NHK地域局発 かんさい熱視線「子どもの命を守れ チャイルド・デス・レビュー」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

NHK地域局発 かんさい熱視線「子どもの命を守れ チャイルド・デス・レビュー」[字]

「3割は防ぎ得た死だった」。子どもの死亡事例を検証する事業が7府県で開始、番組では滋賀県の取り組みの舞台裏に密着した。生活に潜む死のリスク、再発防止のカギとは?

番組内容
子どもの死亡事例を検証し、再発防止につなげる「チャイルド・デス・レビュー」、全国7府県でモデル事業が行われた。番組では、滋賀県の取り組みの舞台裏に密着、検証の結果「3割の死は防ぐことができた」可能性が明らかに。添い寝や授乳中の窒息事故。自殺、虐待による死亡。検証委員は「同じことの繰り返しで亡くなっている。対策を講じればすぐにでも減らせる死がある」と訴える。子どもの命を守るため何が必要か、考える。
出演者
【キャスター】近田雄一

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

テキストマイニング結果

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担当は竹内哲哉解説委員です。

日常生活の思わぬところで

子どもが亡くなる事故が
後を絶ちません。

子どもの命をどう守るのか。

今 関西で全国に先駆けて
新たな取り組みが進められています。

医療機関や警察 自治体などが
組織の垣根を越え…

検証を進めると
亡くなったケースの3割で

死を防げた可能性があることが
見えてきました。

子どもたちの命を守るために
私たちに何ができるのか。

チャイルド・デス・レビューの
取り組みから考えます。

「かんさい熱視線」です。

病気や事故などで
おととし1年間に亡くなった

18歳未満の子どもは 全国でおよそ
3, 700人に上ります。

十分な検証が行われず

同じような事故で亡くなるケースも
後を絶ちません。

そこで動き出しているのが こちらです。

頭文字を取って「CDR」と呼ばれます。

不慮の事故や虐待など

子どもがどうして亡くなったのか

一人一人について丁寧に検証し

再発防止につなげる

予防策を講じて将来の子どもの死を

できる限りなくしていく
という取り組みです。

国は全国的な導入を目指していて

昨年度は7つの府県で
モデル事業が始まりました。

このうち関西では
滋賀県と京都府が参加しています。

今回 番組では
滋賀県の取り組みに密着しました。

この動き 子どもを亡くした遺族も
注目しています。

(鈴の音)

11年前 息子の寛也くんを

保育園での事故で亡くしました。

頑張れ。 わ~ 上手!

あ~! ハハ。

寛也くんは当時1歳5か月。

1人で歩けるようになった頃に起きた

突然の事故でした。

保育園から そう説明を受けたものの

保育士がいながら
なぜ事故が起きたのか

何度聞いても
詳しい経緯は明らかにされませんでした。

栗並さんは
関係機関に調査を求めましたが

警察は事件性がないと判断。

行政による
詳しい調査も行われませんでした。

栗並さんは 夫と共に
関係者への聞き取りを行い

事故の原因を独自に調査。

保育士が一人もいない状況で

子どもたちがおやつを食べている
時間があったことを 突き止めました。

栗並さんの求めに応じて

第三者検証委員会が設置されたのは
事故から1年7か月後。

保育園の見守り体制に
不備があったことが認められ

再発防止策が打ち出されました。

遺族が自ら動かなければ

事故の教訓が見いだされることは
なかったのです。

去年7月 滋賀県で始まった

チャイルド・デス・レビュー。

医療機関や警察 自治体など

子どもの死に関わる
およそ10の関係機関が参加しています。

これまで 子どもの死に関する情報は
主に警察が

事件性の有無を判断するために

使われてきました。

事件性がないと判断された場合

その情報は
各関係機関の中だけにとどまり

死に至った背景が検証されることは

ほとんどありませんでした。

CDRでは

全ての子どもの死に関する情報を

互いに共有し検証することで

再発防止につなげようとしています。

CDRでは…

この中で検証委員が注目していたのは
窒息。

およそ1割にあたる10人が
亡くなっていました。

しかし その多くが

なぜ窒息に至ったのか
詳細は分かっていませんでした。

は~い こんにちは。
こんにちは~。

検証委員の一人…

病院で持っている
窒息が疑われる事例を

改めて調べました。

亡くなった乳幼児のCT画像。

気管には異常が見られず

どのように
窒息に至ったのか判別できません。

搬送時の母親の証言からは

添い寝から起きたら
心肺停止していたという

断片的な情報しか分かりませんでした。

失礼しま~す。 あ 先生どうも…。

よろしくお願いします。

CDRが動き出したことで
実現したのは…

この日 伊藤さんのもとを訪ねたのは

法医学者でもある CDRの検証委員長。

警察が母親に聞き取った情報と
解剖の結果から

添い寝中に子どもの鼻と口が塞がれて
窒息した事実が共有されました。

検証から8か月。

各機関の情報を突き合わせた結果…

添い寝による窒息は 以前から
その危険性が指摘されていました。

しかし その情報が伝わり切らず
今も続いていることに

検証委員たちは危機感を感じています。

CDRでは
この検証結果を県に報告。

再発防止策を講じるよう求めました。

今日は専門家お二人にお話を伺います。

事故などから
子どもの命を守る取り組みを

40年近くにわたって続けてこられた

小児科医の山中龍宏さん。

そして 海外のCDRに詳しい

東京医科歯科大学の山岡佑衣さんです。

お二人 今日はよろしくお願いいたします。

(2人)よろしくお願いします。

まず山中さん
山中さんは国や自治体による

個別の事故検証に携わった経験が
おありと伺っています。

このCDR これまでの検証の仕組みと
どう違うんでしょうか。

これまでは お子さんが亡くなると

遺族の方から
なぜ死んだのか その理由を知りたい

あるいは 二度と同じようなことを
起こさないでほしい

という要望が出てたんですが

なかなか それが
伝わっていなかったんですね。

結局 ここにお話がありましたように

遺族そのものが検証しなければならない
ような状況が続いていました。

今回は CDRというのは

全ての子どもの死亡に対して
多職種の専門家が関わる

という 新しいシステムですので

今までとは異なっています。

はい。 こうした動きが始まった

ということについては
どうお感じでしょうか。

必要なシステムだと思いますね。

これまではですね 例えば
保育所で亡くなると 厚生労働省

学校管理下で亡くなれば 文科省
というふうに

縦割りであったんですけれども

今回はそれが 全部集まって検討できる
ということで

非常にいいシステムといいますか
これが

本来あるべきシステムだというふうに
思います。

その亡くなったケースの3割で

死を防げた可能性があるということにも
驚いたんですけれども

こうした仕組みが
なぜこれまで導入されなかった

やっぱり
縦割りが理由の一つなんでしょうか。

一般には 縦割りのためだと思いますね。

一緒にそういう組織が集まる
そういう場がなかった

というのが
一番の問題だと思います。

はい。 そして海外の事情に詳しい
山岡さんに伺っていきます。

この取り組み 海外が先進的というふうに
伺ってますけれども

海外の取り組みでは どのような成果が
上がってるんでしょうか。

はい アメリカでは約40年前から

あと イギリス オーストラリア
ニュージーランドなどでも

実施されていますが
例えばオーストラリアですと

おうちの裏庭にプールがある
ご家庭が多いんですけども

目を離した隙に
子どもが溺れて亡くなってしまう

ということが続きましたので

おうちのプールにも必ず
フェンスをつけましょうという

条例を作ったところ
溺死が半減したという報告があります。

はい。 ほかには例えば。
また

アメリカですと 旅行した時に
赤ちゃんがベッドで寝て

落ちたりとか窒息したり
っていうことが起きてしまう

っていうことがあったので
ホテルにもベビーベッドを設置して

利用者の方が そのベビーベッド借りて
使って泊まれるっていうような

仕組みも作ったりしていて
法律を変えるような大きな動きから

地域でのそういった小さな工夫まで
執り行われています。

危険性を検証することによって
そうした動きに

実際はつながってるという
ことなんですね。

で このCDR
危険性を具体的にどう解明するのかが

ポイント 大事になってくると
思いますけれども

企業と医療機関が連携して
注意喚起につながっているケースを

ご覧いただきます。

食べ物を のどに詰まらせて
亡くなった子どもは

6年間で全国で80人。

この菓子メーカーでは
その事故を減らそうと

研究を進めています。

新たに開発されたのが

3D技術を生かした
シミュレーションシステムです。

4歳児の のど周辺の
形や大きさを

忠実に映像化し

食べ物を飲み込む時の

のどの動きを再現します。

この技術の開発に関わった…

毎年のように起きている…

1.2センチほどの
標準的な大きさの大豆で

シミュレーションします。

幼児の場合
この大きさでも のどを塞ぎ

窒息のリスクがあることが
分かりました。

では 豆が小さければ危険は減るのか。

次に
80%の大きさの大豆で調べてみます。

のどは通過するものの

今度は
気管を塞ぎました。

どちらでも窒息のリスクは

拭えないことが 分かったのです。

道脇さんは
この検証結果を消費者庁に報告。

5歳以下の子どもに
硬い豆を食べさせないでという

注意喚起につながりました。

山中さんに伺います。 こうして
科学技術を使って詳細を調べていく

こうした取り組み どうご覧になりますか。

今まで 食品による窒息っていうのは
お餅とか白玉だんご

あるいは ブドウとかですね
巨峰みたいな大きなブドウで

窒息することは知られていたんですが

なかなか
検証することができませんでした。

今回 道脇先生が開発されたような

新しい技術を使って 事前にこの食品の

この年齢の子どもに対する
危険性などを

知ることが
できるようになったわけですね。

で まあ 大切なことは
今後 窒息をしかかった あるいは

窒息をした事例の食品のデータを
3Dスキャナーなどで

記録しておいて それを
コンピューターに入れておくと

そういうデータがたまれば

食品による窒息の予防に
つながるんではないか

というふうに思います。
今後はこういう科学的な

検討が必要になる
というふうに考えています。

はい。 そして
子どもが亡くなるケースというのは

さまざまなケースがあります。

山中さん 今の食品以外についても

例えば実証的な検証によって 予防策が

打ち出された例っていうのは
あるんでしょうか。

例えば 水の事故

例えばプールでの事故は 時々

毎年 耳にしますね。

保育の場では もちろん
プールで溺れて亡くなる子

こんなことが起こっては困るんですが
実際には起こっています。

そして 例えば消費者庁はですね

監視と指導を分けなさい

というふうにいっていますが
じゃあ その監視は

本当に十分 行われているのか

という検証が2年前に行われました。
ビデオをつけて

ずっと 約200~300時間映像を撮りまして
その分析を行いますと

実は 今の保育の管理下では

目を離さない時間はない
というようなことが分かりまして

そして目を離す危険性の場面も
はっきり分かりました。

それについて消費者安全調査委員会から

こういう場面が目を離しやすいんですよ
というデータを出しています。

このような科学的な事実を

皆さんに知っていただいて
それで予防する

そういう考え方が必要だというふうに
思います。

はい。 CDRというのは
不慮の事故だけではなくて

虐待についても検証を行います。

今回の滋賀県のCDRでは

虐待については0件だったんですが

検証を進めますと
虐待まではいかないものの

保護者の不注意では済まされない

リスクがあることも見えてきました。

滋賀県のCDRの検証委員を務める…

児童福祉が専門の野田さんが
着目しているのが

「不適切な子育て」への対応です。

親の不注意によって
起きる事故については

注意喚起や予防策を徹底することで対応。

虐待など親の故意によって

起きるリスクについては

行政や警察などが介入します。

その間にあるとするのが…

対応が不十分だといいます。

例えば 子どもの安全を守るための

チャイルドシートを着けずに
事故が起きた場合。

これは 不慮の事故ではなく

不適切な子育てが原因だとします。

子どもを ひとりで風呂に入れ
溺れて亡くなった場合。

これも 親が放置をしていた
不適切な子育てに該当するとします。

不適切な子育てによって起きる
子どもの死を どう防ぐのか。

この対策が大きな課題だと指摘します。

CDRの検証委員による
全体会議が行われた この日。

131人の子どもの死亡事例のうち

4人が不適切な子育てによって
亡くなったと 結論づけられました。

野田さんは不適切な子育てを
虐待に近いリスクと見なし

より踏み込んだ対応をする必要がある
と訴えました。

野田さんの指摘に対して
ほかの検証委員からは

戸惑いの声が上がりました。

不適切な子育てによる死を
どう防げばいいのか。

この日 野田さんが訪ねたのは
児童相談所です。

明らかな虐待行為が確認できない中で

どのような対応が可能か
意見を交わしました。

CDRが県に対して行った提言では

不適切な子育てのリスクが
高い家庭の見極めと

その保護者への支援が
喫緊の課題だとして

対策を求めています。

山岡さんに伺います。
この 不適切な子育てによる子どもの死

海外ではどのように
対応しているんでしょうか。

防いでいるんでしょうか。
はい。

今のビデオにあったとおり
子育てに必要な知識とか

しつけのしかたとかも
子どもの発達段階によって

違ったりしますので そういったものを
いろいろな年齢に応じて

教えるようなプログラムが
あったりします。

はい。 その 海外でも 不適切な子育て

認識はあるんですか?
はい。

明確な虐待 ネグレクトだけではなくて
その周辺の

意図的に傷つけたわけではないけども
見守りが不十分だったとか

そういったものを含めて
「マルトリートメント」

悪い取り扱いというふうに
呼んでいます。

そこに なかなか どう線引きして

支援するのが
難しいということですけれども

例えば 日本で参考にできる例
今 あの 段階に応じた教室

というのがありましたけれども
例えば

具体的に
どんなものがあるでしょうか。

リスクの高いご家庭に対して
家庭訪問などを通じて

「ペアレンティング」
というんですけれども

しつけだったり 親子の関わり方
遊び方 発達の伸ばし方

というものを教えるような
家庭訪問プログラムが

毎週とか それを何か月 何年と
続けるようなものもあったりします。

そういう長い目で見た支援が
日本でも導入していくと

いいですよね 本当ね。
はい そうです。

さて CDRについて国は
再来年度までに

制度化するかどうかの
検討を行うとしています。

制度化にあたって
山中さんに伺いますけれども

どんな点が大事になってくるか
どんなことを期待しますか。

はい 今まで 子どもの死の情報が

集まらなかったということで

簡単に言うと 子どもの死んだ状況を

社会に生かす
次の子どもの死亡を予防するための

社会に生かすというシステムが
なかったわけですね。

警察をはじめとして
いろいろなところが

やはり 今までの持っていた情報を
やはり 共有する

これが大切だと思います。
要するに 子どもの死を

社会全体で生かす そういう仕組みを

今後 考えていただきたい
というふうに思います。

はい。 そして 山岡さんが期待すること
どんなことでしょうか。

はい。 こうした枠組みを通して
多職種が連携して

さまざまな情報から
貴重な知見を得ることができた

そこから予防策を
実際に実現していくことが

本当に予防につなげていくには
必要なので

実際にやっていくと
死亡を予防するだけではなくて

虐待に対してリスクが高い家庭の
危ないケースも

予防できたりすると思います。
はい。

亡くなった子どもの声に耳を傾けて

防げる事故は
防いでいってほしいと思います。

今日は 山中龍宏さん 山岡佑衣さんに
お話を伺いました。

お二方 ありがとうございました。
(2人)ありがとうございました。