NHK地域局発 かんさい熱視線▽震災26年復興を問う真山仁が描く阪神淡路大震災[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

NHK地域局発 かんさい熱視線▽震災26年復興を問う真山仁が描く阪神淡路大震災[字]

小説家・真山仁さんが阪神淡路大震災をテーマに小説を執筆。東日本大震災からも10年、2つの震災をつなぐ物語を生み出す真山さんの思いとは。<関西地方で1/22放送>

番組内容
「ハゲタカ」シリーズなどのヒット作で知られる小説家・真山仁さん。阪神・淡路大震災をテーマにした小説を執筆した。みずからも26年前神戸で被災し、「いつか震災で小説を」と誓ってきた真山さんは、去年夏から神戸と東北の被災地を取材。東日本大震災10年にもあたることし、新作小説を出版した。「2つの震災をつなぎ、次の震災への備えともなる物語を生み出したい」という真山さんの知的格闘を取材。
出演者
【出演】室崎益輝,【キャスター】近田雄一

ジャンル :
ニュース/報道 – 報道特番
ニュース/報道 – ローカル・地域
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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  19. 被災
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「ハゲタカ」シリーズなど

社会や経済をスケールの大きな視点で描く
小説を執筆してきました。

その真山さんが
新たに選んだテーマがあります。

阪神・淡路大震災です。

真山さんは
当時住んでいた神戸で被災しました。

しかし これまで 震災と向き合い

小説を書くことは
できなかったといいます。

真山さんの考えを変えたのが
東日本大震災でした。

東北に何度も足を運び

復興への課題に直面する被災地を
取材した真山さん。

阪神・淡路大震災が残した
復興の課題にも

向き合わなければならないと
考えるようになっていきました。

26年たった今だからこそ見える
復興の課題。

そこから物語を紡ごうとする
真山さんの姿を追いました。

去年 8月 真山さんは
取材のため神戸を訪れました。

暑い中 ありがとうございます。

今回 真山さんが目指すのは
次の大災害が起きた時…

この日 向かった長田区は
火災で商店街が全焼するなど

大きな被害を受けました。

真山さんは 街を歩き

復興してきた歴史を
感じたいと考えていました。

しかし 26年たった今

それを思い描くことは
簡単ではありません。

う~ん…。

26年前 真山さんは
当時住んでいた神戸で被災しました。

小説家を目指す
フリーライターだった真山さん。

一変した街を前に 言葉を失い

何も書くことができなかったといいます。

その後 東京に拠点を移した真山さん。

人気作家となったあとも

震災をテーマにした小説は
書けずにいました。

真山さんが
震災と向き合うきっかけになったのが

東日本大震災です。

東北に何度も足を運び

壊滅的な被害からの復興を目指す被災地を
取材してきました。

そして 震災後の東北を舞台に

2冊の短編小説集を発表しました。

物語は…

心に傷を負った子供たち。

被災者と
ボランティアの衝突。

行政が指導する
復興計画に揺れる
地域の人々。

復興に向かう被災地が直面する課題に

主人公 小野寺が関わっていく物語です。

取材と執筆を続けた真山さん。

次第に 自身が被災した

阪神・淡路大震災の課題とも
向き合いたいと

考えるようになりました。

去年7月 真山さんは

神戸を舞台にした小説の連載を
始めました。

震災が残した課題を問い

その教訓を伝えていこうという
意欲作です。

主人公の…

神戸の高校で講演した小野寺。

生徒たちが震災について
ほとんど知らないことに驚き

次のように語りかけます。

今回 真山さんには
訪ねたい場所がありました。

壊滅的な被害を受け再開発された
新長田地区です。

この再開発は 復興を急ぐ神戸市が主導。

およそ 2, 300億円を投じ

マンションやビルを44棟建設する
巨大な計画でした。

しかし
去年発表された神戸市の検証では

戻ってきた店舗は
半数にとどまっています。

この現状を
住民は どう受け止めているのか?

商店街の副理事長 伊東正和さんに
話を聞くことができました。

伊東さんは この経験を

東日本大震災の被災地に
教訓として伝えてきました。

10月 真山さんは
宮城県女川町に向かいました。

神戸 新長田地区の教訓を参考に
復興を進めているというのです。

女川町は 東日本大震災で
家屋の6割が全壊しました。

震災から5年後
かさ上げした海沿いの土地に

商業施設がオープンしました。

売りとなっているのは 海が見渡せる景観。

沿岸部に
巨大防潮堤が作られていないのです。

震災後 東北の沿岸部の多くでは
巨大防潮堤が建設されています。

女川町は なぜ 異なる選択をしたのか。

復興計画作りに
携わった人たちに聞きました。

当初の復興計画では
巨大防潮堤を作る案もありました。

しかし それには
幅90メートルが必要で

沿岸に産業を再生する土地が
なくなってしまいます。

町の未来にとってベストな選択は何か
住民と行政は話し合いを重ね

住まいを高台に移し
防潮堤を作らないことにしたのです。

復興に向け 女川町の人たちは
神戸の新長田地区も視察。

商店街の伊東さんから

身の丈に合った町に
すべきだという

アドバイスをもらいました。

その後の再開発で商業施設は
平屋のコンパクトな作りにしました。

将来の状況に応じて
簡単に造り直せるようにするためです。

真山さんは
そのメッセージを小説に込めました。

東日本大震災を語り継ぐシンポジウムに
登壇した小野寺。

防潮堤や巨大商業施設が完成し

被災地は復興したと訴える評論家に
反論します。

「大事なのは 主役は
誰やねんということやと
思うんです。

この土地で
これからの人生を歩む若い世代が

主役にならなあかんと思うんです」。

ここからは 長年 防災と復興への提言を
続けてきた 室崎益輝さん

そして 東北 女川で町作りに取り組む
厨 勝義さんに お話を伺います。

よろしくお願いいたします。
(2人)よろしくお願いします。

まずは 室崎さん。
真山さんが 26年たった今

震災と改めて向き合って 小説で
課題と教訓を伝えようとされています。

どのようにご覧になりましたか?

一つは 26年たって 阪神・淡路大震災を
見直すってことなんですけど

直後には見えなかったことが
25年の時間を通して

新しく見えることっていうのは
たくさんあると思うんですよね。

一つは この26年間の
みんなの復興の思いっていうか

復興にかける いろんな取り組みが

よかったのか悪かったのか
っていうことが

25年目にして あるいは 26年目にして
見えるということがありますよね。

もう一つは
小説でということなんですけど

これもすばらしいことだと思っています。

復興だとか
被災の教訓を伝えるという場合に

どうしても知識っていうか
記憶に頼って伝えようとするんですけど

それでは 本当に長続きしないんですね。

やっぱり 心の中に訴えるもの
心を変えるような力がないと

本当の復興の教訓というのは
分からないんですけど

小説 文学の力で しっかり
伝えていっていただけるっていうのも

これも すばらしいことだと思います。
はい。

さて 真山さんはですね こちら

再開発された神戸の新長田地区を
取材されていました。

先日 神戸市は この再開発事業の
検証結果を公表しているんですね。

その上で 行政内部に
ブレーキをかける動きはなかったと

総括しているんですね。

室崎さん この点を踏まえて

町作り 復興への町作り
どんなことが大事だと思われますか?

町作りには
2つのポイントが必要だと思うんですね。

一つは 時代の流れを読む。

阪神大震災の前は 高度成長で
右肩上がりの時代だったんですけど

災害後は
まさに 右肩下がりの時代になる。

そうすると そういう時代の流れの中で
復興の在り方を考える。

まさに 伊東さんが
「身の丈に合った」と言うのは

まさに そこだと思うんですね。
それから もう一つは

被災者の心をくみ取るということが
とても大切で

まさに 町作り協会で みんなで

復興の方向を
決めていくようなプロセスが

多分 ないといけないということで
そういう意味で 少し

長田の復興というのは やっぱり

見直さないといけない
というふうに思います。

厨さん 身の丈に合ったという点では

女川は この10年で
うまくいってるように感じますけれども

なぜかというのは
厨さん どうお考えでしょうか?

はい 私が
入居してる商店街なんですけれども

年間の維持費をもとに
建設費用っていうのを

逆算して考えられてる部分がある
っていうふうに伺ってるんですね。

まさに 今いわれた
身の丈っていう部分っていうのが

実践されている
っていうことなんだと思います。

また もう一つ
もともと 女川の復興計画を

民間が考えていた部分が
あるんですけれども

その母体となった団体が

前年に人口減少に対する対策としての
町作りの計画を

一度 立てていたっていうことが
もとになっているというので

時代を読むという意味でも

これから人口が減少していくのに

何をしていかなきゃいけないか
っていうのをベースに

復興計画が考えられたっていう部分が

今 ちゃんと維持できている理由なのかな
というふうに思います。

私は 復興の取り組みっていうのは
学び合いだと思うんですよね。

だから 神戸の教訓も東日本の人たちに

しっかり学んでほしいな
という気持ちもありますけど

逆に言うと 今度は
私たちが東日本の優れた教訓を

しっかり学ばないといけない。
そういう優れた教訓という時に

女川の復興というのは ものすごく
意味を持ってると思うんですね。

それは 安定成長というか
未来の町作りのモデルを

女川が示していただいてると思うので

女川の教訓を今度は我々が

しっかり
学ばないといけないと思っています。

厨さん
ここまで ありがとうございました。

ありがとうございました。

さて 復興の課題を小説で書こうとする
真山さんですけれども

テーマを更に掘り下げるため

26年たった今も 残された課題に

向き合い続けている人たちを
取材しています。

11月 真山さんは
再び神戸を訪れました。

震災から時間がたつことで
新たに見えてきた課題。

それと向き合う若者に会うためです。

失礼します こんにちは 真山です。
こんにちは。

市川英恵さん 27歳です。

借り上げ復興住宅を巡る問題について

多くの人に知ってほしいと
本を出版しています。

20年の契約期限が過ぎたことから

行政は 住民に退去を求めているのです。

震災の記憶はない市川さん。

大学生の時
退去を迫られる高齢者と会い

この問題に
関心を持つようになったといいます。

高齢者のもとを訪ね 悩みを聞くなど

サポート活動も行ってきました。

(市川)
この住宅は 20年の期限付きでして…。

次の大災害の時には
誰もが住まいの問題に直面しかねない。

その思いも
市川さんの活動を後押ししています。

失礼します。 ご無沙汰してます。

取材の最後に真山さんが訪ねたのは
室崎益輝さんでした。

阪神・淡路大震災以来 一貫して

防災と復興に関する提言を
行ってきました。

室崎さんは 震災前

神戸の防災計画の策定に
関わっていました。

そこでの震度想定は 5の強。

しかし 結果として

震度7の地震が発生しました。

策定に関与した一人としての責任が

活動の原点だと語りました。

震災後 学生と共に始めたのが
遺族への聞き取り調査でした。

亡くなった時の状況をはじめ

人柄や経歴まで 細かく聞き取りました。

死者6, 434人という数字では見えてこない
一人一人の死の重み。

およそ 400人の調査を行いました。

室崎さんは
今も日本各地の被災地に足を運び

復興と防災への助言を続けています。

あの日 被災した一人として
震災を伝え続ける。

決意を新たにした真山さんです。

真山さんの今回の小説
2月に本になる予定です。

市川さん
そして 室崎さんへの取材も反映して

震災の教訓を残していこうと
奮闘する人々の姿が描かれます。

室崎さん 震災の残した課題を
今なお問い続ける その意義

改めて教えていただけますか?

ひと言で言うと 次の大規模な災害に
備えるということだと思うんですよ。

被害を起こさないために
どうすればいいか

あるいは 被害が起きたとしても
復興の過程をどうすればいいか

ということを やっぱり
過去の災害 教えてくれているので

それを しっかり 学ばないといけない

過去の災害には
実は 光の部分と影の部分がある。

いい面と悪い面がある。

いい面ばっかし ボランティアが来て
頑張ってよかったねという形で

いい面ばっかりを
伝えようとするんですけど

私は 25年 26年たった今は
悪い面をもっとしっかり見て

その悪い面を どうすれば
正すことができるかっていう

そういう視点が必要だと思うので
多分 真山さんの小説に

そういう点が しっかり出てくるんだろう
というふうに思っています。

はい 室崎さん ありがとうございました。

「かんさい熱視線」
今夜は これで失礼します。