午前0時の森[字]…の番組内容解析まとめ
出典:EPGの番組情報
午前0時の森[字]
全国津々浦々、未だ眠らぬ街は数知れず…ここ新橋・烏森でも村上信五、劇団ひとりが眠らぬあなたのお相手をいたします。
出演者
MC:村上信五、劇団ひとり
天気予報:小髙茉緒(日本テレビアナウンサー)
番組内容
全国津々浦々、未だ眠らぬ街は数知れず…
ここ新橋・烏森でも村上信五、劇団ひとりが眠らぬあなたのお相手をいたします。立ち入れば最後、人生におおよそ意味をなさない時間を過ごす住人となる…午前0時の森へ、ようこそ。ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – その他
テキストマイニング結果
ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20
- 指揮者
- 省吾
- オーケストラ
- 表情
- 指揮
- テンポ
- 今日
- 本当
- 気持
- 最初
- Cocco
- ピアノ
- 今回
- 瞬間
- 大事
- イメージ
- お願い
- シンバル
- 実際
- リハーサル
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから →
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」
他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。
≫午前0時になりました。
≫「午前0時の森」
月曜日でございます。
≫月曜の夜、皆さん
どうお過ごしですか。
≫入り、NHKみたいに
なってますからね。
≫随分、番組の雰囲気が
変わりましたね。
今日は省吾さんが
前回、先週の持ち込み企画で
指揮者やりたい
っていうところから
始まりましたけど
覚えてらっしゃいますか。
監督として作品も持っている
脚本も書いてきて
ヒットソングが欲しいと
おっしゃいましたね。
≫唯一ないのがヒットソング。
えっ、まさか
この編成で?
≫これは違います。
そんな中、もし良かったら
曲書いていただけますかと
先週、放送で
呼びかけましたところ
実は実際に書いて
送ってきてくださった
アーティストの方が
いらっしゃいます。
≫えっ!早速、曲できたの?
≫はい。
≫しかもアーティスト?
≫そうです。まさかの。
正直、先方のレコード会社も
ビックリしておりまして
我々スタッフも
ビックリしています。
≫ありがとうございます…。
≫どなたか気になりませんか?
≫気になりますよ。
≫沖縄のシンガーソングライター
Coccoさん。
≫えー!
すごい人じゃん!
≫そうですよ。
マジでアーティストの方。
≫何、こっちから
お願いしますじゃなくて?
≫先週の放送を
見てくださっていたんですって。
それで火曜の朝も
まだ気になってしまい
省吾さんのコメントが。
そしたら、先週のオンエアの
省吾さんのいろんなワードとか
リアクションを見て
思いのたけを
歌ってみたんですって。
そしたら、もう歌になっていたと。
心眼を開くっていう
視力検査、したでしょ。
先週オープニングで。
あの辺がビビっときて
曲が生まれたということで
現段階では、デモを
今回、送ってくださいました。
≫ちょっと話がすごすぎる。
なんていうの
もうちょっと軽い気持ちで
視聴者から軽い
打ち込みのやつとかをって…。
≫いやいや、おふざけなしです。
≫こんな歌えるか!
みたいなもので
俺、十分なんだよ。
≫ガチできたので。
超初期段階のデモですけども
聴いてみましょう。
僕も聴いてません、こちらは。
それでは、どうぞ。
≫うわ、すごい!
≫初期段階のデモで
この仕上がりで
送ってきてくださって。
しかも1週間
実質的には1週間
かかってないですからね。
≫何がCoccoさんをそこまで
火を付けちゃったんだろう。
≫あなたの視力検査ですよ!
本気でやった視力検査ですよ!
≫俺にもこの展開は見えなかった。
さすがの
2.2でも分からなかった。
≫こちら、歌詞です。
実際、アンケートもスタッフが。
何で作ってくださったんですか
っていうのを
一応、伺ったんです。
そうしたら私自身も
楽器も下手で弾けもしませんが
自分がどう感じていたのかを
あとから歌にしてみて
今回、出てきた歌ですという。
ひとりさんについてだけ考えて
書かれた歌詞だということです。
≫心の目というのも
あるけど
せめて靴ぐらい攻めるのよ
オーライの部分もとか
これは、いわゆるそこの部分も。
≫見てくださっているという。
≫うれしいね。
≫どうしますか?
進めていってよろしいですか。
≫断るとか、あるの?
Coccoさんからきて。
今回はごめんなさいって
言うこと、あるの?
≫一応確認しておかないと
それは省吾さん歌うわけですから。
≫まあ、ちょっとイメージ
違うんだよね…。
≫ええかげんにせえ!
でもそれはアレンジということで
もうちょっとこういうタッチで
お願いできますかとかは
ひょっとしたら今から…。
≫あのね
特にサビの部分なんだけど
俺もうちょっと
歌い上げたいんだよね。
ちょっとこれ
抜く感じじゃない。
≫しかもCoccoさんの
声ありきですから。
≫ぐわっとサビは
魂を入れてさ
熱くいきたいから。
Coccoさん、そこら辺を
ちょっと直していただいて。
≫どの口が言うてんねん!
でも、実際アレンジは
かけていくということで
ちょっと適宜
随時、ご相談しながら
Coccoさんサイドと相談して
もしかしたら本当に
番組のエンディングテーマに
するのかとかで
レコーディングまでは
やっていきましょうね。
≫下手したら、Coccoさんが
歌ったほうが
いいんじゃないかっていう
話になるから。
≫このデモを
超えれるのかというね。
でも、ひとりさんが歌うことを
イメージして出た歌詞なので。
≫Coccoさん、本当に
ありがとうございます。
うれしい!
≫でも段階でしたけど
いかがでした?聴かれてみて。
では、これは省吾さんが
歌っていく方向でCoccoさん
進めさせていただきます。
では「午前0時の森」
月曜日スタートです。
≫月曜日は、お休み前
もうひと笑いしたいあなたへ。
≫今日は音楽尽くしなんですよね。
≫たまたまなんですけどね。
≫疑問があったんでしょ。
≫結構クラシック好きで
聴くんですけど
CDだとかコンサートだとかは
指揮者の方が
すごい前面に出てくるんですね。
看板としてやってらっしゃるけど
指揮者によって
そんなに変わるのかなというのが
疑問の始まり。
というのは、僕
映画とかドラマの時に
音楽の録音とか
立ち会うんですけど
そこには、何なら
指揮者はいないんですが
でも、ものすごく当然きれいに
演奏してくださるわけでしょ。
だから指揮者によって
何がそんなに
変わるのかっていうのが
疑問です。
≫そこを今回
解き明かしていこうと。
そして実際に、省吾さんにも
経験していただこうということで
タキシードをお召しになって
くださっております。
≫それでは改めまして
先ほども
指揮していただいておりました
指揮者の佐々木新平さんに
お越しいただきました。
よろしくお願いします。
≫信五ちゃん、ちょっと待って。
指揮者なら
オレにも出来そうの森
俺、こんな言い方はしてない。
これはねつ造です。
≫スタッフはそのニュアンスで
捉えたから。
≫そうはいってないです。
≫大きく出たなと思って。
≫重要なのは分かってるんだけど
そんなに人によって
差が出るのかなっていう
素朴な疑問から始まってます。
≫もっと丁重な
入りやったんですね。
スタッフは
誰でも出来そうって。
≫そんなけんか腰じゃないです。
≫そこはちゃんと
ニュアンスを
くみ取っていただいたうえで。
≫だから俺がスタジオに
入った時に
ピリピリしてたんだ。
違いますよ。
そんなこと思ってませんから。
≫誰にもできそうで
届いてますよ。
佐々木さんですが
吹奏楽団の
常任指揮者を
務めていらっしゃいまして
国際的に有名な
ブザンソン国際指揮者
コンクールで最終の8人にも
選出されています。
国内外で活躍する
注目の若きマエストロで
いらっしゃいます。
そして今回
総勢20名のプロオーケストラ
東京室内管弦楽団の皆様にも
お越しいただきました。
改めて、皆さん
よろしくお願いします。
≫豪華だね。
≫なかなか、ないですよ。
≫こんなに
集まってもらえるとはね。
≫まさかのOKいただけるという。
省吾さん、質問など
じゃんじゃん気になること全部。
≫だからもう指揮者によって
そんなに変わるものなのかって
やっぱり疑問なんですよ。
≫やっぱり変わりますね。
同じ曲をやっても指揮者によって
表情からテンポから
全てが変わりますね。
≫気持ちいい瞬間とか
あるんですか?
指揮をしていて。
≫本当いろいろあります。
例えば、変拍子と言って
拍子がめまぐるしく
1、2
1、2
1、2、3、4とか
そういう時に本当
指揮者って大変なんですけど
それが、バチっと決まった瞬間が
たまらないですし。
≫基本的には
この指揮棒で拍子を皆さんに
見せていくと。
≫拍子はもちろんですが
あとは表情ですね。
≫譜面が皆さんおありですからね。
≫その表情を
オーケストラと共有すると。
≫だからただのメトロノームじゃ
ないってことですね。
≫そうですね。皆さんにも僕にも
テンポ感があるので
それを統一すると。
あとは音楽の流れをつかんで
やっていくと
うまく運んでいくと。
≫今日は佐々木さんの
私物の指揮棒を
省吾さんにプレゼントと。
≫プレゼントします。
≫ありがとうございます。
≫でも絶対に今日を境に
金輪際、使わないですよ
この人は。
≫じゃあ、またやりましょう。
といっても早いですけど。
≫今日でも何か
醍醐味を得たりとか
快感をつかんだら…。
≫持ち方って、ありますか?
≫普通に握っていただいて。
あまり握りすぎないでですね。
≫結構、軽いんですね。
不安定な感じがします
軽すぎて。
≫これでオーケストラを
コントロールするんだから。
≫すごいね。
気持ちいいでしょうね。
≫今日、指揮していただきますが
このあと。
知ってらっしゃる?
顔見知りの方もいらっしゃれば
はじめましての方も
いらっしゃるんですよね。
≫いますね。
≫それがすごいよね。
≫そこをぎゅっと
1つにまとめるのがまた
また指揮者の腕の1つですから。
その気持ちいい瞬間を
体験していただくということで。
≫いろいろあるんですが
やっぱり、この曲の終わりで
バシッと決まった瞬間。
それが一番まずは格好いいし
体験していただきたい。
≫分かりやすく感じられる
瞬間の1つ。
≫僕みたいな
ど素人でもできますか。
≫いけます。
≫やっぱ誰にでもできるんだね。
≫あかんぞ!
≫ごめんなさい、すみません…。
≫ここに立ったら震えるよ!
≫それも含めて
体験していただきたいですけど。
やっぱり、オーケストラは
必ず指揮者の合図がないと
始められないので、それだけ。
≫どのタイミングで
弾き出せばいいんだという。
≫まず、それだけ
確認しましょうか。
まず構えますね、構えたら
オーケストラの準備が
出来上がります。
オーケストラも楽器を構えます。
それから普通は今、2拍子の曲を
やっていただくんですが
右、左。
これが、じゃんけんの合図です。
じゃんけん・ぽんで音が出ます。
≫こうなんだ。
≫このじゃんけんが速ければ
このとおりの速さで。
≫ここ、大事ですね。
≫これが
じゃーんけーんだったら
オーケストラも
ゆっくりしたテンポでやります。
じゃーんけーん…。
1、2、1、2ってやられたら
もうオーケストラに
即、怒られますね。
≫これが全てなんだ。なるほど。
で、気持ちいい瞬間というのは?
≫僕が決める瞬間というのは
いろいろあるんです。
実際やってみて
見ていただいたほうが
早いと思いますので。
それで見ていただいて
ぜひ、ひとりさんも。
≫ポーズとしては
決まっていないですよね。
自由といえば自由ですから
どんなポーズで締めたいか
イメージして、省吾さん
見ていただければ。
曲はいかがいたしましょう?
≫ブラームスという
ドイツの作曲者ですけど
その人が書いた
「ハンガリー舞曲第5番」の
一番最後のほうが
びしっとした
終わり方をしますので
一度、聴いてみていただいて。
≫省吾さんなら
どう締めるかイメージして。
佐々木さん、お願いします。
≫ではお願いします。
≫これですよ、いけますか?
≫すごい速いやつですね!
≫じゃんけん・ぽいですね。
≫俺もうちょっと
こういうやつかと思ったら
速かったよ!
≫この曲はこの締め方ですから。
≫この曲に関していうと
こういうふうに。
≫違う、やっぱり俺が
なめ腐ったことを言ってるから
俺に恥かかせようとしてるんだ。
こんな難易度の高そうな曲。
≫いえいえ…。
≫気持ちいい瞬間って
省吾さんが言うから。
≫今、何やってたの?
すごい速かったですよ。
≫ですから、覚悟を決めて
じゃんけん・ぽんと
それと同じスピードで。
チャンチャンチャンは
僕はこういうふうにやりましたが
何でもいいです。
ビシッと決まれば。
では、お願いします。
≫ちょっと待って。
何で俺、歌舞伎に
なっちゃったんだろう。
≫手数、多かったのと…。
これは皆さん
決めにくかったんじゃないですか。
バタバタバタって。
今の、スタートで始まったけど
始められたんですか。
あ、今ので始められたんですか。
≫じゃんけんが分かったみたいで。
≫面白い!
≫でも
イメージの共有という意味では
省吾さんのタイミングとは
違ったんじゃないですか。
≫何ていうの?
何で音が鳴ってるのか
分からない。
だからみんなが
合わせてくれたから。
ほら、やってみな。
ご迷惑をおかけしたよ、今。
バラバラだったよ!
≫ほんまに。
≫今のは何で
皆さん、やりづらかったんですか。
≫やっぱりじゃんけん・ぽいの
あと
テンポが急に変わったので
えっていうのがオーケストラ
伝わっちゃったんですね。
≫でも今のは視聴者
すごい分かりやすかったよ。
≫普通にやるだけでも
違いが出ましたね。
≫全然、違うでしょ。
僕もイメージした終わり方と
違いましたよ。
≫で、逆に言うと本当に皆さん
これをすごく
見てるってことなんですね。
≫絶対見て。
≫リプレー
ご準備できました。
省吾さんのやつを見てみましょう。
≫格好悪い!
全然イメージと違う!
こんなになっちゃってるんだ。
≫先生の出ますか?
≫佐々木先生のリプレー。
≫あ、格好いい!
≫無駄がないし。
≫次、信五ちゃん。
≫ちょっと待って…。
俺が合わせに行ってますよね。
これだけでも違い分かったでしょ
省吾さん。
≫分かったし。だから
当然、みんなこの曲を知ってるし
譜面のリズムとかあるわけでしょ。
だからある程度は
できるんだけど
この棒を絶対的に
信用して、ついていくんだ。
≫そうです。
≫省吾さん
続いてのステップですが
質問は?
≫これが全てということが
分かりましたから
この振り方によっても
曲調が変わっちゃうわけですね。
≫そうですね。
もちろん、テンポだけではなくて
あとは腕の振り方は
もちろんですが
顔の表情とか姿勢ですとか
体の向きですとか
ありとあらゆる
オーケストラから見える
全てが、音に返ってきます。
≫反映されてしまう。
≫顔の表情というのは
具体的には?
≫険しい音楽をやる時には
やっぱり
そういう顔になりますし
やわらかい音楽
天井を見るような
ソフトの音楽になると
顔の表情も
やわらかくなったりとか。
それで全てが伝わります。
≫優しい表情をしてるから
優しく弾こうとか。
姿勢はどうですか?
≫姿勢もどうしても
前のめりに
なってしまうんですけど。
基本的な教わり方は
まっすぐ立つというところから。
体幹ですね。
≫要は、その曲の世界観って
当然、決まってるわけじゃ
ないですか大枠は。
でも、指揮者によって
曲の世界観も
多少変わっちゃうわけですか。
≫例えば、同じピアノ
小さくという
そういう意味のピアノでも
どんなピアノなのかは
演奏者に委ねられている
これが悲しいピアノなのか
弱いけど力強いピアノ
内向的なピアノ
いろいろと形容詞がつく
激しめのピアノとか
いろいろあるので
それを表現するのが
指揮者ですね。
≫どこまでやっていいんですか。
≫楽譜に書いてある範疇の中で。
例えばピアノをフォルテで
鳴らすことはできない。
あくまで楽譜に書いてある
少ない記号の表情を思いのままに。
≫佐々木さんは
今日は結構激しめにいこうとか
今日はちょっと抑えていこうとか
そういう感じなんですか。
≫今日というか
リハーサル、本番とあるので
例えば、今日は弱くやったのに
力強くなく
抑えめにやったのに
次の日のリハーサルで
ここはやっぱり力強くってなると
オーケストラは
どっちでやりたいの?って
なってしまうので
それは演奏会ごとに。
この前はこうやったけど
今回はこういうふうに
やってみようというのはあります。
≫結構オーケストラの皆さんとの
信頼関係みたいなものは
大事ですか。
≫そうですね。
やはり最初のひと振りというか
最初の5分間で
お互いのやりたいことが
伝わるっていうのは
よく言われますね。
≫やりやすい指揮者
やりにくい指揮者でいうと
何が違うんですか。
例えばで。
≫やっぱり、予測できるように
やってくださる方と
え?ってなってしまうような方と
いらっしゃいますけどね。
≫本番で、それ
リハでやってないのにみたいな?
≫という方もいらっしゃいます。
≫それは、どなたですか?
≫やめなさいよ!それは。
実際に同じ曲で
どのように変わるかというのを
挑戦していただきたいと思います。
曲はいかがいたしますか。
≫曲は
皆さんご存じのモーツァルトの
「交響曲第40番」。
ト短調の第1楽章を
やってみたいと思います。
最初に僕がやってみますので。
≫どういうテイストで
参りましょう?
≫まず最初、ピアノって
書いてありますが
しっとりめの物悲しい感じで。
そしてそれとは対照的な表情で
次やってみたいと思います。
≫楽しみ!
≫先生、お願いします。
≫まずはしっとりめね。
≫これ、終わり方も難しいですね。
≫結構、左手のほうがメインに
動いているように見えました。
≫右手は、私の場合ですけど
小さく振って
今ビオラという
楽器があるんですけど
ビオラがずっと、タタタタッと
刻んでいるので
それに身を任せて、聴いて
一緒に歩んでいれば
オーケストラが
そこに歩み寄ってくる。
全部、自分でやろうとしないのも
大事ですね。
≫なるほどね。
≫じゃあ、省吾さん。
≫え、今の?
もう1個、見せてください。
≫テイストを変えて。
お願いします。
≫本当だ。違うね、雰囲気。
≫ちょっと切羽詰まったような
そんな
雰囲気になったと思いますが。
≫ぼく、今回は
佐々木さんではなく
演奏者の方を見てたんですよ。
例えばチェロの方とか
すごい見ているんです
佐々木さんを。
こちらのバイオリンの方は
1回も見なかったですけど
ちゃんと指揮、見てます?
≫これは面白い話で
見ていないように見えますが
実は皆さん
セッティングの段階で
楽譜の先に私が視界に入る。
≫譜面と指揮者が入ると。
≫この周辺視野で
見てらっしゃると。
≫もしかしたら
見たくなかったのかもしれません。
≫でも、そんなに楽器によって
位置的に直視されない方も
いらっしゃるという。
≫なるほどね。面白いね。
≫省吾さん
しっとりバージョンから
いきますか?
≫やって!
俺、ちょっと…。
≫やってくださったんだから!
≫ね、怖くなってきたでしょ!
≫ここに立つと怖い!
素人がやるもんじゃないよ。
≫ではしっとりバージョンで。
≫もうイップスでしょ。
もう振れないですよ。
こんな申し訳ない気持ちで
振ったの初めてです。
≫何で、でも今
最初から不協和音というか。
最初は普通にスムーズに
やってるように見えたんですけど
≫最初はもうスッといって
いけるかなと思ったら。
やっぱり神様、ビオラの
ラカタカ…っていうのを
みんなオーケストラも
聴いてるので
指揮者もそれを聴いて
指揮をしていかなきゃいけない。
≫省吾さん、いきましょう。
ビオラ聴いて、いってください。
≫ごめん、まずビオラってどれ。
バイオリンじゃないんですか
あれ。
≫ちょっと大きさがバイオリンと
比べると。
≫若干、大きい。
≫ビオラが大事ってことね。
≫どっちでいきますか?
しっとりか激しいかは。
≫指揮で合わせていただければ。
≫お任せしますので。
≫やりたい意思は
伝わったんじゃないですか。
≫伝わってましたね。
≫全然、激しくならなかったね。
もっと激しいつもりだった。
≫でも、なかなか
激しい指揮ではありましたけど。
イメージが
伝わらなかったんですかね。
≫何で最初の入りが
決まらないんですか?
≫だって
じゃん・けんだったのに。
やっぱ最初が
ピシッと決まりたいもんね。
≫入り口がね。
≫最初だけ
ちょっとやらせてください。
違う、違う、違う…。
≫あなたが違うのよ!
あなたが違うのよ!
皆さん、できてるの。
あなただけよ、違うの。
≫あー、難しいわ…。
≫このちょっとした入りが…。
≫だから、指揮者の方が入って
ちょっと緊張した空気があって。
あの間がいかに大事か
っていうことですね。
≫そうですね。曲が始まる前
あとは音がない時間も
結構、指揮者としては。
もちろん演奏者もそうですが
大事なんです。
≫省吾さんのリプレー
見てみます?
≫顔はいいね。
≫いいですよ。
だめだな、頼りないな、何か。
≫いや、でも苦しみは
すごく伝わってきましたね。
≫表情はね。
≫実際、音に出てました。
≫面白いわ、でも。
例えばシンバル。
ガシャーン…。
あれくらいなら
できるんじゃないかなって
ちょっと思ったりもするんですよ。
≫やりましょうか。
≫できますか。
≫できますかね…。
≫だって
まあ、たたくだけって感じで
素人からすればね。
≫確かに
たたけば音が出るんですけど
打楽器は意外と奥、深いんです。
打楽器の一発で
オーケストラ全体の
音が変わるので。
指揮者としては
いつも打楽器に
感謝しているぐらいです。
ではシンバルで
オーケストラの音を
変えてみていただければ。
≫僕がいきなりやっていいの?
≫いいですよ。
≫たたくところを。
私も打楽器奏者に
一緒に合図しますので
ぜひ、シンバルの持ち方から。
≫いきなりやっていいんですか。
≫はい。
≫親指が上のほうが
いいかもしれないです。
手のひら同士を
当てるような感じで。
≫分かりました。
≫いきなりでいいんですか。
≫大丈夫ですよ。
≫では、ビゼーという方が
作曲した「カルメン組曲」
その曲を演奏したいと思います。
≫ぶっつけです。
≫多いて!
手数、多いって!
≫多かった?
≫タイミング
教えていただいたんですか?
譜面でここですよっていうのは
直前に。
≫いや、佐々木さんが
こっち見てくれるから
いいのかなって思って。
≫佐々木さんが見たところ
全部たたいた?
≫じゃあ僕の指示が
間違っていましたね。
甘かったですね。
≫素人を指揮するの
一番大変でしょ。
≫でも気持ちいいね。
シンバル、気持ちいい!
≫親の仇みたいな…。
でもいかがですか、実際に
飛び込みでシンバル、打楽器を。
≫これは、本当に
誰でもできると思う。
嘘だよ。
≫聴いてみましょう、1回。
リプレー。
≫最初、決まったんだよね。
≫うるせえ!
ほら、いらんで
最後のも。
≫シンバルの難しいのは
いかに自分を抑えるか
ってことなんだよね、多分ね。
≫大事ですね。
≫気持ちいいから
いきたくて
いきたくてしょうがないの。
≫チャンスはいっぱいあるから。
≫多分これ曲によっては
1回しかないものもあるでしょ。
≫あります。
しかもピアノで一発という時も
あるので。
≫やっぱり佐々木さん
指揮者っていうのは
必要なんですね。
≫必要だと思いますね。
私が必要ないと言ったら
私、仕事が
なくなってしまいますから。
≫職を失いますもんね。
≫やっぱり、どんな規模の
オーケストラでも
表情を皆さんと共有したり
1つにまとめるのが
指揮者の大きな仕事の
1つなので大事だと思いますね。
≫本番、いきなり一発目で
いきなり
合わせるわけじゃないですよね。
だいたいリハーサルとか
やるわけですよね。
≫リハーサルがありますね。
≫どっちが重要なんですか?
本番での出来なのか
リハーサルで
そこちょっと強くとか
弱くとか当然
言うわけじゃないですか。
その前段階のほうが実は重要な
お仕事だったりするんですか?
≫リハーサルで
しっかり方向性を1つに
定めてしまって
あとは、本番は
その状況によりますが
オーケストラに任せるところは
任せて。
コントロールするというよりは
ドライブというか
道しるべになってあげるような
そういう仕事だと思いますね。
≫なるほどね。
客の反応によって
指揮がちょっと変わったり
することもあるんですか?
≫ありますね。
お客さんの反応というのは
背中からも
伝わってきたりするので
それはライブの中で
オーケストラと共有して
こういうふうに持っていこう
というのはありますね。
≫では最後に
今回、指揮を
それぞれに執っていただきたく。
佐々木さんに曲も
ご用意いただきましたので。
少しずつ感覚は
省吾さんもつかんできましたよね。
≫つかみました。
≫まとめとして
先ほど、びしっと
ポーズを決めていただいた
ブラームスの
「ハンガリー舞曲第5番」を
もう少し尺が長いバージョンで
いろんな表情があります。
テンポが変わったり
激しくなったり悲しくなったり。
それをぜひ指揮していただいて。
≫省吾さんから。
≫いや、先に佐々木さんから。
1回見ておきたいので。
≫じゃあ、そうしましょうか。
≫めちゃくちゃ格好いい!
≫格好いい!素敵ね。
≫まさに指揮されてましたから。
今回はどういうところを
ポイントにされて。
≫やはりテンポの変わり目
あとはいろんな表情のつけ方
指揮者によって違うので
一発で、私はこういうふうに
やりますというのを示すことが
大事ですね。
≫ビタビタにはまってましたよ。
≫躍動感あったね。
≫本来、これでお天気と
エンディングに
いきたかったんですが
省吾さん
ぜひ今日の集大成ですので。
≫信五、ちょっとシンバルやって。
≫分かりました…。
≫俺が出すから。
≫指揮してくださるんですね。
≫はい。
≫まあ最後のほうだけどね。
≫分かりました。
目が合った瞬間でいいんですか。
≫あまり余計なことはしないで
だから。
俺が、ここって感じでやるから。
≫見ておきます。
≫本当にすみませんでした。
≫素晴らしい!
≫チクショー!
≫いや、素晴らしいですよ。
≫俺、自分のコンサートより
緊張しましたよ!
≫気持ちよくやりたかったよ!
≫いつ来るか、いつ来るか。
≫見てください、リプレー。
≫悔しいよ!
≫スタートは
悪くなかったんですけどね。
≫途中から
変な感じになっちゃった。
これが全然戻らないのよ。
≫もっとテンポを速めたかった。
≫ここ、最高ですね。
≫足、入ってましたもんね
終盤は。
≫いつ戻るかが分かんない。
≫いや、良かったですよ。
≫どうですか
ご自身でご覧になって。
≫本当に悔やまれる。
こんなチャンス
一生に1回だよ。
≫贅沢な時間に
お付き合いいただきました。
≫何がダメだったんでしょう?
≫いいところは表情ですね。
表情でどんな音が出るのか
分かりました。
でも、なかなか
遅いテンポのところを
ちゃんと遅く指揮するって
難しいんですよ。
そこが本当に素晴らしかったです。
≫あんなに遅くする予定
なかったんですよ。
≫思ってる以上に遅かったと。
≫そのあと、どうやって戻すのが
分からなくて。
≫これはテンポを速めるためには
何が必要だったんでしょう?
≫やはり、せーの…っていう
覚悟ですね。
演奏してテンポが変わる前に
ピシッとテンポが変わるぞという
合図を出せれば良かったんですね。
≫まだいける?
信五、やって!
やっちゃえ、やっちゃえ!
めったにないよこんな機会。
まだ2分あるから。
俺やる?
≫やりますよ、そりゃ!
すみませんでした。
≫ブラボー!
≫これは…。
自分が戻したいちょっと前に
合図出さなきゃいけない
っていうのが。
≫でも、できてましたよ。
≫本当ですか?
≫できてるところ
たくさんありました。
≫何か、もどかしいんだよな。
分かる。
≫もう1個
速くいかないといけないとかが。
先を先を、ちょっと皆さんに。
≫そうですね、予測して
案内してあげるという。
≫途中、クモの巣が
いっぱいあるみたいな。
≫途中から俺の足のテンポ
聴いてくれ!って思って。
これですって思いながら。
≫日本テレビアナウンサーの
小高茉緒です。
今回ひとりさんのために
素敵な曲を作ってくださった
Coccoさん
本当にありがとうございます。
ここからは全国の
コンサートホールとともに
天気予報をお伝えします。
世界屈指の音響を誇り
北海道の針葉樹林を
モチーフとした
パイプオルガンがシンボルである
札幌コンサートホール
Kitaraがある
北海道・札幌。
徐々に晴れ間が広がるでしょう。
「世界一美しい響き」という
コンセプトで設計された
サントリーホールがある東京は
日中晴れますが
にわか雨があるかもしれません。
日本初の
クラシック音楽専門ホール
ザ・シンフォニーホールがある
大阪は
午後、急な雷雨の恐れがあります。
天気の急変にご注意ください。
世界の一流オーケストラから
アマチュアの発表会まで
幅広い演奏を楽しむことができる
福岡シンフォニーホール。
あの高嶋ちさ子さんが
演奏に訪れているそうです。
そんな福岡は
変わりやすい天気となるでしょう。
続いて予想気温です。
各地で厳しい残暑となりそうです。
札幌は27度と真夏の暑さ
東京でも31度と
8月下旬並みの
暑さとなりそうです。
大阪は35度と猛暑日の予想。
熱中症には
厳重に警戒してください。
福岡は前日より下がるものの
31度と厳しい暑さが
続くでしょう。
それでは今日9月13日も
良い1日を!
Huluでは
過去の放送を配信中。
TVerでは番組の最新話を
水曜夜から無料配信します。