です 今日はですね
北千住に来てるんですが
ここはですね
定期的にお邪魔してる町ですね
というかね
それぐらい 下町酒場
すごい宝庫なんですね
ということで 今日もね
きっと というか
無限の数あるというふうに思いますので
その中の1軒
特別に面白いお店にお邪魔したいと思います
では 行ってまいります
<古き良き 下町の風情が残る北千住>
<吉田さんにとっても なじみの酒場が点在するが>
<新たな発見を求めて 商店街を散策>
宿場町ですからね そのね
宿場町の雰囲気を
たっぷり残ってるんですが
もちろんね
今のお店が どんどんできて
あっ この
気になったお店があったんで ここですよね
何か
骨董品の店かなと思うんですが
でも これは
コーヒーと書いてるから コーヒー店
あるいは これ
カフェなんでしょうね
こんちは~
こんにちは いらっしゃいませ いらっしゃい
いや~
何かこう 入り口からして
すごいワンダーランドなお店なんですね
ありがとうございます
ウチは
Sd Coffeeっていう店なんですけど
鈴木電気っていう略もあって 「Sd」
あとはね 僕が銭湯大好きで
銭湯大好きっていう この2つの意味なんだけど
<北千住の駅から徒歩5分ほど>
<宿場町通りに店を構える Sd Coffee>
<「Sd」とは 銭湯大好きという意味と>
<実家の家業でもある 鈴木電気の2つを意味している>
<そのため 店内は昭和の電気店と>
<銭湯をイメージした内装で 遊び心にあふれている>
(鈴木)コーヒー屋なんですけど
ホットドッグがメインの店で
まあ お風呂コンセプトなので
お風呂っぽく 桶に入れて
そうか それで
銭湯大好きという 「Sd」でもあったわけですね
で ホットドッグ これだけあると
ちょっと選びづらいので
ちょっと遊び心入れて
ガチャガチャで選んでもらおうと やってます
コインは そこに入れればいいのかな?
(鈴木)そうですね はい
はい おっ きた
あっ もう出ちゃった
出ちゃった
おっ シリシリチーズですね
僕が食べたかったやつかもしれないですね
(鈴木)ありがとうございます
<カフェでありながら 北千住らしくお酒が充実>
いやいや~
<となれば コーヒーではなく ワインを飲むのが吉田さん>
はい お待たせしました
これ 出前風
そう 店内出前
うわ~
じゃん
あらららら
はい シリシリチーズです
非常に楽しい驚きですね
<ガチャで当たったシリシリチーズ>
<ホットドッグが隠れるほど チーズがたっぷり>
ウチみたいなお店が 1軒ぐらいあっても
いいんじゃないのかなと思いますけど
これ この辺通ったら
ちょこちょこお邪魔します
<懐かしいけど どこか新しい>
<さすが 北千住>
いや~ 今 北千住
妙に こう 町歩くとね
活気があってですね
何となく 生まれ変わってんじゃないかなって
そういう感じがありますが
今日はね ここ
一初さんなんですが これ
チャンプルー料理ということは
沖縄料理ですね
あっ 沖縄料理
いわし料理・沖縄料理
これ もう
大好物が2つ並んでます
ここかな?
あっ そうですね
こんばんはー お邪魔します
(箕輪)いらっしゃいませ
何か 一応 これ
カウンターだけの広さなんですね
一応 上に座敷はあるんですけど
上にも座敷あるんですね
じゃあ まあ こちらで
じゃあ よろしくお願いします
<この地に店を構えて 23年になる 一初>
<いわし料理と沖縄料理の組み合わせとは 何とも珍しい>
<確かに メニューには いわしと沖縄料理しか見受けられない>
お飲み物 何にします?
やっぱ 沖縄ですから 沖縄らしく
じゃあ オリオン生で
そうですね それをお願いします
<沖縄料理とくれば オリオンビールですね>
ああ~っ というところで
お通し
じゃあ 今日のお通し こちらでいいですか?
これが 何でしたっけ?
(初美)それね 沖縄の野草で
ニガナっていいます
ニガナ
苦いんですか?
(初美)苦いんです
でも ちょっと
ゴマだれがね 甘めにできてるので
ちょっと食べやすくはなってると
思いますけど
<吉田さん 初のニガナ>
少~し ほんのちょっぴり
苦みがあるのかなっていう感じですね
でも これ
全然 普通においしくいただけます
宮古島ね 宮古島の女房の実家で食べたときは
すっごい苦くて
何だこれはと 思ったんだけど
千切りにして ドレッシングかけたら
おいしいんじゃないかなと思って
実家の親が作ってて
で 送ってくれてるんですけど
<女将さんの出身が 宮古島ということで 沖縄料理は納得>
<では いわし料理は?>
(箕輪)24~25のときに
銀座の
いわしやってあったんですよ 7丁目に
いわししかないんで
みんな 1年で飽きるんですけど
何か自分は すごい飽きなくて
いわしが好きで
<かつて 銀座にあった いわし専門店で修業し>
<ご主人は いわしの虜に>
<その後 女将と出会ったことで>
<いわし・沖縄料理という 意外な組み合わせの酒場が生まれた>
<まずは 刺身から>
せっかくなんで
泡盛と合わせたいんですが
お湯割り ございますか?
(初美)お湯割りで はーい
<一初にある泡盛は 2種類>
<ロックやお湯割りに最適な 5年古酒の琉球王朝から>
もう クースの味わい
でも 妙にこう
洗練されてるんですね
やっぱり
琉球王朝っていうぐらいですからね
だから こう
洗練された味わいなのかな
鼻にスーンっとこう抜けて
品良くいきます
(箕輪)いわしの刺身です
色合いが もういいですね
この赤身の部分なんてのは もう
ちょっと前まで泳いでたっていう
そんな感じですが
<こちらでは 自家製のポン酢醤油でいただく>
やわらかいんですけど
歯ごたえが ちゃんとコリコリとあります
やっぱり クースで
合いますね
刺身の次 思いっきり
一本焼きというのを
お願いしてもいいでしょうかね
(箕輪)今日の一本焼きはね
すごい大羽 特大羽いわしで
すごい もう
脂 すごいのってると思います
<一本焼きは 店主の納得するいわしがあるときだけ>
<メニューに加わる>
<沖縄塩が いわしの旨みを引き立てる>
はい お待ちどおさまでした
いや~ これはもう
見るからに
これ もう脂がのってて
おいしそうじゃないですか
何で
こんなに甘いんでしょうね というか
ホントに 甘味 旨味ですよね
<いわしと 泡盛の組み合わせに満足>
<3年古酒の泡盛を シィークヮーサーで割って味わう>
ああ~ 爽やか~
何か このシィークヮーサー割りに
オススメの一品 ございませんかね?
(初美)りえちゃん いつも軟骨頼むね
≪軟骨が好き
常連さんがオススメの
この軟骨煮をお願いします
<宮古島の おばあ直伝の軟骨煮>
<これを食べれば お肌つるつる>
やっぱり沖縄料理といえば
これをいただかないとね
で もう
つるつるになりましょう 皆さんね
はい 琉球王朝 ロックですね
はい ロックですね
<5年古酒を 今度はロックで>
<って 吉田さん それ度数 30度ですけど>
おお~っ
カッカッカッカッと
でも 喉に優しく きます
<シメは オリジナルのグルクン鍋>
おお~ グツグツですね
<沖縄で一般的な魚 グルクンを揚げて>
<醤油と かつおだしで煮込んだ一品>
旨みたっぷりの味です
このお店に来たことで
沖縄を ものすごく
また近く感じることができました
ありがとうございます
<ご夫婦の 出会いで生まれた>
<いわしと 泡盛の組み合わせ>
<いや~ 感謝感謝>
飲んで酔っ払ってくれって
言われるだけですから
いやいや~
ちょっと降ってますね
何かね ここ 一初
驚きましたね
いわし料理をですね
沖縄料理と こうね
セットで 出てくる
こんなお店 初めてでした
これもですね
やっぱり宿場町
旅の途中で 出会う
ひょっとしたら
ワンダーランドな部分ではないでしょうか
ということで
きっと すばらしい
驚きの出会い
まだまだね 待ち構えてますね
ちょっと訪ねていこうと思います
では 行ってまいります
<北千住で また会いましょう>
<明日も ちばりよー>
<酒場という聖地へ>
<酒を求め 肴を求め 彷徨う>
吉田 類です
今日はですね 新橋なんですが
新橋 あんまり長くいると
何だか渋滞ができちゃうってことも
ありますので
え~とですね どんどん変わってますが
ただ おもしろさ クールさ
これは ちゃんと残ってます
そういうことで 今日もまた
楽しいお店を探していこうと思ってます
では いってまいります
<久しぶりの新橋>
<サラリーマンの聖地で 改めて 酒場を開拓してみる>
<本日も大当たり… といきたい>
え~ 今ですね
この歩いてる道路がですね
マッカーサー道路という その通りの
ちょっとした切れ目のところなんですが
これ 切腹最中
何となく 意表を突かれましたね
一本取られたなっていう感じですね
このアイデアが
<浅野内匠頭が切腹した屋敷が 新橋と虎ノ門を結ぶ>
<新虎通りにあったことで 生まれた 切腹最中>
<大正元年創業の新正堂とも 浅からぬ縁が>
あの~ このアイデア
まいりましたっていう感じですね
ありがとうございます 最初は もう
ものすごい反対されまして
「お父さんが生きてたら
こんなん出さない」って
泣いて反対したんですけど
まあ 2年半後に無事 出せまして
最初は全く売れなかったんですけどね
ああ~
それに このあんこが
何となく内臓に見えてきて…
(渡邉)たまに
「赤いあんこはないですか?」っていう
しゃれのきかないお客さん
いらっしゃいますけれど
<して 切腹との縁は?>
江戸時代の地図なんですが
旧店舗は この ここにあったんです
都の再開発で 切腹して ず~っと
この通りが通ってるわけです
だから 浅野内匠頭
この辺りで切腹があって
ちょうど うちの裏で切腹したなと
ああ じゃあ 結構 近いとこですね
すぐそこです すぐそこ
<命名の由来に納得>
ありがとうございます
こちらが 切腹最中でございます
パカッと開いております
どうぞ召し上がってください
ありがとうございます
は~い うわ~
これ 割りたいんですが
割ると こう 出ちゃいますね
(渡邉)ガブッといってください
思いっきり ガブッと
いいすなあ~ 男らしい
んっ お餅が入ってる
全部 あんこかなと思ったんですが…
皮とあんことお餅の
3段階の感触が非常に人気です
っていうか アイデアもすごいんですが
それだけじゃなくて
ホントに味がいいじゃないですか これは
ありがとうございます
言うことないです 言うことないです
<お詫びの手土産に 切腹最中>
<そろそろ 忠臣蔵の季節か…>
今ね
マッカーサー道路を渡ってきまして
この左のですね…
今日は この だん亭というね
お店なんですが
何かもう 相当にぎわってます
とりあえず お邪魔してみましょう
おっ 結構 重たいですね
ああ こんにちは お邪魔しま~す
お邪魔しま~す
ああ お邪魔します お邪魔しま~す
は~い どうも~
(和俊)はい ようこそいらっしゃいました
お邪魔しま~す
おしぼり どうぞ
ああ ありがとうございます
<新虎通りを越えてすぐ>
<新橋のサラリーマンに愛されて 37年のだん亭>
<屋号は 女将が旦那を呼ぶ 「旦ちゃん」から>
<おすすめは カウンターに並ぶ大皿料理>
<本日は 料亭修業をした主に おまかせといきたい>
<当然 お一人様には 量の加減も聞いてもらえる>
前から失礼します
は~い お通しですね
はい ありがとうございます おっ
(和俊)牛肉とゴボウですね
ゴマ油で炒めて 炒め煮にしました
結構 寒いんだけど やっぱり
ビールを
ちょっと飲みたいなという感じで
(京子)は~い かしこまりました
ああ ありがとうございます すいません
あっ ありがたいですね
ついでいただく 黒ラベル
ああ ありがとうございます
<甘辛く炊いた牛肉とゴボウは 冷えたビールにちょうどいい>
うん
これ ご主人 この大皿が まず
ざっとあってということなんで
ちょっと 砂ぎもの むしたのを
ちょっと召し上がってもらいます
あっ そうですか
じゃあ その砂ぎもを…
(和俊)お酒とね サラダ油で
ちょっと30分ぐらい むすんですが
へえ~
砂ぎものオイルむしで~す
ああ はい ありがとうございます おっ
<砂ぎもといえば そのコリコリした食感>
おっ
独特の食感 かたすぎもせず
やわらかすぎもしないという
<日本酒にも合いそう>
でも やっぱり
日本酒が欲しくなるんですけど
<日本酒は 澤乃井と菊正宗>
澤乃井のぎんからがおいしいと思います
それは あの~…
吟醸のちょっと辛口です
常温で
(和俊)常温がいいですか? はい
<ぎんからは 関東の蔵元が 共同で開発した 統一銘柄>
<低温発酵で醸し出された 辛口の吟醸酒>
う~ん
結構 キリッときます
うん ああ~
今 この滝川豆腐っていう ちょっと
そうめんみたいな豆腐を出します
はい
(渡邉)どうも!
あっ あれ?
<あっ 切腹最中の三代目だ>
あの 服装が全然違いますね
あの ちゃんと こう 四十七士
赤穂義士 これが陣太鼓
こうやると 切腹最中 こういうことです
以上でございます すいません!
ノリがものすごく いいんですよね
よかったです ありがとうございます
<滝川豆腐は 寒天に 裏ごしした豆腐を混ぜて固め>
<ところてんのように突き出す>
はいはいはい
どうも
ご縁に感謝でございます
いやいや こちらこそ
前から失礼します
お待ちどおさま 滝川豆腐です
あ~
(京子)薬味をおつゆに溶かして
おそばのように召し上がってください
これまた 美しいですね
う~ん なかなか
夏の食べ物なんですが これは
なかなか評判いいんで
一年中置いてあります
へえ~
あっ これ 箸を入れると
パッと分かれるんですね
<滝川の流れに見立てた料理で>
<百人一首にある 恋の歌から生まれたとも>
うん これ含んだとたんに
消えちゃったって感じですね
のどの中 もう 滝のように
スーッと通っていきますが
のどごしがいいですよね
ねえ
すごい
うん
<だん亭で 刺身は外せない>
お刺身で~す
はい はい ありがとうございます
ちょっと軽めにしておきました
これは しまあじですね
しまあじと しろいかです
しろいか
しまあじから いきま~す
この銀の照りがいいですね
んっ
食感が また楽しいんですね
コリコリと甘くて
これはバチまぐろなんですが
<まるで 本まぐろを思わせる色み>
う~ん
何ていうか 黒まぐろとは違った
入り方なんですが
黒潮にのって泳いできた まぐろという
そんなふうな味わいなんですけど
北海道のね まぐろとは
ちょっと違うっていうことですね
<お吸い物の出汁と ブロッコリーの煮汁を使った おひたし>
こちらは
ブロッコリーの煮浸しで~す
あの 盛りつけがきれいですね
(京子)色合いも ねっ すごくいいですね
<次は お燗をいただく>
(京子)今度は若い子に…
いやいや…
じゃあ すいません
ああ じゃあ ありがとうございます…
<常温でいただいた澤乃井のぎんからを ぬる燗にしてもらった>
ぬる燗には ぴったりだと思います
うん
<ブロッコリーは 茎まで栄養が豊富なんだとか>
<ぎんからのぬる燗>
この雰囲気に酔っちゃいますね
何か… 新橋の歴史を感じるし
でも 結局 下町なんだよという
そういうノリなんですね 新橋は
うん
焼きおにぎりなんです
ちょっと小腹がすいたあとに ちょっと
ああ~ はいはいはい…
かわいい おにぎりですけど
<ここで テーブル席のご常連にも ごあいさつ>
<だん亭は お酒の持ち込みも許されるらしい>
≪乾杯~!
いやいや… もう
もう最高ですね これね
言うことないと思います
<焼きおにぎりは小ぶりなので>
<シメというより おつまみ感覚でもいただける>
<あと少々>
類さん
あっ
焼きおにぎりは おかかとか
大葉とかゴマとか色々入ってます
これはもう ねっ
これ おつまみにできますよね
うんうん あっ
ああ 大葉が刻んであるので
もう口の中 今ものすごい爽やかですよ
うん
酒のつまみに このおにぎり
すごい いいですよ これ
ありがとうございます
う~ん
もうちょっと 入れます?
ああ すいません
ああ いいねえ
<酒好きの主と 杯を交わしたら>
<新橋に 通うしかない>
おっ これ重っ ああ…
いやいやいや~
このね 何か
引き戸が非常に重たいんですが
その重たさは おそらく
人情の詰まってる分
重たいかなって感じます
新橋人情 ポンヌフの歴史を
訪ねていきたいと思います
では いってまいります
<師走となれば 義理人情は厚い>
<酒場という聖地へ>
<酒を求め 肴を求め さまよう…>
吉田 類です 今日ですね
金町なんですが この界わい そうですね
過去に4回ほど来てます
ただですね
もう ご覧のとおりといいますか
もう 全くの
この再々開発ぐらいでしょうかね
前ね お邪魔した焼き鳥屋さん
あるいは 商店街 跡形もないんですね
でもね きっとね 残ってると思います
ねっ こう 横にマンションがありますが
でも 頑張って探してまいります
じゃあ いってまいります
<駅前の再開発が著しい 葛飾区金町>
<年々 その姿を変えていくが 下町情緒は いまだ健在だ>
ちょっと不思議な看板を見つけまして
手編みジュエリーという…
でも これ 彫金工芸って書いてますね
手編みというのと
どういうふうに結び付くんでしょうかね?
あっ こんにちは
こんにちは
すいません
<親子三代続く>
<作業場には 祖父の代から使ってきた工具が並んでいる>
<三代目が考え出したという>
<手編みと伝統的な彫金技術を組み合わせた ジュエリー作りを見せてもらった>
こっから始まるわけですね
(檜垣)そうですね
この12本 線を作った後に
編んでいくっていう作業になりますね
あ~ なるほど
ああ この部分が手編みになるわけですね
何か ものすごい細かいですね
(檜垣)そうですね
材料によって 硬さが違うんですよね
こういうふうに
違う材料を組み合わせて作るってのが
こういう手作業じゃないと
絶対に作れないんですね
あっ なるほど
手作業の妙があるわけですね
(檜垣)そうですね
はあ~ はあはあ はあはあ
ああ なるほど
これをこう
指の形に曲げていくという…
(檜垣)そうですね
枠を付けてから こう曲げて…
あ~ はいはい こういうふうに
作るものは 祖父の代 父の代と
やっぱり 時代によって違いますので
私の代になって
この手編みの作風というのを…
あっ 小指だったら入ります
ねっ こんな感じで
<いや どう見ても入ってないのだが…>
<基本は オーダーメードのため>
<指に入らないなんてことは 起こらない>
<さあ 下町酒場が待っている>
もうね この通り 寄りたいお店が
山のようにあるんですね あちこちに
あっ 今日は こちらのほうのお店
山吹さん ねっ
こんばんは
(榎田)いらっしゃいませ どうぞ こちらへ
あっ じゃあ お邪魔しま~す
(榎田)はい 1名さん
≪は~い
<金町有数の飲み屋街 栄通り商店街を入って すぐのところにある>
<家族連れや 若いカップル 仕事帰りのサラリーマン>
<店は早くから にぎわう>
<まずは マスターに 飲み物のおすすめを聞く>
うちは
瓶ビール400円で おすすめなんですけど
大びん400円でやってます
あっ 大びんで400円?
はい
へえ~
それ 何で そんなに安いんですか?
これは 栓を開けるだけなんで
お安く提供して…
あ~ なるほど
はいはい そういう理屈なんですね
<何にせよ ビール大びんが400円>
<しかも 銘柄を選べるとは嬉しい>
<吉田さん 今宵は アサヒ スーパードライをチョイスした>
ということで 大将のシャツが
大体 スーパードライだったんで
もう スーパードライを選ぶしかない
ちょっと 背中を…
ねっ
<スーパードライを飲みながら マスターおすすめの焼き物を待つ>
はい お待ちどおさまです
タン下と豚バラニンニクに
<ご常連に人気だという こちらの2本>
<まずは 豚のタン下をいただく>
ぎりぎりの塩加減
これが 肉の旨味を引き出してるという
うん うん
<続いて 豚バラニンニク>
<大きめのニンニク一片を 丸ごと 豚バラで巻いてある>
あっ…
分かりませんよね これね
でも 香りがブワーッと こう
いや これ 確かに
おすすめ 言うとおりですね
<ニンニクの香りが食欲をそそる>
何か この 何とかハイという
割りのやつが多いんですね 炭酸割りが
(榎田)そうですね
ちょっと変わったの ありますか?
(榎田)ハイッピー
ハイッピー?
へえ~ ハイサワーとは違うんですか?
(榎田)また違う感じですね
ホッピーとも違うんですか?
ホッピーとも また違って
ひょっとして 両方ということですか?
そうですね
<ホップとレモンで仕上げた炭酸飲料を 焼酎で割ったものがハイッピーだ>
あっ はい これですね
すいません 失礼します
へえ~ 見た目 全然分かりませんね でもね
そうですね
<吉田さん 初めて飲むらしい>
うん
やっぱり 初めてですね この味は
今までは 結構 分かりやすいね
ハイサワーとかホッピーとか
っていう感じだったんですけど
ハイッピーとこられたら ちょっと もう
参りましたと言うしかないよね これはね
うん
<ハイッピーにガツ刺を合わせてみる>
<ピリ辛の自家製酢味噌が さらに 食欲をかきたてる>
<吉田さん 最近は 目線だけで うまいと表現する>
<…と 目の前に 気になるメニューを見つけた>
<東京23区で唯一 戦前から続いていた酒蔵>
<小山酒造が造っていた丸眞正宗>
<小山酒造は2018年に廃業している>
終わったと思ってから飲んでないので
ああ そうですか
ええ この じゃあ 丸眞正宗
はい
<小山酒造の廃業後は>
<親戚筋に当たる埼玉の酒蔵が 銘柄を引き継いでいる>
<そして 丸眞正宗とくれば やはり おでんと合わせたい>
はい すいません お待ちどおさまです
は~い
<ちょっと珍しい 丸ごとの玉ねぎと>
<さといも こんにゃくの 3品を選ぶ>
<まずは 酒蔵がかわって 初めて口にする丸眞正宗>
あっ…
クラスアップしてる感じがしますね
こういう変身も
また いいんじゃないでしょうかね
この玉ねぎは うまく切れるかな? 箸で
あっ 切れた すごい
<トロトロの玉ねぎに これは 明らかに からしが多い気がするが…>
<おっ 大丈夫なのか?>
<やはり だめだったようだ>
ちょっと付けすぎましたね
<慌てて ひと口>
<気を取り直して さといもをいただく>
<こちらは安心してモグモグ>
それに 何かね
サービスがあるらしいんです
<そのサービスが 3分の1ほど残した酒に おでんの出汁をなみなみ注ぐ 出汁割り>
<風味を変えて 2度 楽しめる>
お~
はい 前から失礼します
あ~
まあ 当然ですが
おでんのね 出汁が違うように
日本酒の味も変わってきます
これ クセになるかなというね
<続いて いなだを注文>
<これに合わせる酒を探す>
えっ これ どぶろくと思ったら
天狗のとぶろくなんですね
(榎田)はい
へえ~
<滑らかでコクのある甘さと すっきりとした後味を持つ>
<現在 丸眞正宗を造る 小山本家酒造の酒だ>
あ~
濁りには違いありませんが
非常に こうばしいです
<いなだと天狗のとぶろくを合わせる>
うん
なかなかの逸品じゃないでしょうかね
<さて そろそろ シメの時間>
<数あるメニューの中から おすすめを聞いた>
こちらにも書いてあるんですけど
もつ煮アラビアータっていう
それとミニトーストを
一緒に付けて食べると おいしいです
じゃあ ぜひ それをお願いします
はい かしこまりました
<少し小ぶりのトーストに>
<ピリ辛のイタリアン風に味付けした もつ煮を合わせる>
<山吹おすすめの シメのメニュー>
<ちょっと不思議な取り合わせも 下町の懐の深さか>
だから あんまり もう いろんなことに
こう とらわれないというか
ちょっと珍しい味だと思います
あっ…
普通に合っちゃうというところが
すごいですね
取り合わせが もう 絶妙だと思いますが
ありがとうございます
こういう発想 アイデア
これは もう 柔軟じゃないと だめですよね
(榎田)そうですね
何か
再認識させていただいたような気がします
言うことないです
ありがとうございました
<仕事帰りに ちょっと 一杯>
<そんな気軽さを 許してくれる酒場が>
<ここ金町にはある>
(榎田)ありがとうございました
はい
いや~ すごいですよね
この山吹さん 何かね…
思いっきり 下町の人情
何かね
非常に こう気分よく いただけました
これで 下町のね… 友達が 仲間が
また 絆が深まった 増えたというふうな
非常に いい気分で
もうちょっと行こうかなと思ってます
じゃあ あと少し楽しんで帰ります
いってまいります
<しんみりと 金町の夜は更けゆく>
<酒場という聖地へ>
<酒を求め 肴を求め さまよう…>
吉田 類です 今日はですね
JRの荻窪駅なんですが
ここはですね 青春の一時期 とっても…
半分住み着いてましたので 街に
飲み屋街も そうですね
非常に詳しい場所です
ですがね あれから少し間が空いてますので
今は どうなんでしょうか?
でもね きっと歴史のある街
楽しい場所に出くわすのではないかと
思っております
では いってまいります
<吉田さんが若かりし頃 住み着いていたという街 荻窪>
<駅前から少し離れた商店街に ちょっと刺激的な店を見つけた>
何かね すごい いい香りがしてくるんですが
こんにちは
うわ~ すごいですね 香り
ここは スパイスのお店なんですよね?
(川久保)そうです スパイス専門のお店で
もう 40年 卸売りとか
料理教室とかもやっております
<荻窪で40年 スパイスを扱ってきた 東京スパイスハウス>
<50種ほどのこだわりの香辛料が ずらりと並ぶ>
<店先に 珍しいスパイスが並べてあった>
えっ これ 生コショウって
あんまり見たことなかったな
(川久保)なかなか売ってないです
これ マレーシアからなんですけれども
ちょっと いいですか?
どうぞどうぞ
うわ すごい
辛いの大丈夫ですか?
大丈夫だったら これ 1粒
食べられます このまんま
<初めて食べる 生コショウ その刺激は大丈夫か?>
おお なるほど
(川久保)全然 これとは違うんです
全く味が違います
(川久保)爽やかで
ちょっとサンショウのイメージ
そうですね ピリピリピリッとくる
でも いい感じですね
今 ちょっと のどに来ました
<ピリピリは遅れてやってくる>
(川久保)これ 天日に干して乾かすと
ブラックペッパーで
さらに熟して 皮をむいたのが
ホワイトペッパーなんです
で ピンクペッパーって
よくいわれてるのは
これは ポワフルロゼっていう
コショウとは別の植物なんで
全然 違うんですね
へえ~
とにかく こういう香辛料 大好きなので
でも これは珍しいですね
で 私がおすすめしたい
このカンポットペッパーって
カンボジアのコショウなんですけれども
塩漬けして これがお酒のつまみに
ちょっと最高なんじゃないんですか
っていうので
これがね…
これ不思議 何か 魚のエキスとか
そういうのが入ってるような
そんな感じがしますよね
ちょっと発酵してるので
あっ それでですね いや いけます
これで ジン 何杯もいけますね
これはね
日本酒もいけると思うんですけれども
ああ いけますね~
これは覚えとこう
これ でも なかなか売ってないので
お買い求めください
これは はまりますね この世界
はい はまります
<酒のつまみになる スパイスに刺激されて>
<早く酒場に行きたい>
もう 駅の真ん前なんですね
駅から歩いて20秒という感じでしょうか
何かね かみやバーというと
僕達は浅草の神谷バー
何か 関係があるんでしょうね
「デンキブラン」っていうとこを見ると
お邪魔してみましょう こちらのほう
≪いらっしゃいませ
すいません お邪魔します
こんばんは
(由香)奥へどうぞ
ああ ここまで ずっとあるんですね
いらっしゃいませ
お邪魔します
こちら どうぞ
はい
そうか こちら 厨房が真ん前で
あっ こんばんは
<荻窪駅前に 昭和30年から店を構える 酒処 かみや>
<今も厨房に立つ二代目>
<その父親にあたる初代が>
<浅草 神谷バーから かみやの名をもらったという>
<開店すると すぐに 地元ご常連で満席になる>
<早速 電気ブランといきたいところだが>
<酔っぱらってしまうので まずはビールで口を潤す>
<さて 何からいただこうか?>
<ご常連に おすすめを聞いた>
おすすめっていうと どんなもんが?
私 必ず頼むのが
ぬた盛合せなんですけど
ああ ぬた盛合せ
これは ホントおいしいです
じゃあ 僕も
ぬた盛合せをいただけますか
ここは もう 皆さん長いんですよね?
≪同級生なんです
高校の同級生
ああ そうなんですか
毎週 来てます
じゃあ もう つきあいが長いわけですよね
長いんですよ
はい お待ちどおさまです
すいません はい
おお すごい色々入ってますね
これ シャコも入ってるし
(昌宏)5~6種類ぐらい
<シャコにマグロ ホタテに海草>
<日によって具材は変わるが ぬたで6種類も入っているのは珍しい>
<まずは 吉田さんの大好物 マグロからいただく>
お酢が非常にうまく利いてますね
と言って またマグロを食べる
この酢味噌 非常にすっきりしてます
シャコもありますし
<爽やかな酸味の酢味噌とビールが よく合う>
いいですね これは
何か 夢中になりますね これ食べてると
<続いて ホタテとヒモ これを一緒にほおばる>
滑り出しが最高じゃないですかね
<この店の古い写真が置いてあった>
神谷食堂という名前でやってたんですね
この写真はどなたですか?
あれは私です
抱いてるのは息子の…
ああ そうなんですね
これが じゃあ お父さんで
今 これ 抱かれてるのが
息子さんということなんですね
いや お父さんも
当たり前だけど若いですね~
<お父さんの風貌は 少しだけ変わってしまったが>
<創業当時から変わらない味もある>
もつ煮こみ お待ちどおさま
は~い
これ 何か でも 下町で見る煮こみと
少し違う感じがしますね へえ~
<合わせるのは こちらもオープン当初からの味 電気ブラン>
あっ すごい 表面張力 きっちりと
さすが奥さん わざわざね
いえいえ ずっとやってますので
<早速 電気ブランをひと口>
ああ~ カッカッカッカ
<カッカする電気ブランと 熱々のもつ煮>
<その相性は?>
熱っ
味は言うことないんですが
この熱さは…
見た目 ちょっと冷めてるなと思ったら
大間違いです
とんでもなく熱かったですね
これがまた 電気ブラン 合うんですね
洋酒と煮こみが合うっていうのはですね
実は これ ヨーロッパから見れば
たぶん 大航海時代から
当たり前ったら当たり前なんです
ちょっと このおつゆも
いただきたいと思います
<吉田さん 今宵は なぜか>
<もつ煮の味から 大航海時代へタイムトリップ>
<続いて 万願寺とうがらしを注文>
辛いのもあるけど
いや 当たったらしょうがないですね
じゃあ 当たったらしょうがないと思って
しょうがないですね
はい お待ちどおさま
はい ありがとうございます
<ひと皿 4本分 さて 当たるのか? 当たらないのか?>
<これに合わせるのは山梨の酒 七賢>
<水のうまさが酒の旨味を引き立たせる>
<これをひと口>
水のうまさがそのまま残ってるんで
旨味のある淡麗辛口なんですね
<さあ 万願寺とうがらし>
<辛いのか? 辛くないのか?>
<おや? まさか…>
当たり~
<大当たりで 周りからも拍手>
この辛口で
サーっと なかなか抑え込めません
ちょっとね 場所を外して食べます
<さて 今度はいかに?>
<あれ? また?>
もう…
これ お母さん
全部辛いの入れてませんか?
いや でもね うまいから大丈夫です
<さて そろそろシメの時間>
<本日は ご常連もおすすめ 鍋を選ぶ>
お待たせいたしました
あんこう鍋ですね
お鍋 大変熱いので
うわ~ これは
<コラーゲンたっぷり あんこう鍋>
<1人前には十分な量だ>
<この鍋に合わせるのは 富山の満寿泉>
<米の旨味が感じられる 優しい味わいの酒だ>
非常に トロリとした
深みのある辛口なんですよね
当然 あんこう鍋に合うと思います
この あんこうの肉
これがまた旨味がたっぷりなんですよね
旨味の中に溶け込んでいきます
<そして あんこう鍋といえば やはりスープ>
このスープは最高ですよ
世界を探しても そうそうないと思います
あんこうの力 これね
また お肌ツルツルになりますよ
ツルツル
<思わず ご機嫌な気分に させてくれる>
<そんな酒場が 駅前にあった>
あんこう鍋の この味は
世界に誇れますよね
いや~ かみや
家族的な あったかい家庭的なお店が
駅前にあるなんて
その昔の味を残してますね
あったかい昭和の飲み屋なんです
ということでね ホントは この裏に
まだまだ何軒もありますが
たぶん そんな何軒も回れませんから
せめて あと1~2軒
たどり着ければいいかなと思います
では いってまいります
<勝手知ったる荻窪 夜は これから>