[字]吉田類の酒場放浪記▼西千葉「都久志」…の番組内容解析まとめ
出典:EPGの番組情報
[字]吉田類の酒場放浪記▼西千葉「都久志」
島根出身の女将が35年前に開いた小料理酒場。創業以来のポン酢で煮た牛すじは吉田さんも初体験。地元から取り寄せた山くじら(猪肉)の炙りは島根のにごり酒と相性抜群。
詳細情報
出演者
【出演】吉田類【ナレーター】河本邦弘
番組内容
島根出身の女将が35年前に開いた小料理酒場。カウンターに約20種の手料理が並ぶ。創業以来の牛すじ煮込(ポン酢)は吉田さんも初体験。さらに地元から取り寄せた山くじら(猪肉)の炙りは島根のにごり酒と相性抜群。漁師の甥っ子から送られた沖イワシとおにぎりはこの店の定番。特殊な酵母を使った春色のにごりは季節限定でお一人様二杯まで
制作
2021年ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
テキストマイニング結果
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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吉田類です 今日はですね
西千葉に来てるんですが
ここはですね
当然のように
初めてのとこなんですが
この裏っ側にですね
千葉大がありまして
そうですね 何となくもう
活気がありますね
この辺り全体に
ということで
今日は楽しみですね
お酒の方
相当 充実してると思います
では 行ってまいります
<千葉大学を筆頭とした 文教地区で>
<周辺は 典型的な学生街となっている>
住宅街なんだけど いきなり ここに
お店がこの辺 かたまってありますね
焼き鳥のおいしい香りが
うわ~ いい煙
こんにちはー
はい こんにちはー
うわっ おいしそう
へえ~
ちょっとお邪魔してもいいですか?
こんにちは
こんにちはー いらっしゃいませ
あっ そうか
これ ここ 酒屋さんなんですか?
ここは日本酒専門店で
瓶で売ってる酒屋なんですけど
それだけでは
やっぱり伝わりづらいので
角打ちってことで
ここのカウンターで飲んでもらってます
<日本酒に魅せられた3人の若者が>
<2年前に始めた異色の酒屋>
こだわりのお酒が
置いてあるわけですか?
(宍戸)そうですね 全国の酒蔵を
自分で250軒回らせてもらって
その中で気に入った20軒くらい
紹介させてもらってて
これは どういう意味ですか?
(宍戸)そうですね
ワンコインで
1杯っていうイメージで
2杯 5杯 8杯って感じで
<コインを多く買うほど 1杯分が安くなるシステムのようだ>
今日は 福島の
廣戸川っていうお酒があって
まあ 若手の醸造家が
すごい丁寧に
低温っていう
冷たい温度で仕上げたお酒で
<名水で醸した廣戸川の中でも>
<特に人気が高い特別純米>
ふわ~っときますね
お待たせいたしました
あ~ はいはい はいはい
≪土佐備長炭で焼き上げた焼き鳥になります
あ~ いやいや
これは いいですね
(宍戸)
鳥は鮮度だって聞いているので
朝 串打ちをしたものを
いかに早く出せるかっていうことと
あとは それに合うお酒を
しっかり出せるかっていうことを
すごい大事にしてますね
<日本酒の販売だけでなく 耕作放棄地を開墾して>
<酒米・山田錦を初収穫>
<奈良の酒蔵が醸した 新酒ができあがった>
(宍戸)ここでしか飲めないし
ここでしか買えないお酒になってます
へえ~
それは楽しみですね~
<この店オリジナルの新酒>
うわっ
うわ~ うまい!
ラムネの 濃いラムネのような
感じですよね
新しい風味を
込めたというのはね
もう お手柄ですね
駅から そうですね
2~3分っていうとこなんですが
飲み屋さん 小料理屋さん
目立つんですね
あるんですね 色々と
へえ~
今日は 今日はちょっとここにね
お邪魔したいと思います
都久志さんですね
お邪魔してみましょう
おっ ここですね
(久江)いらっしゃいませ
こんにちはー お邪魔しまーす
あっ なかなかいい雰囲気で じゃあ
そうでしょうか ありがとうございます
せっかくですから この辺に
はい どうぞ おかけください
お飲みもの どうしましょうか
え~っと 何が…
生ビールもありますし
瓶ビールもありますし
私の田舎の池月っていう
お酒もございます
ああ そうですか
じゃあ 先に生ビールいただいていいですか
生ビール はい 分かりました
<島根から10代で上京した女将が 35年前に開いた都久志>
<ふるさとの旧都賀村の「都」と>
<女将の名前から一文字取って 屋号とした>
<今も郷土の伝統芸能 石見神楽のために>
<帰省は欠かさないという女将>
<カウンターに並ぶ手料理を肴に>
<島根づくしの宴の始まり 始まり>
ありがとうございます
<お通しのきんぴらをいただき 生ビールで乾杯>
五点盛りっていって
少しずつ こう
よそったものを
お出ししてるんですけど いいですか?
ぜひ お願いします
<五点盛りは 年配のご常連達に好評>
はい どうぞ
これは ふきのとうの味噌炒めです
あっ ふき味噌
(久江)菜の花です
菜の花ですね
このね ふき味噌の苦みが
ありがたいんですよね
<ふき味噌の 苦みと香りが広がる>
濃厚な 何かふき味噌ですね これ
(久江)そうですか
<当然 ビールによく合う>
じゃあ この春の…
(久江)それは カラシです
あっ カラシですか
<菜の花で 春を感じる>
これ意外とね ここまでいくと
日本酒が欲しくなるんですが
この田舎のその 池月を
池月を
お願いできますか
(久江)池月はお燗がいいかと思いますけど
僕もそう思います
いいね 酒燗器
<創業時の輝き放つ酒燗器>
あ~ ありがとうございます
はい どうぞ
<島根の酒 池月は>
<女将のふるさとにある酒蔵から 取り寄せている>
牛すじは召し上がれますか?
いや もう大好きなので
私のとこは
ちょっと関東ではないと思うんですけど
ポン酢で煮た牛すじがあるんです
えっ ポン酢で!?
(久江)ちょっと だから酸っぱい味です
いや 食べたことない
(久江)そうですか じゃあ ぜひ
<意表を突く 牛すじのポン酢煮込み>
あっ ちょうどいいぬる燗で
(久江)あっ そうでしたか
妙に角がなくて 丸い辛口
ふわ~っと
立ち上がってきますね
はい どうぞ
35年間作っております これを
そうなんですね いやいやいや…
この35年の牛すじ
しかも ポン酢ですよね
(久江)ポン酢です はい
<さすがの吉田さんも 初体験に違いない>
あ~ なるほど
何となく
ツ~ンっと酸っぱいんですが
そのお酢の感じが ふわ~っと
この辺に丸く こうね
お酢の虹がかかったような感じ
(久江)そうですか
妙に何か懐かしいんで
昔食べたかなっていうような
そんな気がします
<懐かしさのあまり ふるさとの方言話で盛り上がる>
だんだんよ という言葉 使うじゃないですか
はい だんだん 言います
ねっ ウチの田舎も
もう島根の言葉と
通じるものがあったんですよ
ご近所の方に何かいただいたら
だんだん 言いなさいとか言われて
だんだん 言うてました
<「だんだん」とは 感謝の言葉>
<さらなる ふるさとの便りが 山くじら>
<どんどんいこう>
あっ これですね
はい 私の村でとれたイノシシを
山くじらって呼ぶんです
これが 生のままです はい
<猪肉のスライスを さっとあぶる>
<生わさびと 自家製ポン酢でいただく>
はい どうぞ これがポン酢です
あっ これですね
(久江)私の同級生が言いますには
これが一番おいしいって
まあね 猪鍋とか
色々ありますけどね
にごり酒をお願いしてもよろしいでしょうか
分かりました はい
にごり お願いします
お~ すごい!
お待たせしました
こちらが 池月の
名馬の里って にごり酒です
これは 馬の産地だったんですね
昔は産地だったそうです
<名馬の里は 米と米麹で醸した純米にごり酒>
このうまさ
どう表現したらいいのか 分かりませんが
馬だけに うまさ~ みたいなね
(久江)ウフフフフフ
<ウケてる!>
<馬に続いて味わうのは 山くじら>
結構 やわらかくて
野生の旨み
これが ジワジワジワッと
広がっていきます
それに このにごりですから
うわ~
いや~ おいしいです
そうですか それはよかったです
やっぱり
いい酒が多いんですね
ひょっとして おにぎりとかも
はい できます
あるんですか?
はい
<シメは 女将さんの温かいおにぎり>
これが 私の甥がとりました
沖いわしというお魚です
漁師なんですか
(久江)そうなんです
それと できたら
お酒 お願いしたいんですが
はい じゃあ
ピンクのにごり酒 出して
飲みやすくて 結構 皆さんね
飲んじゃうもんで 2杯までにしてます
ああ そうなんですね
<赤い色を出す特殊な酵母を使い>
<にごりの白と合わさり 春の色をなす>
香りもあって…
爽やかですね~
<沖イワシとは ニギスのことで>
<クセのない白身魚>
それで
この おにぎりにいきます
食べて 飲んで
両方ともお米ですから
元気にならないわけがないですよね
おわっ
多分 僕 質素だけど
すごいこれ
贅沢やと思います
<まさに飲んべえ冥利に尽きる 幸せなひとときを過ごせた>
いや~ もう
ほっこりさせてもらいました
いや~
都久志 よかったですね
もう春の息吹を 思いっきりね
感じさせていただきましたが
同じね 方言が
ウチの田舎にも残ってて
置いてきます
ありがとうというね これ
だんだんよ というね
多分 まだあるかもしれませんね
行ってまいります
<飲みつくして ぶっちぎる>
<酒場という聖地へ>
<酒を求め 肴を求め さまよう…>
吉田 類です 今日はですね
東急東横線の大倉山というとこへ
来てるんですが
え~と 一応
横浜市港北区ということなので
ただね 僕 この辺り 全然分かってなくて
ただ 大倉山 山があってですね
結構 閑静な住宅街が その周辺に
広がってるという情報しかありません
とにかく行ってみたいと思います
では
<大倉山の名前の由来は>
<実業家で教育者でもある 大倉邦彦が>
<この地に研究所を設立したのが 始まり>
あ~ なるほど ここ駅なんですね
ていうことは この大倉山
この… 山になっててですね
その上に マンションとか
住宅街があります なかなかね…
<その頂を踏まねば 大倉山を語ることはできぬ>
<とばかりに 山頂を目指す吉田さん>
あ~ はいはいはい…
おお あっ 正面に何か
ずいぶん立派な…
ああ なるほど
何となく迎賓館ぽいですが
これが大倉山記念館なんですね
<昭和7年に竣工した>
<一部 一般にも開放されている>
中を見たいなと思ったら
今日は休館日
う~ん お酒も飲めない きゅうかん日
<残念ながら今日は 月曜日で休館>
<研究所を過ぎ 奥に見えてくるのが 大倉山公園の梅林>
ああ こちらもいっぱい咲いてますね
いい香り あ~ すごい
ああ はあはあ…
う~ん
やっぱ梅は
香りと同時ですから いいですね
<32種 およそ200本の梅の花を 観賞することができる>
いや~ 小鳥がさえずって…
かなりこう 贅沢な時間が流れてますね
<梅の花をめでつつ 野鳥のさえずりを感じる>
<あとは酒があれば最高である>
<町を一望できる場所を探し さらに散策>
あ~ 町並みが見えてきましたね
ず~っと奥のほうに
スカイツリーが見えます
あ~ でも やっぱり こういうふうに
緑… 山を残すっていいことですね
<さて そろそろ下山して 一杯いきますか>
え~っとね 後ろの駅の通りはね
非常にこう華やかなんですが
ちょっと来ると こう静かなね
今日は あえて このね
裏通りに入ろうと思います
もつ肉店 はあ~
もつ肉店がありますね
こんばんは
はい どうも
えっ ここは立ち飲みもいいんですか?
はい どうぞ
あっ すいません
<半世紀以上の歴史を誇る>
<うっとりするほどに激渋の外観>
<裸電球にトタンでできた店の看板>
<積み重ねた店の歴史が>
<気安く近づけないくらいの オーラを放っている>
え~っと 飲み物は?
飲み物は ビールか日本酒になりますね
そうですか あったかいのってあります?
お燗してますよ
じゃあ 燗酒をいただいて
これ お酒はもう両関というふうに
決まってるようなんですね はい
この裸電球の光を受けて
よけいおいしそうに見えますね これが
いただきます
<店構えにびびったか いつもの乾杯を忘れてスタート>
一口目 口に含んだ感じは
すごく甘いんですが
のどごしが カッときますね
うんうんうん…
<串焼は たん はつ レバー かしらの4種類>
<この雰囲気を味わいたければ これで十分>
じゃあ すいません 4種類
焼いていただいてもよろしいでしょうか?
<炭火でじっくりと焼かれる>
<焼き台の担当は マスター>
<23歳の頃から 両親の跡を継ぎ 45年間 店を守っている>
いいですか? こちら出して
ああ はい
はい これ タレ焼です
は~い
(佐野)レバー かしら たん はつ
…ということですね
<まずは レバーから>
んっ うん…
<さしたるコメントもないまま 食べ進んでいるので説明すると>
<もつは創業以来 つきあいのある芝浦からの直送>
<開店から4時間ほどで この量を売り切ってしまう>
これが今… はつやったかな やっぱりこうね
でも いいですね これ
<店の奥に席もあるのだが 立ち飲みで さくっと帰る常連が多い>
皆さん 何? 席があるのに結構
外でこうやって飲む方も多いわけですね?
そうですね うん 中入んない人が多い
そういう粋な飲み方を
ということなんでしょうね
<すぐに この雰囲気に 溶け込んでしまった吉田さん>
<さすがである>
うん
あっ 湯どうふもあるんですね?
(佐野)うん ありますよ
へえ~ 湯どうふがあるということは
じゃあ ちょっと冷えちゃったんで
湯どうふ作っていただいていいですか?
はい 分かりました
お邪魔します
<湯どうふを頼み 中へ>
<店内のカウンター席は 限定6名ほど>
<湯どうふなどの調理物は 甥の直さんが担当>
<湯どうふは冬季限定のメニューで>
<夏になれば もろきゅうや 冷やしトマトなどがラインナップされる>
うん… んっ
大倉山に こんな渋いお店があるとは
知りませんでした
今年で何年になりますか?
53年でございますね
53年!
はい
すばらしいじゃないですか
このカウンターだって
思いっきり味わいがありますよね
そうしたら2代目
そうですね
で 3代目
はい
父ではないんですけども おじなんです
あっ 違うんですか
(佐野)甥 甥っ子です
ああ なるほど ああ はいはい
<この店は お持ち帰りのお客さんも ひっきりなしに訪れる>
はい すいません はいはい
はい どうも
<持ち帰りの人気は 量り売りのもつ焼>
マスター これは何ですか? 鉄板…
(佐野)これはもつ焼です
もつ焼 それってグラムで頼むんですね?
お持ち帰りはグラムです
中の食べる人はひと皿
ひと皿… じゃあ僕 ひと皿お願いします
<秘伝のタレを何度もかけては焼く 自慢のもつ焼>
今のタレは特別なんでしょうね?
≪これは特別で
レシピは…
レシピは ありますけども
公表はできませんね
できない 企業秘密ということで
<仕上げにもう一度たっぷりと>
は~い はいはいはい
<この店 一番人気の もつ焼の出来上がりである>
<酒も 両関の純米酒に>
ちょっと水飲み鳥で
あの燗酒とは全然違いまして
フレッシュな感じ
もつ焼を…
うん
結構ね 旨味があって濃厚なんですけど
すごいあっさりしてます
純米酒 合わないわけがないでしょ
うまい!
皆さん 塩で召し上がりますけど
このタレが
あっさりして すごくおいしいんで
ネギとピーマンをタレで食べて…
あとね 何といっても
おしんこがおいしいです
彼がね いつもね すごく丹精込めて
そこの所で こうね
手突っ込んで いっつもね 漬けてる
やってるんですね
じゃあ 今のご常連さんの説明で
そのまんまいただいても いいでしょうか?
はい
<ここの煮込みも絶品らしい>
煮込みはね 冬の時期の…
曜日が限定して 水 木だけなんですよ
それがまた すごく丁寧に作られてて
おいしいですね
マスター もう煮込みないんですか?
はい 今日はございません
<残念ながら月曜日なので 今日はなし>
これはすごいじゃないですか
色的にもいいし
あっ これが
はい
この噂の
<うっすらと醤油が塗られた ぬか漬け>
<箸休めには 最高な味と食感>
んっ
食感のシャキンシャキンは
ちゃんと残ってるんですが
非常に爽やかな味わいです
<両関で流す>
<ご常連おすすめの野菜のタレ焼>
<さらりとした ここのタレは 野菜にも合うのだ>
もう間違いなくおいしいです これは
あれは お母さん?
(佐野)はい
はあ~
(佐野)95歳ぐらいの写真だから
えっ! あれで95歳?
うん
え~ あの写真で
90を超したときの写真ですから
すごいですね 何か こっから見ると
女優さんみたいですよね
うちも このままで いつまでもつかね
いや 僕はね これはもう ぜひとも
あと100年ぐらい
もたしてもらいたいと思います
<何も変えずに半世紀>
<ノスタルジックということばでは 言い表せない光景が>
<ここでは日常>
<100年後も変わらず>
<のんべえ達を 迎えてくれるだろう>
すごいですね 大倉山もつ店
僕 この近くに住んでたら
ほとんど毎日来てるような
そういうお店です
たぶんね そういう所で… ねっ
のんべえの一日 男の一日が
この立ち飲みでキュッと締めくくれる
これはこれで ねっ
非常に味わい深いお店でした
あるんですね こういうお店がね
え~ もうちょっと ねっ
寄り道していきたいと思います
では いってまいります
<今日も幸せな一日が終わる>
<酒場という聖地へ>
<酒を求め>
<肴を求め さまよう…>
吉田類です
今日はですね JR南武線なんですが
これの 平間というところに来てるんですね
実は南武線はよく利用してたのに
この駅のことは全く知らなかったっていうね
ちょっと申し訳ないんですが
でも 大っきな町といいますか
結構 挟まれてて
なおかつ庶民的な台所
あるいは いい酒場が
残ってるんではないかと思います
ということで今日は そこをね
少しお邪魔してみたいと思います
では いってまいります
<発展著しい武蔵小杉から二駅>
<どこか下町のような情緒が残る平間には>
<500メートルに及ぶ商店街がある>
<吉田さん 早速 商店街を歩く>
ここはまた にぎわってますね
<ひときわ にぎわいを見せる こちらの青果店で>
<吉田さん 驚きの値札を見つけた>
10円であんの?
これ お父さん 10円なんですか?
(諏訪部)今日は10円なんですよ
めちゃくちゃ安いんですよ
いや 安いですよ
10円なんて見たことないですもん
すごい びっくりしました この値段
これ 何で こんなに安いんですか?
いや この商店街がね
金曜日ごとの売り出しがあったのね
今 やってないんだけど あんまり
うちは そのまま ずっと継続して
目玉でお客さんが来てくれる以上はね
頑張らなくちゃいけないから
いやいや 大丈夫ですよ これ
この先…
もう あとね
お豆腐屋さんが
あるだけなんですよ 物販店は
ああ そうなんですか
お豆腐屋さんは
いいお豆腐屋さんがありますよ
<ということで その豆腐店を目指す>
こんにちは いやいや…
(久美子)どうも
これはお豆腐だけじゃなくて
いろんなの売ってるんですか? お総菜
そうなんですね うちは あの
主人は43年間 コックだったものですから
お豆腐 作ったあとにお昼に向けて
昔ながらのナポリタンとか…
これは懐かしい
はい あの 懐かしい あの ベッタベタの
アルデンテのないナポリタン
あと豆乳のクリームコロッケっていうのも
ちょっと食べてみますか?
じゃあ ちょっといいでしょうかね
あの 揚げたてのを持ってまいります
あれ お父さん 揚がったかな?
<なんとも にぎやかなママさんが 店に立つ 関豆腐店>
<手作り豆腐はもちろん 毎日変わる総菜が 地元の人達の人気を集めている>
はい 760円ですね
お待たせいたしました
お父さん 何か びっくりですね
こう たくさんあって
ここはもう
何年ぐらいになるんですか?
56年目になりますかね
私たちは3代目になります
<せっかくの揚げたて 冷めないうちに ぱくっといきたいが…>
ホントおいしい
ちょっと怖いので ガブッてやると
サクサク感すんごい 食感はいいし
こういうお店が残ってないとね
(久美子)そうなんです
地元の方 みんな
ニコニコ喜んで買いにきてますし
いやいやいや すばらしいコロッケでした
<ここは豆腐屋さんですよ>
あっ… すみません
はい 豆腐屋です 豆腐屋です
豆腐を食べないと
豆腐屋なんですよ
コロッケが
おいしかったですよ
<おらが町の豆腐屋さん>
<ぜひとも 頑張ってもらいたい>
一番 理想的な場所にありますよね
ふと入った路地の最初という
この 今日は
この はっちゃん お邪魔しようと思ってます
はい どうも こんにちは お邪魔します
(頼)いらっしゃい
何か もう ここ
島になってますね ここ
<創業50年 平間駅のそばに 店を構えて30年になる はっちゃん>
<開店と同時に地元のご常連で にぎわう>
<壁一面に貼られたメニューのほとんどが ワンコイン以下なのは嬉しい>
<その中からマスターに 今日のオススメを聞いた>
しめさばなんてどうですか
あっ しめさば大好きなんで いただきます
変わったとこでね
豚のガツってのがあるんですよ
結構 軟らかく召し上がれます
それ じゃあ お願いします
(頼)はい 分かりました
<今宵は宮崎の焼酎 赤霧島のお湯割りからスタート>
<夜6時までに店に入れば出てくる サービスの小皿に箸をのばす>
<今日はホタテの稚貝>
<これをつまみに酒を飲みながら 料理がくるのを待つ>
心なしかちょっと
ここの焼酎 濃いと思いますけどね
あ~ すいません
はい
<まず やってきたのは 吉田さんの大好物 しめさば>
色がね 結構ピンクに染まってますけど
締まり方はどうなんでしょうか
うんうんうん おいしい
そこそこ きっちり 締まってるんだけど
でも この締まり具合 甘いんですね
芋焼酎お湯割り 全然 普通に合いますね
うん う~ん
はい 失礼します はい
軟らかくできてますよ
<続いてやってきたのは 豚ガツ>
<軟らかく煮たガツを あっさりとした醤油味で味付けしてある>
<早速 一口>
湯引きのはありますけど
こういう煮たまんまっていうのは
初めてかもしれませんが
軟らかくて 食べやすいですね これは
歯に頼らなくても食べちゃえるという
あ~ いい これもね もう
焼酎ぴったりなんですが
何かね せっかく…
今日 刺身どうなんでしょうかね?
<吉田さん 魚が食べたくなったようだ>
<マスター オススメで 盛り合わせを作ってもらう>
<刺身ができるまでの間 ご常連に話を聞いた>
もう どれぐらいですか? 知り合いで
もう30年
40年! 40年もいるよ
40年
30年 40年 50年
≪はっちゃんは50年
一応 このテーブルが…
ここはね ここはベテランが多いね
≪腐った じじいの行く…
ハハハハハッ
≪はっちゃんは独身者ばっか
え?
みんな独身 独身 独身 独身…
みんな独身よ
独身
<はっちゃんには なぜか独身者が集うらしい>
はい じゃあ今日はちょうど ぶりの…
うわ~ これは また なんと贅沢な
<オススメの刺盛>
<今日は寒ぶりと めじまぐろを半人前ずつ>
<こうなると やはり日本酒か>
<合わせるのは 八海山のしぼりたて原酒>
<通称 青越後>
<濃厚ながら すっきりした後味の辛口だ>
どうぞ
えっ 女将さん?
はい そうです どうぞ
あ~ そうなんですか
ここ 結構もう長いんですよね?
50年になります
<青越後の1杯目は ママさんがついでくれた>
あの ホントに こう 家族みたいなね
そうなんですよ もうホントに
もう古いお客さんが
私よりも古いっていう
お客さんに頭が上がりません フフッ
あ~ なるほど
いただきます すみません
ゆっくり飲んでください
あ~ やっぱ これ これ
原酒の この辛いところ
<さあ 脂がのりのりの 天然寒ぶりを いただこう>
あ~ 甘っ
これを八海山の生原酒ということで
あっ シャキーンときますね
潤いをもって 入ってくるので
怖いんですね
いくらでも飲んでしまいそうなんで
ん~
<続いて めじまぐろをいただく>
<吉田さん 口は動かしつつも 目は次のメニューへ>
さっきから視線の先で
とらふぐの皮ぽん酢ってあるんですけど
(淑香)ふぐ皮 はい できますよ
できますか
あっ じゃあ それ お願いします
はい ふぐ皮です!
<ふぐ皮に合わせるのは>
<九頭竜川の伏流水を使った福井の酒 黒龍>
はい ふぐ皮で~す どうぞ
はい はい はい
<とらふぐの皮>
<これだけ入って この値段は嬉しい>
とり皮…
とり皮じゃないです あの… ふぐ ふぐ皮ね
<とり皮と ふぐ皮では だいぶ違う>
<それも とらふぐ 心して いただこう>
<そして 黒龍を一口>
これですよ
ふぐの皮もゼラチン質でプルプル
<吉田さん プルプルにはうるさい>
黒龍で流して お肌もプルプルという
<お肌プルプルになったところで 締めの時間>
<今夜は 豚もやし鍋を選んだ>
<これに合わせるべく ふるさと 高知の酒を注文>
何か 土佐の しらぎく…
はい この しらぎくがいいんじゃないですか?
はい じゃあ今 はい
ええ お願いします
僕が 何で頼むかって
聞いてほしかったんだけどね
土佐の生まれだからよっていうところをね
言いたかったんですけど
<土佐しらぎくの おりがらみは>
<きめこまやかな味わいの微発泡酒だ>
お~!
はい 鍋 熱いんで
気をつけてくださいね
はい
<締めの豚もやし鍋>
<一人鍋としては十分なボリュームだ>
うんっ
これ 箸が止まりませんね
この もやしが つくしに思えるぐらい
何か ここ辺 春ですね
<なぜか もやしに つくしの面影を見る吉田さん>
<春を感じながら ふるさとの酒を一口>
何かね
地元の方も ホントにくつろいでいますが
愛にあふれてますね
酒は愛ですから
当然 酔った その心持ちで 人を愛するという
それが一番すばらしいんじゃないでしょうかね
<今宵 吉田さんは酒場で愛を悟った>
何か ホントにこう 家族的なというかね
そうですね
もう みんな知ってる人ばっかしで
<家族のような ご常連の愛が>
<この店の歴史を作ってきた>
いや~ はっちゃんでした
何かね 屋号の はっちゃんっていうのも
ものすごく親しみが持てます
何か やっぱり
地元密着型っていうのは温かくてですね
地域の顔も見えてきます
そういう意味では 今日は いいお店にね
至ったかなというふうに思ってますが
多分 まだまだ ありそうですね
この雰囲気だと
あと2~3軒
ちょっと のぞいて帰ろうと思います
では いってまいります
<春の夜風に 朝まで吹かれる>
<酒場という聖地へ>
<酒を求め>
<肴を求め さまよう…>
吉田類です 今日はですね
東西線の葛西に来てるんですが
そうですね
葛西は東京の東の端といいますか
千葉の隣になるんですけれども
恐らく 東京のね
一番便利なベッドタウンという
そういうところではないかと思いますが
じゃあ そんなところに ねっ
あるんでしょうかね
飲み屋さん
それを期待して
行ってみたいと思います
では 行ってまいります
<東京メトロ東西線の葛西>
<都心にも近い住宅地の 千葉 浦安とともに>
<沿線は 日本有数のマンション街と称されている>
あっ これですね
これ
やおやのスムージーということで
ちょっと のぞいてみましょう
こんにちは
いらっしゃいませ
いいですか?
どうぞ どうぞ やおやですけど
やおやさんなんですね
はい
農家さんから
規格外のお野菜を直接買い付けて
それをやりたいと思って
まずは 市場の方で
仲卸の業者の方々のも普通に買って
それから
少しずつ競りの方に参加して
将来的にはっていうことで
やらせてもらって
でも なぜスムージーが…
(蜂谷)もう
新鮮な野菜を取り入れてるので
それを そのまま皆さんに直接飲んで
味わっていただきたいなと思って
コンセプトで 始めたんですけど
かぶが新しいのが入ってきたので
かぶを使ったスムージーを
で これがスムージーに
(蜂谷)じゃあ ぜひ そのかぶを
直接使ってやりますので
<スムージーは併設する店舗で 専門スタッフが担当している>
ここにあるんですね
じゃあ スムージーを
いらっしゃいませ
じゃあ これで
お願いしたいんですけど
かぶ一個分の葉っぱ全部
今日は入れてきましょう
かぶの葉っぱは
すごく ビタミンB
B
と
あと ビタミンCは ほうれん草 一束に
匹敵するぐらいの量が入ってるんで
バナナと りんごも旬なので
で 最後に
このメインの葉っぱをたくさん入れちゃいます
<葉野菜と果物だけで作るスムージーは>
<健康志向の吉田さんに最適>
あっ
野菜の香りも ちゃんとしますね
葉っぱたっぷり どうでしょう?
いや これは あの
葉っぱが甘くなってるから
というか 果物みたいですね
リビングジュースの特徴は
基本的に消化がいい状態で
飲めるジュースを作るので
生の葉野菜と果物のみを使います
3食でも いいですね
<パドルテールは新鮮野菜を>
<農家から直接仕入れることを 目標に頑張っている>
駅から
10分ぐらいのとこなんですが
え~ こんなとこがあったの!?
っていう感じでですね
見つけたお店が
屋号も変わってますよね
この おはなぼうという
今日 この店の造りが
随分凝ってまして
とりあえず
おはなぼうに お邪魔してみましょう
こんばんは~ お邪魔します
いらっしゃいませ こんばんは
うわ~
何か ここだけ
神輿のような雰囲気が漂ってますが
皆さん どうもお邪魔します
こんばんはー
うわっ
すいません 焼酎お湯割りをいただけますか
(武田)はい ありがとうございまーす
<葛西の住宅街にたたずむ おはなぼうは>
<生け花が好きな女将が 始めた小料理酒場>
<店の造りと料理にこだわって20年>
<風情ある小上がりと 粋なカウンターに囲まれて>
<女将のトレードマークは 赤と白の椿柄の鯉口>
<いやあ いなせだ>
すいません ありがとうございます
はい お通しです
このお通しは 何ですか?
(武田)マグロのつみれです
この辺も凝ってますね
<芋焼酎のお湯割り>
<そして マグロのつみれ>
すごい ホワホワ
(武田)中トロだったんでね
すごい 贅沢ですね
いやー
ちょっと落ち着きましたが
ここは外側からも凝ってるんですが
造りが
ウチの旦那さんが
すごい凝り性なんですよ
ひょっとして ここにいらっしゃる
そうなんです
<建築関係だったご主人>
いや~ これ全部 自分の趣味で
こういうふうに作られたんですか?
奥さんがやりたいって言うんで
お金がないから じゃあ自分で造っちゃおうか
ほう~ ほう ほう ほう
けやきですよ けやき
あっ けやき
こんな大きいの このまま使っちゃって へえ~
うん あの
おかずがたくさんありますが
(武田)これ 冬がんです
菜の花のからし和え
真鱈の白子煮です
じゃあ 真鱈の白子煮を
それをいただきたかったので
はい ありがとうございます
はい お待たせしました
上から失礼いたします
<白子は冬が旬の真鱈の精巣>
もう トロッととけますね
これでね お湯割り
<続いて オススメを>
天ぷら盛り合わせで 海老とか
穴子とか入ってくるのがあるんですけど
じゃあ その天ぷらもお願いします
ちょっと時間かかるから
その間に
冬がんかなんか召し上がります?
じゃあ お願いします
(武田)はい ありがとうございます
はい 冬がん煮です
はーい
美しいじゃありませんか
これは また
女将さん 日本酒
(武田)はい 群馬県のお酒なんですけど
群馬県のそれ
何ていうもんですか?
大盃の
桶五十三号っていうお酒なんです
<桶五十三号とは 五十三番目の桶という意味>
<大盃の純米原酒は 吟醸クラスの軽やかな味わい>
おっ これはですね
深みがある
これ じっくりと
はらわたに
染み込んでいくというかね
冬がんに合うでしょう これは
<冬がんの鶏ひき肉そぼろあんかけは>
<体に優しい おふくろの味>
<大盃を合わす>
合いすぎ これは…
このトロッとした甘みに
合うんですね
<女将オススメの天ぷらを待つ>
はい 天ぷらです お待たせしました
ありがとうございます
はい 豪華ですね これは
(武田)穴子と海老
後ろに舞茸の天ぷらが隠れてます
舞茸を後ろへ隠すって
すごい贅沢ですね これは
海老からいきたいんですが
ちょっと熱いんですけど
ホクホクで
刺身か天ぷらかという感じでしょうね これね
う~ん
穴子にいってみたいと思いますが
これ こういう天ぷら
僕は初めてかもしれませんね
<穴子に大盃>
これ 妙に
深~い味で
サラ~っと流してくれます
<お酒をおかわり>
凜美っていうお酒なんですけど
これは兵庫県のお酒なんです
じゃあ その凜美を
いきますか はい
<凜美は酒米の最高峰といわれる>
<兵庫県産 山田錦を 低温発酵で仕込んだ大吟醸>
おっ うまい!
あのね その
今日オススメのメニューなんですよね? それが
なまこ酢をいただけますか
(武田)はい ありがとうございます
<なまこは寒い冬が旬>
<本日は青森 津軽半島の龍飛産>
お待たせしました
これですよ 多分ね
ピッタリ合うと思うんです
うん
このナマコは龍飛岬の
龍飛のなんです
これは だから
こんなに引き締まってるんですね
すごい潮流が速いとこですから
もう コリッコリと
歯ごたえがいいので
あと もう
舌の上で踊ってますね
<女将にシメを伺う>
シメはどういう…
そうですね
どんなのがいいですかね?
あっ シメ? シメはやっぱりね
鯛茶漬け
えっ 鯛茶漬け
鯛茶漬け絶品!
鯛茶漬け お願いします
すいません ちょっと
乾杯してもらっていいでしょうか?
どうもどうも こんばんは
はいはい かんぱーい
はい かんぱーい
<秘伝のタレに漬け込んだ鯛に ダシ汁を満たす>
鯛茶漬けです
鯛茶漬け うわ~
お酒のシメは必ず茶漬けっていうね
そういう時期もありましたから
これはですね
鯛茶漬けということで
≪フーフーした方が
絶対いいですよね
最高ですね
う~ん
(武田)結構水っぽい魚なので
昆布締めにしてから作るんです
タレは特製だけど 秘伝なので
あ~ なるほど
皆さんもね この秘伝の鯛の味
ぜひとも 食べていただきタイ
(一同 拍手と笑い)
<おあとがよろしいようで>
イエーイ!
最高
いや~
非常にね
凝ったお店で 凝ったお酒
でも こういうところが
あるんですね
でも この趣味のお店
やっぱり
残ってほしいと思います
ひょっとしたら まだ思いっきりとんでもない
趣味のお店があるかもしれませんね
ちょっと のぞいていこうと思います
では行ってまいります
<春の宵を飲み歩く>