NHK地域局発 金よう夜きらっと新潟▽ピンチをチャンスにwithコロナの日本酒[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

NHK地域局発 金よう夜きらっと新潟▽ピンチをチャンスにwithコロナの日本酒[字]

新潟の日本酒が、新型コロナの影響で試練に!国内外での消費減少の背景に何があるのか?日本酒ファンのすそ野を広げる取り組みとは?専門家と共に、日本酒の未来を考える。

番組内容
新潟の日本酒が、新型コロナの影響で試練に立たされています。大吟醸や純米酒など販売が国内外で減少。背景にあるのは、新型コロナで変化する私たちの「飲み方」。一方で、未来にむけた取り組みも。酒造りの神髄や日本酒を育む風土や文化を知ってもらうことで、日本酒ファンのすそ野を広げる体験プロジェクトが続いている。専門家のゲストと共に、日本酒の未来を考えてみませんか?

ジャンル :
ニュース/報道 – 経済・市況
ニュース/報道 – ローカル・地域
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NHK
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♬~

酒蔵数 日本一。

私たちが誇る 新潟の日本酒が

今 先の見えない
試練に立たされています。

新型コロナウイルスとの日常が続く中

日本酒の飲み方が
大きく変わってしまったのです。

酒蔵を悩ませるのは 主力としてきた
大吟醸などの販売不振。

近年 世界各地で 高い評価を
受けるようになった 新潟の日本酒。

しかし 3月以降 輸出量が激減。

今 戦略の見直しが 迫られています。

一方 佐渡で 注目の動きも。

一般の人が 本格的な酒造りを学ぶ
日本酒の学校です。

本物の仕込みを 体験してもらうことで

将来 日本酒の消費拡大の きっかけとなる
キーマンを育てようというのです。

Withコロナの中の日本酒。

生き残りのためのヒントを 探ります。

♬~

今夜の晩酌のおともに
日本酒という方も 多いかと思います。

新潟を代表する お酒といいますと

やはり この日本酒ですよね。

ただ この日本酒も
新型コロナウイルスの影響を

大きく受けた 半年となりました。

こちら ご覧下さい。

新潟県酒造組合に取材した

県内の日本酒 出荷量の
月別の状況です。

4月5月は
緊急事態宣言の発令

外出自粛などの影響を
大きく受けて

前年比3割減と
出荷量が 落ち込みました。

6月7月には
感染の広がりが 落ち着き

反動で 需要が増加しました。

ただ 中小の酒蔵では

売り上げの回復には
つながらなかったということです。

そして8月。 都市圏での
第2波の影響で

出荷量は まだ
前年の8割程度に

減少する見込みだと
いうことです。

県内の 酒蔵の現状を取材しますと

新型コロナによる 生活の変化が

酒蔵の経営にも 大きく
影響していることが 見えてきました。

江戸時代から続く 老舗の酒蔵です。

今年の春から
新型コロナの影響を 受けてきました。

仕込んだ酒を寝かせる タンク室。

例年8月には 空になり始めますが

需要の低迷で
今年は お酒が残ったままです。

東京オリンピックに向け
多めに仕入れていた 酒米。

シーズン途中で 仕込みを減らしたため
6t近く 余りました。

酒の出荷量は
緊急事態宣言解除後の6月

回復の兆しを 見せました。

しかし 感染拡大前と
大きな変化が 起きていました。

注文が入るのは スーパーなどに卸す
低価格帯の日本酒。

一方 この蔵が力を入れてきた
大吟醸や 純米酒などの注文は

減ってしまったままだといいます。

これまで 首都圏の百貨店や
飲食店に 商品を取り次いでいた

千葉の業者との取り引きは
1%以下になりました。

一方 もう一つの売り上げの柱
地元での消費。

飲食店の営業が 再開しても

感染拡大前のようには
日本酒が 飲まれていないといいます。

8月中旬。
新酒の仕込みが 来月に迫る中

小林さんは 大きな決断を下しました。

タンクに残っていた 大量の純米吟醸を

通常よりも安く
引き取ってもらうことにしたのです。

8月 出荷量は 例年以上になったものの

売り上げは 8割程度。

量を売っても 利益が出ない。

Withコロナが 引き起こした変化に
直面していました。

感染拡大前 10年間で3倍近くに伸びた
アメリカへの輸出。

新潟の酒は 和食レストランなどで

人気を 集めるようになりました。

しかし その輸出も 低迷が続いています。

長岡市にある 県内最大規模の酒蔵です。

これまで アメリカを中心に

35の国と地域に 輸出してきました。

しかし
世界で感染が拡大した 4月から5月

輸出は ¼にまで落ち込みました。

8月になっても
輸出の低迷は 続いています。

この日は これまで大口だった
ニューヨークに向けた

出荷作業が ありました。

アメリカでの日本酒の消費は
なぜ 戻らないのか。

現地で
フードジャーナリストとして活動する…

ニューヨークでは 外食産業への
厳しい規制が 続いているといいます。

一方 片山さんは

スーパーなどで販売される
日本酒の需要は 逆に増えていて

工夫すれば 輸出を増やすチャンスは
あるといいます。

9月上旬。 小林さんの酒蔵で
新酒の仕込みが 始まりました。

小林さんは 今年は まず
手ごろな値段の酒から造り始め

様子を見ながら 大吟醸などを
仕込んでいくことにしました。

では ここからは 日本酒を
経済の視点から 研究されています

新潟大学 日本酒学センター
岸 保行准教授と お伝えしていきます。

よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。

まずは 今 ご覧頂いた内容ですけれども

糸魚川の酒蔵では やはり
生活スタイルが 変わっていく中で

高いお酒が なかなか売れないという
苦悩を 見て頂きましたけども

どう 映りましたか?
はい。 え~と

こちらのフリップ
見て頂きたいんですけれども

これ
特定名称酒の割合になるんですけれども

新潟県の特定名称酒の割合 67.7%

特定名称酒というのはですね
吟醸酒とかですね 純米酒という形の

高品質な 価格帯の高い
お酒になるんですけれども

一方でですね 全国は35.7%ですので

これ比較するとですね 新潟県の
特定名称酒の割合が 非常に高いと。

そうなりますと
新潟県の酒蔵さんにとってですね

今回のコロナの影響でですね
レストランでの需要が 大きく減る中で

この高価格帯の 日本酒というのが

なかなか
飲んでもらえないという状況の中で

非常に大きな 苦境に立たされていると
いう状況かと思います。

まあ 飲食店… 飲食業界は 全国的に
大変ですけれども 日本酒で見ると

全国よりも新潟は 不利な状況に
あるかもしれないということですね。

そういうことになりますね。 大きな苦境に
立たされてるかと思います コロナ禍で。

そうした中で 糸魚川の酒造では
その高価格帯の日本酒の製造

少し遅らせるなどの
苦悩も ありましたけれども

これは どういうふうに見ていますか?

そうですね やはり家飲み
おうちで飲む 価格帯の低い日本酒が

今 大きく
主流になってきている中でですね

やはり 価格帯の高い日本酒と

価格帯の まあ 割かし低い日本酒との
バランスを上手に とりながら

新潟県は やはり高価格帯の日本酒
高品質な日本酒を 造る県という形で

これまで 築き上げてきた
ブランドがありますので

このバランスを上手に とっていく必要が
あるかと思っております。

決して どちらかに 振れるのがいいと
いうよりは バランスを保ったうえで

何とか 今 我慢の時期かもしれないと
いうことですかね。

そうだと思います。 これまで
作り上げてきた ブランド的な価値を

上手に 維持するという意味で 我慢を
強いられているところかと思います。

そして 海外のジャーナリスト
ニューヨークのフードジャーナリストの方が

まあ 小売りで 何とか こう
新しい視点も あるのではないかって

少し明るい話といいますか
考えられる話かなと思ったんですけども。

そうですね。 スーパーでの
可能性というのも あるかと思います。

それ以外にもですね 今 海外で

新潟からの輸出 飲まれてるお酒の
メインの場所はですね

日本食レストランと
いうことになっております。

これをですね 日本食レストラン以外にですね
いかに広げていけるか

そのためにはですね 日本食以外のですね
食事との食べ合わせ ペアリングをですね

上手にですね 考えながら
提案していきながらですね

日本食以外のレストランで

飲んでもらえる可能性というのが
あるのではないかと 思っております。

この つらい時期に
次のことを考えるのが

一つ 重要だったりするわけですよね。
そうですね。

こういう つらい時こそですね
さまざまな工夫をしながら

新しい道というのが
生まれてくると思いますので

チャンスを ピンチにと
いう形かと思います。

はい。 ピンチをチャンスに。
ピンチを チャンスですね!

で そうした中ですね
この先の日本酒造りで

少し 気になる動きもあります。
ご覧下さい。

長岡市の農家…

県内各地で使われる酒米
「五百万石」を 育ててきました。

しかし 需要の低迷で
今年の価格が 大幅に下落しました。

このままの状態が続くと 来年 春からの
酒米の作付けを減らすことも

慎重に 考えなければならないといいます。

はい。 日本酒の原料となる
酒米の作付けを

需要によって 少し 減らしていかざるを
えないかもしれないという話でしたが

今後の影響は
どのように 考えられますか?

そうですね。 新潟県は「オール新潟」という
イメージを 打ち出していました。

新潟県で…
新潟県内の酒米を 開発してですね

それを使って
造っていくという形でですね

地域性というのを 前面に出しながら
新潟県の米 人 水でですね

まさに 地酒というのを
造ってきましたので

え~ 何とかですね このコロナ禍を
乗り切ってですね

新潟の 地域に根ざしたですね
地酒というのを…

で 勝負していくというのが
今後の方向性だと思います。

まあ 日本酒の需要
守っていくためにも

ブランドイメージというのは
大事になるわけですよね?

はい そうですね。 まさに そうですね。

その中で 新潟が
考えなければいけないこと ありますか?

そうですね やはり これまでのように
地域に根ざした形でですね

ワインの世界では
「テロワール」といわれるように

その地域で その場所で という
その場所性というのを

非常に 大切にすると
いうことになりますので

新潟県にも 越淡麗 五百万石という
新潟独自のですね

非常に品質の高い 酒米がありますので
それを使ってですね

まさに
新潟の地域性を 前面に出した形で

今後もですね やっていけると
すばらしいかと思います。

ワインですとか そういった
産地を大事にする考え方が

一つの テロワールというものなんですね。
そうですね。 まさに

原料の部分にですね 高い付加価値を
つけていこうということで

今まさに 日本酒もですね
地域ごとにですね

独自の酒米を 作っていく。
で そこの酒米のところに

付加価値を つけていこうという
取り組みが 行われておりますので

何とかですね このコロナ禍
オール新潟でですね

こういう時こそ
更に また 結束してですね

頑張っていってもらいたいと
思ってるところです。

はい。
ここまで 新型コロナウイルスの

県内の酒蔵への影響について
見てきました。

♬~

では ここからは コロナ時代…
Withコロナ時代ですね

これから訪れるであろう時代に
多くの 新潟の日本酒を

飲んでもらうためのヒントについて
考えていきたいと思います。

佐渡にある酒蔵では 本格的な酒造りを
体験してもらうことで

日本酒の裾野を広げようと
取り組んでいます。

佐渡市西三川。 廃校になった小学校で

6年前から続いている
プロジェクトがあります。

「学校蔵」と呼ばれる この場所。

日本酒造りを 学びたいという人を

国内や海外から 受け入れてきました。

ふだん エンジニアとして働く 堀内さん。

仕事を終えて飲む日本酒が
楽しみの一つです。

プロジェクトを主催するのは
地元の酒蔵です。

7日間にわたって 杜氏の指導の下

日本酒の仕込みの
最も大切な部分を 体験します。

酒造りの 最初の段階で行う

米に 水を吸わせる作業。

米の色を 何度も確認しながら
水分量を 微妙に調整します。

3 2 1。 はい。

水分を含むと 酒米は
重さ10kg以上になります。

堀内さんは 水切り作業を 1分間続け

酒造りの大変さを 体感しました。

次は 酒を発酵させるために欠かせない…

米に麹菌を振りかけ 何度も混ぜ合わせ

満遍なく 行き渡らせます。

混ぜ方に ムラがあると
麹が うまく繁殖できず

酒の味に 大きく関わります。

学校蔵では 日本酒が どのような風土や
文化から生まれるのかも 学びます。

この日は
酒米を育てる田んぼを 見に行きました。

学校蔵を運営する…

ここで学んだ人が 将来 日本酒の魅力を
広げてくれることを期待しています。

学校蔵の成果は
少しずつ 実を結び始めています。

3年前 麹づくりを学ぶために
スペインから参加した…

こんにちは~。

若い頃から 日本酒好きだった
アントーニさん。

定年退職後 手作りの酒蔵を造りました。

将来は 自分の蔵も ヨーロッパの人に

日本酒の魅力を 学んでもらえる
場所にしたいと考えています。

はい。 スタジオには 「学校蔵」と書かれた
日本酒を持ってきました。

これ 映像で
堀内さんたちが造っていた日本酒。

出来たてのものを
お寄せ頂いたわけですけれども

岸さんも この学校蔵という取り組み
参加されたことが あるらしいですね。

はい。 私も 学校蔵で

酒造り体験を させて頂きました。
はい。 どうでしたか? こう…。

やはりですね 私も
酒造りの話っていうのは これまで

何百回と 聞いてきたんですけれども

やはり 実際にですね
この長~い工程の酒造りを

実際に 造ってみるということをすると

非常に これまで勉強してきた酒造りが

非常に 腑に落ちるということで

大変に すばらしい経験をさせて頂いたと
思っております。

これ 蔵見学とは
また全然 違いますもんね? そうですね。

長い期間をかけて 工程を
しっかり見るわけですよね。 そうですね。

全ての工程を ほんとに1週間

佐渡に 泊まり込んで
造り上げていくということでですね

単に 酒造り以上の意味が やはり私も
実際に体験して 感じましたけれども

佐渡でですね どういう場所で
どういう棚田で作られた 酒米を使って

お酒を 造っていくのかということを
感じ取れるということで

単なる
モノとしての日本酒というよりかは

そこの向こう側に 広がってるですね
コト的な世界

更には ストーリーというものも
感じることが できるということで

非常に すばらしい文化体験をすることが
できると思います。

これこそ 先ほど おっしゃってた
テロワールという

そういう世界に
つながっていきそうですね。

まさに そうですね。
その地域 造られる場所

造られる風土 気候といったようなものを
感じ取れることが できるかと思います。

はい。 で この学校蔵にはですね

6年前から
始まった取り組みですけれども

多くの外国の方も
参加されてるということで

さまざまな方法で
日本酒の魅力を 発信されています。

こちら ご覧頂きましょう。 左側の方は

2年前に
学校蔵を卒業した

アメリカ人の
ハラルド・デロップさん。

本業は コンサルタント会社の
お勤めなんですが

今は 佐渡で知った
日本酒の魅力を

東京に持ち帰って
外国人向けの

日本酒セミナーなどを
企画しているということです。

そして 右側の女性は
去年 学校蔵を体験した

香港出身の戚柔美さん。

岸さんも 一緒に学ばれた方ですよね。
はい。

体験を通じて知った
佐渡の風土が 気に入ってしまって

ことし3月に 佐渡に
移住したそうです。

酒造会社に就職をして

今はですね SNSなどで 日本酒の魅力を
発信してるということで

外国の方が 魅力を知って 発信していく。

まさに 理想型ですよね。
まさに そうだと思いますね。

佐渡の魅力を 発信していくという

まさに キーパーソンに
なってくれるんだと思います。

まあ こういった方々が増えることで
ファンを増やすことで

日本酒 新潟の日本酒の未来が
どんどん広がっていく

そんな取り組みにも 見えましたね。
はい そうですね。

まさに そうだと思います。

さあ 今日はですね コロナ禍の中の
日本酒を見てきましたけれども

最後に 岸さんから 今後の新潟の日本酒が
生き抜くためのキーワードを

出して頂きたいと思います。
はい。 私が挙げたキーワードはですね

世界のですね
Sakeの銘醸地ということで

今はですね コロナで 非常に苦しい状況に
置かれてるかと思いますけれども

まさに こういう苦しい時にこそですね

もう一回
新潟の日本酒の魅力って 何なのか

更には
新潟の日本酒の強みって 何なのか

コロナが収束した時には 新潟がですね
世界の Sakeの銘醸地となってですね

世界中から 人々が来て
新潟がですね 地方創生

日本酒から 行えるようなですね 非常に
明るい世界が 来るような形になれば

すばらしいかなと思ってます。
今は 大変な状況ですけれども

しっかりと
新潟の魅力を 見つめ直して

守っていくものがあれば
つながっていきそうですよね。

そうですね。 オール新潟で
是非 取り組んでもらいたいと思います。

そのためにも 私たちは
飲んで 何とか

消費を促していきたいですね。
そうですね。 是非 飲みましょう!

今日は どうも ありがとうございました。
ありがとうございました。