ポツンと一軒家 壮絶人生70代夫婦▽土砂崩れの先に…4世代女性ばかり住む家[字]…の番組内容解析まとめ
出典:EPGの番組情報
ポツンと一軒家 壮絶人生70代夫婦▽土砂崩れの先に…4世代女性ばかり住む家[字]
衛星写真で発見!“何でこんな所に?”という場所に、ポツンと建つ一軒家を日本全国大捜索!
◇内容Ⅰ
【山口県①】
しばらく鬱蒼とした山道を進むと、やがて眼前に開かれた土地が見えてきた。そこに建っていたのは、風格のある立派な日本家屋だ!そこに暮らしていたのは70代の夫婦。美しい棚田の風景が広がる“ポツンと一軒家”だが、ご夫婦には壮絶な人生ドラマがあった…。
◇内容Ⅱ
【山口県②】
実は麓の集落で、さらに山奥にもう一軒“ポツンと一軒家”があるという情報を聞いていた捜索隊。その家には、なんと4世代の家族が女性ばかりで暮らしているということなのだが…。果たして、さらなる山奥での一軒家では、どのような暮らしが営まれているのだろうか。
◇出演者
【司会】所ジョージ
【パネラー】林修
【ゲスト】小田井涼平(純烈)、深川麻衣
◇ナレーション
キートン山田
◇おしらせ
☆お知り合いの『ポツンと一軒家』を教えてください!☆番組HP
https://www.asahi.co.jp/potsunto/
☆Twitter
https://twitter.com/potsun_abctvジャンル :
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やだー!
ギャラ10分の1ですか? 私。
やだあ…。
<衛星写真を拡大すると
見えてくる>
<人里離れた
<いったい
<こんな所に 暮らしているのだろうか?>
<道を尋ねた地元の人の
思いがけない ひと言で
番組初の展開に…>
ちなみに
ここも一軒家なんですよ
(捜索隊)あっ そうなんですか
(相川)あっこに家があるんですよ
(捜索隊)あっ 本当だ
本当だ 家がある
(相川)もう あれは屋根 落ちた
屋根 落ちとる
(捜索隊)そうなんですね
すみません
の
者なんですけれども…
えっ? あそこの写真に
写ってるのは…
(中川)あれは熊の子ですね
(捜索隊)えっ?
(中川)家で飼いよったんですわ
(捜索隊)飼ってたんですか?
<今夜も
(スタジオ内 拍手)
どうですか? そういう
ポツンと一軒家の暮らし
うちの母方の実家が
高知の足摺岬の
さらに外れのほうにあって
すぐ目の前に砂浜があって
夏とか 蚊帳 つるじゃないですか
蚊帳って わかりますよね?
蚊帳…
蚊が こう 入んないように
細かい網で…
に出てくる…
そうそうそう
蚊帳 つるんですけど
本来 蚊帳って
先ほど おっしゃったように
蚊のためじゃないですか
違うんですよ フナムシが
家の中に上がってくるんで
フナムシよけで
蚊帳 張ってたんですよ
蚊帳をフナムシが
上がってくんの?
うわー 怖い でも 例えば
好きになった人と
そういう…
本当の山の中の1軒ってなると
2人で暮らせる?
いや でも 田んぼとか
一緒に何か育てるのは
楽しそうだなって思ったりします
でも そんなに好きな期間なんて
長く続かないですよ
なんてこと言うんですか
さあ 早速 まいりましょうよ
はい
今回のポツンと一軒家は
こちらです
中国地方ですね
山口も広いんですが
広島県との県境で 山の中で
これだけ大きく切り拓かれた所
なんか ちゃんと棚田みたいなの
見えるじゃないですか
家が いっぱい
ギュッと集まってますね
よく見ると
ここも家があるようなんですよ
しかも この建物 よーく見ると
どうも煙突があるんじゃないかと
煙突があるってことは…
スーパー銭湯ですか?
いやいや スーパー銭湯は
ないでしょ そこには
何 無理やり 自分のほうへ
話 持ってってんの?
いやいや もう 煙突ときたら…
なんか 山口って
かまぼこ 有名じゃないですか
その かまぼこの板を作る?
さすがですね
海から遠いって言おうと思ったら
かまぼこの板を作ってる
<衛星写真で見つけた
山口県のポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索開始>
おおー なかなか遠いな
遠いな
(捜索隊)はい
(捜索隊)あっ 見えましたね
(捜索隊)はいはい
(捜索隊)あっ 本当ですか?
あっ 早い
丁寧な人だな
<これは さい先がいい>
<集落に入ってすぐに
ポツンと一軒家を
知っている人に出会えた>
(捜索隊)アイカワさん?
はい
(捜索隊)あっ 本当ですか?
<詳しいことまでは
わからないが
目指す
ポツンと一軒家は
仕事をリタイアしたぐらいの
年齢の
アイカワさん
という人の家で
夫婦で住んでいるかもしれない
という>
じゃあ 仕事をリタイアってことは
違う仕事をしてたんだね
実家の農家を継いだ
っていう感じですかね?
はい
本当 丁寧な方でしたね
すごいですね
<…と思ったら ここで
えっ?
えっ えっ えっ… どういうこと?
えっ? その奥に?
<なんと 目指すポツンと一軒家の
さらに奥に もう1軒
別のポツンと一軒家が
あるというではないか>
ははははっ
すごい
この情報
言いたかったんでしょうね
でも ありがたいですね
<衛星写真で確かめてみると
アイカワさんの家だという
ポツンと一軒家の先に
大きく切り開かれた土地があった>
あっ 本当だ
そこも ちゃんとしてるな
<建物が数棟 建っているが
1軒のお宅なのだろうか?>
<ナカガワさん
という人が
住んでいるらしい>
この距離感で住んでる方のお名前
知ってるって
やっぱ すごいですね
そうだよね うん
都会じゃ ありえないですもんね
(捜索隊)じゃあ 向かいますかね
(捜索隊)はい 向かいましょう
いやー すごい ラッキー
(捜索隊)
っておっしゃってましたね
(捜索隊)言ってましたね
(捜索隊)
っておっしゃってましたね
(捜索隊)言ってましたね
(捜索隊)そうですね
(捜索隊)あっ これか
崩れたんでしょうね
(捜索隊)そうですね
あれか
結構ひどかったんだろうな
(捜索隊)ってお話でしたけど…
(捜索隊)って仰ってましたもんね
(捜索隊)そうですね
これ スタッフは楽しいですよね
宝探しみたいでね
ははははっ
しかも 2軒ゲットしてますからね
<教えてもらったとおり
道は きれいに舗装されていて
このまま10分ほど走れば
ポツンと一軒家に着くはず>
<今回の捜索は 実にスムーズ>
<だと思ったのだが…>
何?
ああー 本当だ
いやいや 行くの? そこ
(捜索隊)そうですね
(捜索隊)そうですね
こういうとこ 思うんですけど
対向車 来たとき…
でも ここで
対向車ってなった場合は
手前のおうちと
奥のおうちの2軒だよね
どちらかが…
どっちかが…
どっちかしかない
(捜索隊)まだ
<すると
(捜索隊)見えてきた
(捜索隊)なんか ありますね
(捜索隊)小屋ありますね
(捜索隊)これですね
<ついに 衛星写真で見つけた
山口県の
<雄大な山並みの中
大きく切り開かれた斜面に
棚田が広がり
その真ん中に
瓦ぶきの屋根が黒く光る
風格ある立派な日本家屋が
建っていた>
<衛星写真と比べても
<ここで間違いない>
(捜索隊)あっ いらっしゃいますね
(捜索隊)私
(捜索隊)あっ 間違いないですか
<そう この人が
ポツンと一軒家の
あるじ
<だが 捜索隊の目的が
我が家だと知り
なんだか けげんな顔>
<というのも…>
(捜索隊)まだ奥… あっ
(捜索隊)
ナカガワさんって方ですか?
みんなが教えてくれる
教えてくれる
ははははっ
ナカガワさん
(捜索隊)ははははっ 本当ですか
(捜索隊)あっ 本当ですか
あっ すいません
(捜索隊)お話 伺ってもいいですか
(相川)ははははっ
(捜索隊)本当ですか
ありがとうございます
(捜索隊)さん…
ははははっ
さんです
<ご主人に呼ばれて
奥さんのフミ江さんも
外に出てきてくれた>
(捜索隊)元気な時は?
あっ 当たってますね
お父さんが亡くなったんで…
で お米だけ
お米だ
お米だけ
<黒い瓦屋根が立派な
このポツンと一軒家は
ご主人の登さんが生まれ育った家>
<15年前に父親が亡くなり
住む人がいなくなったため
麓の家から夫婦で移り住み
残された田んぼの世話をしながら
暮らしているという>
なるほど
それ
別の家なの? あれ
本当ですか えっ?
(捜索隊)本当だ 家がある
<登さんが指さした所にあったのは
衛星写真にも写っていた
古い平屋の家>
<ここは 相川家ではない
また別の人の家だというが…>
(捜索隊)そうなんですね
<これは かつて 相川さん一家と
仲が良かったという
お隣さんが暮らしていた家>
<長い間 空き家だった家は
完全に廃墟と化し
朽ちた屋根が落ちて
大きな穴が開いていた>
わあ 本当だ 屋根が落ちてる
こんなになっちゃうんだね
暮らしてないと…
うん
ねえ
(捜索隊)へえー
<山を切り開いた この土地に
昔は 3軒が暮らしていたが
もう30年以上も前に
ほかの2軒が山を下り
相川家1軒だけになったという>
<以来 相川家が
ほかの2軒の棚田も引き継ぎ
6反の田んぼを管理していたが
今は 夫婦で世話できる
3反分の田んぼで
自分たちと子どもや親戚に
配れるだけのお米を
作っているそうだ>
でも やっぱ そうですよね
全部は無理ですよね
2人だったら
<しかし 4人の子どもを
抱えていた両親は
代々続く米農家だけでは
家族を養えないと
登さんが まだ小学生のころに
別の仕事も始めた>
2人 おふくろと2人で
(捜索隊)たったお二人で
山から切ってきたやつを
製材して
売りに
出されてたんですか?
えっ? すごいですね
うわー すごい
働きもんのお母さんだね
すごいですね
(捜索隊)考えられないですよね
(相川)あの ここにある…
<田んぼへ 山へと懸命に働き 4人の子どもを育てた両親>
<60を過ぎて また新たな仕事を始めたという>
さらに?
60から?
タバコ
タバコね
へえー
<40年ほど前 この地域で
タバコの栽培が盛んになり
相川家も母屋の裏の芋畑を
タバコ畑に変えて
栽培を始めたそうだ>
前 一回 ありましたね
タバコの一軒家
(相川)それから…
(相川)タバコはね
(相川)葉っぱが
へえー
ふーん
<4、5日 干して
乾燥させたタバコの葉っぱを
同じ量ずつ
縄で束ねて出荷>
<何から何まで
はあー
すごいな
<登さんの両親は
そんなタバコの栽培や林業など
ほかの仕事をしながら 生涯
<両親が大事に守ってきた田んぼを
絶やすわけにはいかないと
15年前 夫婦で実家に戻り
棚田を引き継いだのだ>
(捜索隊)あっ 中学校から
<地元の中学の同級生だった
登さんとフミ江さんが
結婚したのは
昭和45年 2人が25歳のとき>
<結婚当初は 両親と
実家で同居しながら
登さんは 山の木を
伐採する仕事に出ていた>
<程なくして フミ江さんが 1人目の子どもを妊娠>
<だが そんな うれしい知らせを
聞いた登さんを
悲劇が襲った>
(捜索隊)あっ そうなんですか?
(捜索隊)伺っても
いいものですか?
(相川)あの頃 45年そこらね
(相川)切ったやつを
(捜索隊)えっ
(捜索隊)ええー?
(捜索隊)ええー…
うん
(捜索隊)ええー
(捜索隊)ええー
<仕事中の事故で右足を切断し
出血多量で
生死をさまよった登さん>
<集落の人が7人
輸血に協力してくれたおかげで
一命を取りとめ
もげとった
(フミ江)ねっ
<長女 智奈美さんの誕生に
大喜びしたという登さん>
<だが そんな幸せとは 裏腹に
待っていたのは
厳しい現実だった>
えっ?
<退院後 それまでやっていた
林業の仕事には戻れず
実家を出て 親子3人で
麓の町に移り住み
足が悪くても出来る仕事を
必死になって探した>
(捜索隊)ああー
(捜索隊)手仕事で
ははっ
<長女 智奈美さんが生まれた
4年後には
次女 和代さんが誕生>
<2人の子どもを育てるため
できる仕事は
なんでもやったという登さん>
<妻のフミ江さんも縫製工場に勤め
家計を助けた>
<そうして 愛情いっぱいに育てた
2人の娘たちは嫁ぎ
幸せな家庭を築いているという>
(捜索隊)楽しかった?
楽しかったよね
<楽しかった>
<不慮の事故に見舞われながらも そう振り返る相川さん夫婦>
<決して腐らず 明るさを失わずに
二人三脚で
苦難を乗り越えてきた>
すてきだな
いい画だな 本当に
お茶飲みながら せんべい食べて
<今後の楽しみは 孫の結婚式に出ること>
<これからも夫婦仲よく
体が続くかぎり
この山の上のポツンと一軒家で
両親が大切にしていた棚田を
守っていく>
<と ここで終わらない 今回の捜索>
<まだ続きがあった>
もうちょっと
余韻 欲しかったですけどね
もっと ゆっくり
取材すればいいのに
この人たちね
<そう 相川家のさらに先に
もう一軒 ポツンと一軒家が
あるというのを
麓でも聞いてきた>
<せっかく ここまで来て
(捜索隊)えっ
4世代で住んでるんですか?
えっ ここから?
4世代?
4世代?
(捜索隊)えっ 珍しい…
大変ですね
女性だけで
そんな山奥に?
<なんと ポツンと一軒家に住む
ナカガワさん一家は
女性ばかりの4世代>
<80歳ぐらいのおばあさんと
その娘 そして孫娘
さらに ひ孫の4人で
暮らしている
というではないか>
ええー?
えっ こんなの
初めてのパターンですね
初めて
いい話 聞けたな ここ
いや すてきでした
ねえ 悩んでる暇がないって
うん 楽しむって大事ですね
(捜索隊)って言ってましたね
この奥から
学校 通ってるんですか?
確かに
学校は どこにあるんですかね?
(捜索隊)さらにですからね
まだ 奥
(捜索隊)まだ 奥
この奥で4世代?
<登さんに教わったとおり
山の中の細い一本道を
奥へ奥へと入っていく>
<すると…>
(捜索隊)ありますね
木がいっぱい
(捜索隊)ここだ
<相川家より さらに山の奥>
<今回 山口県で2軒目の
<深い山の中に 突如として現れた大きな棚田>
<その周囲に母屋らしき建物と
いくつかの小屋が点在し
敷地の中を川が流れていた>
<捜索隊が車を止めて
家を訪ねようとした
(捜索隊)車が出てきた
(捜索隊)あっ
止まるわな
うちに用事ですか? みたいな
ははははっ
いい表情
いい表情 リアクションがすてき
(捜索隊)ははははっ やっぱり?
(捜索隊)今ですね
(捜索隊)あっ お孫さんで
いらっしゃいますか?
あっ そうなんですか
ははははっ
(捜索隊)あっ そうなんですね
そうなんです
(捜索隊)あっ そうなんですか
ははははっ
(捜索隊)わかりました
(捜索隊)すいません
(捜索隊)あっ 失礼します
明日 仕切り直しってことは
夕方から片づけるよ
いやいや そうですね そりゃ
女の人だから みんな
そうですね
<というわけで 次の日
改めてポツンと一軒家に
向かった捜索隊>
(捜索隊)奥も
ビニールハウスみたいなの
ありますもんね
(捜索隊)本当だ
若干 落ち葉も
なくなってる気しますね
いや それは絶対…
所さん おっしゃるとおりですよ
突然じゃないから これ
ははははっ
(捜索隊)はいはいはい
行きましょうか
(捜索隊)薪とか
(捜索隊)薪もある
(捜索隊)そうですね
(捜索隊)造ったのかな?
この辺も掃いたんですかね?
きれいにね
(捜索隊)綺麗ですね
(捜索隊)すごい
(捜索隊)おっしゃってましたね
(捜索隊)そうですよね
力仕事とか
本当 どうするんだろう
(捜索隊)うわー すごいな
<トラックの車庫や倉庫のような
建物が並ぶ入り口から
小川に架かる橋を渡り
きれいに枝打ちされた木々の
脇に伸びる舗装された坂道を
上った先に現れる母屋>
<女性だけで住んでいると聞いたが
どこもかしこも しっかりと
手入れが行き届いている>
うん きれい
これ 一日で間に合わないですよ
ふだんから
きれいにされてるんですよ
そうだね うん
(捜索隊)あっ
はい
私…
こっちが お母さんかな?
あっ 本当ですか?
こんにちは
<コタツでテレビを見て
くつろいでいた
この人が
ポツンと一軒家のあるじ
<カヤ子おばあちゃんと
一緒にいたのは
昨日 車で すれ違った
あの顔…
いい表情
(捜索隊)あっ そうなんですか
はい
(里恵)今…
(捜索隊)3年生?
はい
(捜索隊)されてるんですか?
(捜索隊)5km?
(捜索隊)ええー? 大変
<女性ばかり4世代ということは
この人が里恵さんの母親
(捜索隊)あっ そういうことですか
ああー そういうことか
<こんなに広い敷地が
隅々まで
きれいに整備されているのは
麓に暮らす長男の幸夫さんが
頻繁に来て
手入れをしてくれている
おかげだった>
へえー
親孝行だな
すごいな
<24年前に父親が亡くなったあと
棚田の世話も幸夫さんが引き継ぎ
今は 家族で食べる分のお米を
育てているという>
幸夫さん 万能ですね なんでも…
<そして 働きながら
カヤ子おばあちゃんの
お世話をしているのが
おばあちゃんの長女で
里恵さんの母親の朱美さんだ>
(捜索隊)よろしいですか?
(捜索隊)すいません
(捜索隊)失礼いたします
(捜索隊)あっ ご主人 これですか
はい
(捜索隊)ご主人
猟をされてたんですか?
猟師さんだったんですか?
(中川)そうですよ
(捜索隊)すごい写真
(捜索隊)ええー?
(捜索隊)飼ってたんですか?
熊の子を?
あっ えっ? 犬じゃなくて?
えっ?
子熊を飼ってたって
(捜索隊)ええー?
さすが山の中だから
熊?
(捜索隊)されてたんですか?
(捜索隊)ええー
あら 寝てる 一緒に
ええー?
まあ
(捜索隊)へえー
<家業の米農家を継いで
害獣駆除のために
猟師もしていたという
ご主人の悟さん>
<農家と兼業で
<そんな悟さんのもとへ
カヤ子さんが嫁いだのは
今から64年前の昭和32年>
<カヤ子さんが 二十歳のときだった>
(捜索隊)そうだったんですか
<中学卒業後 岡山の縫製工場に
勤めていたカヤ子さんだったが
親戚に紹介されて
中川家に嫁いだものの
こんな
(中川)来た時に
(捜索隊)へえー
ランプある… ははははっ
(捜索隊)これが当時のもの?
(中川)そうです
(捜索隊)すごい
(中川)私は…
これ 1つ? 夜は
(捜索隊)へえー
それこそ…
(捜索隊)無いですよね
自転車…
(捜索隊)自転車?
自転車
ああー 買い物 大変だ
行きは速いでしょうね ビューン
(捜索隊)自転車…
帰りは押して帰ってくるんだ
<結婚当初 自転車で買い物に
出かけていたカヤ子さんだが
行きは1時間
帰りは上り坂を押して歩くので
2時間かかったそうだ>
<そういうカヤ子さんも
当時は 電気すらない
山奥の暮らしに馴染めず
思い切った行動に出たそうだ>
<昭和32年 カヤ子おばあちゃんが
二十歳で嫁いできた時には
電気も来ていなかった
山口県のポツンと一軒家>
<そんな不便な
山奥の暮らしに
馴染めなかった
カヤ子おばあちゃん>
(スタジオ内 笑い)
(捜索隊)ははははっ
<それでも しばらくして
家に戻ったカヤ子さん>
<娘1人と息子2人
かわいい3人の子宝に
恵まれ
不便な山の中でも
家族で幸せな日々を
過ごしたという>
<そして
3人の子育てに追われながら
カヤ子さんが
生きがいともいえるものを
見つけた>
(捜索隊)はい
ほうれん草を…
(捜索隊)出荷されてたんですか?
うん
<中川家の広い敷地の中に
いくつも建てられた
大きなビニールハウス>
<今は そのうちの1棟で
娘の朱美さんが
家族で食べる分の野菜を
作っているだけだが…>
<昔は カヤ子さんが
ビニールハウスを4棟使って
ほうれん草を作り
大量に出荷していたそうだ>
<カヤ子さんが まだ20代のころ
農家の婦人会に声をかけて
それぞれの畑で作った
野菜を持ち寄り
麓の集落で朝市を始めた>
<農家の主婦たちだけで始めた
朝市は
口コミで評判が広がり
行列ができるほどの人気に>
<その勢いで
野菜の移動販売を始めると
こちらも大繁盛>
あらま
楽しかったでしょうね
<活動の中心だった
カヤ子さんは
当時 大忙しだったという>
(捜索隊)へえー
<多忙を極めたカヤ子さんだったが
野菜以外にも
スイカやブドウなどの
果物を栽培したり
漬物を作って販売したりと
新しいことに次々と挑戦>
<そうした
農業への取り組みが評価され
20年前 山口県から
農家生活改善士に認定された>
すごいじゃない
すごい
<農家生活改善士とは
地域の農業の普及と発展のために
積極的に活動する
農村女性に与えられる資格>
<カヤ子さんは
もっと農業の楽しさを
知ってもらおうと
さらに 新たな取り組みを始めた>
(捜索隊)ホームステイ?
それは…
(捜索隊)農業を教える
っていうことを
されてたんですか?
(中川)まあ そうですね
(捜索隊)そういうことを
されてたんですか
<子どもたちを家に招いて
農業を教えるだけでなく
学校に出向いて
農家に昔から伝わる
伝統技術の指導も行った>
先生の顔してる
カヤ子さん すごいな
あっ これですか?
(中川)いいですよ
ええー
(捜索隊)すごい
(捜索隊)家の藁で
(中川)はい
<カヤ子さんが稲刈りしたあとの
藁で作っているのは
正月飾りのしめ縄だけではない>
何やってんの?
ござ作ってんの? これ
(捜索隊)これ なんていう機械に
なるんですか?
(中川)筵機っちゅって
いいますがね
(捜索隊)筵機?
こんな機械も もうないわな
ないですよね これ
(捜索隊)筵が… あっ これか
ええー すごい
(捜索隊)この…
ああー
いいじゃん 欲しいな これ
所農園でも…
欲しい
くりとか干すときにね
味気ないじゃないですか
青いビニールシートだと
確かに そうですね
筵 欲しいな これ
(中川)そうですね それで
(捜索隊)はあはあ はあはあ…
(捜索隊)はあー なるほど
(捜索隊)今 藁が無いですか?
藁が もう 今 無いね
(捜索隊)そうなんですか?
(捜索隊)そうなんですか
(捜索隊)じゃあ もう
こういった藁が採れないから
こういったもの
作れなくなるってことですか?
(捜索隊)ええー
<1人で棚田を世話する 長男の幸夫さんも今年で60歳>
<体力的なこともあり
去年から 稲刈りに
コンバインを導入したため
これまでのように
藁が採れなくなったのだ>
コンバインだと藁が取れない?
粉々になっちゃうんですね
きっとね
粉砕されちゃうんでしょうね
<この家に嫁いだ時から
ずっと習慣になっていた
筵作りや しめ縄作りが
できなくなり
少し寂しそうな
カヤ子おばあちゃんだが
今も毎日 欠かさず
やっていることがある>
<幸夫さんが割って
束にしてくれた薪を
薪小屋まで取りにいくのが
カヤ子おばあちゃんの日課>
結構 重いよ あれ
結構 重い
うわー すごいな
長男 丁寧だな
全部 こうやって束にして
<重い薪の束を
押してきた一輪車に載せて
母屋まで運ぶのだが…>
どうぞ
(中川)重いでしょ?
うわ 重たっ
ちょっと… よいしょ
<優に5kgはある薪の束を
83歳のおばあちゃんが
軽々と持ち上げるのだから
恐れ入る>
はあー
はあー すごい
いや すげえわ
<すると そこに…>
(捜索隊)車が…
(捜索隊)お孫さんですか?
(中川)うん
(捜索隊)ああー
(捜索隊)そうなんですね
すごいな ひ孫だもんな
こんな幸せないよね
ですね
ははははっ
<結菜ちゃんを学校まで
迎えにいった里恵さんが
ちょうど帰ってきたので
車で薪を運んでもらうことに>
(捜索隊)これ…
(捜索隊)よいしょ
<車には一束しか
載せられなかったので
残りは ひ孫の結菜ちゃんに
手伝ってもらって
一輪車で一緒に運ぶ>
(中川)よいしょ
ははははっ かわいい
<薪を運んできたのは
<中川家では 今も お風呂は薪で焚いている>
<最近は 灯油のバーナーで
簡単に火がつくので
昔より 随分 楽になったそうだ>
<ひ孫の結菜ちゃんが神奈川県から
この山口県のポツンと一軒家に
移り住んだのは 2年半前>
(捜索隊)ああー
<麓の小学校にも すっかり慣れて
家では
飼い猫のチョッピと遊ぶのが
一番の楽しみ>
(捜索隊)本当
(捜索隊)うれしいですよね
(捜索隊)あっ…
(捜索隊)3分おき?
(朱美)3分おきぐらい
(捜索隊)へえー
<この家に嫁いだころは
苦労も多く
逃げ出したこともあった
カヤ子さんだが
今は 娘と孫 ひ孫に囲まれた
穏やかな日々>
<見知らぬ山奥に嫁ぎ
次々と新たな挑戦をして
生きがいを見つけたカヤ子さん>
<その血を継ぐ
女性ばかりの4世代家族は
この山で たくましく生きていく>
(拍手)
いや すごい
すてきな人生だな
相川さんのおうちも
中川さんのおうちも
最初っから順風満帆
っていうわけではなくても
工夫をしながら生活をして
楽しんでるのが
何より すてきでした
だって 悩む時間がなかった
っていうんだもん
(小田井)でも 中川さんのカヤさん
一度 逃げ出した人が
あれだけ精力的に色んなことを
やられるっていうのは
すごい人生ですよね
どうなるか わかんないよね
あんな家に戻ってやるもんか
っつって…
家 出たんですよ
家 出たんだもんね
それが戻ってきた途端
ほうれんそうから始まって…
あれ だから 例えば すねて
もう戻らないって
ジャッジしちゃったら
今の この形はないんだもんね
(小田井)ないですね
改めて 人間の力っていうか
意志っていうのは
強いなと思いましたね
本当ですよね