土曜プレミアム・報道スクープSP 激動!世紀の大事件9[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

土曜プレミアム・報道スクープSP 激動!世紀の大事件9[字]

あの9.11“最後の生還者”が20年目の新証言/ゴーン逃亡事件…700枚の防犯カメラ画像が暴く事件全貌/戦後最悪の火山災害“奇跡の生還者”がテレビ初告白

番組内容
■アメリカ同時多発テロ~“9.11最後の生還者”20年目の新証言~
あの9.11テロには“ラストサバイバー”と呼ばれる生還者が存在する。崩壊した世界貿易センタービルから最後に脱出したひとり…ロンさんだ。彼は、崩壊が迫る超高層タワーの中で一度は上へ上へとあがってしまう。やがて迷宮と化したビル内で数々の地獄をくぐり抜けることとなるロンさんは、いかにして助かったのか…。事件から20年目を迎えた昨年
番組内容2
“最後の生還者”が受けてくれた独自インタビューで空前絶後の脱出に迫る。

■カルロス・ゴ-ン逃亡事件~700枚の防犯カメラ画像があばく“世紀の逃亡事件”~
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告が国外逃亡した。この事件の一部始終を記録した700枚以上に及ぶ膨大な防犯カメラ画像と捜査資料を入手し、検証。ゴーン被告と“工作員”たちとの密会や、空港職員の買収計画など…目を疑うような“スパイ映画さながらの
番組内容3
逃亡劇”の一部始終を解き明かす!

■御嶽山噴火から8年~戦後最悪の火山災害“奇跡の生還者がTV初告白”~
御嶽山が噴火したあの日…火口近くに居合わせ、噴石で片腕を失いながらも、奇跡的に生還した女性がいる。過酷な環境下でなぜ生き延びることができたのか?その女性がテレビカメラの前で初告白、24時間に及ぶ壮絶な被災経験はあまりに衝撃的であり、同時に重要な警鐘と教訓を与えてくれるものだった。
スタッフ
フジテレビ ニュース総局 報道局 
【チーフプロデューサー】
渡邉奈都子

ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般

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  18. インパクトゾーン
  19. フロア
  20. 避難

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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[4年前だった]

[カリスマ経営者の名声が
地に落ちたのは…]

[容疑は金融商品取引法違反]

[カルロス・ゴーンは
会社の金を私物化していた

とされたのだ]

[日産が抱えていた
莫大な赤字を

瞬く間に黒字に変えた剛腕で
世界を驚かせた男]

[そこまではよかったが
まさか自身のパーティーさえ

会社の金で
賄っていたらしいとは]

[逮捕から3カ月半]

[マスコミの追跡を逃れるため

ゴーンは 作業服姿で
東京拘置所を後にする]

[代わりに 自宅には
4台の監視カメラが]

[海外渡航はもちろん

ネットにつながる
携帯電話の使用も禁止]

[罪状が加わるにつれ

保釈保証金は
15億円に膨れ上がってゆく]

[にもかかわらず…]

[ゴーンは逃げた]

[報道陣を前に
弁護人さえ途方に暮れた]

[逃亡先はレバノン]

[不敵にも会見に臨んだゴーンは
言い放った]

[それにしても
厳重な監視下にありながら

彼はどのようにして
国外に逃れたのか]

[私たちは その全貌を捉えた

700カットに及ぶ
防犯カメラ画像を入手]

[アメリカの裁判所に
提出されていた

膨大な捜査資料を
取材班が検証した]

[世の中をあっと言わせた
世紀の逃亡事件]

[スパイ映画さながらの
周到にして大胆な計画]

[その全貌が 今ここに]

[穏やかな冬の午後だった]

[自宅のカメラが
逃亡直前のゴーンを捉えている]

[玄関脇を歩く様子は
至って落ち着いていた]

[そして…]

[彼は コートに身を包み

まるで散歩にでも行くように
家を出る]

[荷物など何も持っていない]

[ただし
ニット帽を目深にかぶり

サングラスをかけていた]

[誰に見とがめられることもなく
やがてゴーンは

都内の高級ホテルに入ってゆく]

[真っすぐに
エレベーターホールを目指し

そこから9階に上がった]

[向かったのは 933号室]

[そこにあったのは…]

(開ける音)

[なぜか ゴーンのスーツケース]

[実は この1時間前…]

[ホテルエントランスの防犯カメラが
意外な人物の姿を捉えている]

[黒いワンボックスカーから
降りてきたのは…]

[続く 彼女の動きには
父親の逃亡を

手助けしていた疑いが
見てとれる]

[彼女は車内から

2つのスーツケースを取り出した]

[程なく
エントランスに1人の男]

[あらかじめ約束していたのか
2人は握手を交わしている]

[スーツケースを受け取った男は
ホテルに戻り

あの933号室へ]

[この男…]

[彼の名は…]

[半年前 ゴーン側から依頼され
アメリカ陸軍特殊部隊

グリーンベレー元隊員の父
マイケルと共に

今回の逃亡計画を準備していた]

[作戦決行の当日
マイケルは もう一人の相棒を連れ

関西国際空港から入国している]

[やがて彼らは
都内のホテルに到着すると

あの933号室へと入っていった]

(マイケル)シーッ。

(ゴーン)ああ。

[一行は動きだす]

[だが このとき
廊下には従業員の姿]

[最後に部屋を出たのが
ゴーンだった]

[ドアの音に振り向く従業員]

[いきなり訪れた思わぬ事態を
ゴーンは どう回避したのか]

[世の中を驚愕させた大事件]

[そこには
誰も知らないドラマが隠れている]

[衝撃の映像が駆け巡った
あの日]

うわーっ!

[倒壊迫るビルから脱出した
最後の1人

ラストサバイバーが語りだす]

(ロン)ここも開かないぞ!

[もうもうたる煙と
噴き出す炎に阻まれながら

必死に求めた出口]

[運命を分けた奇跡が
ここにある]

(ロン)どうなってんだ?

[たたきつけるような噴石に…]

(悲鳴)

[24時間に及ぶ
その すさまじい体験を

テレビ初告白]

(香織)お願いです!

[最後に待ち受けていたのは

誰もが目を疑うような
光景だった]

[今 うずもれていた
数々の事実に光が当たる]

[カルロス・ゴーンが
ホテルの部屋を出ようとした

まさにそのとき]

[ドアが開く音に
従業員が振り向く]

[「他人とは
決して目を合わせるな」]

[ゴーンは そう指示されていた]

[タクシーに乗り込んだ一行が
向かったのは 意外な場所だった]

[年末の人混みを
大胆に突き抜けると

彼らは のぞみ391号の
自由席に乗り込んだ]

[この日
新幹線の乗車率は180%]

[まさか
あのカルロス・ゴーンが

新幹線の自由席に
乗るわけがない]

[それが狙いだったに違いない]

[新大阪駅で列車を降りる]

[その後 ホテルにチェックイン]

[奇妙な動きがあったのは
その30分後]

[逃亡計画の首謀者
なぜか マイケル・テイラー 1人が

部屋を出て タクシーに乗った]

[向かった先は…]

[タクシーを降りたすぐ脇には

VIPなどが利用する
特別なラウンジ

玉響のゲートがあった]

[この日までに
下見を重ねてきたマイケルたちは

車を横付けにできる
この玉響を

逃亡計画に利用したのだ]

[彼らが 事前に
チャーターしていたのは

このビジネスジェット]

[これにゴーンを乗せ

トルコ経由で
レバノンへ向かう計画だった]

[マイケルが1人で玉響に
足を運んだ理由を

この防犯カメラが捉えていた]

[ゲートに入ったマイケルは
空港職員を呼び出している]

[すぐに現れたのは女性職員]

[VIP専用のゲートだけに
客への対応は丁寧だった]

[だが 後に彼女が
警察に証言した内容は

あっけにとられるものだった]

エクスキューズミー?

[ヘアゴムで束ねられた札束は

100万円以上あるように
見えたという]

[それは チップという名の
賄賂だったのか]

[ホテルに
とんぼ返りしたマイケルは

逃亡計画
最大の仕掛けにかかった]

(ナレーター)世界が どんなに変わっても

幸せを求める気持ちを
止めてはいけないと思う。

「くらす」と 「はたらく」を
幸せで あふれるものにするために。

パナソニックは7つの事業のチカラを合わせ

あなたの幸せを 作り続けていきたい。

パナソニックグループです。

[カルロス・ゴーン逃亡の夜]

[マイケルが用意したのは
楽器運搬用の大型ケースだった]

[身長170cmといわれるゴーンを
このケースに入れたまま

ひそかに国外へ運び出す]

[それは ゴーン自身の
アイデアだったらしい]

[けれど…]

OK。

[まさしく
大胆不敵な発想だった]

[ゴーンを入れたケースが
部屋を出る]

[その上にはギターケースを載せ
彼らはミュージシャンを装っていた]

[誰に怪しまれることもなく
ホテルをチェックアウト]

[その後 あの玉響まで車で移動]

[駐機場へ向かうには

最初にラウンジを
通過しなくてはならない]

[空港職員に
ケースを託したマイケルが

まずは ラウンジに姿を見せた]

[続いて 息を潜めるゴーンが
運び込まれる]

[実は このとき計画は
早くも つまずきかけていた]

[箱を押す職員らが
違和感を覚えていたのだ]

[しかし まさか
人が入っているとまでは思わない]

[そう冗談を言い合ったという]

[ゴーン本人は 生きた心地が
しなかったのではないか]

[ラウンジを抜けると
いよいよ最大の関門

保安検査場]

[X線検査装置で透視されれば
何も隠し通せない]

[ゴーンは
どう切り抜けるのか?]

[逃亡計画は
どこまでも用意周到だったのだ]

(ナレーター)
毎日の水に健康ケアをプラスしてみませんか?

それは 電気分解で作られる 胃腸にいい水。

飲むだけでなく 普段の水にも。

さらに 弱酸性水や浄水も作れます。

パナソニックの…
♬~ アルカリイオン整水器

[マイケルたちは
保安検査場に差し掛かった]

♬~

♬~

[この夜
保安検査場で何が起きたか]

[防犯カメラは
驚きの光景を記録している]

[運ばれてきたケースは
いったん ボディースキャナーや

X線検査装置の脇に
とめおかれた]

[その40秒後]

[何と ゴーンが入った箱は

ノーチェックで
保安検査場を抜けている]

[いったい なぜ この箱は
X線検査装置に通されることも

ふたを開けられることすら
なかったのか?]

[実は当時 プライベートジェットでの
保安検査の有無は

機長の判断に
任されることが多かった]

[マイケルらは 多額の賄賂で
航空会社に根回しをして

検査は必要ないという判断を
出してもらっていたのだ]

[このまま離陸すれば
逃亡は成功]

[と そのとき]

ハハハ…!

ハァ…。 フゥ…。

[ゴーンを乗せた
プライベートジェットは

トルコに向けて離陸]

[これが 逃亡劇の全貌だ]

[半年後
マイケルとピーター親子は

逃亡を手助けした罪で
実刑判決を受けた]

[片や 生まれ故郷
レバノンに逃れたゴーン]

[今も 逮捕 起訴された
日産での不正行為を

否定し続けている]

[2001年 9月]

[後の世界を
根本から変えてしまう

大事件がありました]

[今回 インタビューに
応じてくれたのは

その事件の最後の生還者
といわれる人物です]

[その心の傷が
あらわになったのは

取材中 このサイレンが
響いたときでした]

(パトカーのサイレン)

(英語)
(パトカーのサイレン)

(スタッフ)ソーリー。

(パトカーのサイレン)

(スタッフ)OK ゴー アヘッド。
(英語)

[始まりは あの日の午前9時前]

[さらに その17分後]

[2機目の激突。
事故ではなく 攻撃でした]

[ところが 悲劇は
それで終わらなかったのです]

[2機目の衝突から
およそ1時間後]

[さらに その30分後
もう一つの…]

(英語の会話)

(サイレン)

[2つのタワーの死者
2, 600人以上]

[ケガ人の数は
数えることすらできません]

[特に被害が大きかったのが
航空機が斜めに突入したフロア]

[通称 インパクトゾーン]

[時速800キロで
9フロアを突っ切り

このエリアより上にいた
600人以上の命を奪いました]

[そのインパクトゾーンから生き延び

このビルから最後の最後に
脱出した生還者こそ

あのロンさんでした]

[アメリカ国内で
ラストサバイバー

最後の生還者
と呼ばれる人物です]

[これは
そんな彼が語ってくれた

ラストサバイバーだけが
目撃した

9.11の生死を分けた
決断の物語]

[マンハッタンにそびえる
ワールドトレードセンター]

[世界の金融機関が集まる
そのツインタワーは

まさに
富めるアメリカの象徴でした]

[その最上階に近い84階で
証券マンとして働いていたのが

ロンさんです]

(ロン)ありがとうございます。
いい取引になると思いますよ。

フゥ…。

(男性)取引成立か?
(ロン)おっ これはうれしいね。

調子よさそうじゃないか。

もう こっちに来て1年だから
頑張らなきゃ。

(女性)お子さんたちは?
(ロン)ああ もちろん元気さ。

元気過ぎるくらいだよ。

[カナダ出身のロンさんが
家族を連れ

ニューヨークへやって来たのは
1年前のこと]

[家庭では4人の子供を持つ
父親だったロンさん]

[子供たちのため
ワールドトレードセンターで頑張ろう]

[そう
意気込んでいたころでした]

[始まりは
多くの社員が出勤を済ませた

午前9時前のこと]

ええ。 株価は しばらく
この状況が続くと思います。

ありがとうございます。
ベストを尽くします。

(衝撃音)
(ロン)おっ!

(女性)今の何よ?
(男性)見に行こう。 何の音だ?

☎(男性)どうしました?
(ロン)ああ いや…。

ちょっと… すみません
すぐに折り返しますので。

申し訳ございません。

おい! 見てみろ。
(女性)何てこと…。

[まさかの光景でした]

[それは証券マンのロンさんが
朝の取引をしていたときのこと]

ありがとうございます。
ベストを尽くします。

(衝撃音)
(ロン)おっ!

(男性)おい! 見てみろ。
(女性)何てこと…。

[ノースタワーで
何かが爆発したのだろうか]

[このとき
そう考えていたといいます]

おい 避難した方がいいかな?

こっちのビルは関係ないだろう。

[と そのとき]

(アナウンス)
サウスタワーは安全です。

このビルに異常はありません。
繰り返します。

サウスタワーは安全です。
このビルに異常はありません。

ほらな 安全だってよ。
仕事に戻ろう。

市場は待ってはくれないぞ。

ああ。 戻るか。
(女性)そうね。

(ロン)ああ…。

♬~

[そして そのころ…]

♬~

もしもし。
(メアリー)もしもし?

(ロン)ああ 君か。

[妻 メアリーさんからの
電話でした]

(メアリー)ねえ 今 テレビで

ノースタワーに飛行機が
ぶつかったって言ってるわよ。

何? 飛行機だったのか。
(メアリー)そっちのビルは大丈夫?

今 アナウンスがあって
こっちのビルは安全だそうだ。

心配しないでくれ。
(メアリー)でも… 心配だわ。

避難した方がいいんじゃない?
(ロン)大丈夫。

帰るときに必ず連絡するから。
じゃ 愛しているよ。

(通話を切る音)

♬~

♬~

♬~

分かったよ。

俺は 一応 避難するよ。
どうする?

よし 分かった。
(女性)私も行こうかな。

どうする?

僕は 仕事が残っているから。

よし 分かった。
じゃあ 行こう。

♬~

♬~

(衝突音)
(ロン)うわーっ! ああっ…!

(サイレン)

(うめき声)

(サイレン)

どうなってんだ?

(サイレン)

[これは ロンさんが遭遇した
2機目の衝突の瞬間を

生中継していた映像です]

(英語)

[画面右上から
ゆっくりと向かってくる機影]

(英語)

[この爆発の中に
ロンさんは いたのです]

[ロンさんがいたのは
サウスタワーの84階]

[まさに 航空機が直撃した

そのインパクトゾーンに
いたことになります]

[ただし 衝突の瞬間
航空機は左に38度傾いたまま

77階から85階の9フロアを直撃]

[ロンさんがいた
84階のオフィスには

右の翼が激突]

[と同時に
直撃を受けた多くの同僚が

命を落としたと
考えられています]

[一方で ビルの中心部にある
エレベーターに向かい

避難を始めていたロンさんは
右翼の直撃を避けられました]

[妻に促され 念のためにと逃げた
そのわずかな差が

多くの同僚と
運命を分けたのです]

(ロン)ハァ… ハァ…。

ああっ!

[奇跡的に
一命を取り留めたロンさん]

[しかし この瞬間から

ビル崩壊へのカウントダウンは
始まっていました]

[ロンさんは
九死に一生を得た同僚たちと

避難階段へ急ぎます]

(一同のせき)

(男性)おい こっちだ!
(ロン)さあ 行こう。

よし 行くぞ!
(一同のせき)

[このとき ロンさんがいたのは
84階の この位置]

[インパクトゾーンのうち
最上階に近いフロアです]

[地上へ脱出するには
77階まで続く

7フロア分もの
インパクトゾーンを

突破するしか
ありませんでした]

[ところがです]

(ロン)おっと すいません。

あら ごめんなさい。
もしかして 下に行くつもり?

もちろんです。

無理よ。
(ロン)えっ 無理?

(女性)やめなさい。
下には行けないわ。

下は煙がすごくて
通れなかったのよ。

行くべきではないわ。

じゃあ どうすればいいんだ。
(女性)上へ行くべきよ。

上?
(女性)上の安全なフロアで

救助を待てばいいのよ。
(ロン)しかし…。

下には行けない!
私は上に行くわ。

煙って…。 本当かよ。

上に行こう。

ああ。

[そのとき ロンさんらは…]

[ところが]

(ロン)くそ…
何で開かないんだ! くそ!

[なぜか 防災扉が
閉まったままでした]

[システムの
誤作動だったのか]

[それとも 建物のゆがみなのか]

(ロン)頼むぞ。

くそっ! ここも開かないぞ!

嘘でしょ…。
(男性)なあ。

どうした?

おそらく
これ以上進んでも無駄だ。

引き返さないか?

はあ? もう91階よ。
いまさら遅いわよ。

私は上に行く。 屋上まで行けば
ヘリコプターが来てくれるわ。

ロン どうする?

[屋上までは あと19階でした]

[ヘリでの救出もあり得ますが

扉が開くという
保証はありません]

[一方 地上までは
91階も下りなければなりません]

[果たして…]

俺は下に行く。
(女性)分かったわ。

気を付けて。
(ロン)君もな。

[しかし
地上を目指したロンさんに

再び あのインパクトゾーンが
立ちふさがります]

何だよ!?

(男性)これ 進めるのか?

(男性)どうする? 引き返すか?

俺は行く。
(男性)よし 分かった。

(せき)

(せき)
(ロン)おい!

どうしたっていうんだ!

[一酸化炭素中毒に陥り

折り重なるように倒れる
人々でした]

大丈夫か?

[一刻も早く
この場を離れなければ

命を落とすことは明白でした]

(せき)

(ロン)おい 大丈夫か?

少し休んでいく。
先に行ってくれ。

おい こんな所で
休んでいたら駄目だ!

うっ…。

[と そのときでした]

《起きろ》

《起きるんだ》

♬~

[しかし 行く手を遮ったのは
煙だけではありませんでした]

嘘だろ?

(ロン)うわっ!

♬~

[このときロンさんがいたのは

インパクトゾーンの最下層
77階付近]

[衝突でジェット燃料が飛び散り
ビル内部では

炎が下層階にまで
及んでいたのです]

(ロン)うわっ!

[そのただ中で ロンさんは…]

行くぞ!

[あまりの高温に…]

ああ~っ! ぐっ…。

[コンタクトレンズが
溶けていました]

[それでも…]

[家族に会えないまま
今ここで死ぬわけにはいかない]

[しかし 無情にも
サウスタワーは…]

(悲鳴)

(女性)倒れてる!
全部 倒れちゃった!

あ~ すごい!

[実は このとき

出口付近まで
たどり着いていた ロンさん]

[その執念が
後に ラストサバイバーと呼ばれる

奇跡を起こします]

[一方 残された
もう一つのビル…]

[ここにも
崩壊に巻き込まれることとなる

一人の人物がいました]

[あの日 地元消防隊員として
ノースタワーに入った…]

[そんな彼に 一度目の恐怖が
襲いかかったのは

逃げ遅れた人々の避難誘導に
当たっていたときでした]

(隊員)早く逃げてください!

急いで! こっちです!
(ごう音)

何だ?

(男性)何だよ?
(女性)あっ!

(ごう音)

みんな 伏せろ!
(悲鳴)

(ごう音)

[リチャードさんが聞いたのは
2機目が衝突した

サウスタワー崩壊の音でした]

[とすれば
それより早く衝突された

このノースタワーに残された時間も
長くはないはずです]

(隊員)こっちです! 早く!

[リチャードさんは
部下に避難を命じました]

主任も早く逃げてください。

ああ 分かっている。

行きましょう。

さあ。

ちょっと 主任!
どちらへ?

先に避難してくれ。
別のフロアを見に行く。

しかし このビルも
いつ倒壊するか分かりませんよ。

まだ 逃げ遅れている人が
いるかもしれない。

俺がしんがりを務める。

[こうして ノースタワー最後の

脱出者になると決めた
リチャードさんは

信じがたい光景を
次々と目にすることとなります]

あれは何だ?

(リチャード)何をしてるんだ?

すいません。 ちょっと…。

あなた 避難です。

手を止めろ。

[何と その男は
消防隊の制止も気にせず

仕事を続けようと
していたのです]

待ってくれ。
重要なことなんだよ。

(リチャード)何が起きてるか
分かってるんですか?

ハァ…。 うるさいな。

いいかげんにしろ!

お前が逃げなきゃ
俺は逃げられないんだよ。

俺の仲間たちもだ。

分かったよ もう…。
(隊員)こっちです。

急ぐぞ。

[逃げ遅れた人々を
さがしながら

ひとフロアずつ下りていった
リチャードさんは

12階までたどり着きます]

[このとき…]

[もう 逃げ遅れた人は
いないはず]

[そう考えていた矢先でした]

よし 急ぐぞ!
(隊員たち)はい。

誰かいませんか?
(隊員)誰かいませんか?

そんな…。

嘘だろ…。

[残されていたのは

後で迎えにくるから
ここで待てと言われたまま

取り残されていた
体の不自由な人々でした]

主任 どうします?

♬~

よし 何とかしよう。
全員助けるぞ。

(隊員)分かりました。

[その決断が…]

大丈夫ですか?
気を付けて。

ごめんなさい。
(隊員)いいんです。

(隊員)慎重にな。
[見捨てられかけていた

多くの命を救いました]

大丈夫ですからね。
もう少しの辛抱です。

[そして ついに最後の一人に]

ごめんなさい 迷惑よね。
(リチャード)気にしないでください。

大丈夫ですよ 急がないで。

大丈夫です。
ゆっくり行きましょう。

[ノースタワーは もう限界でした]

気を付けてください。

ちょっと休んでいいかしら?
(リチャード)もちろんです。

(女性)よいしょ。 フゥ… フゥ…。

♬~

ありがとう。 もう大丈夫。

(リチャード)さあ 行きましょう。

[これで全員を救い出せる]

[安堵した そのときでした]

(リチャード)
さあ 手を貸してください。

(ごう音)
(リチャード)んっ 何だ?

あっ ああ…。
(ごう音)

(隊員)な… 何だ?
(ごう音)

ううっ…。

(リチャード)くそっ!
(崩れ落ちる音)

(隊員)崩れるぞ! あ~っ!

(崩れ落ちる音)

(悲鳴)

(女性)もう一つの
残りの立っているビルも

倒れてしまいました!

(悲鳴)

(男性)こっち行け!
右行け 右行け!

右行け 右!
こっち行け こっち!

(女性)来るから下がって!

(英語の会話)

[110階建てのビルが
跡形もなく消えました]

[しかし このがれきの中で
リチャードさんに

信じがたい奇跡が
起きていたのです]

[110階建てビルの崩落に
巻き込まれたリチャードさん]

[しかし
彼は そのがれきの中で…]

(せき)

うっ… うう…。

(せき)

うう…。

[いったい なぜ リチャードさんは
助かったのでしょう?]

[崩壊の瞬間 彼がいたのは

6階から7階へと続く
階段室でした]

[そこは 構造上
太い柱に囲まれた頑丈なスペース]

[その階段室ごと落下したため

偶然 シェルターの機能を果たし
助かったのではないか]

[リチャードさんは
そう考えています]

[その証しに 共にいた
足の不自由な女性も無事でした]

[一方 コンタクトレンズが
溶けだし

ほとんど視界を失っていた
ロンさん]

[それでも 灼熱の階段を突破し

地上への出口付近で
崩壊に巻き込まれると…]

[あれから21年]

[家族の思いに
助けられたと信じるロンさんは

事件後 証券マンを辞め

カナダで 家族とより多くの時間を
過ごす道を選びました]

[そして リチャードさんは
現役を引退]

[けれど 今も ニューヨークで

後輩を育成する道を
歩んでいます]

[2人は言います]

[あの日 生かされた命を
精いっぱい生きるのだと]

[2014年9月27日
突然の出来事でした]

≪行こう。 下 下。

[登山者たちをのみ込む
分厚い噴煙]

[熱風は100℃にも迫りました]

(噴石の打ち付ける音)
≪うおっ!?

[しかも 猛烈な勢いで…]

(噴石の打ち付ける音)
≪うおお…。

[63人にも上る
死者 行方不明者を出した…]

[八丁ダルミと呼ばれる斜面では
16人が命を落としました]

[普段なら見晴らしのいい
山頂直下の登山道]

[噴石は この斜面にも
打ち付けたのです]

[なすすべもなかった女性は…]

うう…。

(悲鳴)

[噴石に左腕を砕かれて

立ち上がることも
できませんでした]

[その場で一夜を明かし

奇跡的に一命を取り留めた
生還者]

[その女性 桜井 香織さん
当時40代]

[今回 初めて
テレビカメラの前で

語ってくれました]

[私の体験が
誰かの役に立つのなら]

[条件は
肉声を使わないこと]

(香織の悲鳴)

(香織のせき)

うわっ!

[いったい なぜ 彼女は

極限状況を生き延びることが
できたのでしょう]

[御嶽山を紅葉が彩り始めた
あの日]

うわ~ 気持ちいい。

おお~ すっごいね。
(香織)ねえ。

(2人)ハハハハ。

はい 撮るよ。

はい チーズ。

はい。
(シャッター音)

[友人の誘いでやって来た
日帰り登山]

[選んだのは
山頂まで3時間ほどの

比較的易しいコースでした]

[登山客の多くが
それぞれに写真を残しています]

(高橋)よいしょ。
(香織)よいしょ。

(高橋)よいしょ。
(香織)よいしょ よいしょ。

よっこいしょと。

[このとき…]

ん?

[香織さんは 卵が腐ったような
異臭を感じています]

[それが 山頂間近
八丁ダルミでの出来事でした]

[けれど
この日の噴火警戒レベルは

最も低い1]

[異臭を気に留める人は
周囲にいなかったそうです]

(香織)よいしょ。 ハァ~。

(シャッター音)

(香織)あぁ~ 奇麗だなぁ。

≪(衝撃音)
(香織)えっ 何?

[噴火は突然でした]

(女性)何?
(男性)すごい煙だな。

ヤバくない? あれ。

[登山客の多くが
恐怖を抱くより先に

巨大な噴煙に
目を奪われたといいます]

(シャッター音)
(シャッター音)

[香織さんも
例外ではありませんでした]

[われに返るのは この10秒後]

[シャッターを押した覚えもない1枚に
彼女の左腕が写っています]

やだ やだ やだ… うわ~!

(香織のおびえる声)

[そこへ 実に100℃近い熱風が
吹き付けてきたのです]

[登山客の中には

山頂付近の山小屋に

逃げ込んだ人もいました]

[ところが そこも
安全ではなかったのです]

(人々の悲鳴)

[噴煙は見る間に深まり
室内は闇に閉ざされます]

≪(物音)

[やがて 不気味な音が
山小屋を支配しました]

≪(物音)

≪(鋭い物音)
(人々の悲鳴)

[地中から噴き出した
無数の噴石が

小屋に当たる音でした]

[中には
屋根を突き破った石も]

(噴石の打ち付ける音)

[一方で 身を隠す場所などない
屋外では

噴石の直撃を浴びた犠牲者は
少なくなかったのです]

(叫び声)

キャー! うわっ!

(噴石が当たる音)
(香織)いっ…!

(噴石が当たる音)
(男性)いっ! うああ…。

(噴石が当たる音)
(男性)ああっ!

(噴石が当たる音)
(香織)うう… 痛っ…。

(噴石が当たる音)
(香織)いった… うっ…。

[登山者たちに
なすすべはありませんでした]

(噴石が当たる音)
(香織)うわっ!

[香織さんは
無我夢中でリュックを引き寄せ

かぶるようにして頭を守ります]

[それでも…]

(香織)キャー!

[専門家によれば
噴石のスピードは300キロ近く]

(香織のおびえる声)

(噴石が当たる音)
(香織)あっ!

(噴石が当たる音)
(香織)いった…。

[そのとき]

(香織)うわっ! うう…。

うっ… うぅ…。

うっ… うっ…。

(悲鳴)

[左腕の骨が肩の下で砕かれ

すでに
切断されかけていたのです]

[たたきつける噴石に
左腕を切断された香織さん]

[それだけでは
ありませんでした]

[噴石は彼女の腰骨を折り

右手の人さし指も骨折]

[立ち上がることさえ
できなかったのです]

あぁ… あぁ…。

[30分近く続いた噴石の襲来が
いったん終息し 下山のチャンス]

[けれど
身動きできない香織さんは

流れ続ける血に
初めて死の恐怖に駆られます]

すいません。

≪(足音)

あっ!?

(香織)うっ…。
(男性)うう…。

(血の流れる音)

[気力がうせかけた そのとき]

[ただならぬ様子に気付き
足を止めてくれた人]

お願いします…。

(香織)はい。

(締め付ける音)
(香織)うわ~! ああ… あっ…。

(締め付ける音)

[山小屋などで
ケガを免れた人たちは

噴石が収まった この隙に
一斉に山を下り始めていました]

うっ…。

うっ… あぁ…。

あなたを…。

(足音)

[広々とした斜面に
取り残されたとき

彼女は どんな気持ちだったのか]

[八丁ダルミは火口の間近]

[突然の噴火から1時間40分]

[噴石こそ やんだものの

その場で じっと
助けを待つのは危険すぎます]

[彼女が目指したのは
およそ100mの距離に立つ石像]

[多少なりとも危険を避けられる
と考えたのです]

(香織)うっ… うあっ…。

うっ… ハァ ハァ…。

[腰骨を折った状態で
体を動かすことは

困難を極めました]

ハァ ハァ…。

「そう自分を励ましながら」

ふっ… うう…。

[報道のヘリから
撮影された写真に

偶然 その姿が
写り込んでいました]

[火山灰には 痛々しい移動の跡]

[香織さんは背後に続くケガ人を
気遣っているように見えます]

ああっ…。

[激痛をこらえて
100mをはい進むのに

実に4時間]

[秋の日は
すでに傾き始めていました]

あぁ… ハァ ハァ…。

うっ… ハァ ハァ…。

≪(ヘリのローター音)

[上空を旋回していたヘリさえ
やがて 遠ざかっていったのです]

[政府の対策本部にとっても
それは苦渋の決断でした]

[空からの救助は
いったん見合わせ]

[香織さんには
絶望と闘う長い夜が

待っていたのです]

[夜が近づくにつれ

山頂付近には
強い風が吹き始めました]

(風の音)

[9月とはいえ
標高は3, 000m近く]

[容赦なく
体温が奪われてゆきます]

♬~

♬~

[意識が遠のきかけた そのとき]

(バイブレーターの音)

ううっ…。

[登山に誘ってくれた
あの友人でした]

[山頂で噴火に遭遇した彼は
すでに 無事 下山し

ずっと
連絡をくれ続けていたのです]

(香織)うん。

うん。

[その言葉だけを支えに

切りつけるような寒さをこらえ
睡魔と闘い続けました]

(アナウンサー)頂上付近の山肌 辺り一帯
火山灰に覆われています。

[翌朝6時]

[現地に集結した災害救助隊が

生存者の捜索と救出に
動きだします]

[あの八丁ダルミを
受け持ったのは

東京消防庁
山岳救助隊の精鋭たちでした]

[修羅場を踏んできた隊員さえ

噴火翌日の火口間近に向かうのは
初めてだったといいます]

[おぼつかない足場に加え
見えない危険が もう一つ]

(伊妻)しかし…。

[やがて 彼らは 八丁ダルミの端まで
たどりつきます]

[果たして
香織さんは無事なのか]

[同じころ]

[その上空を旋回していた
報道ヘリが異変に気付きます]

[噴火から23時間]

[香織さんの姿です]

[片腕を失い

冷たい夜を耐え抜いた
香織さんは

懸命に
右手でタオルを振っていました]

[そこへ]

(アナウンサー)あっ 来た来た。

[けれど 空からの救助は
ここでは困難だったのです]

[その直後

ぴくりとも動かなくなってしまった
香織さん]

(黒島)今日 ひといき つきましたか?
(井浦)…はい はい。 わっかりました。

<オンとオフが曖昧になった この時代
休む時間って すごく大切>

<だから毎日の中で ひといき習慣を>

<それだけでリズムを取り戻し
気持ちが前を向く>

さあ あなたも。

ね 井浦さん。
わっ 黒島さん。

何ニヤニヤしてたんですか?
えっ いや…

<いい毎日は、いいひといきから。
ひとのときを、想う。 JT>

[手を振る力も使い果たしたか
香織さんの動きが止まります]

[空からの救助が難航していた
そのときでした]

[東京消防庁の山岳救助隊が
ついに現場に到達]

(アナウンサー)石碑の土台に
今 もたれかかっている状況です。

(半田)大丈夫です。
(香織)はい…。

[噴火から24時間半]

[香織さんは 辛くも
生還を果たすことができました]

[しかし それは

決して 幸運のたまものだけでは
なかったのです]

[24時間後の救出を
人は 奇跡の生還と呼びます]

[けれど…]

[日帰り登山なのに
念のためと

防寒具や簡易テントまで
リュックに詰めておいたこと]

[命の瀬戸際で
彼女をつなぎ留めたのは

その慎重さでした]

[今も山登りを続けているという
香織さん]

[取材の最後に
彼女が口にした言葉です]

(矢沢)《今日何かを始めれば

明日が変わる。》

《変わります。》

<「実感年齢」で いきましょう。>
いきましょう。

<エネルギッシュに。
サントリー「セサミン」>